あらすじ
クリスマス当日、ヴィクトリカが所望したのは、15個の謎──必死で謎を集める一弥は、村に起こりつつある異変に気づく。それは、大いなる変化、すなわち“2度目の嵐”の前触れにほかならなかった。迫る別れと、自分の運命を正しく予感したヴィクトリカは、一弥にある贈り物をする。一方首都ソヴレムでは、ブロワ侯爵が暗躍、娘ヴィクトリカを武器に権力を握ろうとしていた──大人気ミステリ怒濤の最終ステージへ!!
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ヴィクトリカの運命、切なすぎる。
一弥からの手紙を体に刻むところで号泣。あんなにほんわかした日常がこんなふうに変わってしまうなんて。切ない切ないただただ切ない!!
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とうとう第二の嵐が到来。
聖マルグリット学園からは生徒がいなくなり、久城も本国に送還されることになり…。
大晦日の暖炉のシーンが何とも言えない悲しさ・不安が渦巻いていてせつない。
人一倍の痛がりのヴィクトリカが久城の手紙を体に刻みつけるシーンは壮絶。そして痛々しい。
最後のコルデリアの「ステイルメイト!」から下巻に続く。もう次を読まずにはいられない。
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こういう展開になってしまうのは分かっていたのだけど、読み進めると辛いです。
ヴィクトリカの覚悟がすさまじく、鳥肌が立ってしまいました。彼女を残して日本に強制送還された久城が、自分の弱さを許せないほど悔しく、無力さに打ちひしがれて慟哭する姿が痛ましい。
父に従いながらも揺れ動くグレヴィールは下巻でどう動くのだろう。
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針の場面、良い。
故郷に帰っての一弥やアブリルなど、アニメでは描かれていない部分が知れてやっぱ原作は読むべきである(当たり前か)。
結末はどうなるか!?
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南方で戦う一弥の悪夢から始まる、シリーズ最終巻の上巻。
怖い夢から目覚めて、幸せないつもの二人きりの謎にまみれた日常が始まるのかと思いきや、思っていたよりも早く嵐はやってきたようです。(1925年なのにドイツのポーランド侵攻。もっと先かと思っていました。この辺、史実とは違うのですね)
唐突にヴィクトリカと引き離される一弥が、もう本当に傷ついて大人になってしまって、ヴィクトリカを思って泣き崩れるところにこちらも切なくなります。
ヴィクトリカのことを、はじめて「友達」ではなく「想い人」と呼び、だからこそ別れが胸に迫って切ない。
赤紙が来て召集されて、戦地に赴くその先を読むのが怖くて、でも二人の未来が気になります。
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ヴィクトリカ×久城 最終章上巻
アニメよりふたりの別れがすごく悲しかったし、
時代背景とか戦争に突入していく緊張感があってよかった
久城の言葉を刻み付けるヴィクトリカ...(;;)
アブリルちゃんもセシル先生もみんなみんな助かって欲しい
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十五歳の誕生日に十五個の謎をご所望だなんて、ヴィクトリカらしいな(^^) でも、平和なのはここまで(T-T) 遂に次の嵐が来てしまい、皆離れ離れに(´Д`)痛がりのヴィクトリカが一弥の残した手紙のために意外な行動に(@_@;)この後どうなってしまうのか!?すご〜く気になる!
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GOSICKという作品は必ずしも安定したクオリティが保たれていた作品ではなく、特に中、後期になるに従い文章のクオリティが落ちていく傾向にあったのだが、それでも尚☆5の評価をつけるのは、ひとえに最終2巻、とりわけこの8巻の内容による。
ヴィクトリカの壮絶な決意が文字通り刻まれるシーンは圧巻であり、その美しさを体感出来ただけでもこのシリーズを読み進めてきた価値があったと感じさせた。
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再読。ついに世界大戦が始まり、ヴィクトリカと久城は突然引き裂かれるような別れを迎えてしまう。久城からの最後の手紙を身体に彫り込んでしまうヴィクトリカの描写は凄みがある。(天才なのに日本語はできないのか…とちょっとだけ思ってしまうのはダメですよねぇ)この先の展開を知っていても、二人の境遇に涙してしまいます。
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チェス大会翌日から始まる、誕生日に所望された十五の謎は短編集のよう。留学生は祖国へ、ヴィクトリカはブロワ侯爵の元へ連れられ展開が勢い付く。人間扱いされないヴィクトリカがつらく、薬から一時的に正気に戻るのが嬉しく、コルデリアたちの暗躍にときめく。刺青の凄絶な覚悟や遠く近い戦火による不安が苦しい。
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第二次世界大戦勃発。
その大きな風に吹かれ、離れ離れになる2人とコルデリアの救出劇まで。
先見があるっていうのは、時として苦々しい思いに苛まれるのだな。。
一弥との別れを予見することも、己の身の成り行きも、その頭脳で見通せてしまうことの物悲しさを考えると、
歯痒くて無力。
それを知らされない一弥の側も、さよならも言えない唐突の別れには絶句するしかなく、
どんなに一緒にいたいと願っていても、
国家の前では一人の人間など蟻のようだ。
ブロワ侯爵の頭がイッテしまった感といい(もしかしたら、現代を生きているからそう思うのかもしれないけど)
娘をただの生物兵器にしか見えないところといい、
私はこの男が嫌いだ。。苦笑
コルデリアの救出劇は素晴しいけれど、
その監獄から生還できるのか、コルデリアよ。。
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ついにヴィクトリカと九城くんが離ればなれに…しかも相当な距離で。2回目の嵐を前にアルベールの狂気はほんと恐ろしい。コルデリアも登場して母がどうヴィクトリカを守っていくのか下巻が楽しみでしかたありません。白い肌に針で九城くんのメッセージを写したヴィクトリカ。大好きなヴィクトリカと咆哮する九城くん。15番目の九城くんがヴィクトリカに持ってきた謎の答えは私でも分かります♪心だけは離れまいよ、君…その言葉が守られますように。グレヴィールもそろそろ妹を守る兄貴に変身したらいいのになぁ。
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この巻での論評は差し控えたい。
物語が崩壊し、再構成される直前である。激動の展開と、鮮やかな結末が、次の巻へとどうつながっていくかをただただ見守りたい。
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精神的にも、身体的にも、痛い描写があって、改めてGOSICKだと余り目にしてなかった、桜庭さんのそういう面での上手さを思い出す……。制服のところが、ものすごく、ぐっときました。早く下巻よむ!!
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桜庭一樹の"GOSICK-ゴシック-"シリーズの第8巻。本巻は上下巻に分かれてます。アニメでは第22話から第24話で放送されてました。ついに始まってしまった二度目の嵐。ついにブロワ侯爵が最後の切り札"オカルト兵器"ことヴィクトリカを学園から連れ出します。"名も無き村"での予言通り、一弥とヴィクトリカは引き離されてしまいました。ヴィクトリカと一弥のそれぞれを思う心やグレヴィールが妹の事をどう思っているか、ブロワ侯爵の仕打ちなど読んでると心が痛くなります。2人は無事に嵐を乗り越えて再会することが出来るのか!?
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ヴィクトリカの誕生日のクリスマス。
プレゼントを渡したり、15個の謎を探したりと前半はほのぼのと。
そんな中、ついに二度目の嵐。世界大戦。
離れ離れになる2人。
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GOSICK完結 上巻。第二次世界大戦突入。ヴィクトリカと一弥は離ればなれに。強く想い合っている二人の想いが切ない。どう終わるんだろう。下巻に続く。
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クリスマス当日、ヴィクトリカが所望したのは、15個の謎―必死で謎を集める一弥は、村に起こりつつある異変に気づく。それは、大いなる変化、すなわち“2度目の嵐”の前触れにほかならなかった。迫る別れと、自分の運命を正しく予感したヴィクトリカは、一弥にある贈り物をする。一方首都ソヴレムでは、ブロワ侯爵が暗躍、娘ヴィクトリカを武器に権力を握ろうとしていた―大人気ミステリ怒涛の最終ステージへ。
(BOOKデータベースより)
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ついにこんな展開に…。
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クリスマス当日、ヴィクトリカが所望したのは15個の謎。必死で謎を集める一弥は村に起こりつつある異変に気づく。それは大いなる変化、すなわち2度目の嵐の前触れに他ならなかった。迫る別れと自分の運命を正しく予感したヴィクトリカは、一弥にある贈り物をする。一方ソヴレムではブロワ侯爵が暗躍、娘ヴィクトリカを武器に権力を握ろうとしていた・・・。
GOSICKⅧ上
いよいよGOSICK完結へ・・・。
この最終巻上は非常に読み応えがあります。なぜならこの上と次の下でGOSICKが遂に完結してしまうからです。したがってあまりここでは述べないほうが良いと私は思います。やっぱり是非読んで欲しいですから・・・。
このGOSICKⅧ上の最大の読み所はやはり「ヴィクトリカと久城が本当に離れ離れになる所」だと思います。聖マルグリット学園から多くの学生が消えていく中、遂にアブリルも帰ってしまいます。そして久城にも国の迎えがやってきて、強制送還に・・・。突然のことで苦しむ久城だけど、それでもヴィクトリカに手紙を残します。一方ヴィクトリカにも遂にブロワ侯爵の手が伸びて・・・。とにかくこの箇所はGOSICKを楽しみ、理解する上でとても大切な所だと私は思います。
またもう一つ言えることは「この上は下(完結)に繋がるような完璧な終わり方をしている」ということ。最後コルデリアがブロワ侯爵にステイルメイト!と静かな声で告げるシーンは一気に私の気持ちを下に持っていきました。
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ついに“2度目の嵐”大戦が始まる。新しい年を迎える鐘と共にヴィクトリカと一弥に悲しい運命がおとずれることになる。離ればなれになろうとも命をかけて…2人は誓い合い、そして言葉と刺繍を刻み込み…。誰が悪いわけではなく歯車がちょっと狂っただけで全てが崩れ去っていく。ヴィクトリカは楽しかった学園での追憶の断片を集める姿に哀愁漂う。成長した一弥はたくましくなり、でも坊ちゃんのイメージしか浮かんでこない。ステイルメイトとは引き分けという意味なのか。ついに次巻で完結。2人の運命は如何に?
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個人用読書メモ
・物語はいよいよクライマックスへ。ついに「二度目の嵐」(おそらく第二次世界大戦を表している)がやってきた。
・ヴィクトリカはブロワ侯爵によって幽閉され、「オカルト生物兵器」として利用された。今でいうスーパーコンピューターまたは人工知能的存在である。皮肉なことに、オカルトの最も対極にある科学であった。
・強制帰還した一弥も、二人の兄に続いてついに出兵することになる。
・ブロワ侯爵は、ヴィクトリカから伝えられる「神託」をもとに国王に取り入ろうとする。ヴィクトリカをさんざん利用したあげく、死なせようとする。ヴィクトリカを助けるために登場したのが、コルデリアとブライアンであった。
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GOSICK8 上巻
学園に残ったのは、久城とヴィクトリカ。先生たち。
久城は国から帰還命令が出され、帰国する。
ブロワ伯爵にヴィクトリカは首都の監獄へと連れ去られる。
アブリルは戦争影響ないイギリスで過ごす。
この世界大戦は、旧(オカルト)と新(科学)との闘い。
ヴィクトリカちゃんは、食べ物に薬を混ぜられ、兄クレヴィールが読む戦局をきき、次を予想するのであった。
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12冊目で長編8巻目。
二人きりの年明け~2度目の嵐により引き裂かれる二人。
ヴィクトリカの謎解きはこれで終わりかと思うと少し寂しくなるな。
ヴィクトリカの覚悟が痛々しかったです。
久城は日本へ送還された後、赤紙が来て戦争へ参加へ。
ヴィクトリカは薬で意識をもうろうとさせられたうえで、ブロワ公爵に戦争のための道具として使われていた中、母親コルデリアの手で脱出。
二人は再び出会うことができるのか、コルデリアとブライアンvsブロワ公爵の結末はどうなるのか、については下巻へ。
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とうとう戦争がはじまった!
一弥も日本に帰ってしまったしヴィクトリカは一人きりで可哀想
ヴィクトリカは可愛いなぁ
セシルも可愛い
みんなお菓子みたいに可愛いな
可愛い可愛い物語が終焉に向かう一冊
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世界は新たな戦争に向かって進み始め、ヴィクトリカは一弥との別れの時が近づいているのを悟ります。クリスマス当日、彼女は一弥に15個の謎を持ってくるように告げますが、あと1つの謎を残して、一弥は母国へと連れ帰られてしまいます。しかしヴィクトリカは、一弥が思いがけずも彼女に残した最後の1つの謎に、小さな心を惑わせます。
そしてヴィクトリカ自身も、ブロワ侯爵のもとに連れ去られてしまうことになります。オカルト省のトップに立つ侯爵は、科学アカデミーを抑えてルパート陛下の信頼を勝ち取るため、実の娘であるヴィクトリカを監獄「黒い太陽」に幽閉し、戦争の帰趨の予測に彼女の頭脳を酷使します。
しかし、そんな侯爵の目論みは、コルデリア・ギャロとブライアン・ロスコーのによるヴィクトリカ救出作戦によって潰えることになります。コルデリアはヴィクトリカの身代わりとなって、娘を監獄から脱出させることに成功します。
いよいよクライマックスです。戦争そのものについての説明はほとんどなく、運命を翻弄されるキャラクターたちの姿に焦点を当ててストーリーは進んでいきます。これも一つの語り方だとは思うのですが、個人的には物語の全体像が見えないことに、少し落ち着きの悪さを感じてしまいます。
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ヴィクトリカと一弥が別れてしまう前のことや、ヴィクトリカが体に一弥の手紙を刻むところとか、前半のほうがいい感じ。
戦火の悲惨さが伝わってこないせいか、別れてからの一弥以外の人物の感情があまりみえてこなくて、物足りなさがある。辛い状況ってのが伝わってこないのよね。
グレヴィールの戸惑いはわかるけど。
何はともあれ下巻に続く。
Posted by ブクログ
王妃の殺人事件の解決が、何度も、より深く解決されていき、最終的に推理を重ねた後に、更に違う面から光を当てる。こういうミステリ好きだなぁ。そして、ヴィクトリカと久城の成長が良い感じ