桜庭一樹のレビュー一覧

  • じごくゆきっ

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    ネタバレ

    「砂糖菓子〜」の時もそうだったけど、改めて子どもは生まれ落ちた先が地獄でも逃げることなんて簡単に出来ないんだなと。耐えてサバイブ出来た人間だけが大人になれるんだ。砂糖菓子の時は理不尽という棒で頭をガツンと殴られたような衝撃だったけど、これは真綿で首を絞められてる感じ。私は本のこちら側で祈るしかできない。みんな生きてね。生き残ろうね。

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    2024年01月07日
  • 彼女が言わなかったすべてのこと

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    このジャンルの本を久しぶりに読んでみた。
    パラレルワールドなんだけど、世界線がちょっと変わっていてとても面白いと感じた。あと絶妙に散りばめられた時事ネタも。

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    2023年11月21日
  • 彼女が言わなかったすべてのこと

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    何かを持っているかいないか(それが一般的に良いことか悪いことかは関係なく)で、一線のあちらのこちらに分断されてしまいがちな世の中で、その一線を超えようと対話すること。
    それは簡単ではないかもしれないけど、対話しなければ何も始まらない。
    コロナ禍を経験した私たちだからこそ、その経験をあらためて振り返らないといけないんじゃないかと思った。

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    2023年11月19日
  • GOSICK VIII 上 ──ゴシック・神々の黄昏──

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    ヴィクトリカの運命、切なすぎる。
    一弥からの手紙を体に刻むところで号泣。あんなにほんわかした日常がこんなふうに変わってしまうなんて。切ない切ないただただ切ない!!

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    2023年11月09日
  • 赤朽葉家の伝説

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    何度目かの再読!
    桜庭一樹さんの長篇、いつも前半部の面白さがとてつもない。後半になって減速する印象は否めないが、それでも最後まで面白い。

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    2023年10月22日
  • 彼女が言わなかったすべてのこと

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    どんな本も感じることはある。

    パラレルワールド
    選択しなかった(?)ほかの世界
    そちらの人とつながるのは
    村上春樹とか得意だから 私はそっちのほうが好き

    がんサバイバーの話
    友人にもいるからだいたいはわかる
    (とはいえその人の感じかたにはとうていなれない)
    普通の更年期も辛いものだよ
    死と隣り合わせではないけれど
    ずっと続く鬱にはなるかも で

    会話の言葉遣いが好きでないので
    速読に近い読み方をしてしまって
    入り込めず
    そして
    最後もなんだか あれ? だった

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    2023年10月13日
  • じごくゆきっ

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    やっぱり桜庭一樹さんの文章が好きだな…。
    もう戻らないあの日、あの時。読み終わった後のなんとも言えない喪失感が癖になる。

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    2023年09月23日
  • 彼女が言わなかったすべてのこと

    購入済み

    桜庭一樹先生のファンなので購入しました。
    抗がん剤治療を行う波間はある日別の世界に住む同級生の甍と連絡先を交換する。甍の世界では大変な感染症が流行し始めているようで……。
    あらすじを読むとSFの色が強いのかなと思いましたが、普遍的な生活の物語でした。パラレルワールドのひとと連絡が取れることはフィクションですが、病気や人間関係の苦しみ、異性からの視線など、共感できるもやもやした感情が描かれていて苦しくなりました。

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    2023年08月28日
  • GOSICK GREEN

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    謎解きはともかく、話筋が面白かった。
    カラーシリーズで一番かも。
    依頼者との関係
    ニコとの関係
    少しずつ少しずつ移り変わっていく描写がとてもいい

    でも個人的にはヴィクトリカはもうすこし人見知りなかんじで
    九城はもうすこし利発なかんじなイメージがよいですね。

    そしてそして
    うわ~ここで終わりかっ!
    続きは~?

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    2023年08月21日
  • GOSICK―ゴシック― 1巻

    購入済み

    ミステリーサスペンス!

    殺人事件に巻き込まれてしまい頭のいい小さい探偵のヴィクトリカと一緒に様々な事件と関わって解決していくマンガです!

    #胸キュン #ドキドキハラハラ

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    2023年08月07日
  • 推定少女

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    この本を初めて読んだのは中学3年生の頃でした。当時は主人公の巣籠カナと同じ学年だと思いながら、カナが言っていることや思っていることに共感したり、そういう考え方もわかる、といった雑駁な印象を抱いていました。
    けれど世間知らずな私は、カナが見ている繁華街や東京の景色がイメージできず、漠然とした読み味だったのを覚えています。
    大人になってから久しぶりに読み直してみましたが、むしろ大人になってからのほうがグサグサに刺さる小説だったことを思い知らされました。
    かつて中学3年生だった私がどんなことに毎日悩み、苛々したり、将来に迷って苦しんでいたか、私はすっかり忘れてしまっていました。
    白雪が渡してくれたド

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    2023年08月02日
  • GOSICK II ─ゴシック・その罪は名もなき─(ビーンズ文庫)

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    シリーズ2巻は繋ぎの巻かなと思いきや、グイグイ行きますね。
    時の止まったかのような閉鎖された集落での夏至祭。過去の事件と現在の事件。母の冤罪。告げられる未来。ふたりの関係。
    ああ堪りません。ゆっくりとシリーズを楽しみましょう。

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    2023年07月27日
  • 少年になり、本を買うのだ

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    何回も何回も繰り返して定期的に読んでる気がする。日記やエッセイが大好きなんだけど、その中でもピカイチのシリーズ。作家の感性が日常と共にツラツラと描かれている。周辺の人たちもキャラが濃く、その中に私も混じりたい!と思い続けている。頭の中を覗いたら、ビックリするような感じだったみたいなの。大好き。

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    2023年06月30日
  • 彼女が言わなかったすべてのこと

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    桜庭一樹さんの作品との出会いは中学生の夏休みに「荒野」を読んで読書感想文を書こうとしたのがきっかけでした。
    それからなんやかんや今も読見続けているわけです。彼女の作品は私に合うみたいです。★★★★★★
    今作もとても興味深くて楽しむことができました。

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    2023年06月29日
  • GOSICKs ──ゴシックエス・春来たる死神──

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    久城すきだーー!!!!!!!
    ヴィクトリカ愛してるーー!!!!!!!

    シリーズ全部読んだけど、良かった
    特にこのお話大好き

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    2024年03月10日
  • 東京ディストピア日記

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    読書日記が大好きで、擦り切れるほどに読み返していたので、このコロナ禍をどう感じていたのかを日記形式で綴ったこの作品は見逃せなかった。4年ほど経って、薄く忘れていっている緊迫感や恐怖がそこにはあった。実際、今も後遺症に悩まされてる人はいるだろうし、日々コロナに罹患してる人もいるだろう。でも、人は慣れるものなんだなと実感している。作家ならではの感性で感じ取った部分が心に突き刺さる。
    いつも行っているカフェや喫茶店、ホテルのラウンジが魅力的で1度行ってみたいなと思った。過ごしやすそうな空気のいい場所たち。自分にもそんな場所があったらなーと思った。

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    2023年05月31日
  • GOSICK BLUE

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    安定のGOSICKワールド
    REDがあんまし~だった分、倍増で面白かった

    現軸と物語軸のリンクがとても上手くて
    謎自体は簡単なんだけど
    ドキドキして楽しかった

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    2023年05月29日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    ネタバレ

    機関銃みたいにカメラのシャッターを切る雪風に、心臓がぎゅってした 赤と白の描写が綺麗だったな〜冬に読みたくなる!

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    2023年06月08日
  • 少女を埋める

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    私小説の面白さ、「読み」の面白さを伝えてくれると同時に、今を生きる女性たちに、ひとつの戦い方を教えてくれる。確かに、勇気付けられた。

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    2023年05月14日
  • ほんとうの花を見せにきた

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    ひさびさに、本で泣いた。

    印象に残った言葉は、
    「おまえのここに、火がある。生まれた時から、ずっとだ。だから俺たちは必死でおまえを守ってきた。おまえは、火だ。命が尽きる最後の日まで、人間は、火だ。
    そのことをけっして忘れなかったなら、このさきどんなに辛いことがあっても、おまえはきっと生きていけるだろう。火だ。おまえは、おれたち二人が、いつさか気が狂いそうなほど深く愛するようになった、とくべつ明るい火だ。おまえの代わりはこの世のどこにもいねぇ。人間は、一人一人が、特別な火だ。
    だから、消えるな。生きろ。頼む、がんばるって約束してくれ。戦うと言ってくれ。おまえの胸の火と、おまえのバンブーとの、け

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    2023年04月17日