瀬戸内寂聴のレビュー一覧

  • 瀬戸内寂聴の源氏物語

    Posted by ブクログ

    かなり時間が掛かりましたが、ようやく完読。
    当然、中身はあってないようなものでしたが、大変読みやすかった。当時の上流階級の方々の生活や興味・関心ごとの一端が分かり、その部分はおもしろかった。
    ただ、登場人物が多種多様で人間関係も入り組んでいるので、しっかり読んでいかないと「誰だこいつ?」とかなります^^;

    0
    2011年11月12日
  • 生ききる。

    Posted by ブクログ

    仏教や源氏物語のことなど、私には勉強不足でわからないことが多かったのです。ただ、どん底はずっと続かない、必ず救われるときがくるというメッセージが強く感じられました。源氏物語、読んだことないので、読んでみようかなと思いました。原文ではきついので、与謝野版か瀬戸内版で。

    0
    2011年11月01日
  • 復興の精神

    Posted by ブクログ

    もともと雑誌化状況にあった新書界の、311後の加速たるや…。本書は発行2011年6月。
    しかし絶対に全てが緩んでくるはずの半年過ぎにこそ、読んで兜の緒を締めようと、満を持しての(?)トライです。
    筆者9人がそれぞれに挙げた声であれば、その言葉をこそ復興の精神として留めたい!と胸に響いた一節もあれば、この人がこんなに底の浅いことでなんとする?と首をかしげる部分もありましたが。。。そんな感想をもてるのも、今だから、なのだということです。
    「復興の精神」というガッツなタイトルの中で、ひとつ橋本治氏による“病人の視点”は目からウロコでありました。

    0
    2011年10月26日
  • 復興の精神

    Posted by ブクログ

    この度の震災は、「日本人」を強く意識せざるを得ない機会だと感じた。善くも悪くも日本人の一人として背負っていくべきことがある。そう感じた。
    橋本治の箇所が個人的には印象に残る。

    0
    2011年10月11日
  • 白道

    Posted by ブクログ

    若き日の西行、武士佐藤義清は女院への恋を秘め決然と出家した。矛盾と相克の末に西行は、わが心ひとつがついに捕えきれないことを悟る。この頃の常で姻戚関係がややこしく、??となりましたが、リアルな感情の機微を書く円熟した筆運びには感服しました。

    0
    2011年09月30日
  • 復興の精神

    Posted by ブクログ

    【読書】結婚等のバタバタで落ち着いて本を読めなかったので、久々の読書。読んだのは震災からの復興について各界の著名人のメッセージ。くしくも自分の結婚式は震災からのちょうど3ヶ月。心からこの国の復興を願うとともに、自分も自分のできることを全力で頑張りたい。

    0
    2011年07月03日
  • あきらめない人生

    Posted by ブクログ

    うーんちょっとタイトル負けしてる本。ごくフツーな内容のエッセイ。これと言って…ただ寂聴さんは仕事頑張ってるなと感じる本。

    0
    2011年04月28日
  • 花芯

    Posted by ブクログ

    5編の短編集で、表題作の「花芯」は、
    作者が「子宮作家」と呼ばれるようになった所以のもの。
    これによって長く文壇をほされていたというが、
    今の時代では、その生々しい表現が小気味よくマッチし、
    サクサク読み進めることができた。
    私は表題作よりも、巻頭の「いろ」が好きだ。
    老女の愛と性を描かせたら、この人以上の作者がいるのだろうか。

    0
    2011年03月03日
  • 源氏物語 巻四

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どうして源氏の君にもっと仏罰がくだらないのか不思議で堪らない巻。玉鬘に添い寝した後の野郎の台詞が信じられないぐらい酷い。
    拒否されて当然なのに何故分からないのか、当時の男は一体どんな思考回路をしていたのか……。これが普通なのか?
    立場的にも経済的にも離縁したくても離縁できない状態の紫の上が哀れでした。朝顔斎院は見事だと思いました。

    0
    2011年01月25日
  • 源氏物語 巻二

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ロリコン光源氏本領発揮の巻、という印象が強い二巻。
    というかどうしてこの男はこうも不実なのか……あと何で毎回強姦なのか。この時代の男怖すぎる。
    紫の上の腹の立て方が今の時代の普通の女性らしくて(今の時代ならもっと過激に憎むだろうけど)ほっとしました。
    顔と地位がなかったらただの薄情な男に過ぎないのに誰からも許される姿が溜まらなくうっとおしい。
    訳された和歌に源氏の君が不実だと書いてるものがいくつかあるのに、それを完璧スルーしてる神経の図太さに驚いた。

    0
    2011年01月25日
  • 生きることは愛すること

    Posted by ブクログ

    「恋と愛の違いは何ですか」「幸福な人生とはどんな人生ですか」「今の時代と昔、どちらがいいですか」など現役高校生から寄せられた数々の質問に、瀬戸内寂聴氏がこたえる「生」の問答集。人間味あふれる感情豊かな言葉で、多くの人々に生きる喜びを伝えている。苦しい時、辛い時、泣きたい時、心、癒される「ひと言」が詰まっている。

    0
    2011年01月24日
  • 花芯

    Posted by ブクログ

    2010/10/20

    瀬戸内晴美の短編集。

    どの作品もしっとりとした奔放さを持った女性が、
    とても魅力的に描かれていると思う。
    男性はあくまで純情に、女性は感覚的に透徹なものとして、
    対象的なところも面白い。

    なぜか「グレート・ギャッツビー」を思いだした。
    読んでいて人恋しくなります。

    0
    2010年10月20日
  • 現代語訳 とわずがたり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

     鎌倉時代の皇室に仕えていた女官の生々しい日記文学。
     十四歳で後深草院天皇の愛人にさせられて、十五歳くらいで早くも初産。ほかにもかねてからの恋人、西園寺実兼との密通、妊娠までしてしまうし。性助法親王(後深草院の四歳年下の異母弟)には猛烈に言い寄られて、またも密通し、この間柄は後深草院にばれちゃうけど、それも受け入れられて二度も出産。四度も出産して、結局最後の一人の子どもは手元で育てたようなんだが、その行く末も本には書いていない。育児からは遠い身分の人みたい。後半の旅の話は抄訳になっているのだが、そっちもそれなりに面白いのではないかなと思ったりする。

    0
    2010年02月04日
  • 孤独を生ききる

    Posted by ブクログ

    拘留中の女優が読んでいるということ。

    煩悩を絶つために仏門に入った、
    寂聴さんと重なる部分があったのか

    0
    2009年10月07日
  • 新寂庵説法 愛なくば

    Posted by ブクログ

    読んだらストレス解消できます。いろいろ本を読んだことがありましたが、この本はほかの本と違って、内容は普通の人の話ではなく、いる女性のお坊さんが人のためになんでもやるって素晴らしいだと思います。

    0
    2009年11月29日
  • 孤独を生ききる

    Posted by ブクログ

    素晴らしい作品です。

    人は皆孤独である。孤独でない人は一人もいない。
    生まれる時も一人、しぬ時も一人。
    他人に理解してもらえることのほうが稀有なことなのだ。
    だからこそ、心が通い合ったときはうれしいし、悪いところまで含めたあるがままの自分を受け止めてもらえたときには心が打ち震える。
    孤独であることは悪しきことではない。
    己が孤独であると知っている人こそ、他者を受け入れ、愛することができる。

    これが大筋の話。

    私は、寂聴さんが「性」という漢字を「「心を生かす」とも「心で生きる」とも「心を生む」とも読める」と表現したことにひどく感動を覚えました。

    0
    2009年10月07日
  • 藤壺

    Posted by ブクログ

    失われた帖を瀬戸内寂聴が復活させる。
    光源氏と藤壺が結ばれる。

     2009年5月10日購入

     2009年5月11日初読

    0
    2009年10月07日
  • わたしの源氏物語

    Posted by ブクログ

    2008年は 紫式部の書いた「源氏物語」が書かれて1000年。

    部分的には知っていた「源氏物語」をこの機会に

    ちゃんと読んでみようと・・・

    「源氏物語」は54帖あります・・

    まずは 寂聴さんのこの本から読み始めました・・・

    0
    2009年10月04日
  • 藤壺

    Posted by ブクログ

    源氏物語に幻の一帖が存在する――。

    そんな学説に基づいて書かれた本書では、
    光源氏と藤壺の女御との"初めての逢瀬"が描かれる。

    古文⇒現代語訳では無く、
    現代語⇒古文という、「古語訳」が付いています(笑)

    0
    2009年10月04日
  • 愛する能力

    Posted by ブクログ

    6/? 忘己利他という考え方に納得。自分のことだけを考えていくことの醜さを思った。あと歳を重ねても柔らかい感性に感動。いつまでも自由な心を持っていたいなあと思った。

    0
    2009年10月04日