瀬戸内寂聴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
平安末期、後白河上皇がまだ東宮だった頃に入内した藤原道子を中心に描いた物語。
当時の貴族たちの自由すぎる(?)男女関係に驚くとともに、女房たちの運命は、お仕えする主の状況に左右され、簡単に庶民以下に落ちぶれることもあれば、その人の美しさや計算高さなどがあれば思わぬ出世もあり得たんだということがよくわかる。
そして、貴族の世界の華やかな面のみならず、"くぐつ"と呼ばれる人たちの生活なども描かれていて面白かった。
どの程度実話に基づく話なのか、完全に創作なのかよくわからないが、聡明な女性ほど行きにくかったであろうことは想像に難くなく、道子に共感を覚えずにはいられない。 -
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購入済み
読み応えあり!
源氏物語が大好きで、色々な著者の作品を読みましたが、女性の本心であろう様々な心のうちを描いているのはこちらの作品だけです。源氏物語に登場する女人たちが抱く心の葛藤がとても胸にきます。
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Posted by ブクログ
大阪の花柳界に売られ、今なら小学生の頃から男性客にヒドいめにあわされてきた女性が京都嵯峨の祇王寺の庵主さんになるまでのお話。
実在の女性をモデルにしていて、かなりリアルに彼女の半生を描いていました。
ドタバタな人生模様で、ぐいぐい読ませていく感じ。
中学生くらいの年に小指を切って男性に届けたり、けっこう激しいキャラの彼女は美しいだけで芸もイマイチだし、不憫な身の上だけど性格に問題があって共感できる部分は少ない。
寂聴さんの文才で読ませていくけれど、もう1人の主人公っぽい現代の着物デザイナーの女性については描き切れていない感じがあり、読後の感想としては、お金持ちが少なくなると京都の高級料亭 -
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Posted by ブクログ
満九十一歳の革命とその一年、或いは人生の物語。ほほえましい死に様というのがこの世には有るのだな、と思わず舌を巻く。
齢八十三にして夫を亡くした独居の我が祖母は、日々何を思い今を生き、その老い先に何を思うのか、そんなことが知りたくなった。
話題の芥川賞作品でも読もうかしらと本屋に寄ったものの、何か漠とした不安がよぎって躊躇して、手にしたのはこの本だった。
薄気味悪くてイヤらしいカバーイラストだな、と思った。作者の顔は存じているが、一冊も読んだことはない。知っていることといえば、男に溺れて出家した流行作家、というくらいの偏見に満ちた情報だけで、人柄も知らないので特に好きでも嫌いでもない