あらすじ
前世紀初頭、ヨーロッパの小国ソヴュール。極東の島国から留学した久城一弥は、聖マルグリット学園の図書館塔で奇妙な美少女・ヴィクトリカと出会った。彼女の頭脳は学園の難事件を次々解決してゆくが、ある日ヴィクトリカと一弥は豪華客船に招待され、そこで本物の殺人事件に遭遇してしまう。やがて彼ら自身に危機が迫ったとき、ヴィクトリカは──!? 直木賞作家が贈る、キュートでダークなミステリ・シリーズ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
思い出の中学時代の本です。ダークファンタジー系ですが、ボーイミーツガール系でもあります。
あらすじ
第一次世界大戦と第二次世界大戦の間の静けさの中、ソヴュール王国には一人の日本人留学生久城一弥が変わり者の天才、ヴィクトリカ・ド・ブロワの元へ通い詰めてプリントを渡していた。ある日村で占い師が殺されたという知らせを受けて困り果てた警部がヴィクトリカに助けを求めてやってくる。見事にその謎を解き明かしたヴィクトリカは久城と共に警部に誘われたクルーズ船で船旅を楽しもうとするが…。
何度も何度も読み返したため正直真新しさはありませんが、なんと言ってもこの作品から漂う不穏さに何度もやられます。曰くつきのクルーズ船、殺された占い師、二人は助け合って謎を解き明かそうと奮闘します。ヴィクトリカのツンデレさに中学の時は可愛げがないな〜と思っていましたが、今読み返すとめちゃくちゃ久城くんのことを思ってるじゃんとキュンキュンしました。
内容は濃いですし、明かされた謎の悍ましさに絶対背筋が凍るとは思いますが、文字数自体は多くなく読みやすいです。シリーズ復習しようかな。
Posted by ブクログ
ヴィクトリカかわいい!♡ 一弥くんかわいい!笑
アニメ版は、のちにブシロードと縁深くなる、安田猛さんの企画作品となり、桜庭一樹さんの独特な世界観を見事に描いてくれました。
本作はその最初の導入作品となります。
もうこの2人の遠回りな恋模様がいじらしくてかわいらしくて。
それでいて、世界一大規模な占いこそが、ユダヤ教以降の宗教だという風刺は大変に趣深いものがありました。直接名指しはしていないものの、中世から近現代に近づくにつれ、戦争の背後には、特定の人物が深く関わっていることをそれとなく伝えています。私たちの実在の世界においても、占いや大規模実験というのは、一部の資産家たちによって実際に行われています。
もちろん、OSSやCIAの達成率は案外に極めて低いことを思えば、世界は一部の人間の思惑「通り」にはなっておらず、間違いがあってはそのたび軌道修正しているのが実態だとは思いますが……それでも、大きな鰯の群れを、彼らの自覚がないまま操り、意に沿うよう動かそうとする小さな鰯の群れがいることもまた、事実であろうかと察しております。
具体的な人物名を挙げるなら、ハウス大佐は明らかにウッドロウウィルソンを操りました。彼が書いた小説・フィリップドルーは、共産主義と資本主義は、同じ人物(一族)が起草したものであり、これからその戦争ビジネスで儲けるつもりがあると、暗に記されています。もちろん、感動的なストーリーに隠されているゆえ、看破することは当時のアメリカ人にも不可能でした。※晩年、ウィルソンの手記に、ハウス大佐に騙されたと記されております。
それらの驚異的事実を、極めて早い段階から風刺していることが、桜庭一樹さんの着眼点の鋭さを物語っていると思えました。メタルギアシリーズの小島監督もすごいものがありますが、彼に並ぶか、あるいは上回る描写とも言えましょう。
※以下、ネタバレを含みます。
・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
それにしても、GOSICKは、本編完結後に、後日談も用意されております。一弥くんには姉がいるのですが、彼女の後日談は特に興味深いものがあるので———そちらもアニメ化してほしかったなぁと、今にして思うばかりです。ヴィクトリカの髪がなぜ銀髪なのか、彼女が一弥と再会するまで過ごした日々に何があったのか……そのあたりも、アニメと原作には若干の差がありました。もちろん、どちらも見応えがありますし、全てを映像化するより、読者の想像の余地があった方がいいのも理解できますが……個人的に安田猛企画作品のファンということもあり、ぜひ、彼の映像で、見どころあるシーンを見たかったという気持ちは今でも残っています。
その切なさが、かえって、原作小説にしかない味わい深さを、より楽しませてくれているのかもしれません。
Posted by ブクログ
マンガ化、アニメ化された、ヨーロッパの架空の小国リヴェールを舞台に真面目で心優しい留学生、久城と「灰色狼」と恐れられる頭脳明晰な美少女ヴィクトリカの2人を中心に次々と事件を解決していくミステリー小説。
日本には無いヨーロッパの優雅な雰囲気と久城とヴィクトリカの初々しさがとても純粋で可愛さがあります。それと裏腹に事件をひも解いてゆく中で一貫された残酷さが、甘いお菓子としょっぱいせんべいを交互に食べているような感覚で病みつきになります。非常におもしろい作品なので、是非みなさん読んでみてはいかがでしょうか。(テン)
Posted by ブクログ
ヴィクトリカが凄く可愛い。天才的頭脳を持ち、自信に満ちあふれた女王様のような態度を取りつつも、本心では一弥に心を許し、甘え、自分なりに守ろうとしている姿が意地らしくてたまらない。強さの中にほんのちょっぴりの弱さが垣間見える桜庭氏の少女像が大好きだ。ヴィクトリカの出生には多くの謎が残されているので、これからこの長いシリーズを少しずつ、味わいながら読み進めていきたいと思う。
Posted by 読むコレ
本作については、直木賞も取った女性作家、という以外の知識を持たずに臨みました。桜庭さんの本自体、初めてになります。
ですので、一人で勝手に驚いたり感心したりしながら読みました。
期待値以上でした。面白かった!
まず、本作がコテコテのラノベだったことに驚きました。そして、ラノベでありながら、案外ハードな設定のミステリだったことに感心しました。
ただ、シチュエーションが良かっただけに、肝心な仕掛けの部分が簡単で残念でした。この展開なら、過去と現在の両方を濃くして、上下巻にしても良かったのでは、とも思ったり。
とはいえ、次巻買います!
Posted by ブクログ
シーズン2の1作目を読んで、シーズン1が気になったので、読んだら、意外に面白かった。とてもおどろおどろしい雰囲気だが、結構読ませるし、話のまとめ方もいい。次も読もう
Posted by ブクログ
人形のように美しい少女・ヴィクトリカと、軍人家系の三男・一弥。この2人が事件に巻き込まれ、推理を通して距離を縮めていく物語。本格ミステリーでありながら、ヴィクトリカと一弥の微笑ましいやり取りが特徴的である。残酷な描写と可愛らしさのギャップが、この作品の独特の魅力だと感じた。軽やかに読めるが内容は薄くなく、物語の構造をしっかり味わいたい人にも手に取りやすい一冊。
Posted by ブクログ
約1年かけて完走!種族を超えた愛……じゃないけど、なんかこう、普段見る感じのカップリングじゃないんだな。簡単に言うと「日本人男児×ビスクドール」のコンビネーションというかね。
アニメ化もされてるけど、やはり原作には適わない。だけど登場人物たちのビジュアルや声を見る分には良い感じ。
もともと桜庭先生の作品は「砂糖菓子」から始まった私だが、それ以前にこんな大長編をやっていたとは……!
Posted by ブクログ
・キャラの作り込みが良く、頭の中で容易に登場人物たちが動いて読んでいて楽しい。
・謎解き要素もあるため、先が気になってすらすら読める。
・セリフはライトノベルに近い部分もあるので、苦手な人はいるかもしれない。(私も苦手ですが読むのをやめるほどのレベルではなかったです)
楽しくあっという間に読めました。
架空の国ソヴェールの描写も美しく、自分の頭の中でファンタジーが広がっていくのも嬉しかったです。
Posted by ブクログ
断捨離のため長年の積読本を片付けていく計画。想像していたよりもライトだったが、内容はかなり陰惨。こんな雰囲気とは思わなかった。デスゲームがメインかと思いきや、あくまでも主題は<野兎>が誰なのかに絞られている。Queenberry号の真相はかなり胸糞悪い。一弥の間抜けさと秀才ぶりのチグハグさが正にラノベのキャラクターっぽく、やや受け入れ難い。とはいえ、そこそこ楽しめたのでシリーズ追いかけてみてもいいかな。
Posted by ブクログ
貴族の娘、美少女ヴィクトリカと日本の軍人の息子、留学生一弥の関係はこれからの進展を期待させる。ただこれほど壮大な仕掛けを作る意味があるのかが最後まで引っかかった。
Posted by ブクログ
2021年1月24日
犯人は途中でわかったけど、猟犬の存在は分からなかった。
ヴィクトリカのツンデレな感じがよい。
最後と、後書きを呼んで物語のスケールの大きさを理解した。
欧米の恐怖小説、探偵小説をスマートに取り込んで現代というスパイスを振りかけたキュートなシリーズ。
Posted by ブクログ
個人用読書メモ
・久城が留学にやって来てから半年くらい
・ヴィクトリカとブロワ警部の関係を初めて知る
・QueensBerry号の事件に巻き込まれる
Posted by ブクログ
表紙の可愛さと超美少女というアニメっぽい設定に惹かれて読んだ。楽しく読める。
私は一冊しか読んでいないけど、面白かったよーとオススメした知人はシリーズをオトナ買いしてた。
Posted by ブクログ
子どもの頃流行ってて、タイトルを知ってはいたけど、読んだことはなかった。
ちょっと読書に疲れたので、軽く読めるやつと思って読んだ。
結果読みやすすぎて拍子抜けしてしまった。冒頭を読んで、学園ミステリなのかな?と思ったら、けっこうすぐに学園を飛び出して、大掛かりな事件に巻き込まれてて意外だった。
気が向いたら続き読みたいかな。けっこうこの話だけでキレイに完結してるように思える。
Posted by ブクログ
友達におすすめされて読んだ本。
シニカルなヴィクトリカと真面目な久城のやり取りが面白い!
こういう男女の関係いいよなぁ!
久城君、アブリルとヴィクトリカどっちなんだい!?
Posted by ブクログ
20年ぶりに再読。ヴィクトリカかわいいよ。
ミステリーはレトロ(ポアロの時代)でイージー(古典的)。ティーンズ向けですが、ホラー(オカルト?)周りもレトロにまとめられ、そこも良い。
Posted by ブクログ
いま深夜にやっているアニメgosickの原作。アニメの絵がかわいくてかわいくて、でも内容はいまいちなんだけど毎週録画している。原作は見逃した最初のころの話で、ようやくあのアニメの話がわかった。
最初はきついな…と思いながら読んでいたけど、途中からは乗ってきて一気に読めた。人がいっぱい死ぬのを除けば、気軽に読めるライトノベル。
角川文庫版で読んだんだけど、最初に出版された富士見文庫だと可愛い挿絵が入っている。角川のほうには挿絵入れられなかったかー。 2011/5/4
Posted by ブクログ
アニメから入りだいぶ昔に原作も読んだGOSICKを久しぶりに再読。
他の話がうろ覚えなせいもあるけど野兎走りの話がなんだかんだ1番好きだった記憶。
またアニメ1話から見返したいなぁ。
Posted by ブクログ
映像化を意識した登場人物なのは分かるけど、一部の人物はあまりにも鼻につく感じで好きになれなかった。
主人公の2人の掛け合いについても、もう少しTPOをわきまえてやれば良かったとも思う。正直、ウリのはずな掛け合いがドスベリして、その状況をぶち壊している場面もあった。
続編があったら読むかというと、ちょっとどうかなという感じ。
Posted by ブクログ
『私の男』の桜庭一樹さんの作品だと思って読んだら、あまりの違いに驚かされた。いや、何でも書けるんですね。相変わらずの文章の上手さ。細かな設定と少し緩い謎解きもこの世界観にピッタリだ。
表紙のイラストの影響で、ヴィクトリカの容姿がゴスロリに誘導される。ずいぶん前にアニメ化もされてるそうで、「まるで老人のようなしわがれて低い声」と記されているヴィクトリカの声も聞いてみたい気もする。不思議な魅力のある作品。
Posted by ブクログ
私の男が面白かったので読んでみた。
テイストが全然違った。
桜庭一樹の作家性とは一体なんだろう?
そのあたり注視しながらも、とても読みやすい作品なので、次回作以降もじゃんじゃん読み進めてみたい。
Posted by ブクログ
ヴィクトリカが探偵役で一弥が助手役?になるのかな?ミステリー的には面白いが、個人的には色恋が好きではない…が2作目が気になる。ただ1冊完結?で読みやすい。
Posted by ブクログ
歴史的に「占い師」は歴代の帝王などが重宝した人材なのかもしれない。頂点に立つ人物ほど孤独で猜疑心があり、誰にも真実を明かそうとしない。そこで信頼できる人材とされたのが「占い師」となっていたのは歴史上史実である。それがこのミステリーを面白く、楽しくしている。人はどこまで信じるのか。
Posted by ブクログ
再読。
ほとんど忘れてたから新鮮だったけどw
これマンガやアニメになってもいいようなキャラクターとストーリーだね。
シーリーズの12巻まで積読しているから、これを皮切りにスキマ時間で読み進めよう。
Posted by ブクログ
女性作家ならではの柔らかさがある。
ミステリ部分は割と分かりやすく事件の序盤で犯人まで推測できた。
だが、キャラクター萌えという点ではかなり良い。
面白かった。
Posted by ブクログ
貴族階級が残りつつも昔過ぎない時代設定
ヨーロッパの小国
人形のように小さくて美しいヒロイン
ダークな雰囲気のミステリー
実に 私好みでした
イラストがついているのもありましたが
私は 表紙がヴィクトリカの影絵になっている方が好きです
今の段階では久城とヴィクトリカの関係は探偵と助手という感じですが 今後 どう変化していくかも興味がありますね