瀬戸内寂聴のレビュー一覧

  • 復興の精神

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    3.11以降の心象風景は変わりました。正に本編の直哉先生の言葉の通りなのですが、彼らと私を分けたのは何だったのでしょうか?私はどうしようもない断絶と無常を感じ言葉がありません、自分は何をすれば良いのか、これからどうすれば良いのかという問いは、全て人の問いでもあると思います。この本に寄稿した方たちの思索が我々の足元を照らす一助になることを期待します。

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    2011年06月21日
  • 復興の精神

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    ネタバレ

    「これから」をどう考えるか。3・11以降を生きる杖。
    と、帯にあった通り、東日本大震災を経、これからをどう生きるかを9人が語っている。

    養老孟:精神の復興需要が起きる

    これを読みたくて買った一冊。いつもと違う養老センセ。スラスラとその思いのままに語り、面倒だから説明はヤメ、と突き放されるようないつもの文章よりも、ずっとずっと、静かでゆっくりとした口調で語られている。
    「周りがうるさくなってくると静かにする。ブレーキをかける。そういう習性が身に付いているのです。」(本文より抜粋)という姿勢からきているのかもしれないが、意外なほどに、淡々と「これから」を語っていた。

    「生きていれば、さまざま

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    2011年06月16日
  • 現代語訳 とわずがたり(新潮文庫)

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    源氏物語をもう一度読み返してみたくなった!
    比較してみると、源氏は割と誠実だったのかも…と思ったり。末摘花をちゃんと引き取ったもんね。

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    2011年06月16日
  • 藤壺

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     瀬戸内寂聴さんの訳は凄く読み易く、解かり易かった。
     今は、寂聴さん訳の「源氏物語」を読みたいと思っている。

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    2011年02月18日
  • 孤独を生ききる

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    なんかで知って読みたくなった本。母親が寂聴さんの本読んでた気がして少し気になる人だったし、43版とあってベストセラーじゃんと思ってね。

    この人の生涯には全然触れてない本だけど、いろいろな恋愛をして、51歳で出家した方。(出家であってるか不安…)

    人間は、産まれるときも死ぬときも一人とはよく言うけれど、やっぱそうなんだろうね。

    みんなといても孤独、一人でいても孤独。

    あなたはその孤独にどう向き合いますかという問いかけ本。たくさんの、寂聴さんの元に届くお手紙をもとに進められる気付きの本です。

    友達が、二人で立ってると思ってたけど、一人で立ってたって気付いちゃったんだよね、って言ってた。

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    2011年02月13日
  • 源氏物語 巻五

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    ネタバレ

    玉鬘の姫君や夕霧の行く末にひとまずの決着がついたようでよかった。玉鬘は気の毒だけど、夕霧は長年の恋が実ってほっとしました。
    この後の帖は晩年の源氏の君の話が書いてあるんだろうか。この辺りまでは知っていたけど、晩年の辺りは憶えてないので楽しみです。
    それにしても歳とっても自分がイケてると思い込んでる源氏の君は厚かましいことこの上ない。

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    2011年01月25日
  • わたしの源氏物語

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    娘と源氏物語の足跡を訪ねて、京都旅行をした帰りに購入して、新幹線の中で読みました。
    入門書だと思って読むと良いかも!
    あさきゆめみし(マンガ)とセットでぜひ!
    なかなかです!

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    2011年01月21日
  • 花芯

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    瀬戸内寂聴さんの「花芯」という小説は1958年に三笠書房から出版されている。当時は本名の瀬戸内晴美という名を名乗っていたのだが、とは云いつつもおいらは全く知らないのだが、当時の文壇からは非常に冷たい仕打ちを受けることになっていたようなのだ。この作品を初めて読んだのである。

    「美は乱調にあり」にて綿密にフィールドワークされた作品世界の中には、大胆な想像力を羽ばたかせて描写されたドラマが見てとれているのだが、「花芯」にとってはそんな「大胆な想像力を羽ばたかせて描写されたドラマ」の想像力が一段と鮮明に息衝いている。36歳というときに執筆された寂聴さんの「花芯」は、云わば「女性の女性による女性のため

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    2010年12月05日
  • 源氏物語 巻一

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    借本。
    確かに面白いけど、読むのに凄く時間がかかった。
    文章が古いので、読みにくいのが難点。
    でも、そこを超えてしまえば、これほど面白いシリーズも他にないような気が。
    これは購入して、じーっくりと読む本です。
    ハマる人の気もわかった一冊。

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    2012年12月29日
  • 釈迦

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    たった今読み終わったので新鮮な気分。ヘッセの「シッダルタ」も読んだが、瀬戸内流の方に惹かれた。つまるところ私たちは世尊の実態には迫れない。漫画も含め色々な解釈を見聞きしても、そうだなと思ったり、なんとなく違うなと思ったりしても、そう思うだけで実態に近づけるわけではない。

    今回瀬戸内さんの釈迦は、従者アーナンダの視点で描かれている。おかげで、私たちの中の崇高なものに近づきたいけど近づきがたい気分と、語り手の視点とがマッチして丁度良い距離感になっている。

    だが物語の中に、世尊を理解するヒントがちりばめられていないかというとそうではない。世尊は孤独だと言ったデーヴァダッタ、死ねずに永遠に生きる方

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    2010年08月29日
  • 白道

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    西行法師のことは、元武士で、若くして出家して、歌人として有名だという以外に、知る事は殆どなかったのですが、こうして同じ出家者の視点から見た西行というのも面白いですね。出家しても尚捨てられない西行の一途な恋は、人間的でもあり、現代人が見ても魅力的な人物だと思います。

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    2010年06月22日
  • 孤独を生ききる

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    「本当の愛は人を謙虚にします。」
    「愛したら執着し、執着したら独占欲が生まれます。すると苦しみが生まれます。」
    「たいていの場合、欠点は美点で、美点は欠点にもなりうるのです。」


    など名言が多かった。
    未熟者には勉強になりました。

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    2010年05月24日
  • 孤独を生ききる

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    2010/04/07

    語り口調に馴染むのに、慣れないと少し時間はかかりますが、
    読み進めていくうちに、ぐっと胸に染み入る一冊です。

    病床の良寛に、貞心尼が寄り添って看護する様を書いた
    小説の抜粋には、かなりじんとくるものがあります。

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    2010年04月07日
  • 寂聴の仏教入門

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    寝る前に少しずつ読んでいる。
    分かりやすく語りかけてくれる。寂聴さんの話から、仏教の考え方に触れることができる、とても良い本だ。
    今東光の『毒舌仏教入門』を読んで瀬戸内寂聴を知った。
    彼女の小説はまだ読んだことがないけれど。

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    2010年02月17日
  • 源氏物語 巻十

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    瀬戸内訳源氏の最終巻。浮舟・手習・夢浮橋の三帖が入っている。二人の端的な男性に翻弄される浮舟の描写が素晴らしい。

    瀬戸内の訳は大変わかりやすく、多少くどいくらいきちんと書き下されている。結構ストレートな性的表現もあって驚くこともあるが、万人に薦めることのできる訳と言えるだろう。しかし、これがベストかと言われると難しい。源氏のパーフェクトな訳はあり得ない。必ず訳者の色が出てしまう。いろいろな訳にふれつつ源氏の本質に近づいていかなければならないのかなと思う。

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    2010年02月06日
  • 源氏物語 巻七

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    光源氏の息子の夕霧が、女二の宮に言い寄ってつれなくされてもまだ言い寄るところがくどく感じられてちょっと飽きる感じ。前にも書いた気がするけれど、女の側は言い寄られてものすごく迷惑している感じの人が多いように感じられて。それが迷惑なふりなのか、本当に迷惑なのか、いまひとつよくわからない気が。丸谷才一だったか、「源氏物語」はレイプ大全、みたいなことを書いていて、かなりショックだったのだけれど、そういうことなのかしらん。そして、この巻で、紫の上も光源氏も亡くなってしまう。ひとりで死んでいくのは寂しいという思いをけっこう素直に語るのがいいなあ、と感じた。本音というか。紫の上が亡くなったあと、季節のうつり

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    2011年09月18日
  • 源氏物語 巻五

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    メインは、昔、源氏と逢引中に「物の怪」にとりつかれて死んでしまった夕顔の娘、玉鬘(父親は源氏ではなく、内大臣という人)。行方不明だったのを源氏が見つけ、父親として引きとるも彼女に恋をしてしまい、でも、父親だと公言したので手は出せない、とかいうぐちゃぐちゃした話がずっと続いて少し飽きるかも。こんなに玉鬘が源氏物語のなかで大きな位置を占めるとは知らなかった。結局、玉鬘を強引に奪った男は、奥さんが実家に帰ってしまい、とか人間関係もけっこうごちゃごちゃ。で、当の玉鬘は源氏にうんざりしていて。源氏に言い寄られる女たちって、意外と、最初からすごく源氏が好き、っていう人はいないような。この時代、女は相手を自

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    2011年09月18日
  • 源氏物語 巻四

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    源氏が、広大な敷地に今までかかわってきた女たちを集めてそれぞれ住まわせ、池に船を浮かべて遊ぶ会を催したり、年初めに女たちそれぞれに似合いそうな着物をプレゼントしてそれ着た姿を順番に見に行ったり、と、なんだか夢物語のような風雅で豪勢な話がくり広げられて、ちょっとうっとりする。源氏の息子、夕霧が源氏の命令で大学寮に入学するとか、その夕霧の恋愛とか、あと、巻一で亡くなった夕顔の娘が見つかったりとか、二代に渡る話になってきて、ほんとに大河小説だなーと思う。やっぱり今回再読してみて「源氏物語」の大きな流れがつかめた気がする。

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    2011年09月18日
  • 源氏物語 巻三

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    この巻で、印象に残ったのは、光源氏の愛した女たちのなかでただひとりブサイクで読者に強い印象を残す(?)「末摘花」。源氏にずっと忘れられていたのに、いつか思い出してもらえるはずと信じて、貧乏になって家は草ぼうぼうに荒れはて、そばに仕える者もいなくなっていっても、ただひたすら源氏を待っている。たまたま通りかかった源氏に思い出してもらえて、以後は面倒を見てもらえる(でも愛してはもらえない)ようになる。この末摘花という女、不器量なだけでなくて変わり者というか意固地というか、折々のお手紙なんかを出したりもしないから友人知人もいなくなって忘れられ、頼れる身内もなく、自分から楽しみや慰めを見つけるわけでもな

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    2011年09月18日
  • 源氏物語 巻二

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    いやいや、瀬戸内氏の文体のせいか、物語にも勢いがついてきたのか、流れるようにつるつる読めて快感を覚えるほど! 読みやすいうえに、風雅な感じもすごく出ていて、季節のうつろいや行事の華やかさなんかも目に浮かんで楽しいー。それと、前も書いたけど、やはりこれは大河小説なんだなーとまたまた感じる。どうも漫画「あさきゆめみし」の印象が強くて、女性のエピソードごとに一話完結っぽく覚えているのだけど、あくまで続きものであって、源氏が一度かかわった女性はまたあとでも出てきて、少しずつ源氏との関係が変わっていったり、のちのちまさかこんなふうになるとはということがあったり、うまく伏線がはられているというか布石が打た

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    2011年09月18日