瀬戸内寂聴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ女性だから生み出せる表現ばかりで、下品な感じは全くしなかった。これを子宮作家と馬鹿にするとはなんと表面的…時代柄、仕方ないのか。。
女性として分かるものも多かったけど、勿論、分からない価値観も多かった。感動したとか共感した、ではなく、深く考えさせられた文章をメモ程度に。
・恋愛なんて、結局、誤解の上に発生する病状(p34)
・まだ男はできる…ということばよりも、まだこどもは産めるということばの方が、女にとって、なんとみずみずしく、涯しない可能を孕んだひびきをもっていることでしょう
(p37)
・愛とはもっと透明な、炎のように掌に掬えないものではないだろうか。
(p107)
・人間はど -
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Posted by ブクログ
瀬戸内寂聴さんと、秘書の瀬尾まなほさんの対談形式で進む本。
66歳も歳が離れているし、寂聴さんは超有名な尼僧であり作家。堅苦しい関係になりそうなものだけど二人はとても仲良しなようです(笑)
まなほさんが寂聴さんの頭を二の腕で締め上げたり、体を抱えあげたり、逆に寂聴さんがまなほさんを短い足で蹴ったりすると書かれていて、想像して思わずクスクス笑ってしまいました。
読んでいくと、お茶目で愛嬌のある寂聴さんと、優しくて面白いまなほさんだからこそ成り立つ関係なのだなぁと分かります。
全体を通して感じたのは、寂聴さんは「これが好き」「こういうことは嫌い」ということがはっきりしていて、素直に生きてい -
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Posted by ブクログ
表題作『花芯』は1958年の作品,1957年に「女子大生・曲愛玲」で新潮同人雑誌賞を受賞した後の第1作で,ポルノ小説であるとの批判にさらされ,批評家より「子宮作家」とレッテルを貼られ,しばらく干されていたのだという。
直接的な性愛描写を,隠すことを美徳としてきた(一部の)世間に対する,堂々たる反抗と読んだ。家庭というのは女性にとっては大きな制約なのであって,作者の裏表のない讃歌によって,子宮は自由へと解き放たれた。これは悪女でなければ雌獅子でもない,一娼婦の目覚めの話である。まだ熟しておらず粗削りではあるが,有り余るパワーを黙殺するのはもったいない作品である。
現代からすれば,陳腐にも思え