あらすじ
【挿絵あり】〈“灰色狼の末裔”に告ぐ。近く夏至祭。我らは子孫を歓迎する〉──謎の新聞広告を目にしたヴィクトリカは、その夜たった一人で学園を抜け出し、山奥の小さな村に降り立った。後を追ってきた久城一弥がその訳を問うと、母の無実を晴らすためだというが…? 秘密に満ちた“灰色狼”の村で、過去と現在に起きた二つの殺人事件の謎が混迷する、波乱の第2巻! 「久城、君が……君が私を守ってくれるのだろう?」「…当たり前だ!」
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Posted by ブクログ
シリーズ2巻は繋ぎの巻かなと思いきや、グイグイ行きますね。
時の止まったかのような閉鎖された集落での夏至祭。過去の事件と現在の事件。母の冤罪。告げられる未来。ふたりの関係。
ああ堪りません。ゆっくりとシリーズを楽しみましょう。
Posted by ブクログ
どんどん可愛さが増してくるヴィクトリカ。
あの非力な彼女が、落ちる一弥を小さい身体で必死で支えようとするのにグッときました。
“知識の泉”を持つ灰色狼が案じる未来は、たった一人の友達と一緒にいられるかどうか。
一弥が同じ事を質問していて、嬉しかっただろうな。
鈍ーい一弥にはいまいち伝わらないようですが…。
彼女のバックグラウンドも少しづつ日の光を浴び始めます。
…メイドの描写がちょっと怖かったですw
Posted by ブクログ
ヴィクトリカの謎が少し解明された回でしたねー。
今回もしっかりミステリーしてたし、面白い!
今回のは少し騙されましたがね。まさかのあの人が…。
挿絵つきだと、更に面白い!
いや、無しでも面白いんだろーけど。
ヴィクトリカも一弥も子供らしくて可愛い!
あと、桜庭さんのあとがきも面白くてついつい読んでました。もう、こっちの文庫で買うの決定です!
Posted by ブクログ
そう言えば富士見ミステリーじゃなくて角川ビーンズで読んでいたのであった。
今回もアニメ版を思い出しつつ読んでいるのだけど、この回のインパクトも凄くて結構細々覚えていたのであった。
読んだ後でまたアニメ見直しても良いなあと思えるくらい原作もアニメも良かったのだよなあ。
あまりにもったいなさすぎて、アニメ版はTVの視聴を途中で止めてBDで見ようと思ってたんだけど、BD買ってから見てないのでした。
原作読み終わったらまたアニメ版に戻ろうっと。
Posted by ブクログ
挿絵つきにより作品の魅力が3割り増しなこのシリーズ。
ヴィクトリカが久城を助け、絆を深める場面が印象的でした。 口では何だかんだ言いながらもやっぱりそうなんだねヴィクトリカ。
「あぁ…久城…再構成すべき混沌の欠片が足りないのだ。 わたしの知識の泉のためにマカロンでも持ってきたまえよ」
「ヴィクトリカ…君って人は…!」
Posted by ブクログ
ヴィクトリカが可愛くてたまらないGOSICKの2巻。
1巻と比べると、なんとなく内容はよくなってるし、挿絵は確実に増えてていい感じ。
ヴィクトリカの母であるコルデリア・ギャロの汚名を晴らすため周りから孤立した村にヴィクトリカと久城の2人が行く。
事件部分も1巻と比べるといい感じに斜め上をいけるようになってきて、この先が楽しみ。
この巻の最大のポイントはやはりヴィクトリカが久城を助けるシーン。アニメ見てたけど、改めてこのシーン入った瞬間おぉっ!ってなりましたよ。
久城がヴィクトリカを助けるのはしょっちゅうなだけに、ここのインパクトは大きかった。
ってか久城、君こんな時に余裕ぶって、鬼かねw
メイドはどうしてあそこでコルデリアはやってないような事を言ったのだろうか、やはり後ろめたい事があったからこそなのか。
Posted by ブクログ
新聞の広告欄に呼び出され訪れた隔絶された山間の小さな村の夏至祭で、ヴィクトリカの母の無実を証明する。主役コンビの可愛さがとにかく良い。お風呂の歌をうたう間の抜けたヴィクトリカも可愛い。ダークさとキュートさがどちらも美味しく、声色が七変化する不気味さも併せ持つメイドのハーマイニアの濃さにもそそられた。
Posted by ブクログ
今一つかなぁ、と思って読んだけど、「誰でも読めるホームズのような様式美のあるミステリー」、的なことが解説にあったので、納得。作者の狙い通りかと思います。