【感想・ネタバレ】美は乱調にありのレビュー

あらすじ

大正期最大のアナーキストにして、危うい魅力を放ち幾多の女性と浮名を流した大杉栄。彼の妻となり、共に甘粕事件で虐殺された「青鞜」最後の編集者伊藤野枝。女性の自立を志し、大いなる愛と情熱を胸に時代を駆け抜けた野枝と「青鞜」の女たちに刺激を受けて「『東京ラブストーリー』の赤名リカのキャラクターを考えた」と言う柴門ふみさんが、瀬戸内寂聴さんの原作を漫画化。大胆で情熱的で野性的な女たちが、時を超えていきいきと描かれます。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

瀬戸内寂聴の小説を漫画化したもの。思想的なところにはあんまり踏み込まれておらず、三角・四角関係の描写が殆ど。なので、甘粕事件の動機も大杉らの風紀紊乱への怒りということがクローズアップされている。なお、与謝野晶子がらみで、森田草平の煤煙事件にも1章が割かれている。

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2020年01月24日

Posted by ブクログ

個人的にはタイトルは『炎の女達』とした方がしっくりくる。偉そうな理想を語られていても結局のところ御セックスしか頭にないんかと子供サイドからは言いたくなる。

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2016年05月04日

Posted by ブクログ

文学史を学んでいたけれどこの漫画に出てきた青鞜の作り手にこんなストーリーがあったとは……知らなかった自分が恥ずかしい。
昔の日本にもこういった人がいたんですね。現在もどちらかというとフリーラブ的な考えはあんまり支持はされていないように感じますが……

実在の人物のこういった漫画は面白いし勉強になる。前知識なしで読んでその後調べる…のが趣味です。

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2016年04月17日

Posted by ブクログ

長嶋有さんがテレビで紹介していたので読んでみる。

進歩的という思想に囚われたがために、自由恋愛を強要される女性たち。
しかし、自由恋愛が生み出すのは、結局男性の優位に過ぎず、むしろより前時代的な男性本位な関係や、なまなましい嫉妬心である。
進歩的といわれた女性たちが、このようななまなましい恋愛関係に翻弄されていたというのは、今から見れば皮肉的とも思えるが、このような恋愛関係に翻弄されるということ、そしてそのことが表に現れ大衆の目にさらされるということ自体が、当時は進歩的だったということなのかもしれない。

いつの時代もダメな男に惹かれる女性はいる。

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2014年08月07日

Posted by ブクログ

草野マサムネ氏が推薦していたのでいつか読みたいと思っていたのですが、漫画版を先に読んでしまいました。

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2014年07月04日

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