桜庭一樹のレビュー一覧

  • 百合小説コレクション wiz 2

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    ネタバレ

    「百合小説」をベースとしながら、前巻よりもずっと物語の多様性が増した感じがしました。どの作品も心に刺さり「百合」という作品領域の奥深さを感じた次第です。

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    2026年03月22日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    子からの無償の愛
    それに甘える有象無象

    子は自分の”家族”しか知らないから、自分の家族がおかしいと思えない。

    本物は病院に行くことすらできないんだよなぁ…。やるせない。

    家庭は戦争だからね、この子の戦争が終わって良かった。

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    2026年03月20日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ良かった!!!

    最初からバッドエンドが分かっているからこそ、2人が歪な友情を深めてくのが辛かった。

    最初の自己紹介のシーンで、自分の中で藻屑は完全にあるアニメのキャラのイメージが定着しちゃった。現代にアニメ化したら藻屑の声優はあのちゃんになりそう。

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    2026年03月16日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    結末が最初から分かっているからこそ、読み進めるのがとても苦しかった。
    実弾を持たない中学生が経験するには、あまりにも痛ましい話だが、同時にどこか不思議な清々しさも感じた。
    最後の解説で語られる「地獄の中にある浄化」が、それをうまく言語化してくれていて、とても印象的だった。

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    2026年03月13日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    優奈の気狂いが治ったのは、葬式の日というより、田中先生と再開した夏の日じゃないだろうか。
    その日、田中が優奈に向けたのは“他の男と同じ”欲情。

    もし田中が、教師時代と同じように、
    "そうっと、目をそらし、「⋯うーむ」とつぶやく”
    だけであったならば、田中がどうなろうと優奈の気狂いは、一生続いたと思う。

    かと言ってもその後優奈は、呪われた旅に出るわけだが。
    「⋯うーむ」とつぶやく田中を見つけることもなければ、本物の田中も灰になり、よくやく隣の机に座る田中は永遠に消えたのだ。
    やっと七竃の実が墓標になったのだ。

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    2026年03月09日
  • 彼女が言わなかったすべてのこと

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    あっちの世界 パラレルワールド
    あっちとこっちでの物語
    どっちの話か迷子になった
    少し難しいが考えさせられる内容

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    2026年03月06日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    思春期の感情と学生という子供の世界感覚から大人の感覚への繋ぎ方、心情描写が秀逸。重苦しい話ではあるが、高校生で読んで実弾と砂糖菓子の弾丸がどういうものか、他者存在の理解の難しさに触れて欲しいと思う。とても好きな本です

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    2026年03月02日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    藻屑となぎさ2人の共通点は、家庭が大変だということ
    藻屑は妄想することで自分を守りなぎさはいつも実弾ということを軸に考えて自分を守っている
    藻屑のことを嫌いになれないだって彼女を妄想の世界に引き込んだのはきっと環境のせいだからだ
    大人ができることはきっとあったそれを忘れないようにしていきたい

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    2026年02月21日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    直木賞の「私の男」から桜庭一樹を知り、その生々しさの表現の中にある世界観に虜になりました。
    現代から過去に流れていくプロットも好きです。

    この作品でも同様に、1ページ目から既に死んでいると分かっている少女の人生を追う形で進行し、結末までの生々しさが素晴らしかったです。

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    2026年02月17日
  • 私の男

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    1行目で心を奪われてしまった。

    花が浮悟について語るとき、複数の呼称を使う。
    状況、心情によって変わるものかと思っていたが、違うのかもしれない。私の男、淳悟、おとうさん、花にとってその全てが腐野淳悟なんだろう。
    呼称の使い方が巧妙。
    お父さん/おとうさん これは別の人物
    お兄さん→名前呼び これは関係性の変化

    複数回出てくる「お⋯⋯」の気味悪さと言ったらもう肺に吐瀉物が溜まるような気分。

    ・花の母と淳悟のこと
    レイプなのか。そうだとしてどうして産んだのか。
    『母』が恋しくて断れない程に縋ったのか。

    ・淳悟視点での淳悟が求めたもの
    血の人形←愛しているとは思えない表現
    あんなに

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    2026年02月16日
  • 私の男

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    個人的にはとても良かった。桜庭一樹は4冊目だけど1番好き。ただ近親相姦の話だし読み手によっては淳吾をロリコンだと言う人もいると思うので、好みが分かれる作品である事も理解出来る。

    結婚間際の主人公花と40歳の淳悟から物語が始まり、二人の関係性を軸として年月を遡っていく形で話が進む。2人の未来を先に知ってるからこそ、お互いがお互いを想いすぎてる描写が出てくる度に苦しくなった。(特に花が9歳の頃と高校生の頃)

    読み終わってから数日経ってるけどこの2人が頭から離れない、本当に良かった

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    2026年02月11日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    桜庭一樹さんの書く文章とお話が本当に大好き
    女の人生ってのはね、母を許す 許さないの長い旅なのよ。っていうセリフが印象に残ってて、昔お友達がママの事は好きだけどママみたいな人にはなりたくないって涙溜めながら話してくれたの思い出した
    その子は今ママの事許せてるのかな

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    2026年02月09日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    すごい本
    最初から結末が分かっているのに、そこで生きている女の子二人から目を離せなくなる
    昨年少女七竃を読んでいたので、桜庭先生の書く世界の綺麗な残酷さは体験済みだったけど、この作品はより痛みがずっしり来る感じ

    嵐の来た夜に読み直せるように、本棚に置いておこうと思います

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    2026年02月06日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    藻屑ちゃん最低で最悪なのに憎めないし、むしろ魅力的に感じてしまうのファム・ファタールすぎるよ
    ずっと霧がかってるみたいな不思議な感覚になるお話だった。桜庭一樹さんは天才だな

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    2026年02月03日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    とにかく出だしが最高なので何があっても最後まで読むと決めた。「わたし、川村七竈十七歳はたいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった。」
    語り手を話ごとにスイッチしていく方法をとっていたり、雪や七竈の情景描写を比喩としたり、遺伝子的に現れ等、最後まで面白く読ませる工夫がたくさんあって流石と思いつつ、何と言っても古風な言い回しが平成九年生まれの私にとっては滑稽のような洗練されているような不思議な面白さを味わった。
    私は川村七竈のように美しい、かんばせ、を持つ人間ではないけれど何だか世間に対する怒りを特に思春期の頃に抱えていて、そういった感情を引っ張り出させてもらえるような力強さがこの作品にあると思う

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    2026年02月01日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    誰もが振り向く美貌と"いんらん"で有名な母を持つ1人の少女 七竃を中心に大人達の複雑な心情を描いた一冊。
    桜庭一樹先生特有の面白い文体や表現も魅力的なのですが、男女の恋慕が孕む寂しさや愚かさ、母と女の狭間など決して自分から縁遠いものではない存在が生々しく書かれていて震えました。
    七竃と雪風、そして緒方後輩がとても好きです。
    私は七竃のお母さんの気持ちを理解することができませんでしたが、彼女は田中先生の葬儀で何を感じたのでしょう。
    読み終わって心が少し苦く寒くなって、けれど決して後味が悪い訳ではなく。
    素敵な1冊でした。

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    2026年01月27日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    ずっと読みたいリストに入ってた桜庭さんの小説。
    期待を裏切らない。
    冒頭で衝撃を受け、途中で忘れ、最後でまた思い出して心が痛くなった。

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    2026年01月24日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    なんて救いのないストーリーなのでしょうか。
    冒頭で死ぬことがわかっている女の子の話ですが、読んでいるとそんなことすっかり忘れてしまっていて、結末にショックを受けました(冒頭ででわかっていたはずなのに)。
    嘘と本当の中に、愛と虐待が絶妙に混じっていて、一瞬ファンタジーなのかなと思わせておいてからのリアリティがドーンです。
    ページ数も少ないので、一気に読み切りました。

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    2026年01月24日
  • 私の男

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    ネタバレ

    はっきり言ってしまうとなかなかに気持ち悪い情景描写が多々あるのだが、それを超える魅力をこの本には感じた。
    最初は暗い、よく分からない今の描写から、2人が出会った時まで時を巻き戻していくと、この気持ち悪さがただの気持ち悪さではなく、生物としての人間の生々しさからくる生きるための苦悩なのだと分かってくる。
    本当は親子だった2人が出会った時の喜び、幸せ、渇望している生で終わるという物語の組み立て方が素晴らしく、どんどん引き込まれていった。

    2人の本質、関係性を正しく読み取れたのは小町さんだけ。

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    2026年01月14日
  • 私の男

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    直木賞受賞作。
    人によっては、いや、大多数の人がこの2人の関係に嫌悪感を抱くであろう始まり方。

    しかしながら、現代から過去に触れていく中で、その禁忌の愛の繋がりに共感は出来ないながらも圧倒される。
    新しい気持ちになる読書体験をさせて頂いた。

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    2026年01月10日