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Posted by ブクログ
シリーズ七作目は、王国最大の謎である王妃殺害と、踊り子だった頃のコルデリアが交差する劇場を舞台にした物語である。
過去の謎解きとなったため、今回は珍しく死者がいない。しかし、凄惨な殺され方という点では、今までで一番にキツい内容だっただろう。
コルデリアについては、大戦の最中にしてしまったという所行以外はおおむね詳らかになっただろう。終盤で、彼女が旧友に歌をプレゼントするシーンは実にエモーショナルで、美しい情景だった。
また、トリックとしても二捻りしてあるので、最後の最後までミステリーとして楽しめた。非常に良い巻だったと思う。星五つである。
Posted by ブクログ
聖マルグリット学園のヴィクトリカのもとを、ブロワ警部が訪れます。彼は父であるブロワ侯爵から、ヴィクトリカを連れて帰るように命じられていました。首都ソヴレムで娘と対面したブロワ侯爵は、10年前に王妃ココ=ローズが殺害された事件の謎を解くように命じます。そんなヴィクトリカを追って、一弥やセシル先生、寮母のゾフィさんまでもがソヴレムにやってきますが、今度の事件の背後には大きな闇が隠されていることに感づいたヴィクトリカは、彼らを事件に巻き込んではならないと考えるようになります。
折しもソヴレムにある劇場「ファントム」では、王妃の生涯を描いた「ソヴレムの青い薔薇」が上演されることになっていました。この劇では、2人の役者が王妃の役を演じることになっていました。ヴィクトリカたちはファントムの関係者に聞き取りをおこない、事件の謎に迫ります。
そしていよいよ開演の当日、ヴィクトリカとともに観劇に出かけたブロワ侯爵は、そこでヴィクトリカの推理を聞くことになります。ですが、王妃を殺害した犯人については、ヴィクトリカは口を閉ざします。じつは彼らの近くに、ヴィクトリカの推理に耳を傾けていた男たちがいました。科学アカデミーのジュピター・ロジェと、彼が「陛下」と呼ぶ紳士です。2人は、真実に近づきすぎたヴィクトリカの命を奪おうとしますが、そこに一弥が駆け付け、ヴィクトリカを守ります。そしていよいよ、ヴィクトリカの謎解き第2段が始まります。
今回はミステリ要素がいつもよりしっかりしていたように感じました。もちろん、ウサギや鳩を追いかけて可愛らしく動き回るキャラクターたちも楽しめます。
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