瀬戸内寂聴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
瀬戸内さんの本は晴美さん時代のものがいいとわたしは思っている
だから最近のものは読まないことにしている
でも本好きの友人がドサッと貸してくれた中にあって
パラパラとしていたら、つい引き込まれた
91歳(現在は96歳)の時に書かれた『死に支度』って、
ああた、充分お支度が出来ているのじゃございません?
と言いたくなるような賑やかな身辺雑記風小説
相変わらず達者、筆運び、文、構成、ボケてはおりません
ま、晴美名義最後の作品『いずこより』の後編のような気もしないではない
その作品をわたしが読んだのは1974年、
その前年1973年に51歳で得度され寂聴尼になった
華々しい記事などで随分喧伝されていた
もうすこしひっそりとなさればよいのにとも思ったが
興味を惹かれたのもほんと、わたしも若かった(33歳)
そんな気持ちになるのはなぜゆえに・・・と
さっそく自伝的小説『いずこより』を読んでしまったのだから
その、週刊誌の記事のような人生遍歴は
その後何度もあちらこちらで話されていて、もう珍しくもなんともないけど
「子供を捨てて恋愛に走った」という
その時はその率直な書きぶりに驚いた!
『いずこより』わたしは来たのでだろうか?より「いずこへ」いくのだろうか?
と思えるほどエネルギ溢れた小説だと感じた
51歳の寂聴さんが91歳で『死に支度』へ来たのだろうかね
でも、でも、この著書でもまだまだお元気なんだけど・・・