瀬戸内寂聴のレビュー一覧

  • 月の輪草子

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    清少納言が90歳まで生き、過去の想い出に身を馳せたらどうなるのか。
    最愛の定子様の幸せや不幸。
    自分を愛してくれた父や元亭主との想い出。
    定命を待つ清少納言の、今と昔を行き来する物語。

    90歳の瀬戸内寂聴さんが、90歳になった清少納言が何を想うのかを書いた小説です。
    清少納言を通して、自分の死生観を語っているないようになっていると思います。
    定子と帝の関係や、回りの人間がいなくなっていく清少納言の様子が印象的でした。

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    2020年08月04日
  • 源氏物語の女君たち

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    久しぶりに、大好きな源氏の世界に耽ることができました。
    寂聴先生、いつもありがとうございます。この本も、とても読みやすいです。
    私が一番興味を惹かれるのは、昔から六条御息所です。

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    2020年05月03日
  • 花芯

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    現代文学に食傷気味だった頃、開いた一冊。
    長らく本棚の中で眠っていたが、パンドラの匣を思わせる素晴らしさだった。
    尻切れ蜻蛉の様に終わる表題作は、最後の三行に瞠目させられる。
    何と切れ味が良く、格好良い物言いだろう。
    読者を突き放して尚嘲笑う事、物書きになるべく生まれた妖怪の如し。
    流石です。

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    2020年04月18日
  • 美は乱調にあり

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    ネタバレ

    瀬戸内寂聴の小説を漫画化したもの。思想的なところにはあんまり踏み込まれておらず、三角・四角関係の描写が殆ど。なので、甘粕事件の動機も大杉らの風紀紊乱への怒りということがクローズアップされている。なお、与謝野晶子がらみで、森田草平の煤煙事件にも1章が割かれている。

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    2020年01月24日
  • 寂聴 九十七歳の遺言

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    自分では選ばない本だけど、たまたま人生の先輩が貸してくれたので読んでみた。ごく当たり前の事ばかりの事柄が殆どなのに なんとなく気持ちが楽になった。

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    2020年01月15日
  • 女人源氏物語 下

    購入済み

    読み応えあり!

    源氏物語が大好きで、色々な著者の作品を読みましたが、女性の本心であろう様々な心のうちを描いているのはこちらの作品だけです。源氏物語に登場する女人たちが抱く心の葛藤がとても胸にきます。

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    2020年01月13日
  • 女徳

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    大阪の花柳界に売られ、今なら小学生の頃から男性客にヒドいめにあわされてきた女性が京都嵯峨の祇王寺の庵主さんになるまでのお話。

    実在の女性をモデルにしていて、かなりリアルに彼女の半生を描いていました。
    ドタバタな人生模様で、ぐいぐい読ませていく感じ。

    中学生くらいの年に小指を切って男性に届けたり、けっこう激しいキャラの彼女は美しいだけで芸もイマイチだし、不憫な身の上だけど性格に問題があって共感できる部分は少ない。

    寂聴さんの文才で読ませていくけれど、もう1人の主人公っぽい現代の着物デザイナーの女性については描き切れていない感じがあり、読後の感想としては、お金持ちが少なくなると京都の高級料亭

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    2019年12月05日
  • 掌篇歳時記 春夏

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    24節気を3等分した72候があることを知って、日本には季節を細かく愛でる文化があったのだと再認識した.その季節感を念頭に置いて、著名な作家が短編を綴るという贅沢な本だが今回は春夏を読んだ.村田喜代子の雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)が面白かった.戦前の裕福な家庭に育った姉妹だが、それぞれにねえやがいて、様々な世話をするという、今では考えられない家庭内のやり取りが出てくる.あんな時代があったことは、映画や小説の中でしか接することはできないが、この姉妹の会話からその情景が想像できることが新しい発見をしたような感じだった.

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    2019年11月06日
  • 掌篇歳時記 春夏

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    トップバッターの 瀬戸内先生のが 一番俗っぽかったな と思うほど 瀬戸内先生 相変わらず かわいらしい人を書くんですね ほぼほぼ 幻想的で不思議な短編 ちょっと読むには 分かりにくいものもある 芥川賞作家が多いからでしょうか

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    2019年08月22日
  • 瀬戸内寂聴の源氏物語

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    ネタバレ

    非常に読みやすく、ダイジェスト版らしくて、概要が知りたかった自分に適していた。今なら、源氏のクズっぷりにSNSが炎上するだろう。紫式部が女目線のモテモテ男を描写したのだろうと感じた。

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    2019年05月05日
  • 先生、ちょっと人生相談いいですか?

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    ネタバレ

    かなり突っ込んだ話が多く、読み応えあり。
    へえー、と思うこと多々あった。
    私なら、親しい人にも、このような話はできないので。

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    2019年01月24日
  • 利他 人は人のために生きる

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    ネタバレ

    良いことをずっとしても震災がおこったりする
    期待しないでいいことをする
    無償の行為
    損得、や自分のことばかりでなく
    相手のことを
    善悪で
    善悪はちゃんと子供にも伝える

    瀬戸内寂聴さんはいう
    90年生きて今ほどの贅沢はない
    今に感謝

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    2018年11月26日
  • 死に支度

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    江國香織さんの解説を読んで初めて、真にこの作品の価値が理解できた気がする。思いがけず宝塚の話題があって嬉しかった。

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    2018年10月29日
  • 95歳まで生きるのは幸せですか?

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    「青春とは恋愛と革命だ!」と若者に向けて叫ぶ瀬戸内寂聴が印象に残る。スキャンダルに満ちた作家、瀬戸内晴美が出家した過程が垣間見える池上彰との対談は面白く、生きることの楽しみを再確認する。便利になった社会は果たして幸せをもたらすのか、企業の利益に惑わされることなかれ、それは考える人それぞれが導くもの、考えることをやめることが一番の不幸であろう。

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    2018年03月14日
  • 死に支度

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    満九十一歳の革命とその一年、或いは人生の物語。ほほえましい死に様というのがこの世には有るのだな、と思わず舌を巻く。



    齢八十三にして夫を亡くした独居の我が祖母は、日々何を思い今を生き、その老い先に何を思うのか、そんなことが知りたくなった。
    話題の芥川賞作品でも読もうかしらと本屋に寄ったものの、何か漠とした不安がよぎって躊躇して、手にしたのはこの本だった。



    薄気味悪くてイヤらしいカバーイラストだな、と思った。作者の顔は存じているが、一冊も読んだことはない。知っていることといえば、男に溺れて出家した流行作家、というくらいの偏見に満ちた情報だけで、人柄も知らないので特に好きでも嫌いでもない

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    2018年03月11日
  • 日本を、信じる

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    90歳とは思えない二人の対談は多くの学ぶべきことを含んでいるように思う。この歳で今現在明晰な二人が対談することの意義は大いにあるように思う。個人的には情報将校として日本に降り立ったキーンさんの当初日本に受けた米国人としての想いが印象的だった。日本について想いのある語りは有意義なものだったと思う。

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    2017年12月18日
  • 死ぬってどういうことですか? 今を生きるための9の対論

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    あんまりにも意外なお二人の対談。
    意外性に興味を持ち手に取る。
    しかもテーマが「死」
    寂聴さんはわかるけど、、、、
    ホリエモンと「死」って全く持ってつながらない。
    と思っていたら、
    意外にびっくり
    とても繊細な人でした。
    「死ぬのが恐い」
    子供の頃から、今も。
    死を恐れているからこそ
    生に執着できる。
    「死」だけでなく、
    原発、戦争、景気、、、、、
    意見が一致するときもあれば
    真っ向から反対の時もある
    お互いがお互いを尊重しているからこそ、ああどっちも一理あるなぁーとうなってしまう。
    ホリエモンのほうが根拠、理論が明確で納得せざるおえない。説得力が段違いに感じてしまった。
    寂聴さんの人間力のよ

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    2017年11月07日
  • わが性と生

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    以前、アメトークで光浦靖子さんがオススメしていて興味を持っていた一冊です。瀬戸内晴美さんと瀬戸内寂聴さんのお手紙でのやりとり、性愛に関することがほとんどだったのに下品にならなくて面白かったです。テレビで拝見してた通り、チャーミング。登場する文豪やデヴィ夫人のエピソードも面白く読みました。男性にせよ女性にせよ、人はいつまでも性からは逃れられないのかな。エロ話もあっけらかんと明るかったです。「夏の終り」と「花芯」しか読んでいないので多分晴美さんの方の作品しか手にしてないと思うので、寂聴さんのお話も読みたいです。

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    2017年11月04日
  • 95歳まで生きるのは幸せですか?

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    95歳になった瀬戸内寂聴さんと、池上彰さんの共著。
    まだまだ好奇心衰えず、知りたいことがたくさんあるという寂聴さん。社会、政治についての疑問を池上さんにぶつけつつ、今の日本人は自分さえよければよいという考えになってしまってダメだと嘆く。出家前と出家後の自身の私生活についても快活に語られているが、出家後は仏教のおかげで厳しくも道を外さず生きてこられたという。せっかくいただいた命を大切に生きたいという言葉は印象に残った。
    後半の池上さんによる超高齢化社会についての解説は、さすがのわかりやすさ。これほどの高齢化社会はいまだかつてなく、だからこそ我々には老い方のレッスンが必要で、宗教の役割もそこにある

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    2017年10月07日
  • 死ぬってどういうことですか? 今を生きるための9の対論

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    今から3年は前の対談なので、少しまた感覚も違った。1年のスピード感がここ数年でまた速まっている。これからの時代でどう生きるかについて考える参考になる。本音で語られているから、すっと入ってきてあっという間に読めた。

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    2017年09月01日