【感想・ネタバレ】寂聴源氏塾のレビュー

あらすじ

『源氏物語』の本当の主人公はプレイボーイの光源氏ではありません。藤壷、葵の上、紫の上、夕顔、朧月夜、六条の御息所、浮舟などなど、恋に生き、愛に苦しむ女君たちの心情と迷いを、作者である紫式部は描きたかったのでした――『瀬戸内源氏』を訳しきった著者ならではの解釈に充ち満ちた「千年の名作」の最高のガイドブック。

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Posted by ブクログ

紫式部の名前の由来、平安時代の女性の呼び名などなど当時の世相、文化の説明から、物語の由来、藤原道長、清少納言他女性作家との関係をも詳しく説明があり、源氏物語の世界にスッと引き込まれていきました。高校時代に古文の授業で桐壺、若紫など部分部分を読みかじっただけでしたが、物語が3部構成になっており、光源氏の盛衰が見事に描かれ、平安時代の聴き手の女御たちの様子や優れた文学作品としての評価の所以を良く理解出来ました。

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2022年09月30日

Posted by ブクログ

この本はまるで源氏物語についての講義を聴いているようでした。以前、瀬戸内寂聴さんの訳本は読んだんだけど、また近々読んでみたくなりました。まずは“あさきゆめみし”を読みなおしてみよう^^

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

源氏物語の現代語訳はたくさんでているけれど、この本はその内容を的確に教えてくれる。
源氏物語とは、光源氏の物語ではなくそれぞれに関わった女たちの物語だったんだ。
複雑極まりない男女関係や親子関係がこの本でちゃんと理解できた。
1000年前のラブストーリー。今も色あせないのは人間の恋というのはどんな時代でも同じであるということなのだろう。

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2009年10月04日

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