あらすじ
好きって絶望だよね。砂糖菓子のような嘘のヴェールの向こう側に、次第に明らかになっていく藻屑の悲しい真実。日常という平坦な戦場を生き延びるための、少女たちの戦いは、衝撃の結末へと雪崩落ちていく……。
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原作からハマり
原作を読んだのはもう10年ほど前です。コミカライズされているのを知り早速読みましたが、原作の雰囲気と、コミックスならではの余白が混じり合いとても良い作品になっています。
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人魚たちにはこの狭い世界はあまりにも残酷で、安心を求めて逃げ出した彼女たちはどこまでも砂糖菓子でしかなかった。原作に大変忠実で、満足できる仕上がり。もう一度原作を読んでみようという気にさせます。また、原作未読でも十分いける出来ではないかと。藻屑は結局人魚でしかなくて、でも彼女がバラバラになった後にかけられた「本当に生きたかったの?」という言葉に心を動かされた。
Posted by ブクログ
漫画を先に読んだので、藻屑が荷物を取りに家に帰ったシーンの時、なぎさと一緒に緊迫した気持ちでした。
漫画読んでてさーっと冷や汗が流れる体験を初めてした。
Posted by ブクログ
結末がなんとなく読めるんだけど、引き込まれるかんじ。
繊細な絵柄が世界観に合ってて、原作の雰囲気を損なわない。
好きって絶望だよね、というフレーズが印象的。
Posted by ブクログ
まさか!!藻屑ちゃんが・・・!! 凄く濃いストーリーだったな・・・ なぎさちゃんはもちろん、なぎさちゃんの兄貴が最&高!に良いキャラでした!!
Posted by ブクログ
絶望とはいかなるものか。
子供たちは大人になる。
子供たちはなんでもできるはずなのに、立ち止まることを≪強要≫され、≪共用≫され、絶望を知る。
これは小さな物悲しいお話。
Posted by ブクログ
お兄ちゃんが作者の立場だけど、ちょっと説明くさい。キャラクターの原作任せで厚みが少ない。もっと淡々とやるべき話かな?全体としては読みごたえはある。
Posted by ブクログ
上下巻読み終わったので感想を。
小説のコミカライズはうまくいかない物が多い中、上下巻できれいに纏められていて、読みやすかった。
漫画の杉基イクラさんの絵柄は前から見てみて好きだなぁと思っていたらサマーウォーズの人でした‥。
Posted by ブクログ
藻屑の哀れであまりにも救われないあの結末に泣かずにはいられませんでした。上巻から感じていた妙な胸騒ぎを「面白い」と覚えながら読み進めてきたけれど、最後にこんな結末が用意されていようとは…なんて未来の無い結末なんだ藻屑限定とはいえ。これは“切ない”とかじゃ言い足りない。もはや“痛い”。痛すぎて、それこそ読んでて苦しくなってくるくらいに。マンガ読んで面白かったら原作も…と思ってたけど、もう原作まで読むことは無いでしょう。砂糖菓子の弾丸は、撃ちぬけないけど確実に痛いです。