瀬戸内寂聴のレビュー一覧

  • いよよ華やぐ(上)

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    90歳を迎える女性にはたくさんの愛の遍歴があった。戦争を過ごし、姉妹の夫と結婚させられ、不倫を続け、などなど。
    すべてが彼女の一部であり全てだ。
    他にもあらゆる愛を体験した女性たちが慰め合い、励まし合い、ちょっとは羨んだりしながら仲良く過ごす。
    こんな素敵な仲間達がいてくれたらいいだろうなぁ。

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    2011年07月31日
  • 寂聴源氏塾

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    この本はまるで源氏物語についての講義を聴いているようでした。以前、瀬戸内寂聴さんの訳本は読んだんだけど、また近々読んでみたくなりました。まずは“あさきゆめみし”を読みなおしてみよう^^

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    2009年10月04日
  • 源氏物語 巻二

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    私的に好きなのが、葵ちゃんなんで、この巻はお気に入り。末摘花・紅葉賀・花宴・葵・賢木・花散里の巻なのですが、末摘花も、朧月夜も花散る里の君の君も好きですね。
    瀬戸内さんの訳は、読みやすくって、初心者向きなんだと思いますよ。原文を読むのもオツですが…。

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    2009年10月04日
  • 炎凍る 樋口一葉の恋(小学館文庫)

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    よかったー。

    一葉のすごさというか、情熱が伝わる一冊。読みやすいし、本人に触れるような感覚を覚えることもある。

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    2009年10月04日
  • 源氏物語 巻二

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    「葵」など様々な事件が起こる2巻。
    葵上の出産のシーンは迫力もあって、引き込まれるように描かれていると思う。

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    2009年10月04日
  • 場所

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    瀬戸内さんが今まで生きてきた場所にまつわる話。自分の気持ちに素直に、突き動かされている姿がうらやましいというか、あこがれるというか・・・。

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    2009年10月04日
  • 愛死(上)

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    カタカナの文化は、私たちの生活にバリエーションをもたらすと同時に、日本語の想像力と創造力を奪ってもいる。
    その点中国語のすごいのは、たとえばパソコンのマウスを「電子鼠」と訳してしまう直球ぶりだろう。
    それでは「愛死」とは何か。エイズのことだ。
    エイズが単純な性病のように扱われるのはあってはならないことだが、
    それでもこの二文字の、なんと激しく心をひきつけられることか。愛で死ぬ。

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    2009年10月04日
  • いずこより

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    平凡であるか非凡であるかの境は、どこまで日常を容赦なく捨てられるかにかかっているのではないかと思わせる。何もかも捨てる。そんなことは誰にでもできることではない。晴美の人生は絶えず選択と消去の繰り返しだった。「どうせ自分から捨ててしまった安穏と平和なら、私はいつでも二つの道に迷う時は、進んで困難な方を選ぼうという決意をつけた」見事だ。これほどの女だからこそ、捨てることが許されるのだ。

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    2009年10月04日
  • 炎凍る 樋口一葉の恋(小学館文庫)

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    2004年11月1日が、運命の分かれ道だった。その日、内山理名「目当て」で「樋口一葉物語」を見たのだが、これで一気に樋口一葉にはまり、彼女のことをもっと知りたいと思うようになった。そして本屋に行くと、まるで運命の糸に操られるかのように目に飛び込んできたのが本書だった。そして、瀬戸内寂聴さんの筆によって、一葉は、実に鮮やかに眼前に甦った。彼女の生涯は、決して薄幸ではなく、彼女の人生を完全燃焼したのだと、そう思った。この本で、一葉により深く入り込むきっかけをくれたという意味でも、忘れられない一冊となった。半井桃水への恋心に胸打たれた。瀬戸内さんの女性ならではの、一葉に対する見識にも、感じ入るものがあった。文庫で価格もお手頃、一葉を知るには最適の一冊だ。

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    2009年10月04日
  • 生ききる。

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    東日本大震災をきっかけに,梅原さんの方から対談を申し込んで実現した対談集。本書の印税は全額寄付するということで,話がはじまった。

    お二人の幅広い知識が,余すところなく示されていて,話の内容はあっちへ行ったりこっちへ来たり。日本文学,仏教をはじめとした宗教の話,日本史に哲学,男女の関係に,天皇制の在り方,そして日本の政治まで,縦横無尽に話し合う。

    個人的には,ちょうど,気多神宮へ行ったところだったので,それに関する話がでたのが興味深かった。

    ずっと原発反対運動をしてきたわたしには,今さら原発反対を言って――とも思ったが,まあ仕方ないか。

    昨今の日本政府の原発推進の姿勢を見たら,お二人は激怒するだろうな。そして,日本人の誇りをなくしてしまった政治家に,口を開けたままになるに違いない。

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    2026年09月28日
  • 老いも病も受け入れよう(新潮文庫)

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    親へのプレゼント
    徹子の部屋で、寂聴さん「(闘病の苦しさに)神も仏もありません。」徹子さん「そんなこと、言っていいんですか?」
    最高でした。

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    2026年08月19日
  • 命日 六つの愛の物語

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    燐寸抄・・・
    'キースジャレットのケルンソロライブアルバムを補聴器を付けずに聴いていた'とあり、驚く・・・

    六つの物語が、短いなりに それぞれに味わい深い。

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    2026年07月03日
  • 新装版 寂聴 般若心経 生きるとは

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    コテンラジオの書籍紹介にあったので購入。著者のエピソードとかすごく面白い。
    肝心の般若心経は、エピソードのほうが面白くてなかなか頭に入ってこなくて、別の本で保管した印象(笑。

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    2026年05月28日
  • 夏の終り(新潮文庫)

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    2人の男と互いの関係をぐっちゃぐちゃに絡ませ合う知子。恐るべし。
    彼女はどうしたら満たされるのか…?解決の糸口が全く見えなかった。
    白い着物を着て、汗と泥だらけになりながら浮気相手の家を探す姿がとても痛ましく感じた。
    濃厚な夏の匂いがしてくる小説だった。

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    2026年05月02日
  • 源氏物語 巻十

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    ネタバレ

    全10章もある中で最後は唐突に終わって、え?となった。

    散々、浮舟を巡って薫と匂宮で争われた後、不倫してしまった自分をなんと汚らわしいものかなどなど浮舟は考え込み、自分が死ぬのがいいのだ、やはり、こんな宇治川に身を投げるしかない、と最終結論を出す浮舟。そして失踪し、早々に葬儀まで行われたが…


    実は生きていて記憶喪失になっている!という、現代ではベタな展開で笑ってしまった。
    うまく出家することができ、紫の上の悲願を代わりに達成したかのような、ややこしい二人から逃げ切り成功である。

    浮舟が生きているという噂を聞いた薫は手紙を出して会おうとするが断られ、もう誰か男がいて囲っているのかしら、などと思った。
    ↑で、唐突な源氏物語終了である。
    訳し終えてからの感想でもあるが源氏物語を出家物語と呼びたくなる、と巻末にて訳者が述べており、確かに、源氏が一番気にかけた紫の上は最後はあれだけ出家をしたがっていたのを断られていたり、今作の浮舟も死にたがっていたが命拾いした末、早く出家したいととにかく頼み込み成功したり。
    それらの場面が一番印象に残った。



    浮舟

    蜻蛉

    手習

    夢浮橋

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    2026年04月09日
  • 源氏物語 巻九

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    薫と匂宮という性格の異なる男達による、中の君や浮舟の取り合いが始まる笑
    大君が亡くなってしまったので仕方ないことだが、次なるターゲットは中の君、そして大君と姿がそっくりで中身は中の君に似ているという浮舟へ。
    ドタバタ劇でこれはこれで面白いというか、光源氏メインの頃よりも各キャラクターがはっきりしているのもあって、源氏物語の中で一番評価の高いらしい話が「若菜」と「浮舟」なのは納得である。
    行動力のある匂宮と、悩んでばかりの薫。


    早蕨

    宿木

    東屋

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    2026年04月09日
  • 源氏物語 巻八

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    ネタバレ

    光源氏時代が終わり、代わりに次の世代の薫と匂宮、宇治の大君・中の君がメインの話。

    薫は大君に惚れてアピールするが靡かず、友人の匂宮に大君の妹の二の宮とくっついてもらい、それをきっかけに自分も大君とくっつきたい…などと企て、匂宮はその気になったものの、肝心の大君はむしろそんな真似をされて私のせいで妹が可哀想と気に病み…

    夕霧の娘・六の宮と匂宮の縁談が決まったという知らせを聞き、大君は絶望して病変し、のちに死亡。
    なんてこった…


    竹河

    橋姫

    椎本

    総角

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    2026年04月09日
  • 源氏物語 巻七

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    全く源氏物語の知識がなかったので、今シリーズは全10巻構成である中、まさか7巻にして紫の上と共に主役の光源氏も物語から退場してしまうとは。
    そして感動的な別れの場面があるかと思いきや、「雲隠」という題のみで本文はなく、これにて源氏死亡扱いになる。次に話が始まると、既に8年の歳月が経っている。
    柏木はこっそり源氏の女に手を出す勢いはあるのに、当の源氏にそのことを知られると途端に萎縮してノイローゼになり寝込むという、無鉄砲だが気は弱いというめんどくさい性格をしており、そうゆう人いるよなぁと現実みを感じる。


    柏木

    横笛

    鈴虫

    夕霧

    御法

    幻

    雲隠

    匂宮

    紅梅

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    2026年04月08日
  • 源氏物語 巻六

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    ネタバレ

    珍しく、若菜(上下)だけのシンプルな目次。
    柏木は過去の源氏のようにどうしても目当ての女を手に入れたくて、若さゆえの暴走・過ちみたいな表現。
    果たして同情できるのか????



    若菜(上)
    女三の宮の婿選びで、朱雀院はまさかの源氏を指名し、亡き藤壺の中宮の姪であることと若さに惹かれて承諾する。実際に降嫁してくると、女三の宮が幼稚に感じられ、紫の上に改めて惹かれる。しかし、紫の上の信頼は既に失われている。
    蹴鞠の会で偶然、女三の宮の姿を柏木と源氏は目にしてしまい、柏木は前から彼女に憧れていたため、さらに恋に燃え上がる。

    若菜(下)
    紫の上は出家したがるが源氏が許さない。その後重病にかかり、源氏はつきっきりで看病する。その間、隙ができたのもあって柏木は女三の宮を犯す。その後も通ってくるが、女三の宮は源氏にバレることを恐れつつ、懐妊してしまう。
    身に覚えのない懐妊と、柏木から女三の宮に宛てた手紙を発見してしまった源氏は全てを知り、柏木も源氏にバレたことがわかり、驚愕し、病気になる。
    朱雀院の五十の賀宴へ無理に参加させられた柏木は、源氏から妙に優しい言葉をかけられて居た堪れず、早めに引き上げるも病気が悪化する。

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    2026年04月08日
  • 源氏物語 巻四

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    ネタバレ

    今後大活躍しそうなヒロイン・玉鬘の登場。
    さっそく源氏の暴走、笑

    薄雲
    源氏の考えにより、明石の君が産んだ女の子を紫の上が母親として育てることに。(生母の身分を考え)
    藤壺の宮が他界。冷泉帝が、口の軽い祈祷僧により、自分の出生の秘密を知る。(母と源氏の不倫)
    冷泉帝のぎこちない態度に、源氏はバレたことを悟る。

    朝顔
    朝顔の姫宮に恋する源氏。朝顔の姫宮は断固として誘いには応じないものの、紫の上は嫉妬と不安。
    夜、源氏は紫の上に女性陣の人物品評を聞かせる。
    その直後の夢に藤壺の宮が現れ、自分のことを紫の上と噂したことで私たちの秘密の恋が世に洩れて、今、死後の世界で苦しんでいると訴える。目覚めても源氏は苦しくて涙が止まらない。苦しみを解くため、祈祷する。

    乙女
    朝顔の姫宮は未だに源氏を相手にしないが、強情すぎるとしてまわりの女房に非難される。
    内大臣は、葵の上が遺した夕霧にスパルタ教育。知らぬ間に雲居の雁と恋仲であることを知り、物理的に離れさせる。源氏のハーレム館・六条の院の完成と引越し。

    玉鬘
    夕顔の女の子が美人に育ち、大夫の監という武士に目をつけられ、無理やり結婚しようと企てられたため、乳母と逃走。生活のめどもつかないので、岩清水八幡宮に参詣しようと向かい、道中に姫君が足を痛めつつも、たまたま泊まった宿で右近に出会い、語り明かし、右近が源氏に取り次ぎ、源氏が他所で産ませてあった娘だということにして六条の院に引き取る。
    事実は紫の上にだけ話し、花散里に預ける。

    初音
    春になり、六条の院に住まう晴れ着を贈った女君たちを順番に訪ねていく源氏。

    胡蝶
    玉鬘が成長し、求婚者も増え、源氏は面白がる。婿選びのため慎重に人物の品定めをしつつも、自分も玉鬘に惹かれており、いっそ実父の内大臣に打ちあけて自分も求婚者側になろうかとさえ思う。笑
    その想いを紫の上も察する。
    遂に源氏は我慢できず、玉鬘を口説いたり添い寝したりし始め、玉鬘は怯えるやら驚くやらで抵抗する。「ゆめゆめ、人にこのことを悟られないように」などと言って去っていく源氏。笑

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    2026年03月18日