瀬戸内寂聴のレビュー一覧
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2004年11月1日が、運命の分かれ道だった。その日、内山理名「目当て」で「樋口一葉物語」を見たのだが、これで一気に樋口一葉にはまり、彼女のことをもっと知りたいと思うようになった。そして本屋に行くと、まるで運命の糸に操られるかのように目に飛び込んできたのが本書だった。そして、瀬戸内寂聴さんの筆によって、一葉は、実に鮮やかに眼前に甦った。彼女の生涯は、決して薄幸ではなく、彼女の人生を完全燃焼したのだと、そう思った。この本で、一葉により深く入り込むきっかけをくれたという意味でも、忘れられない一冊となった。半井桃水への恋心に胸打たれた。瀬戸内さんの女性ならではの、一葉に対する見識にも、感じ入るものが
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ネタバレ全10章もある中で最後は唐突に終わって、え?となった。
散々、浮舟を巡って薫と匂宮で争われた後、不倫してしまった自分をなんと汚らわしいものかなどなど浮舟は考え込み、自分が死ぬのがいいのだ、やはり、こんな宇治川に身を投げるしかない、と最終結論を出す浮舟。そして失踪し、早々に葬儀まで行われたが…
実は生きていて記憶喪失になっている!という、現代ではベタな展開で笑ってしまった。
うまく出家することができ、紫の上の悲願を代わりに達成したかのような、ややこしい二人から逃げ切り成功である。
浮舟が生きているという噂を聞いた薫は手紙を出して会おうとするが断られ、もう誰か男がいて囲っているのかしら、な -
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全く源氏物語の知識がなかったので、今シリーズは全10巻構成である中、まさか7巻にして紫の上と共に主役の光源氏も物語から退場してしまうとは。
そして感動的な別れの場面があるかと思いきや、「雲隠」という題のみで本文はなく、これにて源氏死亡扱いになる。次に話が始まると、既に8年の歳月が経っている。
柏木はこっそり源氏の女に手を出す勢いはあるのに、当の源氏にそのことを知られると途端に萎縮してノイローゼになり寝込むという、無鉄砲だが気は弱いというめんどくさい性格をしており、そうゆう人いるよなぁと現実みを感じる。
柏木
横笛
鈴虫
夕霧
御法
幻
雲隠
匂宮
紅梅 -
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ネタバレ珍しく、若菜(上下)だけのシンプルな目次。
柏木は過去の源氏のようにどうしても目当ての女を手に入れたくて、若さゆえの暴走・過ちみたいな表現。
果たして同情できるのか????
若菜(上)
女三の宮の婿選びで、朱雀院はまさかの源氏を指名し、亡き藤壺の中宮の姪であることと若さに惹かれて承諾する。実際に降嫁してくると、女三の宮が幼稚に感じられ、紫の上に改めて惹かれる。しかし、紫の上の信頼は既に失われている。
蹴鞠の会で偶然、女三の宮の姿を柏木と源氏は目にしてしまい、柏木は前から彼女に憧れていたため、さらに恋に燃え上がる。
若菜(下)
紫の上は出家したがるが源氏が許さない。その後重病にかかり、源 -
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ネタバレ今後大活躍しそうなヒロイン・玉鬘の登場。
さっそく源氏の暴走、笑
薄雲
源氏の考えにより、明石の君が産んだ女の子を紫の上が母親として育てることに。(生母の身分を考え)
藤壺の宮が他界。冷泉帝が、口の軽い祈祷僧により、自分の出生の秘密を知る。(母と源氏の不倫)
冷泉帝のぎこちない態度に、源氏はバレたことを悟る。
朝顔
朝顔の姫宮に恋する源氏。朝顔の姫宮は断固として誘いには応じないものの、紫の上は嫉妬と不安。
夜、源氏は紫の上に女性陣の人物品評を聞かせる。
その直後の夢に藤壺の宮が現れ、自分のことを紫の上と噂したことで私たちの秘密の恋が世に洩れて、今、死後の世界で苦しんでいると訴える。目覚めて -
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ネタバレ玉鬘がメインの話が多く、少女漫画だと思って読めば頑張れ玉鬘!と応援したくなるのだが、現実的に読むと、源氏に騙されるな!現実的に考えろ!普通じゃないぞ源氏は!!と突っ込みたくなる今作。
蛍
源氏が相変わらず口説きに来るので、困惑する玉鬘。その反動からか、熱心な求婚者の宮に心が動く。源氏が気をつかって、集めた蛍を暗くなってから玉鬘のところへ放ち、宮は横顔を見ることに成功し、その美しさにますます惚れる。
源氏(著者・紫式部)による物語論の展開。
常夏
評判の悪い近江の君と、それを持て余す内大臣。
篝火
自分と同じ境遇の近江の君の話を聞き、自分は源氏に引き取られて良かったと感謝する玉鬘。源氏は口 -