桜庭一樹のレビュー一覧

  • 赤朽葉家の伝説

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    女三代の話。
    朝ドラにもありましたね、そういうの。
    毛鞠と青春時代が重なり、懐かしく読みました。
    面白かったけど、結局万葉はなぜ、誰から捨てられたのか、そこが気になった。

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    2022年09月04日
  • 少女を埋める

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    良かった。わたしはやっぱりこのひとが好きだなあ……このひとの文章が好きだ、けど、特に今回は文章、というより「言葉」と、そう言葉にしようとするご本人が、と思った。
    それはそうと、桜庭さんの描く地方都市、ものすごく大袈裟に昔のように書いているんだと思って、令和の、しかも歳上のひとたちの会話での言葉選びに心底驚いた。土地、文化、すごい。いや、自分の周りが現代的とは全然限らないんだけど。

    わたしは、親の育て方か、環境か、自分の厚かましい性格か、とにかく何かを堪えたり受け止めてもらえないという経験が本当にまったくないなあ、と思った。ありがたいことであると同時に、それに自覚的になるのはとても難しい。だか

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    2022年08月24日
  • 伏 贋作・里見八犬伝

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    里見八犬伝をモチーフにした長編で、何よりも過去の話が本編と同じぐらいの分量で入っていることに驚いた。桜庭一樹といえばファンタジーやライトノベル作品出身で「わたしの男」で直木賞という降り幅の広い作家さんだ。江戸時代を舞台に語られる贋作里見八犬伝、堪能させてもらった。

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    2022年08月17日
  • 赤朽葉家の伝説

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    読み初めは、堅いタイトルに加えて時代小説っぽい感じで最後まで読めるか心配していましたが、不思議な世界観と登場人物に魅了され一気に読んでしまいました。
    明るい内容ばかりではないですがどことなく朝ドラのような雰囲気がします。

    どの時代にも栄枯盛衰があり、流れにのれる人と取り残される人がいる。その繰り返しで今があるんだなと思います。後半で急にミステリー感が出てきてちょっと驚きました。

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    2022年07月30日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    “女性の見た目”が一つのテーマになっている話。

    最後の「ゴージャス」が私は一番好きだった。
    二十歳を超えた今、老いを恐れ始めている私にとても刺さった。

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    2022年07月16日
  • このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集

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    桜庭一樹さんの神秘的な世界観には
    定期的に触れたくなる。

    期待に違わず、ちょっとひやっとするようなお話が多くて満足した。

    それぞれが独立したお話なので、読みやすい。
    すぐに桜庭一樹さんの世界に入れた。

    モコ&猫
    冬の牡丹
    が好きだった。 

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    2022年07月16日
  • 少女を埋める

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    難しいことは分からないけど
    なんだかすごく興奮して読んだ。

    女とか男とか、地方とか中央とか、作家とか、評論家とか
    それぞれがそれぞれの正義と闘っている。

    それでいいのだ。

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    2022年06月22日
  • 少女を埋める

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    父親が余命僅かとの連絡を受け、7年間振りに鳥取に帰郷、そこで、父親を看取りながら、母親との良好とは言えなかった過去が語られる。という桜庭さんの私小説だが、この本では、この表題作「少女を埋める」の雑誌掲載後に起きた論争について、著者自身が書いた文章も一緒に掲載されている。小説の中で、母親がしたとは書いていないことを行ったとし、あらすじとして書いた文芸時評。読み手の解釈と言いながら、明らかにあらすじの紹介と思える文は確かに問題だが、母の名誉というのなら、桜庭さんの小説自体も、母親に読まれたくないものなのでは?

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    2022年06月14日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    薄暗い靄がかかった幻みたいな狭い世界でも
    降り積もる雪が真っ白なことは隠せない
    そんなことを思ってしまう
    不思議な不穏なそれでいて蠱惑的な
    桜庭一樹さんの小説

    「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」や
    「私の男」もなぜか惹きつけて離さない魅力があった

    本書でも気味が悪いほど美しい描写や
    浮世離れしたような人たち
    この世界観をまた味わいたくて読んだと思う

    七竈と雪風、独特な話し方でさえも綺麗と感じる。
    北海道の広くて狭い世界で生きたお話。

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    2022年06月01日
  • 無花果とムーン

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    表紙とタイトルに惹かれて借りた、もらわれっ子で紫
    の瞳をした月夜とだいすきな奈落のお話。結末で驚い
    てあって声出ちゃった。少し泣いた。
    #さよならぼくのパープルアイ

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    2022年05月19日
  • 少女を埋める

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    物語として構築し直されているが、舞台はまごうかたなき我が故郷。ふるさとloveを公言してはばからぬ私には、とても考えさせられた本だった。
    モヤモヤのある母と共に、大好きな父を看取る話。それが著者の意図とは違う読解で書評され、評論家やメディアとSNSを通じて闘う話…。
    あの町の出身者として、また出版に携わるものとして、また親を看取った経験者として、すべてが身に迫るようでいて、また微妙な立場の違いゆえ居心地悪くもある。
    山海に恵まれ、商いも豊か、人の心は大らかで住みやすさバツグン…と喧伝してきたふるさとは、視点を変えればこんなにも狭量な悪意に満ちた旧弊な場所だったか…。友人が「その街というより日本

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    2022年05月19日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(上) A Lollypop or A Bullet

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    ちとだるい展開?ってなってる
    2巻が楽しみ
    どうなるんだろー。

    本の手が込んでる
    らぶほりっくみたいな感じで色がついてて
    しゅこ。

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    2022年05月14日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    桜庭一樹さんの作品はハマったばかりで、これで呼んだのは5冊目です。
    中学生の頃から夏に読みたいみたいなのでオススメされているのを知っててやっと読みました。
    美しい少女と少年
    そしてその周りの大人たち
    どこか達観している七竃が大人たちと出会い自分も大人になっていく

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    2022年05月07日
  • 赤×ピンク

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    主人公視点で3話、それぞれ3人の女の子が主役のお話。
    難しい表現はなくて、とても読みやすい。
    違う視点で、登場人物が同じなので面白い心情描写とかもとても好き。
    舞台は少し、アングラっぽいけど人はピュアな人ばっかりだし、バットエンドはないので読みやすく、面白く楽しかった。
    個人的には、人間ドラマって感じがしたけどもう少し内容が重たかったらなーと思った部分もある。
    読みやすい=若干物足りないのかも
    まゆちゃん派ですかね( ー`дー´)キリッ

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    2022年04月30日
  • 少女を埋める

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    少女を埋める 自伝的随想
     直木賞作家 冬子 7年ぶりの鳥取帰省、40代後半。
     入院中の父親とリモート面会するが亡くなる 
     母の暴力 母の連れてくる疑似家族 母のいちばんの親友はおばあちゃん

     血縁者とは拡大された自己:「私の男」のテーマ
     母と娘の暴力を伴う愛:「ファミリーポートレイト」のテーマ

    キメラ(合成獣) 朝日新聞 C氏の文芸時評 
     「虐めたね」母の怒りの発作=父への虐待 と解釈

    小説の読み方と批評の書き方(読解の自由 解釈は不可分)
     「家父長制社会」≒批評 向き合わず自分のコントロール下に
    「少女」=異能者、異分子
     「埋める」=郷の共同体の掟:出ていけ、もしく

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    2022年12月18日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    台詞や文章が独特で癖になる
    無表情で無機質な日本語
    美しく淡々と描かれる情景
    くどくないのにちゃんと伝わる感情の機微

    かなり好き

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    2022年03月06日
  • ファミリーポートレイト

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    完全な人間に物語など必要がない。でも完全な人間などいないから、誰にでも物語というものは必要…本当にそう思います。完全とまではいかなくても、真っ当な人も物語を必要としないよな、とも。このお話だと、真田みたいな。
    圧倒されました。母と娘、お互いしかいないというのは悲劇だけれどとても幸福なのかもしれないです。
    幸福から立ち直る…初めて接する言葉だけれどこの感覚はわかるので不思議。とても悲しいけれど、生き続けるには欠かせないです。
    母と娘ってこうだな、と思いました。これが濃いか薄いかの違いで。ここまで描写出来るって凄いな。
    眞子と駒子の頃と、駒子の余生と。息苦しいけれど、物語の力も感じられました。体力

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    2022年02月24日
  • 東京ディストピア日記

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    コロナと生きた生活史。つい1,2年前の出来事と世間の空気感の記述に、あったなぁという感覚になるのは色んな情報を受け過ぎた結果なのかもしれない。贅沢を言えば、作者の当時読んでいた本の記述があると嬉しかった。

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    2022年01月03日
  • 荒野

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    大人に憧れを抱きつつも、まだ子どもでいたいような気持ちは痛いほどよくわかる。制服を着ている間は守られているような無敵な気持ちになれていた。

    荒野は一人称を自分の名前で呼んでいる。実は私もかなり上の年齢まで自分のことを自分の名前呼びしていた。今でも恥ずかしながら、家族や気を許した人の前ではぽろっと一人称が名前になってしまうことがある。それが幼稚だと言うことも理解していて、「私」に切り替えないといけないと分かっていても、一人称を変えてしまったら、自分が一気に大人に近づいてしまいそうで、大人になることへの最後の抵抗のように自分を名前で呼んでいたいのだと思う。

    思春期の少女の繊細な心の動きが美しく

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    2021年12月19日
  • じごくゆきっ

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    大変面白かった。
    今ある現状から逃げたい者たちが、別のことに転嫁して目をつむる短編集。
    桜庭一樹は読みやすく期待を裏切らない。

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    2021年12月17日