桜庭一樹のレビュー一覧

  • 読まれる覚悟

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    小説家が読者、批評家、書評家などをターゲットに彼らに対する思いをぶちまけた珍しい本だ.面白かった.本が出版された瞬間にそれは小説家の手を離れてしまうことは、物理的に理解できるが、小説家自体がこの本に書かれているように様々な思いを持っていることは予測できなかった.著者が女性であることに特化された思いもかなり出てきたが、男性社会の日本では当然だと感じた.対話と共話の比較論も楽しめた.

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    2025年07月01日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    ネタバレ

    世界観がかなり独特。
    読み始めた時はあまり没入できずにいたのですが、結婚式の場面でカメラを機関銃に例えるところの表現が美しくて惹き込まれました。
    桜庭さんの小説はこれが初めてでしたが、他にも読んでみたくなりました。

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    2025年06月23日
  • 女殺油地獄

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    初め、読みにくい文体、、、と感じたが、
    まるで舞台で口上をあげているかのようで、浄瑠璃または歌舞伎を観ているような気分にさせられた

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    2025年06月21日
  • 私の男

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    至高のロリコンを期待して読んだらマザコンでびっくり。ちょっとしょんぼり。
    でも作中一貫して花が淳悟を「私の男」と呼び続けてるのよかった。

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    2025年06月06日
  • 無花果とムーン

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    久しぶりの桜庭一樹。
    月夜の義理の兄・奈落の死から物語が始まる。
    血縁とか家族とかの軋轢や愛を描くのばかり読んでる気がする。

    死者を忘れるのは簡単で難しい。
    簡単に忘れて、不意に思い出して、染みみたいに残る。

    奈落みたいな男の子、モテるだろうなぁ。
    月夜みたいな子、居るよなぁ。
    生い立ちが複雑だと何もかもそこに起因している様な気がしてしまうけど、本当はもっと些細な事なんだろう。
    本人的には重大な過失の様に感じても。
    それを『18歳と19歳』で分けたり、月夜の友人らの陰口で表現していて、世界観は現実とファンタジーの狭間なのに、そこに生きている人達はリアルだ。

    密と約のセクシーな感じが伝わっ

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    2025年06月01日
  • GOSICK V ──ゴシック・ベルゼブブの頭蓋──

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    ネタバレ

    アニメ途中までしか観てなかったからこの話は初見。
    突然学園から連れ去られたヴィクトリカを連れ戻しに旅立つ一弥。
    修道院ベルゼブブの頭蓋にて無事再開できたものの、ヴィクトリカは相変わらずのツンツンっぷり…笑
    …と思っていたら後半で、母コルデリアに対する想いや父に道具として扱われる自身の生まれてきた意味に対する不安等心の内を一弥にこぼす。あ、あのヴィクトリカが素直に……‼︎と軽く感激(;∀;)

    今作ではコルデリアに加えてついにヴィクトリカの父アルベールが登場したり2人の絆がより深まったりと前作より更にストーリーが進展して今後の展開が気になるところ。
    そして結局パンドラの箱形見箱とは⁇…ってめちゃ

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    2025年05月29日
  • 少女には向かない職業

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    思春期の不安定さ、自分が世界にハマってない感じがリアルに描かれていて、思春期の頃の感情を大人になっても忘れず瑞々しく書けることに感心した (内容は瑞々しいって感じと違うけど)

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    2025年05月26日
  • 私の男

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    とても長い月日をかけて少しずつ読み続けた本。
    章が変わるごとに年代が変わり その前の伏線を回収して ああそういう事か!と理解していく。
    最後は一気に読み上げたが 1章での大人になって嫁ぐ娘と父親の 切ない愛情を最後になってより感じ切なく心配になった。
    いろいろともっと掘り下げたい事がたくさん残った 初めて読む感じの感情を覚えた内容だった。

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    2025年05月15日
  • 私の男

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    ネタバレ

    良い意味で気持ち悪い小説。淳吾やばすぎと思いながらページを捲っていくと花の不気味さがどんどん浮かび上がってくる。2人とも気持ち悪すぎる。続きが気になる。
    伏線の回収の仕方が上手い。どんどん読みいってしまった。

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    2025年05月10日
  • 私の男

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    どんどん物語に引き込まれて、すぐ読み終えてしまった。決して共感はできない、2人にしか理解出来ない関係性。お互いがお互いを必要としすぎるあまり、犠牲も大きい。
    好きな作品だけど人には勧められない、、、

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    2025年05月09日
  • 私の男

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    10年ほど前に読んだ小説だがいまだに内容を覚えており、かなり引き込まれた作品だった。
    好き嫌いが分かれると思うが、個人的には気味の悪さも含めて好きな部類。

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    2025年05月04日
  • GOSICK ──ゴシック──

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    約1年かけて完走!種族を超えた愛……じゃないけど、なんかこう、普段見る感じのカップリングじゃないんだな。簡単に言うと「日本人男児×ビスクドール」のコンビネーションというかね。

    アニメ化もされてるけど、やはり原作には適わない。だけど登場人物たちのビジュアルや声を見る分には良い感じ。

    もともと桜庭先生の作品は「砂糖菓子」から始まった私だが、それ以前にこんな大長編をやっていたとは……!

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    2025年05月04日
  • 紅だ!

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    男女バディ×便利屋系探偵×アクション活劇、最高! 桜庭一樹の男女バディが好きすぎるのと、疾走感溢れる展開がめっちゃ良い。

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    2025年04月29日
  • 読まれる覚悟

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    これだから桜庭さんが推しです。
    「おわりに」には全てが詰まっていると感じました。とてもカッコいいです。

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    2025年04月05日
  • 名探偵の有害性

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    文体が好き。
    なんというか文体にリズムが合って、読んでいてすごく楽しい。
    それでいて内容自体は結構重たいものだったり(昔と今の価値観の殴り合いみたいな)、殴り合っていたと思っていたら一緒にダンスを踊り出したりとか、ワクワクしながら読んでいました。
    この作者さんの本ははじめて読むので他にも読んでみたいな……。

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    2025年03月31日
  • 私の男

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    この本のような親子の関係がフィクションでも、どうしても許容できない人は読まない方が良い。

    私もそう言った内容が決して好きではないし、読んでいて嫌悪感が芽生えそうな場面はすごく多いのだが、桜庭一樹さんの小説だと私は全くそういうことを感じなかった。

    花と淳悟の関係が、唯一無二の悲しいけれど美しい愛の形であるとさえも思えたし、好きな小説、好きな作者さんだと思った。

    花の結婚から始まり淳悟との出会いで終わる、過去を遡る構成にもすごく引き込まれた。

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    2025年03月30日
  • 彼女が言わなかったすべてのこと

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    中盤まで面白く読み進んでいたのだけれど、最後のほうはちょっと混沌としていて少しすっきりしない感じが残った。LINEでやり取りしていた同級生が、どうやらパラレルワールドにいるらしい。向こうの世界では、自分や周りの人が違う選択肢や、違う運命をたどり、どうやら新型コロナウィルスという病気が世界的に巻き起こって大混乱をきたしているらしい。
    そんな話が、もしコロナがなかったら…ということを想像させてくれたし、主人公が30代で乳がんの治療を経験した女性であることからの様々な思いもよくわかって(化学療法中の頭がぼんやりする感じや、白血球を増やす注射をした時の体の感覚など)、健康と病気、男性と女性、加害者と被

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    2025年03月26日
  • 読まれる覚悟

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    作家さん本人が語る、「読まれる覚悟」のお話。読者との距離感、批評されること、二次創作について、ファンダムについてなどかなり本音を語られていて読む側としても考えさせられた。あとがきの「新しいものをアップデートすること=自分が間違っていると理解すること」という言葉にハッとする

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    2025年03月24日
  • 読まれる覚悟

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    書店で気になり、書評で入手決定の一冊。これはもう、作家さんにしか書けない論考。広い守備範囲の作品をものしてきた著者だけに、多様な視点からの考察がなされていて素敵。読書って、一人でも”対話”が可能な素晴らしいツールだけど、確かに誤読につながるリスクもはらみますわな。自分としては、あくまで個人的な備忘録として本ブログも使っているつもりなんだけど、無制限なアクセス可能性については常に自覚的でなければ、と改めて。

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    2025年03月24日
  • いつか、アジアの街角で

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    アンソロジー 6人の女性作家による、アジアをテーマにしたアンソロジー。
    特にガツンときたのは島本理生の「停止する春」。
    心がほんわり柔らかくなったのは角田光代の「猫はじっとしていない」。
    それぞれの個性が際立つ短編集でした。

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    2025年12月18日