瀬戸内寂聴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これまでに再現ドラマやアニメ他、ちょうどこの1巻(源氏の誕生〜若紫との出会い)〜2巻の若紫がある程度成長する辺りまでは既に大体の内容は知っているのでなぞる形となった。
源氏物語の訳本をまともに読んでいくのは初めてなので、それぞれの場面で何かしらの映像が脳内再生されるだけに、思ったより展開が早く感じる。(特に母親の死の辺り)
古文の授業か何かで多少読んだ気もするが、読みやすいと評判の著者訳なだけあって、そこまで抵抗感なく読める。
源氏を拒む空蝉。手紙を交わすため、弟を介してやりとりし、その弟に手引きをしてもらってこっそり暗闇の寝静まった部屋で再会を果たそうと侵入するも、そこにいたのは年若い娘で -
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Posted by ブクログ
著者は俗評にまでまみれた超の付く著名人だが、著作を読んだのは本作が初。
挑戦的?とも思えるタイトルについ惹かれ、手に取って読んでみた次第。
これは傑作だ。読みながら何度も繰り返しそう確信しながら読み進む。こんなこと、珍しい。文章が、表現が、描写が、構成が、どれも唸るほど美しく、心に染み入る。
作中で著者自身も書いている通り、「私小説」なるタイトルには幾重にもトリックがあるようだが、それは決して薄っぺらく安っぽい試みではない。多くの登場人物に実在のモデルが居ることも容易に分かるが、さりとてその「実物」と作中の人物がどこまで重なるのか?…というような俗物的な詮索をする気など全く起こらない。そのくら -
Posted by ブクログ
私はプロのパッパラパーな上にセンスの無さにも定評がありますので、人間ならば何を差し置いても読むべきもの、聴くべきもの、観るべきものをことごとく外して生きてます。
それでも「常識ある大人」への憧れみたいなものはありまして、時折古典の名著を読んでみたいなぁとか思うわけです。生意気ですよね。
ただそのまんま「完全現代語訳」みたいなのを読むかといわれても読めない。だってバカだから。そんなものが読めるならこの年でこんなザマな訳ないんですよ。
なので「あーーー源氏物語読みたいけどそのまんまは嫌だなー。どっかにパー向けに噛み砕いた簡単な内容でありながらも読んだ充実感みたいなのはちゃんと得られる、意地悪で世間