源氏物語 巻三

源氏物語 巻三

814円 (税込)

4pt

謀反の咎めを受け須磨へと都落ちした光源氏は、わびしい流謫の地で明石の君と逢い、結ばれる。晴れて帰京の後、源氏と藤壺の不倫の子・冷泉帝が即位し故六条御息所の娘・前斎宮が妃として入内。明石の君との間には姫が誕生し、栄華の絶頂へと向かう源氏31歳までのドラマを描く。第3巻は、須磨・明石・澪標・蓬生・関屋・絵合・松風を収録。

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源氏物語 のシリーズ作品

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  • 源氏物語 巻一
    759円 (税込)
    全力傾注のライフワーク。原作に忠実に、美しい現代日本語でつづる源氏物語現代語訳の決定版。帝に熱愛された桐壺の更衣の悲劇的な死と残された幼い皇子。皇子は源氏姓を賜り、やがて意に染まぬ結婚。少年期を過ぎて、近衛の中将の身分を得た光源氏のさまざまな女性達との愛の遍歴。第1巻は、桐壺・帚木・空蝉・夕顔・若紫を収録。
  • 源氏物語 巻二
    792円 (税込)
    最愛の女(ひと)藤壺の宮への許されぬ恋と不倫の皇子の誕生、年上の愛人・六条御息所の生霊による正妻・葵の上の死、兄朱雀帝が寵愛する朧月夜との危険な情事とその露見、若紫との新枕など、息もつがせぬドラマが展開する源氏18歳から25歳までを描く。第2巻は、末摘花・紅葉賀・花宴・葵・賢木・花散里を収録。
  • 源氏物語 巻三
    814円 (税込)
    謀反の咎めを受け須磨へと都落ちした光源氏は、わびしい流謫の地で明石の君と逢い、結ばれる。晴れて帰京の後、源氏と藤壺の不倫の子・冷泉帝が即位し故六条御息所の娘・前斎宮が妃として入内。明石の君との間には姫が誕生し、栄華の絶頂へと向かう源氏31歳までのドラマを描く。第3巻は、須磨・明石・澪標・蓬生・関屋・絵合・松風を収録。
  • 源氏物語 巻四
    792円 (税込)
    明石の君母子の哀切な子別れ。最愛の人藤壺の宮の崩御。長男夕霧の大学入学と幼い初恋。亡き恋人夕顔の娘、玉鬘がたどる波瀾の運命。広大な自邸・六条の院に愛する女君たちを住まわせ、栄華をきわめた源氏31歳から36歳までを描く。第4巻は、薄雲・朝顔・乙女・玉鬘・初音・胡蝶を収録。
  • 源氏物語 巻五
    836円 (税込)
    源氏の道ならぬ恋慕に悩む玉鬘は、意想外の求婚者・鬚黒の大将の手に落ちる。夕霧は長い試練の果てに雲居の雁と結ばれ、明石の姫君は東宮への入内を機に、後見役となった生母・明石の君と再会。四十の賀を控え准太上天皇の地位に上がった源氏の半生は大団円を迎える。第5巻は、蛍・常夏・篝火・野分・行幸・藤袴・真木柱・梅枝・藤裏葉を収録。
  • 源氏物語 巻六
    770円 (税込)
    四十の賀を迎えた源氏のもとに兄朱雀院の愛娘・女三の宮が降嫁し、思わぬ波乱の幕が開く。紫の上は苦悩の末に発病、女三の宮を垣間見た柏木は恋慕をつのらせ密通、不義は源氏に露見する。それぞれの苦しみを抱えた男女が織りなす圧巻の心理ドラマ。第6巻は、若菜 上・若菜 下を収録。
  • 源氏物語 巻七
    880円 (税込)
    不義の子を産んだ女三の宮が出家し、柏木は病死。夕霧は柏木の未亡人・女二の宮への恋に迷う。最愛の紫の上に先立たれた光源氏は悲嘆の末、ついに出家を決意する。光源氏亡き後、出生の秘密に悩む女三の宮の子・薫と明石の中宮の子・匂宮を中心に、新たな物語が始まる。第7巻は、柏木・横笛・鈴虫・夕霧・御法・幻・雲隠・匂宮・紅梅を収録。
  • 源氏物語 巻八
    792円 (税込)
    宇治に隠棲した故光源氏の異母弟・八の宮のもとへ通う薫は、老女弁の君より自らの出生の秘密を知らされる。2人の姫君を遺して八の宮死後、薫は姉の大君に求愛し妹・中の君と匂宮の間を取り結ぶが、大君は薫の愛を拒み通して他界。傑作「宇治十帖」の物語がドラマティックに展開する。第8巻は、竹河・橋姫・椎本・総角を収録。
  • 源氏物語 巻九
    792円 (税込)
    京の邸に迎えられ匂宮の子を宿した中の君は、亡き大君の面影を求める薫の横恋慕に悩み、異母妹・浮舟を勧める。今上帝の女二の宮と結婚しながら心満たされない薫は、匂宮に迫られ身を隠した浮舟のもとを訪れ、宇治へと連れ去ってしまう。新ヒロイン浮舟の登場で「宇治十帖」はいよいよ佳境へ。第9巻は、早蕨、宿木、東屋を収録。
  • 源氏物語 巻十
    880円 (税込)
    宇治の山荘を訪ねた匂宮は、薫を装い浮舟と契る。2人の男の間で揺れ迷う浮舟は、苦悩の末に死を決意。入水を図るも果せず、助けた横川の僧都により受戒、出家する。生存を知った薫は便りを寄せるが、浮舟は拒絶し会おうとしない。大長編小説「源氏物語」54帖、圧巻の完結篇。第1巻は、浮舟、蜻蛉、手習、夢浮橋を収録。

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源氏物語 巻三 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年12月24日

    政敵右大臣の娘、朧月夜の内侍との密通現場を右大臣に抑えられたことで、源氏は官位を剥奪される。そしてこれ以上、流罪という恥をかかされる前に、源氏は自分から須磨へ都落ちする。
    紫の上や藤壺の尼君や今まで情を交わした人や数々の女房や付き人との別れ。源氏はお供を数名だけ連れて、須磨の侘しい屋敷に引っ越す。
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    Posted by ブクログ 2017年03月27日

    光源氏は、帝の愛する人との密通現場を押さえられ、官位を剥奪され、流罪になる前に自ら都を出てから戻るまでの話。最後にある「源氏のしおり」で復習すると、物語がまた一層わかる。

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    Posted by ブクログ 2013年01月13日

    異母兄・朱雀帝の寵姫である朧月夜の君との逢瀬を契機に凋落していった源氏は、須磨への都落ちを決める。
     身はかくてさすらへぬとも君があたり
     去らぬ鏡の影は離れじ

     別れても影だにとまるものならば
     鏡を見てもなぐさめてまし
    という源氏と紫の上のやりとりがとても美しい。

    邸を須磨から明石へと移した...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    明石の君は本当に思慮深い方ですねえ…
    でも紫の上のこともっと気遣いなさい!げんじ!
    あ、でも一番好きな話は絵合せの回です。

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    Posted by ブクログ 2024年03月03日

     政治的には窮地から一転返り咲いて栄華を極める直前くらいまでのドラマチックな展開。また、藤壺、紫の上、末摘花、明石の君とその家族、花散里、六条御息所と斎宮、朱雀院、東宮、権中納言(元頭中将)…と多くの人物たちの物語も描かれておりまさに群像劇。
     漫画『あさきゆめみし』でも印象的だった二条の東の院が完...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月06日

    社会的には栄華の絶頂を上る光源氏。しかし、源氏周辺の女性関係は悩みが深く、紫の上に何度となくする苦しい言い訳。
    源氏物語の作者は、政治性は帯びないことをスタンスとしてるが、藤原氏の政治の行い方を皮肉ってるように見える。

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    Posted by ブクログ 2023年08月17日

     巻三は、26才~31才までの源氏を描いており、ここにきて、ようやく自己を見つめ直す機会も頂いたかに思えた彼が、ここから心機一転やり直していこうとするのかと思いきや・・・。


    「須磨(すま)」
     須磨とは今で言う、神戸市須磨区と思われ、前回、見事なしくじりをしでかした源氏は、早速、「弘徽殿の大后」...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年05月05日

    不倫や不道徳の域をはるかに超越していて厄介過ぎる。さて、今後はどうやら光源氏はさることながら、藤壺の宮との間に生まれた二世・冷泉帝が父の遺伝子をしっかりと継承してご活躍のことと聞く。未だ全十巻中のうち三巻。いかにも先は長い。

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    Posted by ブクログ 2011年09月18日

    この巻で、印象に残ったのは、光源氏の愛した女たちのなかでただひとりブサイクで読者に強い印象を残す(?)「末摘花」。源氏にずっと忘れられていたのに、いつか思い出してもらえるはずと信じて、貧乏になって家は草ぼうぼうに荒れはて、そばに仕える者もいなくなっていっても、ただひたすら源氏を待っている。たまたま通...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    明石の君登場!彼女は割といいポジションだと思うのですがどうなんでしょう?綺麗で教養もあって中々素敵な書かれ様だしね。また政治色が一層強くなり、源氏の君は藤壷の尼君と精神的により深く結ばれてる感じです。

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