桜庭一樹のレビュー一覧

  • 製鉄天使

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    超名作”赤朽葉家”のスピンオフ。当然、名前もそのままだと思っていたし、あれと同様の重厚感を期待もしていた。その予想は軽く裏切られました。あえて名前も変えられているし、文体もえらく軽い調子にされている。前作二代目の、中でも不良時代を中心に描かれた物語だから、こういう書き方になったのはいわば必然か。気負わずサクサクッと読めてしまうけど、その分、本編と比べて満足度は劣ると思ってしまいました。

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    2018年03月09日
  • GOSICK V ──ゴシック・ベルゼブブの頭蓋──

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    ネタバレ

    突然の別れの悲しさにほろり。
    九城くんの断固とした男らしさにほろり。

    「大切な誰かに逢うため。ただそれだけのために
    生まれたきた」

    純粋な愛への信念は読者の私の心をも溶かし、
    開放するような大きな一言でした。

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    2018年02月25日
  • GOSICK III ──ゴシック・青い薔薇の下で──

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    ネタバレ

    まだまだ読みたい第3弾。

    風邪をひいたヴィクトリカ。
    いつもの町を出て、青い薔薇を求め都会へ出かけた一弥。
    豪奢な巨大デパートに潜む都会の闇に
    飲み込まれてしまうのか。

    ヴィクトリカの可愛さにニヤケます。

    セシル先生が意外と男前でした。

    ヴィクトリカのプライベートが垣間見れて
    得した気分になりました。

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    2018年02月25日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    ネタバレ

    というわけで、すぐさま第2弾にも手を伸ばし、
    イッキに読んで、一弥とヴィクトリカの今後に
    思いを馳せる私でした。

    アニメもちょっと見てみたい。

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    2018年02月25日
  • GOSICKs II ──ゴシックエス・夏から遠ざかる列車──

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    二人だけの夏休みな雰囲気が和やかでいい。

    グレヴィール警部の一途な恋心さえも
    和やかな形を見せていた気がします。

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    2018年02月24日
  • 青年のための読書クラブ(新潮文庫nex)

    購入済み

    青年であるうちに読んだ方が楽しめると思う。

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    2018年02月22日
  • GOSICK III ─ゴシック・青い薔薇の下で─(ビーンズ文庫)

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    ネタバレ

    この辺りから若干うろ覚えだった感じ。
    読み終わってからそう言えばそう言う話だったかとか。
    多分、この次辺りからは見てないような気もするので、
    その辺りも楽しみ。
    でも、その前にGOSICKsが先かな?

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    2018年01月27日
  • GOSICK II ─ゴシック・その罪は名もなき─(ビーンズ文庫)

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    ネタバレ

    そう言えば富士見ミステリーじゃなくて角川ビーンズで読んでいたのであった。
    今回もアニメ版を思い出しつつ読んでいるのだけど、この回のインパクトも凄くて結構細々覚えていたのであった。
    読んだ後でまたアニメ見直しても良いなあと思えるくらい原作もアニメも良かったのだよなあ。
    あまりにもったいなさすぎて、アニメ版はTVの視聴を途中で止めてBDで見ようと思ってたんだけど、BD買ってから見てないのでした。
    原作読み終わったらまたアニメ版に戻ろうっと。

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    2018年01月24日
  • 伏 贋作・里見八犬伝

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    姿は人なのだが犬の血を先祖に持つ者を伏という、その凶悪な伏を狩る猟師の娘と兄のおはなし、途中、伏なる異形者の誕生秘話があり、また伏たちの苦悩する姿があり、里見八犬伝とリンクしているらしいのだが、そちらの詳細をしらなくても楽しめた。

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    2018年01月20日
  • ほんとうの花を見せにきた

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    読んでいて涙が出た。ちょっと切ないファンタジ。桜庭作品は何冊か読んでいるが,こういう作品も描けるのかと驚いた。
    あらすじ(背表紙より)
    中国の山奥からきた吸血種族バンブーは人間そっくりだが若い姿のまま歳を取らない。マフィアによる一家皆殺しから命を救われた少年は、バンブーとその相棒の3人で暮らし始めるも、人間との同居は彼らの掟では大罪だった。禁断の、だが掛けがえのない日々―。郷愁を誘う計3篇からなる大河的青春吸血鬼小説。

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    2018年01月14日
  • ほんとうの花を見せにきた

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    ひさびさに桜庭さんの本を読みました。
    バンブーという吸血鬼と人間の物語。
    とても綺麗でせつなくて、生きることを
    感じる物語でした。

    とりあえずさいこうです。

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    2017年11月15日
  • 荒野

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    ちょっと変わってるけどいたって普通な女の子のお話。       
    いや、友達もいるし恋人もいるし家族もいる、とても充実した人生を送っている女の子のお話。       
    私には眩しすぎた。

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    2017年11月05日
  • 荒野

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    ネタバレ

    この作者は「GOSICK」シリーズ、「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」を過去に読んでいる。表紙の岸田メル氏の絵に惹かれて手に取った。(この人の書く少女の絵はホントひきこまれるのです。)思春期の女の子の成長物語であるが、どこか構えて読むこともなくスルスルと読むことが出来た。結構ディープな家庭環境なのに、それなりに割り切って心が折れることもなく成長するのはある種凄いかも。ちょっと敬遠していた桜庭さんの小説をもう少し読みたくなった。感想はこんなところです。

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    2017年10月09日
  • 推定少女

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    謎の少女と出会っての逃亡劇。彼女は精神異常者なのか、宇宙人なのか、ロボットなのか・・・?

    わけのわからないまま逃亡する思春期の少女を通した歪んだ世界。結局主人公は元通りの生活に戻るも、一連の奇妙な出来事は彼女に何をもたらしたのでしょうか?

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    2017年09月25日
  • GOSICK GREEN

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    「RED」、「BLUE」、「PINK」、「GREEN」と回を重ねるごとに人間らしくなっていくヴィクトリカのたまに見せる恥じらいが可愛らしい。最後、兄グレヴェールの登場と彼の言葉に感動した。次巻が待ち遠しい。

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    2017年09月17日
  • GOSICKs III ──ゴシックエス・秋の花の思い出──

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    闇の修道院を脱出し、暴走する殺人列車から逃れ、懐かしい学園に戻ったヴィクトリカと一弥に、つかの間の安らかな日々が訪れた。季節は、秋。2人がひもとくのは、あざやかな花々と、歴史のうねりに負けず懸命に生きた人々の物語。次なる嵐の予感をはらみつつも、今、このとき、世界は確かに美しい―静かに、ひそかに深まってゆく名探偵コンビの絆―直木賞作家がおくる大人気ミステリシリーズ、珠玉の外伝連作集。

    【感想】

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    2017年08月23日
  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵

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    菅原伝授手習鑑 三浦しをん 訳
    実際の出来事を後年、娯楽として楽しみながら市井の人間は、知って行ったのだなということがよく感じられる人形浄瑠璃。これが、今、私たちが普通に使う言葉に置き換えられているのだから臨場感あふれるのは当たり前。ここまで持って来てくださった役者三浦しをんさんに感謝。

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    2017年08月20日
  • GOSICK IV ─ゴシック・愚者を代弁せよ─(ビーンズ文庫)

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    ブロワ家の秘密がだんだん明らかになてきた巻。あと、ヴィクトリカとアブリルが仲良くなった。久城以外では初めてのお友達。

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    2017年08月12日
  • GOSICK PINK

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    ネタバレ

    ヴィクトリカのホームとは何なのだという台詞と今回のメインの結末に胸が締め付けられるようだった…。
    誰が悪いというわけではないのだ、悪いというなら戦争が悪い。
    クリスマスに人間らしさを取り戻し、友人として肩を組んで歌い笑いあっていたのに次の瞬間には殺し合わなければいけなかった。
    悲しい、本当に悲しい。
    そして、容疑者のひとりを助けるために南部の大奥様の幽霊がマテリアルな世界でヴィクトリカに出会う数奇さ!
    これがアメリカ、あらゆる人種と文化、資本主義とオカルトが混ざりあうカオス。
    ふたりは何と出会い、何を紡ぐのか。
    これからの展開もすごく気になる。

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    2017年06月24日
  • 荒野

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    十二歳から十六歳。たったの四年間。
    大人から見ればあっという間の時の中で、彼女の中身は目まぐるしく変わる。

    冒頭、中学に入学したばかりで恋を知らず自分自身にも無頓着だった荒野が少しずつ、けれど急速に周りの女達の匂いに釣られ、体型も変化し恋の味を覚えて行く。
    子供から女の入口へ。
    自分にもそうして変わっていった過去がどこかであったはずなのに、もう今となっては思い出せない。

    読んでいてとろりと甘くて水気の多い、熟れた桃を食べるような感覚だった。
    予想以上に濃厚だったのに後味が悪くないのは、荒野が環境の割には比較的素直かつ奥手で、ようやく女の気配をさせ始めた所であっさり閉じられてしまうからだと思

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    2017年06月03日