桜庭一樹のレビュー一覧

  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    すごい本
    最初から結末が分かっているのに、そこで生きている女の子二人から目を離せなくなる
    昨年少女七竃を読んでいたので、桜庭先生の書く世界の綺麗な残酷さは体験済みだったけど、この作品はより痛みがずっしり来る感じ

    嵐の来た夜に読み直せるように、本棚に置いておこうと思います

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    2026年02月06日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    藻屑ちゃん最低で最悪なのに憎めないし、むしろ魅力的に感じてしまうのファム・ファタールすぎるよ
    ずっと霧がかってるみたいな不思議な感覚になるお話だった。桜庭一樹さんは天才だな

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    2026年02月03日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    ネタバレ

    とにかく出だしが最高なので何があっても最後まで読むと決めた。「わたし、川村七竈十七歳はたいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった。」
    語り手を話ごとにスイッチしていく方法をとっていたり、雪や七竈の情景描写を比喩としたり、遺伝子的に現れ等、最後まで面白く読ませる工夫がたくさんあって流石と思いつつ、何と言っても古風な言い回しが平成九年生まれの私にとっては滑稽のような洗練されているような不思議な面白さを味わった。
    私は川村七竈のように美しい、かんばせ、を持つ人間ではないけれど何だか世間に対する怒りを特に思春期の頃に抱えていて、そういった感情を引っ張り出させてもらえるような力強さがこの作品にあると思う

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    2026年02月01日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    ネタバレ

    誰もが振り向く美貌と"いんらん"で有名な母を持つ1人の少女 七竃を中心に大人達の複雑な心情を描いた一冊。
    桜庭一樹先生特有の面白い文体や表現も魅力的なのですが、男女の恋慕が孕む寂しさや愚かさ、母と女の狭間など決して自分から縁遠いものではない存在が生々しく書かれていて震えました。
    七竃と雪風、そして緒方後輩がとても好きです。
    私は七竃のお母さんの気持ちを理解することができませんでしたが、彼女は田中先生の葬儀で何を感じたのでしょう。
    読み終わって心が少し苦く寒くなって、けれど決して後味が悪い訳ではなく。
    素敵な1冊でした。

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    2026年01月27日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    ずっと読みたいリストに入ってた桜庭さんの小説。
    期待を裏切らない。
    冒頭で衝撃を受け、途中で忘れ、最後でまた思い出して心が痛くなった。

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    2026年01月24日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    なんて救いのないストーリーなのでしょうか。
    冒頭で死ぬことがわかっている女の子の話ですが、読んでいるとそんなことすっかり忘れてしまっていて、結末にショックを受けました(冒頭ででわかっていたはずなのに)。
    嘘と本当の中に、愛と虐待が絶妙に混じっていて、一瞬ファンタジーなのかなと思わせておいてからのリアリティがドーンです。
    ページ数も少ないので、一気に読み切りました。

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    2026年01月24日
  • 私の男

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    ネタバレ

    はっきり言ってしまうとなかなかに気持ち悪い情景描写が多々あるのだが、それを超える魅力をこの本には感じた。
    最初は暗い、よく分からない今の描写から、2人が出会った時まで時を巻き戻していくと、この気持ち悪さがただの気持ち悪さではなく、生物としての人間の生々しさからくる生きるための苦悩なのだと分かってくる。
    本当は親子だった2人が出会った時の喜び、幸せ、渇望している生で終わるという物語の組み立て方が素晴らしく、どんどん引き込まれていった。

    2人の本質、関係性を正しく読み取れたのは小町さんだけ。

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    2026年01月14日
  • 私の男

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    直木賞受賞作。
    人によっては、いや、大多数の人がこの2人の関係に嫌悪感を抱くであろう始まり方。

    しかしながら、現代から過去に触れていく中で、その禁忌の愛の繋がりに共感は出来ないながらも圧倒される。
    新しい気持ちになる読書体験をさせて頂いた。

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    2026年01月10日
  • このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集

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    喜怒哀楽全部セットみたいな内容に心が大歓喜しました。
    面白さは勿論なんですが不気味さの中に優しさとか、寂しさとか散りばめられていてちょっと泣きそうになるお話なんかもあったりして。
    私のお気に入りはモコ&猫と赤い犬花です。
    是非読んでいただけたら嬉しいです。

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    2026年01月10日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    ネタバレ

    凄い作品と出会った。地方の中学生・なぎさはクラスで浮いた存在の転校生・藻屑と知り合う。藻屑は自分を人魚だと言い張り、海に帰ることを信じ、周囲から理解されない言動を繰り返す。一方、なぎさは彼女の言葉を信じきれないまま、それでも一定の距離を開け藻屑と関わり続ける。藻屑の抱える家庭環境や危さが明らかになり、何もできない自分と対峙するなぎさは、彼女を見続ける。共感できた理由として、読者に正義や救済を押しつけない、読者も同じ無力であり、なぎさは他者をきちんと理解できないが、絶対に切り捨てなかったということ。⑤↑↑

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    2026年01月03日
  • 少年になり、本を買うのだ

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    ネタバレ

    ちょっと本を読むのに気が入らなくなってしまったので読んでみた(笑)いいな~桜庭さんの生活がうらやましい(笑)色んな本を読もうって気になった(笑)物語を楽しんでいこう(笑)

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    2025年12月29日
  • 書店はタイムマシーン

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    ネタバレ

    相変わらず本を読んでいる桜庭さん(笑)うらやましいな~(笑)こんなに本に囲まれている生活って(笑)今回もたくさん読みたい本が増えてしまった(笑)勢いに乗って色々注文してしまわないように注意しないと(笑)

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    2025年12月29日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    ネタバレ

    この本は最初のページに主人公の友達となる藻屑が死ぬことが書かれていて、もうここでそんなこと書いちゃっていいの?って驚いた。話の最初は(藻屑、、すごい子だな)とだけ思いながら読んでたけど、話が進んでいくうちに亡くなってしまうこと自体は最初から分かっていたのに最後物凄いショックを受けてしまった。(嫌だ死んでないよね、生きていて!!!)とまで思うくらいに藻屑がおかれている家庭環境や過去の辛さが読み進めていくうちにボロボロと明らかになってきて悲しくなった。この物語の主人公なぎさも普通ではない家庭環境で暮らしていて、そんな2人が出会ったことが作中の唯一の救い、また奇跡だったと思っている。2人が出会えてよ

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    2025年12月18日
  • 私の男

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    濡れ場が変にいやらしくなく情感たっぷりで美しい。ひとりぼっちだったふたりが親子となってふたりぼっちをやっているのがとてもいじらしく、歪ながらも美しくて幸せに過ごしてほしいと思った。
    時系列を逆に遡って話が進むので、恐らくふたりが1番幸せだったであろう時で話が終わるのが憎いなぁ。
    歴代トップ3には入る大好きな作品になりました。

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    2025年12月10日
  • 少年になり、本を買うのだ

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    このシリーズバラバラに読んでますな。
    2006年の記録です。ガツガツと本を読む。そんな表現がピタリとくる読書量と読書形態。
    執筆の様子も描かれ、情報のインとアウトが渾然一体となる様が見て取れる。きっと本でできた人なのだろう。

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    2025年11月09日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    砂糖菓子の弾丸を吐き出す時代があったことを思い出す備忘録。好きって絶望だよね 人魚になった藻屑はなんて言うんだろう

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    2025年11月04日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    切実な痛みをもった、女子中学生が主人公の青春小説です。

    読んだあと、切なくて苦しくて悲しくてたまらないのに、なぜか爽やかな気持ちになりました。

    主人公のなぎさには引きこもりの兄がいて、不思議な転校生の藻屑は、父親に虐待を受けています。


    藻屑の抱える苦しみ、なぎさの抱える悩み、幼さの中に見え隠れする深い絶望とかすかな希望。


    この物語は、藻屑という不幸な少女の、やるせない人生を描く鬱物語なのか。


    それとも、藻屑との出会い、交流をとおして、痛みをともないながら残酷に成長していく、なぎさの切ない青春物語なのか。


    それとも、運命に抗い戦った、あまたの少年少女たちに捧げる、暗く哀しい救

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    2025年10月20日
  • 私の男

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    親愛と性愛の重なり合い、言語化されるのが躊躇われるような情緒を、これ程に巧みに表現できるのは凄い。
    しっかりと気持ち悪いが、花の気持ちに理解できる部分が多いのも、また歯痒くて悲しくて苦しい。

    時を経ていくにつれ、純真でただ愛しかった互いの存在が、共依存のような退廃した関係性になっていくのがキツくてたまらない。

    「生きている意味とは」を、ふっと考えさせられる作品。当たり前に生きることは、こうにも難しいのか。

    桜庭一樹さんは、心理描写、情景描写ともに文章があまりにも上手すぎる。冒頭フィジーのエメラルドの海が、読み進めるほどに「中身のないバカみたいな美しさ」の対比を効かせてくる。


    ああ、ふ

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    2025年10月19日
  • 青年のための読書クラブ(新潮文庫nex)

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    架空の聖マリアナ学園の、創立から合併による終わりまでを、読者倶楽部のメンバーが引き起こす事件を追う形で綴った編年体。面白い小説は、次に何が起きるかが予測できないところにあり、この小説はそれを満たしている。桜庭一樹独特の語り口で、不思議な空気を醸し出し、事件の当事者と別にクラブ誌を残した語り部がいて、彼女らが皆、主人公。人の思いは、たとえ朽ちても若者に引き継がれていく。

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    2025年10月13日
  • 私の男

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    直木賞受賞作

    『私の男は、ぬすんだ傘をゆっくりと広げながら、こちらに歩いてきた。‥‥傘盗人なのに、落ちぶれ貴族のようにどこか優雅だった』

    40才になる腐野淳悟
    結婚直前の養女、花
    この2人には何かある
    そう思わせる冒頭の文章
    もうここから引き込まれていく
    凄い話なのになんだか
    美しささえ感じてしまう

    以前「赤朽葉家の伝説」を読んで
    すっかり好きになってしまった
    桜庭一樹さん
    でもこの小説はまた違った
    魅力がある
    最後まで謎があって
    想像が止まらないのも良い
    今後の2人がどうなるのかも
    謎!
    腐野 (くさりの)なんて名前も
    ふざけてるし‥

    『おまえが、濡れるといけないと思って。花』

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    2025年10月05日