【感想・ネタバレ】いのちのレビュー

あらすじ

腰椎の圧迫骨折で入院し、さらに胆のうがんが見つかった。手術を即断し、秘書・モナに付き添われて寂庵に無事帰還したのは92歳のとき。頭に去来したのはなぜか98歳で亡くなった宇野千代さんや、岡本太郎氏とその秘書、そしてこれまで因縁の生じた男たちのことだった。分けても、日本を代表する女性作家となった河野多恵子氏と大庭みな子氏、二人との強固な結びつきは「作家の業」を浮かび上がらせ、死に際の別離はタイトルにふさわしい「生と死の様」を考えさせる。95歳にして最後の長編小説が結実。

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Posted by ブクログ

2017年刊。もとは「群像」連載(2016.4~17.7)。95歳の時の作品。オビには「長篇小説」とある。みな実名で登場、どう読んでもフィクショナルな箇所などないような気もするのだが。
瀬戸内寂聴(1922-2021)。長年のライバル、悪友・戦友でもあった河野多恵子(1926-2015)、大庭みな子(1930-2007)をめぐる回想とレクイエム。いろんな人たちが脇役として登場する。もちろん、ゴシップも山のように出てきて、おとなしくは済まない。
読みどころは大庭みな子。なぜ寂聴が彼女を激しくライバルとみなすのか。寂聴がデビューしたての頃に書いた作品「花芯」は、卑しいポルノグラフィーと酷評された。その10年後彗星のように現れた大庭の作品は「ポルノグラフィーの絶品」という評。なんでこうも扱われ方が違うのか。最後は、この最愛のライバルを喪う悲しみも書いている。夫に尽くされて亡くなった大庭に嫉妬もしている。
意外な登場人物は、ノーベル物理学賞の江崎玲於奈。京都にいた若い頃、江崎の母親のダンス教室に通っていた。息子の玲於奈が現れると、娘たちはキャー。後年、その玲於奈と、共通の友人大庭みな子の話をする。なお、江崎玲於奈先生はご健在。いま101歳か。

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2026年07月17日

Posted by ブクログ

もう一回生まれ変わるとしても、また女に生まれてもいいかななんて思えました。わたしも女として最後まで生きたいナ

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2022年11月28日

Posted by ブクログ

瀬戸内寂聴さんの最後の長編小説。内容は、大病で入院・手術後、寂庵での療養中の回想録のようなもの。話題の中心は、親友であり仕事仲間であった、日本を代表する女性作家河野多恵子さんと大庭みな子さんとの長きにわたるお付き合いの話。3人の恋愛や夫婦生活などを赤裸々に語っている。単なる思い出話がこんなに面白い小説になるなんて、やっぱり大作家の力なんだろうか。

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2022年08月07日

Posted by ブクログ

期待していたものではなく、小説というより自叙伝のような作品だった。病気により弱っていく作者自身のことが書かれていて、こちらまで元気がなくなっていくような錯覚を覚えた。

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2022年05月12日

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