少年になり、本を買うのだ

少年になり、本を買うのだ

880円 (税込)

4pt

小説家・桜庭一樹は稀代の読書魔である。本当に毎日本を読むのである。こよなく愛するジョン・ディクスン・カーのミステリをはじめ、ガルシア=マルケスの傑作小説、アゴタ・クリストフの自伝、死刑囚についてのドキュメント、茨木のり子の詩集から三島由紀夫のエッセイまで、縦横無尽に読んで過ごした、疾風怒濤の一年間!/【もくじ】二月 読書にまつわるすごいこと(たぶん)を発見する。/三月 町中に“なぞの女”がいる、気がする。/四月 ジョン・ランプリエールが辞書になる!/五月 夏木マリと、カー談義する。/六月 直毛なのに、アフロである。/七月 バナナの皮で、世界が滅亡する。/八月 傑作の前を、歌って通りすぎている。/九月 百匹の蟬が死に、百人の老人がやってくる。夏が、終わったのだ。/十月 片手に二十世紀梨、片手に豆腐竹輪の夜である。/十一月 「ビバビバ都会! 野戦病院!」である。/十二月 少年になり、花を買うのだ。/一月 書店はタイムマッシーンである。/単行本版あとがき/文庫版あとがき

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少年になり、本を買うのだ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年06月30日

    何回も何回も繰り返して定期的に読んでる気がする。日記やエッセイが大好きなんだけど、その中でもピカイチのシリーズ。作家の感性が日常と共にツラツラと描かれている。周辺の人たちもキャラが濃く、その中に私も混じりたい!と思い続けている。頭の中を覗いたら、ビックリするような感じだったみたいなの。大好き。

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    Posted by ブクログ 2014年08月10日

    面白かった!!久しぶりに再読した「書店はタイムマシーン」が面白くて第一弾を読んでみようと思い購入。桜庭さんの本への愛情と情熱がビシバシ伝わってきます。食材を買うように本を買い、食事を食べるように(美味しそうに)本を読み・・それが全部栄養になっているんだろうなあと思える本と共に生きる日々。楽しい手引き...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年01月27日

    ウェブ版を見てから手にとった。
    銀色さんのつれづれシリーズが昔から好きだったので、楽しい。つれづれシリーズもそうだけど、作家さんと編集者さんのやりとりは面白い。同じ趣味の仲間でもあり、ひとつの作品を作り上げるギルド的な空気を感じた。桜庭さんの作品を作り上げる過程にはらはらした。毎年同じ描写をお母様が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年11月29日

    booklogに載せた本の多くが、本作の読書日記で目をつけたもの。数行の引用の後に、著者がそれを読むきっかけとなったエピソードor感想が記されてある。超大衆作品から一歩抜け出したい、自分のお気に入り作家を見つける一歩にぜひ。

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    Posted by ブクログ 2013年02月06日

    一日一冊本を読むらしく、読んだ本について書かれてます。あと自身の日常も書いてあって、編集さん方との会話が面白いです。
    これ読むと、すっごい本が読みたくなるんです!おすすめです!

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    Posted by ブクログ 2011年12月01日

    本の趣味は合わないけど、すごく幸せな気分になれる。
    しかし、編集者さんたちは馬鹿みたいに本を読んでる。
    すごい。
    すごい。
    本は楽しい。

    本の趣味は近づけたかな…
    好きー!!桜庭一樹好きー!!

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    Posted by ブクログ 2021年08月08日

    タイトルの通り、桜庭一樹の読書日記。
    作者や、編集者による注釈も、面白い。

    作家の読んだ本、あれもこれも読みたくなる。

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    Posted by ブクログ 2020年01月29日

    他の人のレビューを読んで桜庭一樹が読書日記を沢山出していることを知り、手にとった。この人の文体が好きだ。エッセイだとこんな感じなのね。これもこれで楽しい。
    こんなふうに本を好きなだけ買って、好きなだけ読めたらいいのになぁ。
    大雪の日の運転に、METAFIVEのアルバムが流れゆく雪景色にやたら似合った...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年06月28日

    日記仕立ての読書記録、書評。書評と聞くだけで躊躇してしまう人にはぜひ。これほど楽しく読めて気安く良本も山ほど紹介されている書評本を他に知らない。次巻を読みたくなる事うけあい。

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    Posted by ブクログ 2015年04月19日

    次に何読もうかなあ、と思ったらこの本を読めば良い。
    わたしも数々の傑作の前を素通りしているのだなあ、、
    そして桜庭さん、とっても可愛いです。

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