桜庭一樹のレビュー一覧

  • 読まれる覚悟

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    小説家(プロ・アマ問わず)だけでなく、二次創作書きにも、ネットでブログなりSNSなりなにか書いたり描いたりしてる人の「読まれる覚悟」としても大切な話なのではないでしょうか

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    2025年03月01日
  • 無花果とムーン

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    ここ最近ずっと桜庭一樹さんが続いています。不思議な魅力があってなかなか離れられないです。
    この小説はとても好みでした。激しいけど淡くて、切ないストーリーが好きな方におすすめです。

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    2025年02月19日
  • 読まれる覚悟

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    桜庭一樹氏の『読まれる覚悟』を読みました。よくこの内容を言葉にして1冊の本にまとめてくださったなあ、勇気が必要だったろうなあと
    キャリアのある小説家だからこそできたという面とキャリアのある小説家だからこそ言葉に重さが発生してしまうということを考えるとよくぞ世にだしてくれたという気持ちになる
    読み方や感想の持ち方は自由というのは、それはあるのだけれどやっぱり誤読というのはある、と私は思っている。小説家だけではなくあらゆるクリエイター(特に物語性が発生してしまうもの)にも言えることだと思うけどどんな感想も引き受けろというのはそれはかなり暴力的だと思う。明らかな誤読は誤読であるのだから、それまで引き受けなくても良いというのはとても心強い言葉だし、本書では何が解釈の自由、感想としての自由にあたるかと誤読の違いも書いてくれているのでSNSなどにレビューを書くことが多い人の参考になると思う
    韓国文学のメッセージ(政治的な主張)の強さやそれができる社会背景などにも言及してくれて、これはこの本を読まなければ知ることのできない部分だったのでよかった
    また作家や作品にファンダムができてしまった場合のことについても書いてくれていて、何か好きな人やものがある人にもおすすめ

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    2025年02月17日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    ネタバレ

    この頃の桜庭一樹の美しい文体、単行本のときの美しい装丁
    自分が読んでいた時の年齢と環境
    今も大切に本棚にある。

    内容云々ではなく私が「美しい文体」が好きだと認識した作品。

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    2025年02月15日
  • ほんとうの花を見せにきた

    購入済み

    残酷で切ない物語

    残酷で哀しいけど救いもある小説。
    竹の妖怪バンブー、吸血を必要とし、120年の寿命を持つ。
    理不尽な世の中で生きていくこと、人の心変わり、人間が持つ残忍性が淡々と描かれているのと対象に、無性の愛をそそぐバンブー。
    寂寥と切なさを感じる一冊。

    #切ない #ダーク

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    2025年01月27日
  • 赤×ピンク

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    本当に桜庭先生の本は私のタイプだ。想像したこともない世界が広がっていて、でもどこかで現実感がある。3部で構成されてたけど、まゆが中心の3人の物語。

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    2025年01月25日
  • 読まれる覚悟

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    小説は、読まれてはじめて完成する。
    小説家はこのような思いで小説を世に出しているのか。批評というものの意味と力も改めて知る。小説を如何に読むか(受け取るか)の指針ともなろう。
    「大きな声は小さな声を可視化するために使われるべき」との言葉が胸に響く。

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    2025年01月21日
  • 読まれる覚悟

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    2025.1.14〜2025.1.16

     今年1番にこの新書選んでよかった!と思える本でした。
     「あなたが小説家になったときに」と最初に記述がありますが、それを受け取る側である私達も読んでおいて損はない本だと思います。

     ちなみに私は今、この本の感想を書くのをとても躊躇しています。作者である桜庭先生の主張されている内容と、私が読んで取り入れた内容に乖離があるのではないか、とヒヤヒヤしているからです。

     読みながら思い返していたのは昨年、大好きな本のファンレターを書いたことです。とても面白かったことをたくさん伝えたくて。先生にとってデビュー作である作品だから、尚更特別なファンレターになることがわかっていたから、より気合が入りました。
     でも、先生にとって、それは私の読んだ解釈の感想です。受け取る側として「そういう考えの方もいらっしゃるのか」と思う作家さんもいれば、「そういうことが言いたかったんじゃない」と感じる作家さんもいらっしゃるでしょう。先生が、どちらのタイプの先生かわかりませんでした。今でも、どう書いたら正解(正解がある話ではないとも思いますが)だったのかわかりません。
     思えば、私が「感想を伝えることが苦手」と前々から感じていたのも、この前提が先立っていたからでしょう。

     全体を通して、目の前にあるのは単に「小説と原作者という神」のような概念的なものみたいに捉えるんじゃなくて、その人が生み出したものと1人の人間がそこに存在していることをもっと知覚しなきゃいけないなと1人反省しています。
     無意識に自分も「ものごと」として生身の存在を見てしまっていたのかも、とハッとさせられる瞬間が至る所にありました。

     特に今ってSNSが当たり前になっていて、作者と読者の距離が近くなる瞬間って確実に存在しています。それに慣れきっている今だからこそ、改めて立ち返って、小説に限らずいろんな物事で気をつけないといけないんじゃないかなあ。
     定期的に読み返して、自分の行動がいきすぎてはいないか、リセットする機会にできる本です。新年一発目、もうお済みの方も多いかもしれませんが、この本を読んで少しマインドを切り替えてみても良いのではないでしょうか。内容としてもとても興味深くておすすめです!

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    2025年01月16日
  • 赤朽葉家の伝説

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    ネタバレ

    桜庭一樹先生の代表作の一つ。
    1番大好きな作家さんなのに、なぜ今まで読まなかったのだろう。
    桜庭先生独特の世界観が大好きです。
    ミステリーと聞いていたけれど、1部、2部は全くミステリー色がなく、あれ?と思っていたところ、3部でミステリー色が出てきました。

    3部の主人公が付けられるはずだった、「自由」という名前、これは「家」というものから「自由」になる世代という意味で付けられたのではないかと思います。
    万葉も毛毬も生き方は違えど、「家」に属して、「家」を守っていた女たち。
    瞳子はきっと「家」に縛られず、「自由」にこの物語が終わった後も生きていくのでしょう。
    そして、きっと赤朽葉家は静かに終わりを迎えるのでしょう。

    最後の3行は私たちのような、これからの未来を生きて、作っていくための人に向けた言葉。
    ビューティフルワールドを作って、生きていく私たちへの言葉です。

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    2024年12月27日
  • 無花果とムーン

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    ネタバレ

    桜庭一樹先生感全開な作品。
    大好きです。
    死者への弔いの話と受け取ったのですが、能からインスピレーションを受けたとは驚き。
    能については全く知識がないのですが、知ってみたくなりました。

    死者の弔いは忘れることではない、思い出し続けること。
    生きている人は死者を忘れることはなく、前に進み続けなければならない。
    残酷なハッピーエンドでした。

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    2024年11月09日
  • いつか、アジアの街角で

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    台湾や香港の風景、日本で感じられる台湾や香港について思いを巡らせながら読んだ。人生の様々な出来事について深く考えるきっかけにもなる。

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    2024年10月24日
  • いつか、アジアの街角で

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    久しぶりにアンソロジーを読んだかも。中島さん、大島さんが初めて…かな?どれも日常な感じでスッと馴染んで読みやすくて、その中に何か引っ掛かるものがあって良かった。

    隣に座るという運命について/中島京子
    読み始めからスッと読めて、この本読みきれそうだなと思った。なんか途中ふわふわしてて迷子になりそうになったけど、サッと読み終えて面白かったな、と思えた。

    月下老人/桜庭一樹
    どこかにありそうなハチャメチャストーリー始まって面白かった。

    停止する春/島本理生
    途中までごちゃごちゃしててわけわからんくなりかけてたけど、後半でスッと収束して心に残った。
    P95「生きたいと思うことと、死にたいと思うことに、じつははっきりとした線引きなんてないのかもしれない、と思った」という一文が刺さった。
    あと大根餅食べたくなった。

    チャーチャンテン/大島真寿美
    知らない人だな…と思って読み始めて、めっちゃ好きでどんどん読んでしまった。仰け反っていたシーンがとても好き。にしてもぐえはあかんでしょ。笑
    こちらまで読後感が爽快になってよかった。

    石を拾う/宮下奈都
    この話もスッと読めるけどちょっとだけ本質というか何かに触れてる感じがあって好き。思ったのと違う反応してくれると嬉しいよね。

    猫はじっとしていない/角田光代
    突然泣くのは忌避されがちだよなぁとしみじみした。話が自分の中にスッと入ってさも前からいましたみたいな気分になる。この人の書く話は好きなのかもしれない。前にいくつか読んだけどもう全然覚えてないからわからんけど。

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    2024年10月01日
  • いつか、アジアの街角で

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    読み終わった後、胸の中にアジア特有の、熱気を持った風が吹くのを感じた。
    6人の作家が生み出したそれぞれのエピソードが収録されている短編集で、どれも本当に味わい深かった。主に台湾、香港といった地が登場していた。
    直接アジア圏の国に足を運ぶ物語もあれば、日本で想うだけのストーリーもある。
    全て異なったルートで、でもどこかで日本以外のアジアと主人公が繋がっている。短編では物足りない!と物語を読み終える度に思った。
    アジア圏からの旅行から帰って来たばかりというこのタイミングで出会えたからこその魅力もあったと思う。何度でも、旅がしたい。

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    2024年09月27日
  • 少女を埋める

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    すごく「今」読みたい本だった!!!!!
    親の喪失を通して色々考えたり経験したことを私小説に落とし込んでいる作品。
    「わきまえろ、同化しろ、さもなくば立ち去れ」というメッセージを送ってくる共同体(個人よりも共同体の維持が優先され変革をもたらす存在を排除する)に対し、わきまえないし、出て行かない、そのままの存在でそこにありつづける(そして共同体を変えていく)という力強いメッセージを発していて心強かった。

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    2024年09月25日
  • 推定少女

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    日々はもちろん不安だった。ぼくは十六歳、十七歳と歳を取っても、相変わらず同じ生き物だったのだ。弱くて、傷つきやすくて、プライドだけ高くて、そのくせ人の気持ちには絶望的に鈍感な、そんなだめな生き物だ。突破口はみつからなかった。相変わらず自分が嫌いだった。そういうものなのかもしれない。(本文より)

    読んだ当時は学生時代で、精神的にいまよりも未熟な部分が多く、瑞々しい言葉たちがすごく刺さったのを覚えている。二十代後半になった今でもまだ、大人ってなんだろう、とよく考える。

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    2024年08月29日
  • ファミリーポートレイト

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    この本は桜庭一樹が全て詰まっている。
    「私の男」のザラザラした不快感。「砂糖菓子の弾丸は打ち抜けない」のティーンエイジャーの複雑で理解不能な闇。「荒野」も「製鉄少女」も、そして全編通して「地獄行き」。前半はマコとコマコの非現実世界での、リアルで暗い逃避行。後半は駒子の幸福へ背を向けて大人になる姿。相変わらず靄のかかった暗い世界なのだが、なぜか読み出したらやめられない陶酔感。長い話でしたが、とても印象的な心に刻まれる小説でした。

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    2024年06月02日
  • GOSICK ──ゴシック──

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    ヴィクトリカかわいい!♡ 一弥くんかわいい!笑

    アニメ版は、のちにブシロードと縁深くなる、安田猛さんの企画作品となり、桜庭一樹さんの独特な世界観を見事に描いてくれました。

    本作はその最初の導入作品となります。

    もうこの2人の遠回りな恋模様がいじらしくてかわいらしくて。

    それでいて、世界一大規模な占いこそが、ユダヤ教以降の宗教だという風刺は大変に趣深いものがありました。直接名指しはしていないものの、中世から近現代に近づくにつれ、戦争の背後には、特定の人物が深く関わっていることをそれとなく伝えています。私たちの実在の世界においても、占いや大規模実験というのは、一部の資産家たちによって実際に行われています。
    もちろん、OSSやCIAの達成率は案外に極めて低いことを思えば、世界は一部の人間の思惑「通り」にはなっておらず、間違いがあってはそのたび軌道修正しているのが実態だとは思いますが……それでも、大きな鰯の群れを、彼らの自覚がないまま操り、意に沿うよう動かそうとする小さな鰯の群れがいることもまた、事実であろうかと察しております。
    具体的な人物名を挙げるなら、ハウス大佐は明らかにウッドロウウィルソンを操りました。彼が書いた小説・フィリップドルーは、共産主義と資本主義は、同じ人物(一族)が起草したものであり、これからその戦争ビジネスで儲けるつもりがあると、暗に記されています。もちろん、感動的なストーリーに隠されているゆえ、看破することは当時のアメリカ人にも不可能でした。※晩年、ウィルソンの手記に、ハウス大佐に騙されたと記されております。

    それらの驚異的事実を、極めて早い段階から風刺していることが、桜庭一樹さんの着眼点の鋭さを物語っていると思えました。メタルギアシリーズの小島監督もすごいものがありますが、彼に並ぶか、あるいは上回る描写とも言えましょう。

    ※以下、ネタバレを含みます。









    ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・





    それにしても、GOSICKは、本編完結後に、後日談も用意されております。一弥くんには姉がいるのですが、彼女の後日談は特に興味深いものがあるので———そちらもアニメ化してほしかったなぁと、今にして思うばかりです。ヴィクトリカの髪がなぜ銀髪なのか、彼女が一弥と再会するまで過ごした日々に何があったのか……そのあたりも、アニメと原作には若干の差がありました。もちろん、どちらも見応えがありますし、全てを映像化するより、読者の想像の余地があった方がいいのも理解できますが……個人的に安田猛企画作品のファンということもあり、ぜひ、彼の映像で、見どころあるシーンを見たかったという気持ちは今でも残っています。
    その切なさが、かえって、原作小説にしかない味わい深さを、より楽しませてくれているのかもしれません。

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    2024年05月28日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    ネタバレ

    切ない。互いに惹かれ合う七竈と雪風が、血のつながった姉弟であるかもしれないという設定が秀逸。しかも母の昔の男遊びのせいで。
    ラスト、進学を機に離れ離れになる終わり方は哀しかった。

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    2024年05月18日
  • 赤朽葉家の伝説

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    終戦後から平成の中頃までを、実際の出来事にも触れながら紡がれる女三代記でした。

    語り部である三代目、瞳子が私と同じ頃の生まれで、誰か人伝に聞いた話のように読むことができ、社会情勢や価値観、暮らしなど移ろう時代を登場人物に想いを馳せて読んでいました。

    特に一代目万葉の時代の話が、実家に伝わる古い話とどこか似ていて、お気に入りです。

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    2024年03月24日
  • ほんとうの花を見せにきた

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    ネタバレ

    生きているとは何か。
    日々をこなすのに精一杯で、ついおざなりになっていた生き方について優しく説いてくれる作品だった。
    「心が動くこと。
    誰かを愛したり、なにかを美しいと思ったり、成長したいと願ったり、自分をひどく恥じたり。
    そしてなにかを強く感じること……。」
    忘れずに心に留めておきたい。

    全体を通して、未来へ進む、ということを3編異なる視点から描いている作品だと感じた。『ちいさな焦げた顔』は進む側の物語、『ほんとうの花を見せにきた』は置いていかれる側の物語、『あなたが未来の国に行く』は託す側の物語。ムスタァの「人間は、火だ」という台詞で分かった気になっていたけれど、最後の1編を読んで、バンブーも未来へ進むことができるのならば、人間とバンブーとの違いは何だろう?と改めて考えさせられた。

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    2024年03月05日