瀬戸内寂聴のレビュー一覧
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購入済み
読み応えあり!
源氏物語が大好きで、色々な著者の作品を読みましたが、女性の本心であろう様々な心のうちを描いているのはこちらの作品だけです。源氏物語に登場する女人たちが抱く心の葛藤がとても胸にきます。
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Posted by ブクログ
大阪の花柳界に売られ、今なら小学生の頃から男性客にヒドいめにあわされてきた女性が京都嵯峨の祇王寺の庵主さんになるまでのお話。
実在の女性をモデルにしていて、かなりリアルに彼女の半生を描いていました。
ドタバタな人生模様で、ぐいぐい読ませていく感じ。
中学生くらいの年に小指を切って男性に届けたり、けっこう激しいキャラの彼女は美しいだけで芸もイマイチだし、不憫な身の上だけど性格に問題があって共感できる部分は少ない。
寂聴さんの文才で読ませていくけれど、もう1人の主人公っぽい現代の着物デザイナーの女性については描き切れていない感じがあり、読後の感想としては、お金持ちが少なくなると京都の高級料亭 -
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Posted by ブクログ
満九十一歳の革命とその一年、或いは人生の物語。ほほえましい死に様というのがこの世には有るのだな、と思わず舌を巻く。
齢八十三にして夫を亡くした独居の我が祖母は、日々何を思い今を生き、その老い先に何を思うのか、そんなことが知りたくなった。
話題の芥川賞作品でも読もうかしらと本屋に寄ったものの、何か漠とした不安がよぎって躊躇して、手にしたのはこの本だった。
薄気味悪くてイヤらしいカバーイラストだな、と思った。作者の顔は存じているが、一冊も読んだことはない。知っていることといえば、男に溺れて出家した流行作家、というくらいの偏見に満ちた情報だけで、人柄も知らないので特に好きでも嫌いでもない -
Posted by ブクログ
あんまりにも意外なお二人の対談。
意外性に興味を持ち手に取る。
しかもテーマが「死」
寂聴さんはわかるけど、、、、
ホリエモンと「死」って全く持ってつながらない。
と思っていたら、
意外にびっくり
とても繊細な人でした。
「死ぬのが恐い」
子供の頃から、今も。
死を恐れているからこそ
生に執着できる。
「死」だけでなく、
原発、戦争、景気、、、、、
意見が一致するときもあれば
真っ向から反対の時もある
お互いがお互いを尊重しているからこそ、ああどっちも一理あるなぁーとうなってしまう。
ホリエモンのほうが根拠、理論が明確で納得せざるおえない。説得力が段違いに感じてしまった。
寂聴さんの人間力のよ -
Posted by ブクログ
95歳になった瀬戸内寂聴さんと、池上彰さんの共著。
まだまだ好奇心衰えず、知りたいことがたくさんあるという寂聴さん。社会、政治についての疑問を池上さんにぶつけつつ、今の日本人は自分さえよければよいという考えになってしまってダメだと嘆く。出家前と出家後の自身の私生活についても快活に語られているが、出家後は仏教のおかげで厳しくも道を外さず生きてこられたという。せっかくいただいた命を大切に生きたいという言葉は印象に残った。
後半の池上さんによる超高齢化社会についての解説は、さすがのわかりやすさ。これほどの高齢化社会はいまだかつてなく、だからこそ我々には老い方のレッスンが必要で、宗教の役割もそこにある