桜庭一樹のレビュー一覧

  • いつか、アジアの街角で

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    どれも良かった!
    語彙力無さすぎ!
    日本の中にあるアジア
    アジアに残る日本の爪痕(かすかに出てくる程度だが)
    それらがほのかに香る短編たち
    どれもその先を知りたくなる
    ああ、短編ってそこがね〜
    もどかしいというか…

    私も3月に初めて台湾に行ったが、また行きたいと、もっと色々な所を見てみたいと感じさせてくれた。

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    2026年04月06日
  • 無花果とムーン

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    最愛の兄の死を巡る、不思議な青春物語

    物語は、衝撃的な事件の後の葬儀から始まります。主人公・月夜の兄・奈落が、月夜の目の前で突然死。
    奈落の死後、周囲との溝が深まる孤独な日々の中で、彼女の前に現れたのは、亡き兄と瓜二つの青年・密でした。密との交流を通じて、ある秘密が明かされていきます。

    現実と幻想が入り混じるような独特の空気感の中で、一人の少女が喪失を乗り越え、大人へと一歩踏み出す。その再生の過程に、強く胸を打たれる青春小説です。

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    2026年04月03日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    数年前に読んだことあるけど、改めて読み返したくて読んだ。
    本当に大好きなダークな世界観で読後は気分がずっしり重くなるけど藻屑となぎさの関係性の変化と藻屑のキャラクター、なぎさの心理描写のうまさでどんどん引き込まれる感じが最高に良かった。桜庭一樹さんの本もっと読んでみたい!

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    2026年03月29日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    ネタバレ

    綺麗な本だと思った
    汚い大人も出て来たけど綺麗だなと思わせてくれたのは語り口調や七竈や雪風を絶世の美形で想像していたからなのだろうか
    変わっていく七竈も
    変わるのが怖い後輩さんも
    変わらず守っていく雪風も
    みんな好きだ
    七竈はその後どうなったんだろう

    女性は特に男性からの見られる事での消費•搾取
    見るハラスメントは絶対あると思う
    彼女や奥さんと一緒だったとしても
    振り向いたり追いかけてまで見てる人もいる
    無意識ならなおさらタチ悪い

    わたしも田舎の生きづらさから逃げてきた
    都会の無関心さは存在否定されてるように寂しく感じる時もあるけど、自分のメンタルが安定している時は1人で自由で楽しい
    旭川

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    2026年03月24日
  • 百合小説コレクション wiz 2

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    ネタバレ

    「百合小説」をベースとしながら、前巻よりもずっと物語の多様性が増した感じがしました。どの作品も心に刺さり「百合」という作品領域の奥深さを感じた次第です。

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    2026年03月22日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    子からの無償の愛
    それに甘える有象無象

    子は自分の”家族”しか知らないから、自分の家族がおかしいと思えない。

    本物は病院に行くことすらできないんだよなぁ…。やるせない。

    家庭は戦争だからね、この子の戦争が終わって良かった。

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    2026年03月20日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ良かった!!!

    最初からバッドエンドが分かっているからこそ、2人が歪な友情を深めてくのが辛かった。

    最初の自己紹介のシーンで、自分の中で藻屑は完全にあるアニメのキャラのイメージが定着しちゃった。現代にアニメ化したら藻屑の声優はあのちゃんになりそう。

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    2026年03月16日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    結末が最初から分かっているからこそ、読み進めるのがとても苦しかった。
    実弾を持たない中学生が経験するには、あまりにも痛ましい話だが、同時にどこか不思議な清々しさも感じた。
    最後の解説で語られる「地獄の中にある浄化」が、それをうまく言語化してくれていて、とても印象的だった。

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    2026年03月13日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    ネタバレ

    優奈の気狂いが治ったのは、葬式の日というより、田中先生と再開した夏の日じゃないだろうか。
    その日、田中が優奈に向けたのは“他の男と同じ”欲情。

    もし田中が、教師時代と同じように、
    "そうっと、目をそらし、「⋯うーむ」とつぶやく”
    だけであったならば、田中がどうなろうと優奈の気狂いは、一生続いたと思う。

    かと言ってもその後優奈は、呪われた旅に出るわけだが。
    「⋯うーむ」とつぶやく田中を見つけることもなければ、本物の田中も灰になり、よくやく隣の机に座る田中は永遠に消えたのだ。
    やっと七竃の実が墓標になったのだ。

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    2026年03月09日
  • 彼女が言わなかったすべてのこと

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    あっちの世界 パラレルワールド
    あっちとこっちでの物語
    どっちの話か迷子になった
    少し難しいが考えさせられる内容

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    2026年03月06日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    思春期の感情と学生という子供の世界感覚から大人の感覚への繋ぎ方、心情描写が秀逸。重苦しい話ではあるが、高校生で読んで実弾と砂糖菓子の弾丸がどういうものか、他者存在の理解の難しさに触れて欲しいと思う。とても好きな本です

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    2026年03月02日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    藻屑となぎさ2人の共通点は、家庭が大変だということ
    藻屑は妄想することで自分を守りなぎさはいつも実弾ということを軸に考えて自分を守っている
    藻屑のことを嫌いになれないだって彼女を妄想の世界に引き込んだのはきっと環境のせいだからだ
    大人ができることはきっとあったそれを忘れないようにしていきたい

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    2026年02月21日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    直木賞の「私の男」から桜庭一樹を知り、その生々しさの表現の中にある世界観に虜になりました。
    現代から過去に流れていくプロットも好きです。

    この作品でも同様に、1ページ目から既に死んでいると分かっている少女の人生を追う形で進行し、結末までの生々しさが素晴らしかったです。

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    2026年02月17日
  • 私の男

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    ネタバレ

    1行目で心を奪われてしまった。

    花が浮悟について語るとき、複数の呼称を使う。
    状況、心情によって変わるものかと思っていたが、違うのかもしれない。私の男、淳悟、おとうさん、花にとってその全てが腐野淳悟なんだろう。
    呼称の使い方が巧妙。
    お父さん/おとうさん これは別の人物
    お兄さん→名前呼び これは関係性の変化

    複数回出てくる「お⋯⋯」の気味悪さと言ったらもう肺に吐瀉物が溜まるような気分。

    ・花の母と淳悟のこと
    レイプなのか。そうだとしてどうして産んだのか。
    『母』が恋しくて断れない程に縋ったのか。

    ・淳悟視点での淳悟が求めたもの
    血の人形←愛しているとは思えない表現
    あんなに

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    2026年02月16日
  • 私の男

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    個人的にはとても良かった。桜庭一樹は4冊目だけど1番好き。ただ近親相姦の話だし読み手によっては淳吾をロリコンだと言う人もいると思うので、好みが分かれる作品である事も理解出来る。

    結婚間際の主人公花と40歳の淳悟から物語が始まり、二人の関係性を軸として年月を遡っていく形で話が進む。2人の未来を先に知ってるからこそ、お互いがお互いを想いすぎてる描写が出てくる度に苦しくなった。(特に花が9歳の頃と高校生の頃)

    読み終わってから数日経ってるけどこの2人が頭から離れない、本当に良かった

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    2026年02月11日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    桜庭一樹さんの書く文章とお話が本当に大好き
    女の人生ってのはね、母を許す 許さないの長い旅なのよ。っていうセリフが印象に残ってて、昔お友達がママの事は好きだけどママみたいな人にはなりたくないって涙溜めながら話してくれたの思い出した
    その子は今ママの事許せてるのかな

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    2026年02月09日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    すごい本
    最初から結末が分かっているのに、そこで生きている女の子二人から目を離せなくなる
    昨年少女七竃を読んでいたので、桜庭先生の書く世界の綺麗な残酷さは体験済みだったけど、この作品はより痛みがずっしり来る感じ

    嵐の来た夜に読み直せるように、本棚に置いておこうと思います

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    2026年02月06日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    藻屑ちゃん最低で最悪なのに憎めないし、むしろ魅力的に感じてしまうのファム・ファタールすぎるよ
    ずっと霧がかってるみたいな不思議な感覚になるお話だった。桜庭一樹さんは天才だな

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    2026年02月03日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    ネタバレ

    とにかく出だしが最高なので何があっても最後まで読むと決めた。「わたし、川村七竈十七歳はたいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった。」
    語り手を話ごとにスイッチしていく方法をとっていたり、雪や七竈の情景描写を比喩としたり、遺伝子的に現れ等、最後まで面白く読ませる工夫がたくさんあって流石と思いつつ、何と言っても古風な言い回しが平成九年生まれの私にとっては滑稽のような洗練されているような不思議な面白さを味わった。
    私は川村七竈のように美しい、かんばせ、を持つ人間ではないけれど何だか世間に対する怒りを特に思春期の頃に抱えていて、そういった感情を引っ張り出させてもらえるような力強さがこの作品にあると思う

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    2026年02月01日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    ネタバレ

    誰もが振り向く美貌と"いんらん"で有名な母を持つ1人の少女 七竃を中心に大人達の複雑な心情を描いた一冊。
    桜庭一樹先生特有の面白い文体や表現も魅力的なのですが、男女の恋慕が孕む寂しさや愚かさ、母と女の狭間など決して自分から縁遠いものではない存在が生々しく書かれていて震えました。
    七竃と雪風、そして緒方後輩がとても好きです。
    私は七竃のお母さんの気持ちを理解することができませんでしたが、彼女は田中先生の葬儀で何を感じたのでしょう。
    読み終わって心が少し苦く寒くなって、けれど決して後味が悪い訳ではなく。
    素敵な1冊でした。

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    2026年01月27日