桜庭一樹のレビュー一覧

  • GOSICK III ──ゴシック・青い薔薇の下で──

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    “青い薔薇”を買ってきてちょうだい―故郷にいる姉の頼みで、首都ソヴレムに出かけてきた一弥は、巨大高級デパート“ジャンタン”で、不気味な体験をした。街に流れる“人間消失”の噂、異様な計算能力を持つストリートチルドレン―深まる一方の謎を抱え、一弥は風邪で寝込んでいるヴィクトリカに電話をする。“知恵の泉”は距離の壁を超え、難事件を解決できるのか…!?大人気ミステリシリーズ、胸騒ぐ第3巻。

    【感想】

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    2017年08月23日
  • GOSICK V ──ゴシック・ベルゼブブの頭蓋──

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    “君は、わたしを捜せないかね…?”あの日の囁きが予告であったかのように、突然学園から消えたヴィクトリカ。遠くリトアニアの修道院“ベルゼブブの頭蓋”に幽閉され、ゆっくりと弱ってゆく彼女を救うため、一弥はひとり旅立った。豪華列車で出会った奇妙な客たち、遠い戦争の記憶。謎の夜会“ファンタスマゴリア”の血塗られたショー。かつてこの地で何が起こったのか。そして、一弥とヴィクトリカの運命は―。

    【感想】

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    2017年08月23日
  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵

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    どれも訳が素晴らしく、非常に楽しめた。特に能・狂言では現代的な表現がちりばめられていて、思わず笑わずにはいられなかった。
    作品の中では説教節の「かるかや」。説教節といえば「小栗判官」や「山椒大夫」を想起するけれど、かるかやもこれらにおとらず壮絶かつ深い内容であった。

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    2017年08月16日
  • GOSICK―ゴシック― 6巻

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    母の冤罪を晴らすため、母の生まれ故郷の山奥の村へとやって来たヴィクトリカと久城一弥。だが村人の協力は得られず、他方、村では次々と新たな事件が起こり--。“知恵の泉”は過去の真実に辿りつけるのか--!?

    【感想】

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    2017年08月12日
  • GOSICK―ゴシック― 5巻

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    新聞の3行広告に掲載された〈灰色狼宛てのメッセージ〉。それを目にしたヴィクトリカは、母親の冤罪を晴らすため、一弥と一緒に母の生まれ育った山奥の村へと向かう。“知恵の泉”が隠された真実を掘り起こす--!?

    【感想】

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    2017年08月12日
  • GOSICK―ゴシック― 3巻

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    一弥とヴィクトリカは旅先で、幽霊船と噂される<QueenBerry号>に乗り込んでしまった!?次々と起こる不気味な現象に騒然となる船内。そんな中ヴィクトリカはひとり冷静に、謎を推理し始めるが……。

    【感想】

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    2017年08月12日
  • GOSICK―ゴシック― 2巻

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    怪しい転校生、ミイラ事件、紫の本……一弥の周りで起こってきた事件には、実は繋がりがあった!?ヴィクトリカの知恵の泉が、事件の真実を解き明かす!!

    【感想】

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    2017年08月12日
  • GOSICK―ゴシック― 1巻

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    東洋の某国から西欧の小国・ソヴュールの学園に留学してきた久城一弥。彼はある日、殺人事件に巻き込まれ、犯人扱いをされてしまった!?その殺人事件をきっかけに一弥はある不思議な女の子・ヴィクトリカと出会い…。

    【感想】

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    2017年08月12日
  • GOSICK GREEN

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    今回もドキドキ、ハラハラ、ワクワクが止まらない!(^o^)でも新大陸に渡ってから、数日で事件に巻き込まれ過ぎ‼(^^;)どんどん人間らしくなるグレイウルフ♪最後の手紙はちょっと泣けた(--、)兄のグレヴィールも次回登場するのかな?

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    2017年07月09日
  • 推定少女

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    《大人》からの逃避行。それは自分が大人になってしまうことから逃げることでもある。渡される進路希望調査票、未来を選ばない「ぼく」。不思議な少女と二人、行く宛のない旅をする。

    ぐるぐる目が回るような展開、どこまでがブラックアウトでどこまでが現実なのか……曖昧だけど確かな少女の手触りが残る読後。駆け抜けるような物語に着彩する描写が何よりも少女のキラキラポップチューン。最高だ。

    ラノベというかノベルゲーム的文体で最後にエンディングが分岐するという構造にもびっくりした。元々は単一エンドだということだけど、この結末が複数存在して、それがそれぞれ独立したものではなく互いに重なり合ったものになっている(!)というところにノベルゲームを超えた何かを感じた。
    複数のエンドが存在するノベルゲームにしばしば言及される問題として、「結局トゥルーエンドが唯一の真エンドで、他のエンドはキャラクターの描写や情報の補完に充てられる副エンドでしかない」といったものがあるが、『推定少女』はどれが真エンドか選び取れない気がする。僕たちはしかし選び取らなければいけないのか、可能性を?

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    2017年05月08日
  • ファミリーポートレイト

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    桜庭一樹の物語の中で一番好きな物語だ。
    眞子と駒子の親子はずっと旅を続けている。
    駒子には戸籍がない。だから学校へも行けない。言葉を話すこともできない。
    それでも駒子は幸せだった。
    何故って、何よりも自分を必要としてくれる眞子がそばにいたから。
    でも子どものままではいられない。
    時が経てば駒子も成長する。大人になっていく。
    文字を覚え、本の中にある世界を知り、物語に魅了される。
    眞子だけを見ていた駒子は、もう存在しない。
    求めているのは眞子だけではないのに。
    駒子だって苦しいほどに眞子を求めていたのに。
    眞子の心は揺らぎ、脅え、少しずつ疲弊していく。
    突然の別れ、置いていかれた駒子。
    切なくて、哀しくて、けれどどうしようもなく惹きつけられる。
    そんな物語だった。
    言葉を紡ぎだすというのは作業ではないんだな、とあらためて思った。
    心の奥底にあるものがあふれるように言葉になっていく。
    作家というのはそうして物語を作りだしていくのだろう。
    どこか荒唐無稽で、なのにとてもリアルで。
    きっと好きな人はとても好きで、受け入れられない人にとってはどうしようもない物語なのだろう。
    人生はやり直せない。過去に戻ることもできない。
    でも、過去を通り抜けてきた軌跡が未来を作る。
    そして未来は不確定でだからこそ素晴らしいのだ。

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    2017年03月21日
  • GOSICK RED

    表示が変わっただけ?

    表紙が全面赤のGothic REDと内容は同じです
    2回買わないように気をつけましょう。

    新大陸編はこれまでの環境と全然違うので読んでて目新しさが目立って楽しいですね

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    2017年02月08日
  • GOSICK GREEN

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    REDが刊行されてから毎年でるシリーズ、次は何色になるのか楽しみに過ごしてて、今年はgreen!
    新キャラのレギュラーメンバー(?)が段々決まってきていてとても楽しい!
    &最後の章を読んだら次の日にでも次巻が出ないかソワソワし出すこと間違い無し( ✧Д✧)

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    2016年12月02日
  • ばらばら死体の夜

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    ○ばらばら死体ができ上がるまでどのような心境の変化があるのか。内面に迫るルポのような細やかさを備える一冊
    大学講師の吉野は、昔世話になっていた「泪亭」という神保町の古書店で沙漠と出会う。自分の境遇と重ね合わせた吉野は、昔から持っていたカギを使い部屋に侵入し、沙漠を襲う。金がもらえるのでは、と思った沙漠も吉野に迎合し、受け入れる。ある日吉野は沙漠を連れ出し、実家のある下北半島に車で向かうが・・・


    貧困が人間の何を変えるのか、裕福な人との違いは何なのか。
    何が違うというのだろう。だって、同じ人間ではないか。
    でも何かのはずみで、何かのきっかけで転落するし、人を殺してしまう。

    淡々と、吉野、沙漠、沙漠の友人・里子、泪亭の主人・佐藤、吉野の娘・夕のそれぞれの口から、吉野や沙漠の生活や生き様が語られる中で、人生のどこにいったい転落してしまう危険性を孕んでいるかなんてわからなかった。吉野は大学講師という職をしながらも借金の返済生活を続けていたし、佐藤も昔の自動車事故をずっと引きずったまま生活している。

    淡々と、吉野は沙漠を殺す。
    昔母親を殺したときのように、淡々と鉞を振り下ろし、淡々と道すがら破片を捨てていく。

    淡々と語られる口調はなぜか逆に人間それぞれの人間味を表しているようで、ルポを読んでいるかのような、殺人者と周辺の人間の内面を細やかにとらえた作品。しかし淡々と色がなく描かれているが、そこに殺され方のグロさが赤くアクセントとしてずっと残り続ける。

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    2016年11月09日
  • GOSICK RED

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    文庫になり、いつでもGosick Redが読めるようになったのがいいですね。 ストーリーは、時間軸ふぁかなり未来に行った感じで、旧大陸の影が見えて来た?ようなざわざわし始めた推理小説。 何よりビクトリカが可愛いいし、それを想う久城君が素敵です。

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    2016年09月28日
  • 書店はタイムマシーン

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    今回もよく書き、よく読み、よく食べておられたな~。なんだか安心。
    桜庭さんはよく飲んで帰宅後も読書出来るかたなんですね。お強いのが羨ましい。

    直木賞受賞の際の日記…ご母堂とのやり取りにクスクス。

    そして受賞作読んでないという…買わねば。

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    2016年09月20日
  • GOSICK RED

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    今回も久城が良い感じにミステリーに必要不可欠だったなぁ。
    相変わらず、ヴィクトリカちゃん可愛い。
    思わずニューヨークに行って聖地巡りしたくなった(笑)

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    2016年09月14日
  • 少年になり、本を買うのだ

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    ネタバレ

    食事と同じ様にモグモグという雰囲気で本を読まれる方なのだなぁ。私はおやつ程度の読み方なので羨ましい。同じ速度で自分もたくさん読んだ気になる。楽しい。

    編集者の方々も流石の読書量。本読み猛者過ぎて素敵。

    著者の表現する戸惑いや心の中の叫びなど、砕けていて好きだこの感じ。クールなイメージだったので親しみが湧く。

    日記は続いているとの事で、必ずや読む!

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    2016年09月01日
  • このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集

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    ネタバレ

    (モコ&猫)
    読みながら泣いてしまった。
    甘酸っぱさと気持ち悪さと純粋さがそれぞれ侵食するようにじわじわとある。私はモコのような女の子が好きだし、猫のようになりたかった。
    猫がモコに対して時々抱く殺したいような心持ち、悲しいけれどなんとなく分かる。猫は謎だ。猫は勝手だ。でもそれだけモコは特別だった。
    田舎者から見る、異彩を放つ都市、東京。
    モコは猫にとっての東京だったのではないか。愛しているけど分かり合えず、ずっとそこにはいられない、東京。

    (このたびはとんだことで)
    七竈に出てきた犬と一緒の技法だ!と読みながら思っていたので、後書きにもそれが書かれていて嬉しかった。
    女は美しくも滑稽で、恐ろしいな。

    (青年のための推理クラブ)
    読書クラブの方も大好きだったので、なんだか懐かしい気持ちになった。爽やかでよい。あっちもまた読み返そう。

    (冬の牡丹)
    私には姉がいるが、姉に対して文句を言い出したら止まらない感じはよく分かる。ここぞとばかりに言っちゃうね。あるある。
    昔から絶対敵わないし、一生勝てない相手。姉。
    妹よ、お前は越えていないのだ。決して姉を越えてはいない。越えるってなんだよ。結婚したら偉いのかよ。子ども産んだら人に勝てんのかよ。つらい。牡丹の気持ち、泣いちゃう感じ、わかる。
    でも我が家は仲良し姉妹です。やはり若いうちに喧嘩してぶつかっておくべきだ。
    田沼さんに癒された。ああいう人が牡丹の近くに居てくれてよかった。牡丹は家を出て正解だった。

    (五月雨)
    なんともファンタジーで、それでいて穏やかな小説だろう。
    清香は加瀬亮で脳内再生した。かっこいい。

    (赤い犬花)
    大好き。号泣。
    そもそも私は都会っ子と田舎っ子の組み合わせがめちゃくちゃ好きなのだ。たまらんわそりゃ。
    太一の喋り方が現代っぽくてリアルで、それがすごく可愛い。柔らかくって優しい感じ。しかし度胸はある。それがまたいい。
    それぞれ家庭に問題があって、でもそれに順応しながら生きている。順応できない子は生きていけない。いやだな。
    大人がダメダメでも、それを反面教師にして子どもは育つのかもしれない。
    でも大人が子どもを苛めちゃダメだ。見放しちゃダメ。向き合わなければ。

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    2016年06月14日
  • 無花果とムーン

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    様々な形の愛と、日々に潜む非日常を感じた。頭から終わりまで、思春期の、大人と子供の間特有の、甘い空気が満ちていた。

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    2016年05月20日