【感想・ネタバレ】女人源氏物語 上のレビュー

あらすじ

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もし、源氏物語の作中の女性たちが口を開いたら…。源氏物語に魅了された著者が、原作をすっかり消化したうえで、繭糸(まゆいと)を吐き出すようにして織りあげた源氏の君をめぐる恋愛小説。六条御息所、葵上、紫上、朧月夜の内侍、夕顔の侍女右近など、原作の展開に沿いつつ、物語を彩る女性たちの心情を語りの形式でつづってゆく。

※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

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Posted by ブクログ

与謝野源氏にボッコボコにされたので女人源氏に乗り換えた。源氏物語に出てくる女性に焦点を当てる形で話が進んでいくので、感情移入しやすく、一人一人の個性が際立っていた。特に葵と六条御息所、朧月夜の章は筆者の愛を感じる表現が多く、彼女らに対するそれまでのイメージが大きく変わった。1000年以上前に生み出されたにも関わらず、どの女性も呆れるほど人間臭く、繊細でか弱く、そして強い。彼女らの匂い立つような魅力、そして光源氏の情熱的で華やかな恋が濃厚に味わえる上巻。「女は汚い方が美しい」。彼女らの生き様を見てそう思った。

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2013年02月15日

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