瀬戸内寂聴のレビュー一覧

  • 女徳

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    京都祇王寺の庵主、智蓮尼が、自らの出家するまでの半生を、東京から訪れた柴岡亮子に語る形で物語は進む。田舎茶屋で見いだされたたみはその美しさ、気位の高さ、奔放な性格で、男性たちに愛され、千代菊、千竜として栄華を極める。そして、小指を切り、結婚し、二度の洋行、そして別れ。幾多の男に愛されながらも、満たされず。和三郎との肉体を伴わない愛。世俗からの離脱。寂聴さんが得度前の晴美名義で書かれた本なのに、寂聴さんの生きざまをなぞるような印象もある。600頁に及ぶ長編で、とても読みごたえがあった。

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    2022年11月07日
  • 老いも病も受け入れよう(新潮文庫)

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    現実問題だ

    70過ぎまでそれまで病気一つしたことがなかったのに寂聴さんが書いたように、いやになるほど毎年何かしら病気になる。あきらめではないけど老いと病は受け入れて付き合っていくことにしよう!。

    #深い #切ない

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    2022年10月20日
  • 寂聴源氏塾

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    紫式部の名前の由来、平安時代の女性の呼び名などなど当時の世相、文化の説明から、物語の由来、藤原道長、清少納言他女性作家との関係をも詳しく説明があり、源氏物語の世界にスッと引き込まれていきました。高校時代に古文の授業で桐壺、若紫など部分部分を読みかじっただけでしたが、物語が3部構成になっており、光源氏の盛衰が見事に描かれ、平安時代の聴き手の女御たちの様子や優れた文学作品としての評価の所以を良く理解出来ました。

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    2022年09月30日
  • 命あれば(新潮文庫)

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    命あれば!人生

    寂聴さんが嵯峨に根を生やし活動してきた寂庵を寄付する記事の顛末は本人にとっては迷惑な話に違いない。宇野千代さんや各界の方々とのエピソードを交えた話には感心させられた。

    #感動する #切ない

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    2022年09月23日
  • ブッダと女の物語

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    瀬戸内寂聴がブッタの経典を読んでその中で女性に視点を向けて物語とした本なのか?
    ブッタの生まれた経緯から没するまでのことが描かれてた。
    興味深く読む。

    仏教の経典...とはキリスト教の聖書のようなものなのか?
    寂聴が最後に「経典の中には、まだまだ数え切れないほどの女たちの名や運命が書き込まれてある・・・・」とある。

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    2022年09月18日
  • 日本の美徳

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    面白かったし、所々で感動しました。
    今年読んで良かった本の一つです。

    石川啄木や、三島由紀夫の話も興味深かった。

    学校での古典の教え方についての瀬戸内寂聴さんとキーンさんのご意見にも共感。
    面白ければ、自分で文法を気にせずどんどん読んでいくから、文法偏重型の教え方よりも、楽しく読める授業にしてほしいですね。

    最後にキーンさんから、未来を担う子どもたちへのアドバイスがあるのですが、これも大変良かった。ぜひ多くの人に読んでもらいたい本なので、新書以外でも出して欲しいと思いました。

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    2022年08月19日
  • 老いて華やぐ

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    ネタバレ

    瀬戸内寂聴さん、法話の語りおろしの文書化されたもの。いつか寂庵に詣でてみたいと思いつつ叶わず、21年11月9日に逝去された。

    ◯愛するということ
    渇愛と慈悲は、エロスとアガペに一致し、宗教が異なっても共通の概念である。岡本かの子やウッパラヴァンナーの生涯を紹介しながら、愛を諦める必要はないと説く。

    ◯生きるということ
    自分の生い立ちから、戦時下での中国の暮らし、終戦。3歳の娘を置いて出奔したことを生涯の悔いと、第二の人生となる出家へのあらまし、出離者は寂なるか梵音を聴くという名前の由来を語る。

    ◯老いて華やぐ
    歳をとることは誰にとっても避けらられないこと。それをどうやって楽しむか。少し先

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    2022年08月12日
  • 今を生きるあなたへ

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    最後の語り下ろしで何を語るのか

    99歳まで生きた中で、どんな最後の語りがあるのかを知りたくて読みました。勇気づけられる言葉がたくさんありました。何度も読み返したくなるところもあり、読んで良かったです。

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    2022年06月20日
  • 今を生きるあなたへ

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    おかげ様で生きる勇気を頂きました。寂聴さんの言葉は説得力がありますね。100歳まであと少しだったのにねー惜しい人に失くしました。

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    2022年06月11日
  • 寂聴あおぞら説法 日にち薬~みちのく天台寺~

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    大好きです。

    源氏物語に、古典の授業で触れて、なんて難しいと思って、学校を卒業した後では、読む機会も無く過ごして居たのですが、ある日、ラジオで、寂聴さんの、源氏物語の講座を聞いたら、「あら~~、これって、昔の、ゴシップばっかりの週刊誌みたいなものよ」もう、目から鱗どころじゃなく、涙を流して、笑い転げました。それ以来のファンです。いつかは、法話も聞きに行きたいと思いながら、仕事に明け暮れて….….。退職して、さぁ、これからという時に、コロナが流行り、そうこうしているうちに、寂聴さんが亡くなられて、永遠の叶えられない夢に、なりました。残念です。

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    2022年06月09日
  • 源氏物語の女君たち

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    寂聴さんが、光源氏の相手となる女性に焦点を当てて、やさしく解説してくれる。今から約千年前の平安時代に、良く練られた長編小説が著されていたことは世界に誇れるだろう。当時の貴人の性生活を描く大人の小説のため、現代の小説や映画にリメイクされると、源氏のプレイボーイ振りが強調される。しかし、実在した女君たちでさえ「○○のむすめ」のように名前が残り伝えられない時代の女性たちが、源氏を相手にした時の強さ、潔さを本書で知ることができた。古文は苦手なので、現代語訳で読みたい。

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    2022年05月06日
  • 明日は晴れ

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    心が、洗われる。

    一度、ご本人にお会いして、直接、説法をお聞きしたかった….….どんなにか、素晴らしかったことでしょう。
    活字で読んでも、こんなに面白くて、気分がスッキリするのだから。
    叶わぬ夢に、なりました。残念です。

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    2022年02月21日
  • 孤独を生ききる

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    瀬戸内寂聴さんが、お会いした皆さんに優しく語りかける姿が想像できた。

    人間は皆、心のどこかに「孤独」があるのだと思った。

    それとうまく付き合っていける人間になりたい。

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    2022年02月16日
  • 老いも病も受け入れよう(新潮文庫)

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    ネタバレ

    多くの試練や困難を乗り越えて来た寂聴さんだからこそ書けた本だと思います。
    一文一文にとても教えられることが多くありました。

    愛した人を忘れずに、思い出してあげることが大切です。それが何よりの供養なのです。

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    2022年01月27日
  • 今を生きるあなたへ

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    ネタバレ

    落ち着いた気持ちになれる

    対話形式で自分も実際の会話を横で聞いているような親近感のある本でした。

    どっしりと構えた瀬戸内寂聴さんの考え方が大好きです。
    秘書の方の考え方にも共感します。

    案外人生適当に生きてみてもいいのかなぁ、と思いました。よく周りから真面目と言われるので肩の力を抜いて楽しいことをやって生きてみたいと思いました。

    人生で迷うことがあったりどんな考え方なら上手くやっていけるか考えている時にこの本をもう一度読み直して価値観を構築していきたいです。

    この本を読むことができてありがたいし、幸せです。

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    2022年01月24日
  • 寂聴 九十七歳の遺言

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    第二章 「ひとり」は寂しいか
    で、救われました。

    誰かと繋がっていないと不安になってしまう、孤独がどうしようもなく辛いなど、ひとりでいる事に何かしら難しさを感じている人は、きっと少し晴れやかな気持ちになれると思います。

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    2022年01月23日
  • 寂聴 九十七歳の遺言

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    97歳になられた寂聴さんが、世の中や人間関係をどう見ているのか知りたくて読んだ本。

    痛快で、アハハ!と読めるけど芯をついた言葉たちでした。しんどくなったらまた読みたい。

    人間みな孤独
    優しさについて

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    2022年01月08日
  • 寂聴 九十七歳の遺言

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    昨年亡くなられてから手に。人間の業と向き合いつつ、あっけらかんと言い切るスタイルはいつもながら、歳を重ねるごとにメッセージはよりシンプルになっているような気がします。その分、心の奥深くにまっすぐ刺さり、そのままでいいんだと思え救われました。寂聴さんのように自然と人が寄ってくるにはどうしたらよいか考えさせられます。

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    2022年01月03日
  • 寂聴と読む源氏物語

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    興味があるからと軽い気持ちで履修した、源氏物語を読むというだけの授業でちょこーっと学んでいる源氏物語。本書を読み、源氏物語の読みどころを見つけるヒントを沢山得た。しかし、それだけではない。「源氏物語は教養のない人向けに書かれたものではない」という言葉がわたしには響いてしまった。まさに現在、本を読むという習慣をつけようとしているわたしが、いつもと何ら変わりなく読書をしてもその奥深さを堪能できるはずがない訳だ。だが、和歌の知識や平安時代の歴史の知識がなくても、想像力を駆使して物語を読む、という読み方が必要だと知った。特に、本文に書かれていない場面を想像する力である。これまでは、普通に小説を楽しむ感

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    2022年01月02日
  • 愛の倫理

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    女性として生きる苦さが、生々しく表現されている。
    60年代に書かれた本とは思えないほど、今の体感と照らして、非常によく理解できる。
    様々なパターンの女性の生き方が言及されているが、どのみち詰んでると思った。
    しかし苦しみの裏には甘さもあるはずで、どっちもあるから人生は豊かになると思った。
    私もまだまだこれから色々な感情を味わいたい。 

    女の与える愛情が、男は鬱陶しくなるという話で、それも理解できるが、私のバイブルである「愛するということ」では、「愛を与える人が豊かだ」ということが書いてあって、それも全くその通りだと思った。
    本書の女の与える愛情は、結局自己満足の押し付けということだと思うが、

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    2022年01月01日