桜庭一樹のレビュー一覧
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購入済み
小説家桜庭一樹のまさかの新書です。ボリュームは少ないのですぐに読み終わることができると思います。
読み進めながらずっと『少女を埋める』のことを考えていました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレGOSICKシリーズ。学生時代に一番読んでいた作品。ずっと本棚から外せなかった作品。大人になって第1巻から読み直して、今回で2巻目。
2巻目で早くもヴィクトリカの出生につながる話になっている。ほんの僅かではあるが。
母、コルネリアの想い。灰色狼の一族にまつわる伝説の謎。それらに少しずつ触れていくので、シリーズ全体の中でも重要な巻になっている。
ところどころ描かれる、不気味な場面の真実が語られないのもまた不気味…謎解き部分の真実は時を超えて母の名誉を守る行動となっていたが、それでも母はすでにおらず…ヴィクトリカの切なさを憂いてしまう。
1巻から着実に2人の絆は結ばれて、今後のことにも思いを -
Posted by ブクログ
「その大屋敷は山の樹木や土になかば埋もれるようにして、巨人の手で押されてやわらかな山に押しこまれでもしたかのように、ちょっとかしいで、のっそりと建っていた。‥‥赤朽葉家はまことに、どこもかしこも、赤かった。それは暗い、腐りかけた紅葉の赤とでもいう色彩で、山の頂に、まさに王者の風格で堂々と、しかしちょっとかしいで、建っていた」
この文章だけで充分ワクワクする!
ワクワクゾクゾクしながら物語は進む
日本の歴史の流れの中で赤朽葉家の歴史も流れる
その中で生きる人々のなんとも愛くるしいこと
どの登場人物も愛おしく好きになれる
女三代
やっぱり女は強し!だけれど
その強さの中に必ず素敵な殿方がいたりし -
Posted by ブクログ
桜庭一樹氏の『読まれる覚悟』を読みました。よくこの内容を言葉にして1冊の本にまとめてくださったなあ、勇気が必要だったろうなあと
キャリアのある小説家だからこそできたという面とキャリアのある小説家だからこそ言葉に重さが発生してしまうということを考えるとよくぞ世にだしてくれたという気持ちになる
読み方や感想の持ち方は自由というのは、それはあるのだけれどやっぱり誤読というのはある、と私は思っている。小説家だけではなくあらゆるクリエイター(特に物語性が発生してしまうもの)にも言えることだと思うけどどんな感想も引き受けろというのはそれはかなり暴力的だと思う。明らかな誤読は誤読であるのだから、それまで引き -
Posted by ブクログ
ネタバレ個人差出ると思うけど、自分は好き。
主人公の夕暮さんと同年代同性だからだとは思うのだが。
名探偵が活躍していた時代があった。
令和の時代になった今、その名探偵の有害性が問われる、という不思議な世界観のお話。
かつて名探偵だった風くんとその助手だった鳴くん 。
今では引退し、喫茶店のマスターの奥さんとなった主人公の夕暮さんが、
かつての名探偵と共に過去の事件を調べに行く。
50才という超同年代の彼女の悩みというかモヤモヤが、他人事とは思えず親近感。
最後が特に好き。
あの頃二人ぼっちだったとふりかえるシーンは、切なくて、でも少し前進した二人の成長?というかなんというかがとても良い!
これは、 -
Posted by ブクログ
2025.1.14〜2025.1.16
今年1番にこの新書選んでよかった!と思える本でした。
「あなたが小説家になったときに」と最初に記述がありますが、それを受け取る側である私達も読んでおいて損はない本だと思います。
ちなみに私は今、この本の感想を書くのをとても躊躇しています。作者である桜庭先生の主張されている内容と、私が読んで取り入れた内容に乖離があるのではないか、とヒヤヒヤしているからです。
読みながら思い返していたのは昨年、大好きな本のファンレターを書いたことです。とても面白かったことをたくさん伝えたくて。先生にとってデビュー作である作品だから、尚更特別なファンレターになる