桜庭一樹のレビュー一覧

  • 名探偵の有害性

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    桜庭一樹さんの作品、久しぶりに読んだ気がするなぁ(*´-`*)とても楽しい時間だった(*^^*)♪この作品はドラマ化か映画化してほしいわね〜(ノ´∀`*)

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    2025年09月29日
  • 少女には向かない職業

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    ネタバレ

    読んだことないと思っていたけど、たぶん中学生くらいの時に読んだことのある本だった。

    女子中学生2人が殺人者になる話。
    クラスの人気者だけど本当の自分は弱いと思っている大西葵と、網元の孫娘でクラスでは目立たない宮乃下静香が協力して2人の大人を殺す。

    途中で静香が裏切ったんじゃないかと思われるフェーズが入るが、それは葵の興味を惹くためだった。

    最終的には2人は逮捕されるんだろう。
    警察官に罪を告白したのだから。

    でも静香のために罪を犯す葵に中学生ならではの不安定さ、それによる絆を感じた。
    2人は確かに友だちだった。

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    2025年09月29日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    ネタバレ

    9/26再読。"好きって絶望だよね"、"大人になって自由になったら。だけど十三歳ではとこにもいけない"桜庭一樹の言葉選びが光る。藻屑が死ぬのは最初にわかっているのに死んでしまうシーンでは涙が出てしまった。それまでなんだコイツと思ってた担任の先生をすごく好きになる。"おまえには生き抜く気、会ったのかよ……?"のセリフが胸に刺さる。実際どうだったんだろう?どうしてなぎさと逃げられなかったのか。お父さんに捕まって行けなかったのだと思いたい。

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    2025年09月26日
  • 東京ディストピア日記

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    2020年が過ぎ去った今、あの時の世界はなんだったのか、あの時の世界が今、何を作ったのかを桜庭一樹さんが作家ならではの書きぶりで私たちに語りかけてくれる心に残る作品です。後世、コロナ禍を知る人も知らない人にも読んで欲しいと願っています。

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    2025年09月24日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    鬱小説として名高いお話
    でも、この物語の本質はそれだけではない

    以下、公式の説明
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    直木賞作家がおくる、暗黒の少女小説。
    
    ある午後、あたしはひたすら山を登っていた。そこにあるはずの、あってほしくない「あるもの」に出逢うために――子供という絶望の季節を生き延びようとあがく魂を描く、直木賞作家の初期傑作。
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    中学生の山田なぎさは、世の中に出るための「実弾」を求めている
    そんななぎさのクラスに転校生 海野藻屑(うみのもくず)が現れる
    彼女は美しく、芸能人の父を持つが、美しい顔とは裏腹に体には痣があり、

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    2025年09月05日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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     増田佳江『不規則な部屋』(2009年)を装画に使ったカバーが、情感が有って素晴らしい(カバーデザイン/鈴木成一デザイン室)。富士見ミステリー文庫版は、内容とはちぐはぐな萌え絵が表紙で興醒め。

     海野藻屑は「ボク少女」で、ラノベによく有りがちで、食傷気味ですが、萌え系と違って、この子には血が通っています。藻屑は「自分は人魚」だと嘘を付きますが、私の中学時代にも「私は多重人格者だ」と言っていた女の子がいたので、リアルだと感じました。思春期の苦しさを思い出しました。十代の時に読んでいたらどう感じたんでしょうか?
     舞台である鳥取県境港市のザラザラした空気感が伝わってきます。これって舞城王太郎にも

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    2025年09月05日
  • 私の男

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    ネタバレ

    個人的なフェチに刺さりまくり大好き……………………

    理想とされる倫理感や正義感に責め立てられる苦しさ 
    正しさに見放された時寄り添ってくれる危うさの温かみ
    1人で立つことができた時、自分を助けてくれてた不健全なものから巣立つ強さ

    フェチすぎて最高だった…………良い悪いとかじゃなくとにかく本当にフェチ………

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    2025年08月29日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    藻屑のことは結局救えなかったのに、砂糖菓子の弾丸はもうどこにもないのに結局クラスで無視されないようになって、兄が社会に馴染めるようになって、なぎさが進学できて、良い方向に進んでいってるのがとても悲しい。

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    2025年08月25日
  • 私の男

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    ネタバレ

    気持ちが悪い話だった。父と娘の共依存、殺人、北国、肉欲、潮の匂い。汗と欲望でむせ返る湿った敷布団の匂いが小説を読み終わった今でも何処かから漂ってくるみたいだ。淳悟は父であり、花は娘で、そして母なんだ。私はこの話を「近親相姦」だとか「タブー」といった薄っぺらい言葉で表現したくない。心理学的視点で言えば淳悟が幼い花から心を、血を身体を奪ったというのが正しいんだろうけど、多分2人は元から痩せ細った枯れ木だったのだと思う。作中にもあったように「2人とも乾いて痩せている」のだ。絡み合って、奪って、補っていかないと歩けない。そこには血があって、欠陥があって、2人があるのだ。説明はそれだけで十分な気がする。

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    2025年08月21日
  • 赤朽葉家の伝説

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    しっかりと読み終えました。
    長い小説でした。
    山陰の旧家名家の赤朽葉家の万葉、毛毱、瞳子の三代に渡る物語りです。
    特に、山の民の末裔で置き忘れられた子である万葉の話が貴重で面白かったです。千里眼というのが、とても興味深かったです。その子供の泪や鞄なども変わったキャラクターですし、いじめっ子でのち友人になった黒菱みどりもとても個性的に描かれてました。
    長女の毛毱は、不良で暴走族の製鉄天使アイアンエンジェルの頭として中国地方制覇をする美女でブサメン好みで、その青春が描かれました。その後売れっ子漫画家になるのです。異母妹の百夜との対比もよく書かれていました。
    次に、その子供の瞳子の話ですが、これは万

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    2025年08月05日
  • 女殺油地獄

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    ネタバレ

    近松門左衛門、人形浄瑠璃。
    油屋の息子、与兵衛、放蕩の末に殺人まで犯すお話。

    桜庭一樹と、表紙に、惹かれて購入。
    殺人場面の油と血の表現が、衝撃的。
    恥ずかしながら、近松門左衛門、あまり知らなくて、、、
    なるほど芝居の台本みたいな感じなのね、と。
    映像やら舞台やらにもなっていて、それぞれの演出により解釈が異なってくるというのが面白い。
    実際の事件を基にしてるというのも、なかなかエグイ。
    当時はそういうの、普通にあったのだろう。
    怖いよな、人間って。

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    2025年08月03日
  • 読まれる覚悟

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     ひとつの作品に対して、自分だけであれこれ思うだけでなく、他の方の感想や書評、批評も読んで、さらに考えを深めたり、ひいては世界のことを知りたい、と思っている。
     これまで、読む側の態度について考えたことはあっても、「読まれる側」について考えたことはなかったので、新しい読書体験だった。「作者=神」だと思ってたので、その繊細さにも驚いた。
     しっかり読み込めた手応えがないので、また読み返したい。

     文壇にも差別があるのか、と暗澹たる気持ちになる。

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    2025年07月21日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    大好きな桜庭作品。こちらも10代の時に単行本で読んだ。美人が故に他人に放っておいてもらえない人が主人公。文章が綺麗。実家にあるのでまた読みたい。

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    2025年07月17日
  • 私の男

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    ネタバレ

    2日で読み終え、そのあと二回読み返しました。
    1回目はそのまま読み、2回目はもう一度初めから読み返し、3回目は最終章から前の章へ、時系列を逆にして、、、。それくらい衝撃的な話でした。自傷をするような感覚で読み返しました。

    (以下自分語りになってしまいますが、、)
    私も父子家庭、不完全なDV家庭で育ち(性的虐待はなかったが)歪んだ愛というものを痛いほど思い出しました。
    日常的に手をあげていながら、機嫌のいい時には「お前は俺の嫁だよ」「お前のことは命に変えても守るからな」と言う父でした。覚醒剤依存で何度も捕まり、睡眠薬のオーバードーズで自殺未遂をするなど、不安定で依存しやすい性質の父を思い出し、

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    2025年07月13日
  • 赤朽葉家の伝説

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    鳥取の製鉄業を営む旧家に生きる女性三代の話
    千里眼の祖母、漫画家の母、そして何者でもないわたし

    目次で
    第一部最後の神話の時代
    第二部巨と虚の時代
    第三部殺人者

    とあって、第三部の最後の女性は殺人を犯してるのかと思っていたら違った

    第三部では平成の世代で
    自分の在り方に悩みながらも孫が祖母の最後の言葉を探っていく

    女性三代を通して
    高度経済成長、ハブル崩壊、平成へと移る様子
    女性たちの生き様
    周りの人たちとの関わり
    すべて描写されていて…圧巻

    読者を飽きさせない
    読後感半端なかった
    私にはかなりおもしろかった

    最初は字が少し小さいなぁ…読めるかなぁと心配だったけどサクサク読めた

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    2025年07月11日
  • じごくゆきっ

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    マイノリティに刺さる物語を書くことに長けた作家さんだなと改めて感じた一冊
    高校生の女の子が副担任の女性に囁かれたある一言で恋と共にじごくに落ちた時の「クラリとして、かなしくなって、私はたちまち、落ちた」この一文凄く素敵。この一説はほんためのあかりんが紹介していて、聞いた瞬間に惚れて書店に走った笑
    絶対地獄に落ちると分かってる恋。そんな恋に落ちる瞬間をこんなラブリーに表現出来る作家さん中々いない

    50年前に一世を風靡しスキャンダルによって姿を消した人気アイドルA。Aが消えてからアイドルという存在が1人も出てきてない日本で、再びアイドルを誕生させる為ある計画を実行する「A」という物語も良かったで

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    2025年07月03日
  • 赤朽葉家の伝説

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    文庫本の小さな文字にも負けずに読みました。
    それほど面白くて…

    あとがきがまた興味深い。
    この作家さんのはもっと読みたいと思いました。

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    2025年06月24日
  • 彼女が言わなかったすべてのこと

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    ネタバレ

    コロナがある世界とコロナが無い世界のパラレルワールドを、あるキッカケでLINEだけ繋がる事が出来た2人の話し。
    主人公の波間の世界はコロナが無く、オリンピックもそのまま開催される。乳癌を患っていて治療を続けている。
    友人の中川君の世界はコロナがあり、現実に実際起きた事なんだけど、コロナが終息した今読むとそんな世界本当にあるの〜と思う波間の気持ちにも時々なってしまった。

    乳癌の治療や心情がリアルで、表立って本当の気持ちを話す人はあまり居ないから癌サバイバーの方は良くも悪くも色々思う所があると思う。

    波間の言う、言いたい事があまり言えなくなる気持ちに共感した。
    自分が良いと思ってる事でも、その

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    2025年06月23日
  • 赤朽葉家の伝説

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    今まで読んだことのないタイプの小説で初めはなんだろこれと思っていたが、50ページほど読んだところでこれは面白い!と思い始めて一気に読んだ。

    この一冊に一つの世界が詰まっている、閉じ込められているように感じる。スノードームのような錯覚。と思っていたら3部目は一挙に外に飛び出して、しかもミステリー持ってくるか!純粋にエンタメとして大変楽しめました。

    著者もこれを書いているときは楽しかっただろうなと思ったら、あとがきにそう書いてありました。

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    2025年06月22日
  • 名探偵の有害性

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    話のテンポが良くて現在と過去の事件の掛け合いが面白かった
    ラストがなかなかセンチメンタルで良かった。

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    2025年06月07日