桜庭一樹のレビュー一覧

  • このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集

    Posted by ブクログ

    喜怒哀楽全部セットみたいな内容に心が大歓喜しました。
    面白さは勿論なんですが不気味さの中に優しさとか、寂しさとか散りばめられていてちょっと泣きそうになるお話なんかもあったりして。
    私のお気に入りはモコ&猫と赤い犬花です。
    是非読んでいただけたら嬉しいです。

    0
    2026年01月10日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    凄い作品と出会った。地方の中学生・なぎさはクラスで浮いた存在の転校生・藻屑と知り合う。藻屑は自分を人魚だと言い張り、海に帰ることを信じ、周囲から理解されない言動を繰り返す。一方、なぎさは彼女の言葉を信じきれないまま、それでも一定の距離を開け藻屑と関わり続ける。藻屑の抱える家庭環境や危さが明らかになり、何もできない自分と対峙するなぎさは、彼女を見続ける。共感できた理由として、読者に正義や救済を押しつけない、読者も同じ無力であり、なぎさは他者をきちんと理解できないが、絶対に切り捨てなかったということ。⑤↑↑

    0
    2026年01月03日
  • 少年になり、本を買うのだ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ちょっと本を読むのに気が入らなくなってしまったので読んでみた(笑)いいな~桜庭さんの生活がうらやましい(笑)色んな本を読もうって気になった(笑)物語を楽しんでいこう(笑)

    0
    2025年12月29日
  • 書店はタイムマシーン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    相変わらず本を読んでいる桜庭さん(笑)うらやましいな~(笑)こんなに本に囲まれている生活って(笑)今回もたくさん読みたい本が増えてしまった(笑)勢いに乗って色々注文してしまわないように注意しないと(笑)

    0
    2025年12月29日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本は最初のページに主人公の友達となる藻屑が死ぬことが書かれていて、もうここでそんなこと書いちゃっていいの?って驚いた。話の最初は(藻屑、、すごい子だな)とだけ思いながら読んでたけど、話が進んでいくうちに亡くなってしまうこと自体は最初から分かっていたのに最後物凄いショックを受けてしまった。(嫌だ死んでないよね、生きていて!!!)とまで思うくらいに藻屑がおかれている家庭環境や過去の辛さが読み進めていくうちにボロボロと明らかになってきて悲しくなった。この物語の主人公なぎさも普通ではない家庭環境で暮らしていて、そんな2人が出会ったことが作中の唯一の救い、また奇跡だったと思っている。2人が出会えてよ

    0
    2025年12月18日
  • 私の男

    Posted by ブクログ

    濡れ場が変にいやらしくなく情感たっぷりで美しい。ひとりぼっちだったふたりが親子となってふたりぼっちをやっているのがとてもいじらしく、歪ながらも美しくて幸せに過ごしてほしいと思った。
    時系列を逆に遡って話が進むので、恐らくふたりが1番幸せだったであろう時で話が終わるのが憎いなぁ。
    歴代トップ3には入る大好きな作品になりました。

    0
    2025年12月10日
  • 少年になり、本を買うのだ

    Posted by ブクログ

    このシリーズバラバラに読んでますな。
    2006年の記録です。ガツガツと本を読む。そんな表現がピタリとくる読書量と読書形態。
    執筆の様子も描かれ、情報のインとアウトが渾然一体となる様が見て取れる。きっと本でできた人なのだろう。

    0
    2025年11月09日
  • 私の男

    Posted by ブクログ

    親愛と性愛の重なり合い、言語化されるのが躊躇われるような情緒を、これ程に巧みに表現できるのは凄い。
    しっかりと気持ち悪いが、花の気持ちに理解できる部分が多いのも、また歯痒くて悲しくて苦しい。

    時を経ていくにつれ、純真でただ愛しかった互いの存在が、共依存のような退廃した関係性になっていくのがキツくてたまらない。

    「生きている意味とは」を、ふっと考えさせられる作品。当たり前に生きることは、こうにも難しいのか。

    桜庭一樹さんは、心理描写、情景描写ともに文章があまりにも上手すぎる。冒頭フィジーのエメラルドの海が、読み進めるほどに「中身のないバカみたいな美しさ」の対比を効かせてくる。


    ああ、ふ

    0
    2025年10月19日
  • 青年のための読書クラブ(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    架空の聖マリアナ学園の、創立から合併による終わりまでを、読者倶楽部のメンバーが引き起こす事件を追う形で綴った編年体。面白い小説は、次に何が起きるかが予測できないところにあり、この小説はそれを満たしている。桜庭一樹独特の語り口で、不思議な空気を醸し出し、事件の当事者と別にクラブ誌を残した語り部がいて、彼女らが皆、主人公。人の思いは、たとえ朽ちても若者に引き継がれていく。

    0
    2025年10月13日
  • 私の男

    Posted by ブクログ

    直木賞受賞作

    『私の男は、ぬすんだ傘をゆっくりと広げながら、こちらに歩いてきた。‥‥傘盗人なのに、落ちぶれ貴族のようにどこか優雅だった』

    40才になる腐野淳悟
    結婚直前の養女、花
    この2人には何かある
    そう思わせる冒頭の文章
    もうここから引き込まれていく
    凄い話なのになんだか
    美しささえ感じてしまう

    以前「赤朽葉家の伝説」を読んで
    すっかり好きになってしまった
    桜庭一樹さん
    でもこの小説はまた違った
    魅力がある
    最後まで謎があって
    想像が止まらないのも良い
    今後の2人がどうなるのかも
    謎!
    腐野 (くさりの)なんて名前も
    ふざけてるし‥

    『おまえが、濡れるといけないと思って。花』

    0
    2025年10月05日
  • 名探偵の有害性

    Posted by ブクログ

    桜庭一樹さんの作品、久しぶりに読んだ気がするなぁ(*´-`*)とても楽しい時間だった(*^^*)♪この作品はドラマ化か映画化してほしいわね〜(ノ´∀`*)

    0
    2025年09月29日
  • 少女には向かない職業

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読んだことないと思っていたけど、たぶん中学生くらいの時に読んだことのある本だった。

    女子中学生2人が殺人者になる話。
    クラスの人気者だけど本当の自分は弱いと思っている大西葵と、網元の孫娘でクラスでは目立たない宮乃下静香が協力して2人の大人を殺す。

    途中で静香が裏切ったんじゃないかと思われるフェーズが入るが、それは葵の興味を惹くためだった。

    最終的には2人は逮捕されるんだろう。
    警察官に罪を告白したのだから。

    でも静香のために罪を犯す葵に中学生ならではの不安定さ、それによる絆を感じた。
    2人は確かに友だちだった。

    0
    2025年09月29日
  • 東京ディストピア日記

    Posted by ブクログ

    2020年が過ぎ去った今、あの時の世界はなんだったのか、あの時の世界が今、何を作ったのかを桜庭一樹さんが作家ならではの書きぶりで私たちに語りかけてくれる心に残る作品です。後世、コロナ禍を知る人も知らない人にも読んで欲しいと願っています。

    0
    2025年09月24日
  • 私の男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    個人的なフェチに刺さりまくり大好き……………………

    理想とされる倫理感や正義感に責め立てられる苦しさ 
    正しさに見放された時寄り添ってくれる危うさの温かみ
    1人で立つことができた時、自分を助けてくれてた不健全なものから巣立つ強さ

    フェチすぎて最高だった…………良い悪いとかじゃなくとにかく本当にフェチ………

    0
    2025年08月29日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    藻屑のことは結局救えなかったのに、砂糖菓子の弾丸はもうどこにもないのに結局クラスで無視されないようになって、兄が社会に馴染めるようになって、なぎさが進学できて、良い方向に進んでいってるのがとても悲しい。

    0
    2026年02月21日
  • 私の男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    気持ちが悪い話だった。父と娘の共依存、殺人、北国、肉欲、潮の匂い。汗と欲望でむせ返る湿った敷布団の匂いが小説を読み終わった今でも何処かから漂ってくるみたいだ。淳悟は父であり、花は娘で、そして母なんだ。私はこの話を「近親相姦」だとか「タブー」といった薄っぺらい言葉で表現したくない。心理学的視点で言えば淳悟が幼い花から心を、血を身体を奪ったというのが正しいんだろうけど、多分2人は元から痩せ細った枯れ木だったのだと思う。作中にもあったように「2人とも乾いて痩せている」のだ。絡み合って、奪って、補っていかないと歩けない。そこには血があって、欠陥があって、2人があるのだ。説明はそれだけで十分な気がする。

    0
    2025年08月21日
  • 赤朽葉家の伝説

    Posted by ブクログ

    しっかりと読み終えました。
    長い小説でした。
    山陰の旧家名家の赤朽葉家の万葉、毛毱、瞳子の三代に渡る物語りです。
    特に、山の民の末裔で置き忘れられた子である万葉の話が貴重で面白かったです。千里眼というのが、とても興味深かったです。その子供の泪や鞄なども変わったキャラクターですし、いじめっ子でのち友人になった黒菱みどりもとても個性的に描かれてました。
    長女の毛毱は、不良で暴走族の製鉄天使アイアンエンジェルの頭として中国地方制覇をする美女でブサメン好みで、その青春が描かれました。その後売れっ子漫画家になるのです。異母妹の百夜との対比もよく書かれていました。
    次に、その子供の瞳子の話ですが、これは万

    0
    2025年08月05日
  • 女殺油地獄

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    近松門左衛門、人形浄瑠璃。
    油屋の息子、与兵衛、放蕩の末に殺人まで犯すお話。

    桜庭一樹と、表紙に、惹かれて購入。
    殺人場面の油と血の表現が、衝撃的。
    恥ずかしながら、近松門左衛門、あまり知らなくて、、、
    なるほど芝居の台本みたいな感じなのね、と。
    映像やら舞台やらにもなっていて、それぞれの演出により解釈が異なってくるというのが面白い。
    実際の事件を基にしてるというのも、なかなかエグイ。
    当時はそういうの、普通にあったのだろう。
    怖いよな、人間って。

    0
    2025年08月03日
  • 読まれる覚悟

    Posted by ブクログ

     ひとつの作品に対して、自分だけであれこれ思うだけでなく、他の方の感想や書評、批評も読んで、さらに考えを深めたり、ひいては世界のことを知りたい、と思っている。
     これまで、読む側の態度について考えたことはあっても、「読まれる側」について考えたことはなかったので、新しい読書体験だった。「作者=神」だと思ってたので、その繊細さにも驚いた。
     しっかり読み込めた手応えがないので、また読み返したい。

     文壇にも差別があるのか、と暗澹たる気持ちになる。

    0
    2025年07月21日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

    Posted by ブクログ

    大好きな桜庭作品。こちらも10代の時に単行本で読んだ。美人が故に他人に放っておいてもらえない人が主人公。文章が綺麗。実家にあるのでまた読みたい。

    0
    2025年07月17日