桜庭一樹のレビュー一覧

  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵

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    タイトルは知っているものの
    中身は案外知らない
    有名、名作、古典がズラリとそろった
    分厚い一冊。

    読めるのかな?
    と、少し心配しながら手にとったところ
    これがさすがに、現代作家にかかると
    すいすいと読めてしまう。
    ストーリー展開のおもしろさに
    「こんな話だったの?」と驚かされたり。

    物語に、古い新しいはなく、人の心を
    惹きつけるものは、変わりなくおもしろいのだ。
    と、古典をもっと読みたくなった。

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    2016年12月09日
  • GOSICK GREEN

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    毎回言ってるけどヴィクトリカかわいいよ~~。暗い影が落ちていても、GOSICKの旧大陸編の荘厳さというか、不気味だけど綺麗なかんじすごく好きだったので新大陸編の雑多なかんじなかなか慣れませんでしたが、やっと慣れてきたかも。ヴィクトリカがソヴュールにいたときのように遠巻きにされるのではなく、ごちゃごちゃに巻き込まれるかんじ、初めてのいろいろに体当たりしていくかんじ、すごくかわいい。依頼人を心配したり、申し訳なさそうにしたりする姿のいじらしさといったら…!
    ヴィクトリカをかわいいと思うと同時に、ヴィクトリカの気持ちになって、九城がいれば安心って思う気持ちもよくわかる。
    本編の最後、わたしの大好きな

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    2016年12月06日
  • GOSICK PINK

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    ゴシック 新大陸篇第3巻は、これまでの2巻を補完するように、新大陸に渡ってから、じょぶとほーむを得るまでを描いたもの。
    この展開から、今後この作品も続いていく予兆を感じさせます。

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    2016年11月30日
  • 無花果とムーン

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    桜庭一樹さん!「砂糖菓子~」の時も思ったけど、読み終えた後の不思議な感じ(でも、爽やか)好きだな。最初は、月夜の幼い感じや変な一人称が鼻についたけど、後半は逆に、アンバランスな文章が凄く心に響いた。この人の書く人物、凄く魅力的。お父さんや、兄貴、お兄ちゃん、イチゴ先輩、密、約…みんな。桜庭さん、好きな作家さんに追加!

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    2016年10月30日
  • 少年になり、本を買うのだ

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    ネタバレ

    桜庭一樹さんは活字を食べて生きてるんじゃなかろうかと思えてくる。それぐらい本を読んでる。息を吸って吐くのと同じぐらいの摂理で本を読んで本を書いてる。

    多岐にわたるジャンルを貪るように。
    日々取り込んでる、まさに活字中毒者。

    なのに、自らの作品を書き上げる時はそのすべてを放置してご飯を食べるのすらやめて世界を作り上げることに没頭する。

    これぞ、桜庭一樹という作家の生き様である!

    という言葉なき宣言を受けた気がして衝撃だった。まさに魂を削ってひとつの世界を生み出している。

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    2016年10月02日
  • ファミリーポートレイト

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    主人公はなにやら事件を起こしたらしい母親と逃避行をする。母親は主人公を虐待するが、主人公は母親を盲目的なまでに慕う。やがて逃避行は突然の終わりを告げ、主人公は一人で生きていくことななる・・。
    なんだか歪んだ母親と娘の関係。著者はそういう関係性を描くのがとっても上手いですね。主人公の数奇な人生はこの先どうなるのかな?という興味も充分に惹いてくれます。好き嫌いが分かれるかもしれませんが、心に残る作品でした。

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    2016年08月24日
  • GOSICKs ──ゴシックエス・春来たる死神──

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    本編の間に何があったか。
    ヴィクトリカと九城が出会う前と出会った時の話。ヴィクトリカ目線のとこはいいね( ̄▽ ̄)

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    2016年08月09日
  • GOSICK PINK

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    やっとスタートに戻ってきたー

    これで最初の話の続きに行けるのかなぁ
    この前の巻はまだ前シリーズの続きだったもんね

    今回は綺麗なヴィクトリカが少なかったけどそれはそれでだな
    前巻より好きな感じだ
    続きはどうなるのかなぁ

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    2016年07月10日
  • GOSICKs II ──ゴシックエス・夏から遠ざかる列車──

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    二人を取り巻く人たちの周りに起こる謎を解き明かす、比較的小さな事件の短編集

    GOSICK世界の息抜きにはピッタリである

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    2016年05月11日
  • GOSICKs ──ゴシックエス・春来たる死神──

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    短編集なのでショートミステリてんこ盛りかと思いきや、ちゃんと本編へと繋がる大事な作品となってる。

    途中に今作中では解決させないお遊びパズルを差し込んでくるなど、本編のシリアス感とはちょっと違った世界がある
    そういうのも含めてGOSICKという世界観が出来上がってるのだなぁと感じてまとめとする

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    2016年04月28日
  • GOSICK VII ──ゴシック・薔薇色の人生──

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    ヴィクトリカを取り巻く謎から段々と大きな展開へ
    今回はソヴュールの過去を暴く話
    皇室殺しの謎、時代背景もたっぷり含んだ悲しい話だ

    登場人物も勢揃い(グレヴィール若干空気)でいよいよ終わりに向かっているのが分かる

    ただ、今巻も無事に終わって良かったと安堵

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    2016年04月14日
  • GOSICKs IV ──ゴシックエス・冬のサクリファイス──

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    11冊目で短編4巻目にして短編ラスト。
    なるほど短編集は春夏秋冬で4冊だったのか。

    学園ではイベントが開催される1日のうちに過去の話や謎解きが行われる。
    学園全体に楽しげな雰囲気あるものの、ある意味嵐の前の展開といったところ。

    話としては補完的な過去の話が多かったのだけど、アブリルとの別れの場面で嵐が来るんだなと思ってしまった。
    ラストの話は一体なにかと思ってしまったけど、ある意味先の展開を表してるとも言えるのかな?

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    2016年04月14日
  • GOSICK VII ──ゴシック・薔薇色の人生──

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    10冊目で長編7巻目。
    父によって首都に召喚されて、国の中枢に関わる10年前の謎を解く話。


    今回はいつものメンバーの他、寮母さんやセシルも加わって少し賑やかな感じで(グレヴィール警部は若干空気でしたが)。
    ヴィクトリカはついに国王にまで存在と力を知られてしまってもう抜け出せない感じだなあ。
    それにしても久城はヴィクトリカを守るために強くなってるな。

    一番最後の展開は良かったと思いました。

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    2016年04月12日
  • このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集

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    ネタバレ

    初読。①赤い犬花②冬の牡丹③モコ&猫…の順で好き。カラーの異なる6編の短編なのに、どれにも桜庭さんらしい匂いがついている。そして長編につながる匂いもする。「赤い犬花」はアニメになりそうな映像が浮かんできた。夏の一瞬のきらめきが永遠につながりそうでいて、やっぱり二度と訪れないと知っている幸福感と切なさで泣けた。「冬の牡丹」の家族に裏切られた感じが寂しいようなおかしいような。「モコ&猫」の好きの距離感に心震える。

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    2016年04月01日
  • GOSICK VI ──ゴシック・仮面舞踏会の夜──

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    ネタバレ

    今回は随分とミステリーみたいな話の流れだなというのが読み終わった直後の感想

    久城とヴィクトリカの中もさらに強固なものとなる、しかし久城のヴィクトリカへの気持ちもなかなかはっきりしないまま進むのももどかしい。

    最初にも書いたけど、今回は随分とちゃんとしたミステリー。事件が起こり、容疑者が何人かいてそれぞれの供述を聞きながらそこにある鍵を探し当てる

    物語が確信に迫りだしているのもはっきりと分かりだしてきている。この後どうなる〜

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    2016年04月27日
  • GOSICK VIII 下 ──ゴシック・神々の黄昏──

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    ふわふわとした異世界から急に現実の世界となった一冊

    ゴシックシリーズは一樹っぽくないなぁと思っていたけど、この最終巻はまさに一樹の作品だった
    一樹の綺麗で幻想的な表現が泥臭い景色にマッチした一樹にしか表せない世界
    一弥やヴィクトリカの苦難が近しいものとして感じられた

    一弥格好良すぎだろう!
    大人一弥のビジュアル希望!

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    2016年03月28日
  • GOSICK V ──ゴシック・ベルゼブブの頭蓋──

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    ネタバレ

    今までとは違い随分とヴィクトリカを取り囲む人物が登場し、物語の中核の部分が語られ始めた今作
    ヴィクトリカファミリーも登場し事件の真相は深層へ…

    終わり方も珍しく次作に続くような締でますます気になる!形見箱に一体何がぁ〜〜


    今作の魅力はヴィクトリカのツンデレ具合が炸裂したってとこですな

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    2016年03月28日
  • GOSICK VII ──ゴシック・薔薇色の人生──

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    ネタバレ

    今巻の舞台は首都 ソヴレムにある劇場“ファントム“、この場所でヴィクトリカはソヴュールでかつて起きた最大の殺人事件に挑むこととなる。

    ある冬の日、ヴィクトリカの兄 グレヴィール・ド・ブロワ警部が聖マルグリット学園を訪れ、ベルゼブブの頭蓋の時と同様に、再び父 ブロワ侯爵の命令でヴィクトリカは学園から連れ出されることとなる。今回連れ出されたのは首都「ソヴレム」にある劇場“ファントム“、ここはかつてヴィクトリカの母親 コルデリア・ギャロが踊り子として働き、そしてブロワ侯爵によって連れ去られ、ヴィクトリカが誕生するきっかけとなった、灰色狼の母娘にとっては因縁の場所であった。
    ここでブロワ侯爵はヴィク

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    2016年04月13日
  • GOSICK PINK

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    クリスマス休戦殺人事件は真相が解ると悲しい事件だった(T-T)博識なヴィクトリカが「ほーむ(家)」を理解していないのが以外だったけれど、これまでの生活を考えると「分からないのも無理ないか(..)」と可哀想に思った( ´△`)でも久城もヴィクトリカも新しい「じょぶ&ほーむ」が見つかって本当に良かったなぁ!(^o^)

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    2016年02月20日
  • 無花果とムーン

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    パープル・アイと尖った犬歯の女の子の月夜。
    貰われっ子と自分の外見がコンプレックスな月夜はお兄ちゃんを突然なくしてしまう。
    お兄ちゃんの死に関する秘密と罪悪感、喪失感を抱きながら過ごすうち、死んだはずのお兄ちゃんを感じ出す。

    大好きだった人の死から始まるので涙腺崩壊。
    そりゃ、乗り越えられないだろう。
    思春期だぜ?目の前で大切な人が死んじゃうんだぜ?
    仕方ないよ。
    ボロクソ言われてる主人公の性格も私はいるよこんな子いるよ。
    こじらせちゃったンだけど仕方ねーよ、環境とかさ。
    あと、能を参考にして思いついたって後書き仰ってたのでヒロイン像は多少は仕方ないんじゃない?
    能とか文楽とか狂言とかの若い

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    2016年02月17日