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Posted by ブクログ
コルデリアの救出劇から物語ラストまで。
愛するものが、守ってくれた人々が、ヴィクトリカの側からどんどんいなくなってしまう。
1人でこの局面を乗り越えなければいけない。
その一方、一弥は戦地で身を削りながら生きていた。
安全な場所なんて真っ赤な嘘。
戦車やライフルが飛び交う中を、同じ年頃の少年たちと必死で駆け抜ける。
これが戦争だ。。。
旧大陸の神々が去り、新大陸の技術と考えが蹂躙して行く。
侵略とは、文化そのものを奪い取ることだ。
読んでいて切なく、悲しくなる。
数少ない生きる道の中で、2人が再会出来たのは、もはや奇跡というしかない。
戦争は人を変えたが、この2人の心の芯がいつまでも変わらなかったことがとても嬉しい。
素敵なお話でした。
Posted by ブクログ
「勇気を、勇気を持とう。不屈の、勇気を……。最後の瞬間まで、生を、未来をあきらめない。我々は生きるのだッ──!」
上巻で別れ別れになってしまった二人。
ヴィクトリカは母、コルデリアの手引きで監獄を脱し、新大陸を目指す船に。
徴兵された一弥は前線でただひたすらに生き延びてゆく。
二人は再会できるのか…?
これで最後のゴシック、Ⅷの下、完結編。
ヨーロッパの小さな国に東洋からやってきた「春来たる死神」九城一弥と、いにしえの生き物たちの末裔、欧州最大の知性「灰色狼」ヴィクトリカ・ド・ブロワとの、謎と冒険と、愛の物語。
ああ、終わってしまったなあ。と感慨にふけってしまいます。
ずいぶん長いことかかって、一時は作者に忘れられたかとも思われたゴシック。終わるとなると寂しい。
でも、良い終わりだったと思います。
暗い時代を生きていく子供たちが、否応なしに大人へと変化していく様子を見ているのは辛いけれど、希望のある描き方が好きです。
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