桜庭一樹のレビュー一覧

  • 赤朽葉家の伝説

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    鳥取の旧家での女三代の物語。戦後日本史、家族、青春、恋愛、いろんな側面から楽しめる。
    一部ごとに主人公がかわる三部構成になっていて、特に第一部の万葉の話と第二部の毛毬の話は濃い。第二部まででだいぶお腹いっぱいになった。

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    2022年10月21日
  • 紅だ!

    購入済み

    紅だ!

    桜庭一樹先生のファンなので購入しました。
    外国人に対する差別や、女性の地位に対する考え方など、社会の課題を散りばめながらも軽めに仕上げられた読みやすい作品だと感じました。
    物語の中心となるバディが男女の組み合わせで、正反対の二人であることも象徴的でした。
    この先を想像したくなるような印象的なおわり方でした。
    読みながら紅が脳内に流れました。

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    2022年08月10日
  • 少女を埋める

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    読んでいる最中はいろいろと考えて「しんどいな~(._.)」と思ったけれど、読み終えると良い感じに脳みそを使えてスッキリとした感じに♪ヽ(´▽`)/そうやって再定義しながら生きていくんだなぁ(゜ー゜)

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    2022年07月09日
  • 赤×ピンク

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    桜庭一樹さんの描く少女が好きなのだが、この本は本当にドンピシャだった。

    まゆ、ミーコ、皐月の3人の女の子たち、それぞれのお話による3部構成。

    まゆのことを檻から出すのは男であり、
    ミーコは皐月の助言、
    皐月は千夏という女によって檻から出る。

    大人になっても頭の隅に残っている少女性が、彼女たちの不安定さと呼応する。

    話の構成的に1編目のまゆが1番インパクトが強く、皐月にかけて尻すぼみになっていく気もするが、
    まゆがケッコンして檻から出る部分がこの小説の見せ場であり、そこにかけて加速した物語はもう減速していくだけと考えると、まあ妥当かとも思う。

    実際、まゆがケッコンすることにより少女の輪

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    2022年11月05日
  • 赤×ピンク

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    「失うまいと一心不乱にかき抱く。こんなにも力を込めているのに、指と指の間から、まるで液体でできているかのようにこぼれ落ちていく。」

    親に庇護を受ける少女でもなく、自立した大人の女性でもない。おんな と こども の間の孤独で、不安定で、脆く、儚い、女の子達が愛おしい。
    「あの子に彼氏が出来た」事に反応しただけで、「あの子のシアワセ」だとか「あの子の彼氏」にはちっとも興味が湧かない。女の子ってきっとそういうもの。

    P 38「こうやってボルテージが下がったとき、わたしはふと、なんかわたし、うっかりこのまま死んじゃいそうだって気づくことがある。その気持ちには、死にたい、さぁ死ぬぞ、っていうほどの積

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    2022年05月28日
  • GOSICK ─ゴシック─(ビーンズ文庫)

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    天才的頭脳を持つ傍若無人で謎を秘めた美少女と、お人好しで誠実な少年という王道中の王道なコンビによるミステリはもちろん面白いのです。
    読者に明け透けに情報開示しているように見せて要点を隠す。その手法も鮮やか。
    今更と思わず読んでよかった古びない魅力。

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    2022年05月19日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(下) A Lollypop or A Bullet

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    よき!!!!
    あれだ、人によっては読めない人いそう
    トラウマある人はダメだ

    最後の終わり方もよくて
    バラバラの話が1個になる感じが特に〇

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    2022年05月14日
  • 荒野

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    鎌倉の季節の移り変わりとともに、成長していく少女の物語。

    かつて少女だった大人にも読んでもらいたいけれど、今まさに少女である子にも読んでもらいたい。

    これを読んだら、遥か未来の大人の自分を、荒野のように、少女のあなたがすっと見るのだろうな。

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    2022年04月15日
  • 少女を埋める

    購入済み

    少女を埋める

    直木賞作家の冬子は父の死に際し、7年間帰っていなかった地元鳥取に戻る。
    そこで触れる母や地元の人の姿を通して、根強い家父長制や母子密着、共同体や個人に思いを馳せる。

    自分なりに「少女を埋める」のあらすじとして上記のようにまとめてみたのですが、作品の魅力が伝わらないことがあるかと思いますので、とにかく一度読んでいただきたいです。
    わたし自身田舎出身で、考え方が古い(とわたしが感じる)母とうまく接することができない負い目みたいなものを感じることが多いため、共感できる部分がたくさんあり一つの作品として面白いと感じました。
    もともと桜庭先生のファンでTwitterアカウントをフォローしていたため、「

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    2022年03月19日
  • ばらばら死体の夜

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    久しぶりの桜庭一樹さん。

    全体に薄暗くて圧迫感のある中で明るい振り?をして頑張って生きてるけど…どうにもならない深みにはまっていく。みたいな絶望感が独特で…いつも引きこまれて読んでしまう。

    時にお金は人生の破滅の入口といっても過言ではないと思う。「紙の月」「火車」この手のテーマの本は読見終わってから大丈夫かな?私?と不安しか残らない。

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    2022年02月02日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(下) A Lollypop or A Bullet

    購入済み

    原作からハマり

    原作を読んだのはもう10年ほど前です。コミカライズされているのを知り早速読みましたが、原作の雰囲気と、コミックスならではの余白が混じり合いとても良い作品になっています。

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    2021年09月19日
  • 赤朽葉家の伝説

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    戦後不死鳥のように生き返り、猛烈に成長し、そして行き詰まる現代までの日本の歴史を、ある旧家の3代の女たちを主人公に書き上げた長編。あとがきにも記されてるけど『百年の孤独』などのラテアメ文学の影響がよく見て取れるので、マジックリアリズムがどんなのか軽く知りたいって人にもおすすめ。沢山の登場人物が出てくるのに誰もが個性的で魅力を感じた。特に出目金おばさんの黒菱みどりはキャラが濃くて好き。マコンドは最後消し飛んでしまったけど、本作は私たち自身の未来に希望を持たせる締めくくりで、充実した読後感だった。

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    2021年07月30日
  • ファミリーポートレイト

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    ネタバレ

    わたしにとって初めての長編小説。
    いつもの薄いものではなくかなり分厚い。
    重くて指の筋が違えそうになりながらも、
    夢中で読み進めてしまう。

    マコのためのコマコ。
    絶対服従。
    共存ではなく忠犬コマコ。
    可愛くて愛しくてでもおっかなくて
    他人には不幸に見えることも
    2人には幸福でしかない。
    小さなコマコが大きくなり、
    罪悪感を抱くところが切なくて悲しかった。
    わたしはコマコの味方だよ。
    コマコに会いたい。抱きしめたい。
    と感じてしまった。

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    2021年07月18日
  • 東京ディストピア日記

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    想像以上によかった。桜庭一樹の日記が好きなので、また読めて嬉しい。が、とにかく内容は厳しい。改めて、こんな日常を生きてきたのかと思うと、みんな、ほんとうに頑張ってきたなあと。分断が生まれつつも、生きていることが素晴らしいと、とにかく思う。

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    2021年06月26日
  • GOSICK ──ゴシック──

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    ヴィクトリカが凄く可愛い。天才的頭脳を持ち、自信に満ちあふれた女王様のような態度を取りつつも、本心では一弥に心を許し、甘え、自分なりに守ろうとしている姿が意地らしくてたまらない。強さの中にほんのちょっぴりの弱さが垣間見える桜庭氏の少女像が大好きだ。ヴィクトリカの出生には多くの謎が残されているので、これからこの長いシリーズを少しずつ、味わいながら読み進めていきたいと思う。

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    2021年06月26日
  • 東京ディストピア日記

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    1年後の今から振り返れば笑い話も多々あるが、作家の貴重な稗史の記録。志村けんの手話が「アイーン」なんて知らなかったし、身の回りだけでなく自治体の動き、世界史的な記録も丹念に追いかける観察力に頭が下がる。実はコロナはまだ続いていて、続編を期待するが、この稗史の裏取りも出版社の責任できちんとしてほしい。

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    2021年05月24日
  • 推定少女

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    物語の最後に分岐があるのが珍しいなと思います。ゲームみたいで好き。
    少しどろっとしててでも描写は軽快でふわっとしてて。白雪は宇宙人なのか誘拐された娘なのか…でもきっと巣籠カナにとってはどちらでもいい気もする。
    「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」や「少女には向かない職業」と似た文体な気がしました。

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    2021年05月09日
  • GOSICKs III ─ゴシックエス・秋の花の思い出─(ビーンズ文庫)

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    いつもこんなふうに二人が穏やかに過ごせたらいいのにと思わずにはいられない。しかし最後にあの二人が出てきたということは、何かあるのだろうと思わざるを得ない。ビーンズで出ているのはここまで。もうビーンズでは続きは出ないのだろうか?出るなら待つが…。

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    2021年05月09日
  • GOSICK VI ─ゴシック・仮面舞踏会の夜─(ビーンズ文庫)

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    修道院から間をおかずに次の事件へと巻き込まれる二人。だんだんと嵐が迫ってきているのだろうか。今回はベルゼブブの頭蓋で出てきた形見箱が引き金となった事件。最後二人はあの後どうなったのか。気になるところである。

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    2021年05月09日
  • GOSICK V ─ゴシック・ベルゼブブの頭蓋─(ビーンズ文庫)

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    コルデリア遂に登場⁉︎の巻。名もなき村での大きな嵐が今回でないことに心底ホッとしつつ、次回のマスカレード号が気になる。読書が捗る。

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    2021年05月09日