桜庭一樹のレビュー一覧

  • 私の男

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    作者の方も作品も全然知らなくて前情報なしで、友達に面白かったからと貸してもらって読んだ
    個人的にすごく好きだった

    どんどん過去に遡っていくのも面白かったし、殺人事件に重きを置いていない所も面白い
    変わった親子関係でも、ゆっくりと生活が進んでいく様子がとても心地いい

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    2025年02月25日
  • 読まれる覚悟

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    本のおびが「書き手の心を守り、読む/読まれるという営みをいっそう豊かにしていくための読まれ方入門」となっている、ベテラン作家の手による新書。一般読者としては、その本が自分にとってどう面白かったかと感じて感想を書いたり、友人と話すといった読者なので、本の著者がどのような気持ちで読んでほしいかを考えたことが無かったことから、斬新な視点の読書方法の本でした。小説の著者は不特定多数の読者と向き合っていることから、林芙美子著「放浪記」の主人公のように感情の起伏の多少はあれタフな精神の人が多いのかと思っていましたが、作者の心の平穏について考えるよい機会にはなりました。高校や大学の図書室に一冊あってもよいか

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    2025年02月23日
  • 読まれる覚悟

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    書評、批評家はSNSで活動するようなアマチュアを含めて多く居るが、作家さんが語るということで俄然興味が湧き・・・。

    各章ごとに、新鮮な視点、観点ばかりで面白かったです。参考文献も多くて、付箋が貯まりました。

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    2025年02月23日
  • 私の男

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    仄暗く重たい中での純愛。お互いがどうしようもなくお互いを求める。寂しい二人が縋るように愛し合う。気持ち悪さと、でもどこかそんな存在といられる二人がとても美しくも思える。不思議。不思議。
    花が大塩の親父さんを流氷に突き落とすところ、何故かとても好きだった。こんな死に際を想像したのは初めてだった。しかも、親父さんは自分の命よりも花への忠告を叫び続ける。どんな気持ちでシャッターを切ったのか。
    特に、花が雪の中淳悟を待った後のシーンが好き。とろとろになっていく花の欲情が、すごく美しい描かれ方をしていると感じてしまった。

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    2025年02月11日
  • 彼女が言わなかったすべてのこと

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    久しぶりの桜庭一樹!
    パラレルワールドとして存在してるこっちの世界の話が、コロナらへんで「あ、そうだった。ほんとに。この世界はこのままどうなってしまうんだろうと思いながら、それでも懸命に日常を続けていたな」と思い出して怖くなった。忘れていっちゃうのかな、こういうのも全部。
    波間の病気のことも。当事者じゃないから私はなにも言えないけど、理解はしたいというか。でもその「理解」が上から目線に思われたり興味本位に思われたらどうしよう、とかは思うから、あんまり、あんまりなぁ。ただ本当に生きて、健康で、楽しく暮らしてほしいということは全人類に思っている。

    主人公のお兄ちゃんに対して申し訳なくなるところが

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    2025年02月10日
  • 赤朽葉家の伝説

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    山陰の製鉄業で財を成した旧家の三代に渡る女性の年代記

    以下、公式のあらすじ
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    「山の民」に置き去られた赤ん坊。この子は村の若夫婦に引き取られ、のちには製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれて輿入れし、赤朽葉家の「千里眼奥様」と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。――千里眼の祖母、漫画家の母、そしてニートのわたし。高度経済成長、バブル崩壊を経て平成の世に至る現代史を背景に、鳥取の旧家に生きる3代の女たち、そして彼女たちを取り巻く不思議な一族の血脈を比類ない筆致で鮮やかに描き上げた渾身の雄編。2006年を締め括る著者の新たなる代表

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    2025年01月27日
  • 読まれる覚悟

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    ☆3.5 桜庭一樹さんのやさしさ
     あとがきで、鴻巣友季子による「少女を埋める」評にも触れてゐます。もっぱら私はこの事件の興味で読みました。

     読まれる覚悟の究極的な回答は「読まされる覚悟」をも知ること。と私は考へました。
     これを読んで桜庭さんはリベラルな博愛精神の持ち主だとおもひました。誰もが傷つかないやうに気を遣ふ。読者が誤読しても、相手を気遣って批判は避ける。立場は純文学作家の問題意識と大きく重なります。

     よもやま話①にある通りに、小説家は一種のはたから見たら、(能天気な)理想主義者ではあるでせう。ただ、小説に全幅の信頼を寄せるけなげなこころがあるかもしれない。私もこどもの頃は、

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    2025年01月24日
  • 少女を埋める

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    なんて言葉と深く向き合って、責任を持っているのだろう!無責任な言葉ダダ漏れの私が「本が好き、本に携わる仕事がしたかった」なんて言うのも憚られる。美容院でこんな髪型でって上手く伝わらなかったり、伝えたつもりが違う意味で取られたり。言葉や文章難しい。言葉とも世間とも自分自身とも対峙する冬子、かっこいい!って書いてる事も作者の意図とズレてたらごめんなさい。今の私の精一杯の読解。自分自身を点検し続ける。心に刻みます。

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    2025年01月18日
  • 読まれる覚悟

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    これが小説家から見えている世界か。作品がどのように読まれているか、誤読も含めた読まれ方を作家はどのように受け止めているかが著者の目線から書かれていてかなり面白く読んだ。特に後半の批評家と作家の関係性に関する部分は興味深い内容だった。

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    2025年01月12日
  • 推定少女

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    独特な設定なのに引き込まれる文章でどんどん読み進められた。子どもの真剣な悩みを思春期や反抗期、厨二病といった言葉で片付けてしまうことの残酷さを、同じ子どもながら忘れていたなと思った。

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    2025年01月12日
  • ばらばら死体の夜

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    作品としては素晴らしかったけど、2度と読まない本だと思う。
    後味が悪いのは好きだけど、テーマが「借金」なのがいけなかった。
    桜庭一樹の表現力も相まって、吐きそうな程、苦しくなった。

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    2024年12月29日
  • GOSICK IV ──ゴシック・愚者を代弁せよ──

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    ヴィクトリカが学園の中を自由に歩いていて、いろんな人と会話しているのがヴィクトリカの成長・変化を感じられた。
    読み進めていてもなかなか解決せず、全てわかるのが本当に最後だったので少しだれてしまった印象。
    でも実は、和也たちのいる現代(も私たちからしたら現代ではないのだけれど)と回顧録とが交互に絡み合って、最後に全てつながるところがすごく上手で衝撃も強く、ラストスパートの勢いに鳥肌がたった。

    1のころはヴィクトリカと一弥しかいない世界だったけれど、それぞれに関わる人たちやソヴェールという国時代の全容が深掘りされていって、シリーズものの楽しみってこういうことか、とワクワクした。

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    2024年12月27日
  • 推定少女

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    桜庭一樹が…つまっている…。
    女の子に見える髪が長くて痩せた男の子とか、弱くて社会的ネットワークとの繋がりが希薄だけど、不安定な中学生女子に優しいハグをあげられるゲーマーお兄ちゃんとか、私が好きなものを好きな作家の文章で読めるの嬉しい。

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    2024年12月25日
  • 赤朽葉家の伝説

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    始め物語が頭に入ってくるまで時間がかかり何ヶ月にも渡って読んでしまったが、軌道に乗ればストーリーが面白く早く読めた。文章はくどいところがあり、同じ言い回しが何度も出て来たり時系列が分かりにくかったり、個人的には必要のない文章があったりで、それが読みにくかったかなと思う。でも最初の千里眼の伏線が本当に最後に綺麗に回収されてスッキリした。

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    2024年12月11日
  • 名探偵の有害性

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    名探偵モノの小説を好んで読んできたけれど、『名探偵の有害性』を考えたことはなかった。
    現在と過去の描写の移り変わりにセンスを感じる。

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    2024年12月03日
  • 名探偵の有害性

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    一気読み。
    YouTuberが出てくるなどまさに今の時代が舞台で、なんとなく背筋がスっと冷えるような場面がいくつかあった。
    真実ってなんだろう、どうやって見つけるんだろう と考える力が必要な世の中になったんだなーと小説を読んだのに気が引き締まる思いになった。
    桜庭さんの本は初めて読んだけど、休憩で閉じてもついすぐ続きを求めてしまう、魅力的な本でした。

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    2024年11月26日
  • GOSICK III ──ゴシック・青い薔薇の下で──

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    一弥が掘り下げられる回でした。
    謎自体は比較的シンプルでしたが、一弥やクレヴィールの成長を感じられ、読んでいて物語に一歩踏み込めた気持ちになり嬉しかったです。

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    2024年11月20日
  • 名探偵の有害性

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    ネタバレ

    過去に解決した事件について告発された名探偵。名探偵の有害はあるか?じつは犯人と思われていた人が犯人ではなかったのかそれを調べる旅という新しい展開でおもしろかった

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    2024年11月17日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    ネタバレ

    事件の舞台が新たな村であり、その村の描写が素晴らしかったです。
    村人のキャラクターも濃く、1作目より賑やかでした。
    ミルドレッドをそこまで登場させる意味はあったのか、もっと彼女に意味を持たせたほうが面白かったのではないかなと思いました。
    2作目らしく、ヴィクトリカが一弥を不器用ながらも慕っている様子が随所に表現されていて微笑ましかったです。

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    2024年11月13日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    ネタバレ

    辻斬りのように
    川村優奈
    二十五歳。旭川に住んでいる。地元の進学校を出て地元の国立大学に入り、いちどだけ生真面目な恋愛をして別れ、父の口利きで地元の小学校教師となった。容姿はとても平凡。妊娠して小学校教諭の職を辞した。七竈の母親。

    優奈の父
    七竈の祖父。旭川市役所に勤めている。

    川村七竈
    優奈の娘。

    優奈の母
    専業主婦。病で亡くなる。

    田中
    優奈の同僚の小学校教師。優奈より一つか二つ年上で、同僚の女性教師と結婚した。

    田中の妻
    同僚だった田中と結婚し、別の小学校へ赴任した。

    金原
    優奈の大学の同級生で、当時あつきあいしていた人の友人であり、その人が別れた後もずっと、つかず離れずの友

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    2024年11月11日