桜庭一樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ヴィクトリカが学園の中を自由に歩いていて、いろんな人と会話しているのがヴィクトリカの成長・変化を感じられた。
読み進めていてもなかなか解決せず、全てわかるのが本当に最後だったので少しだれてしまった印象。
でも実は、和也たちのいる現代(も私たちからしたら現代ではないのだけれど)と回顧録とが交互に絡み合って、最後に全てつながるところがすごく上手で衝撃も強く、ラストスパートの勢いに鳥肌がたった。
1のころはヴィクトリカと一弥しかいない世界だったけれど、それぞれに関わる人たちやソヴェールという国時代の全容が深掘りされていって、シリーズものの楽しみってこういうことか、とワクワクした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ辻斬りのように
川村優奈
二十五歳。旭川に住んでいる。地元の進学校を出て地元の国立大学に入り、いちどだけ生真面目な恋愛をして別れ、父の口利きで地元の小学校教師となった。容姿はとても平凡。妊娠して小学校教諭の職を辞した。七竈の母親。
優奈の父
七竈の祖父。旭川市役所に勤めている。
川村七竈
優奈の娘。
優奈の母
専業主婦。病で亡くなる。
田中
優奈の同僚の小学校教師。優奈より一つか二つ年上で、同僚の女性教師と結婚した。
田中の妻
同僚だった田中と結婚し、別の小学校へ赴任した。
金原
優奈の大学の同級生で、当時あつきあいしていた人の友人であり、その人が別れた後もずっと、つかず離れずの友