桜庭一樹のレビュー一覧
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ネタバレすごく甘酸っぱくて
女の子たちが精いっぱい生きていて
でも、そこには消えないとげがあって…
ここにでてくる女の子は3+1人。
一人は最後のほうにほんのちょっぴり出てきます。
この子も消えないとげを持つ子です。
マイノリティを知る、という意味で
最後に出てくる皐月という子の部分は
読んでおいてほしいなーと思います。
これ、実はこの感想を書いている人が
部分的に当てはまります。
ただし皐月ほど強烈ではないですが。
だからすごく胸がキューっとしましたね。
一部の人には私がそういう人だとは言っていますが…
(というか格好で察しがつくと思います)
また読みたくなる、そんな本です。 -
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「GOSICK GREEN」
新大陸に到着した早々、難事件を次々解決したヴィクトリカと久城。開業したグレイウルフ探偵社には依頼人が殺到。伝説の銀行強盗が脱獄したというが?奇跡の名コンビが、またもN.Y.中を巻きこむ大活躍?
新大陸に到着し、新居は決まったが、家具がない。人の好い管理人から、家具を譲ってくれる未亡人を教えて貰ったヴィクトリカと久城。しかし、未亡人の住む家は奇怪な仕掛けが施されていたカラクリハウスだった。その未亡人は、アーサーキング別名ドルイドという建築家の妻で、彼の夫は、様々な建築物を手掛けていたのだった。一方で、伝説の銀行強盗が脱走したと報道され、ヴィクトリカの下に、ある -
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ネタバレエロといえば桜庭一樹さんの「私の男」直木賞受賞作なのにとてもエロくて切ない。癖になってしまう。
養父と娘の行為を目撃され、口塞ぎに目撃者を襲って二人で逃避する。秘密が色々明らかになっていき、娘が大人になった時に父は手を離す。父である自分では、叶わないことがあるから。
幼い娘が父の母に姉になって恋人になる。関係性の逆転。
読み手として憧れてしまうけど、幼さを強制放棄させられた側としてはどうなのか。
映画の配役は浅野忠信と二階堂ふみでそこに歪みはあれど双方に愛はあった。フィクションとして秀逸だった。
追記:令和の今だといろいろ難しいだろうなぁ。 -
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捨てたい捨てたくないここにいたいいられない 「まことに遺憾ながら」美しく生まれてしまった少女・七竈が、ずっと縛られていた地元・旭川を捨てるまでの話。閉塞的な田舎では目立ち過ぎる美貌のせいで常日頃生きにくさを感じている七竈に対し、彼女の目の前に現れては彼女の「こころのかたち」を少しずつ変えていく「可愛そうな大人」の様子を、七竈本人や飼い犬で元警察犬のビショップ(!)、七竈の母・優奈やその親友の多岐、その息子であり七竈と瓜二つの顔を持つ少年・雪風の視点でどことなく芝居かかった大袈裟な語り口で描かれています。リリカルな雰囲気ながらも時折突き刺すような応酬が印象的です。
物語は厳しい母に育てられただ -
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能も狂言も人形浄瑠璃も見たことないので、
実際にどのような”動き”をするのかは全く想像するしかないのですが。
後書きでは「舞台での人形は本当に死ぬ。首が飛ぶ、崖から落ちればそのまま動かなくなる」とありそれを想像しながら読むと心に迫ります。
【「能・狂言」新訳:岡田利規】
能「松風」
磯に立つ一本の松の木。
行平中納言の一時の寵愛を受けた二人の女の情念。
能「卒塔婆小町」
若き日は美しかった。
その昔戯れに扱った男の怨念が憑り付いて、
いまでは卑しく年を取った。
能「邯鄲」
”邯鄲の夢”の能舞台化。
狂言「金津(かなづ)」
「はい、こうして登場したのが誰かと言いますと、金津と -
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《大人》からの逃避行。それは自分が大人になってしまうことから逃げることでもある。渡される進路希望調査票、未来を選ばない「ぼく」。不思議な少女と二人、行く宛のない旅をする。
ぐるぐる目が回るような展開、どこまでがブラックアウトでどこまでが現実なのか……曖昧だけど確かな少女の手触りが残る読後。駆け抜けるような物語に着彩する描写が何よりも少女のキラキラポップチューン。最高だ。
ラノベというかノベルゲーム的文体で最後にエンディングが分岐するという構造にもびっくりした。元々は単一エンドだということだけど、この結末が複数存在して、それがそれぞれ独立したものではなく互いに重なり合ったものになっている(!