このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集

このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集

702円 (税込)

3pt

短編に凝縮された桜庭一樹のエッセンス!

死んだ男を囲む、二人の女の情念。
ミッションスクールの女子たちの儚く優雅な昼休み。
鉄砲薔薇散る中でホテルマンが見た幻。
古い猫の毛皮みたいな臭いを放つ男の口笛。
ダンボールに隠れていたぼくのひと夏の経験。
日常に口を開く異界、奇怪を覗かせる深淵を鮮やかに切り取った桜庭一樹の新世界!
6つの短篇小説。解説・杉江松恋

【目次】
「モコ&猫」
「このたびはとんだことで」
「青年のための推理クラブ」
「冬の牡丹」
「五月雨」
「赤い犬花」

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このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    奇譚集、と銘打っているだけあって何とも奇妙な感覚をもたらす短編集。ただ設定が異質なのは骨になった男が妻と不倫相手のやり取りを傍観する表題作と、夜のホテルでホテルマンが見た幻の話「五月雨」だけで、他は日常で有り得る話。しかし大学で一目惚れした相手をただ見つめるだけの話「モコ&猫」が、アパートの

    0
    2023年07月22日

    Posted by ブクログ

    桜庭一樹さんの神秘的な世界観には
    定期的に触れたくなる。

    期待に違わず、ちょっとひやっとするようなお話が多くて満足した。

    それぞれが独立したお話なので、読みやすい。
    すぐに桜庭一樹さんの世界に入れた。

    モコ&猫
    冬の牡丹
    が好きだった。 

    0
    2022年07月16日

    Posted by ブクログ

    心の中に、普段は目を背けているような影を持つ
    そんな登場人物たち。

    苦い笑いを浮かべたくなるような
    そんな短編集

    0
    2020年11月15日

    Posted by ブクログ

    相変わらず、没落貴族のような男性と、気の強い女性を描かせるとピカ一美しくなる作家さんだなあ。

    冬の牡丹と、赤い犬花、が好き。

    五月雨、は伝説の一族の話を長編で読みたい。赤朽葉家みたいに、長い時間に跨がったお話に仕立ててもらって読みたい気がした。

    0
    2017年01月15日

    Posted by ブクログ

    【モコ&猫】 普通でない愛
    【このたびはとんだことで】 男の骨壺を挟んだ妻と愛人
    【青年のための推理クラブ】 と見せかけて?
    【冬の牡丹】 残念美人のグダグダ
    【五月雨】 吸血鬼もの
    【赤い犬花】 少年が田舎で冒険

    0
    2021年02月08日

    Posted by ブクログ

    短編集。「モコ&猫」「冬の牡丹」が好きでした。男女の歪なようにも見える濃い関係を描かせるとピカイチな作家さんだなと改めて実感する作品集でした。

    0
    2017年07月04日

    Posted by ブクログ

    2016年、9冊目はラノベ脱却期の『少女には向かない職業』以来、おそらく、十数年振りの、桜庭一樹。その短編集、6編収録。

    モコ&猫:大学生時代の憧れと、恋愛の狭間のようなイビツな想いの回顧譚。いやぁ、自分が、いかにミステリ脳で読んでいたか、というコトを反省させられた。冒頭で気付かされて良かったよ。

    0
    2017年02月11日

    Posted by ブクログ

    「モコ&猫」 ふうがわりな恋。
    「このたびはとんだことで」 浮気、特殊な語り手、奇譚。
    「青年のための推理クラブ」 ヴァーチャルな友情。
    「冬の牡丹」 娘と(仮想的な)父。本書一番の力作か。
    「五月雨」 伝奇。Vハンター。
    「赤い犬花」 夏休みの少年たち、その背後にあるのはマチズモに潰された少女。ジ

    0
    2016年05月09日

    Posted by ブクログ

    桜庭一樹の短編集。
    じわじわ面白い。
    誰かが幸せになったり、誰かが不幸になる話はないのだけど、人間臭さが溢れて面白い。

    0
    2016年05月08日

    Posted by ブクログ

    一人の男をめぐる妻と愛人の執念の争いから、読書クラブの高校生の日常ミステリー、ひと夏の少年の冒険まで。桜庭一樹の切れ味鋭い小説世界を味わえる魅力的な全6編を収録した短編集

    桜庭一樹の奇譚集というので期待は大きかったが、2013年に出版された「桜庭一樹短編集」の文庫化だった。まんまと再読させられたが

    0
    2016年04月15日

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