桜庭一樹のレビュー一覧

  • ファミリーポートレイト

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    第一部の 旅 はそれぞれの町が現実に在りそうで、
    少しファンタジーな感じで、温泉街の風習とか
    豚の脚とか。
    コマコの夢なのかな?とも読めた
    第二部のバーでの一人語りにその旅の経験が形を変えて出てくると、コマコが実体験したことなんだと、マコとの濃さを改めて感じた。

    読み進めるのが苦しくて
    でも読みたくて 終わらないでほしいけど
    絶妙なところで終わった

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    2018年10月17日
  • GOSICK VIII 下 ──ゴシック・神々の黄昏──

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    徴兵された久城や看護婦に志願するアブリルと、ダークでキュートなミステリさは完全に鳴りを潜め長い戦時下が徹底した全体に苦しくも引き込まれる。ブロワ侯爵も敵方ながら迫真な魅力。ヴィクトリカが日本に辿り着く一方、明記がないから再びのコルデリアを期待してしまい寂しい。嵐の後の平時ぶりに人間の逞しさを感じた。

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    2018年10月12日
  • GOSICK VIII 上 ──ゴシック・神々の黄昏──

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    チェス大会翌日から始まる、誕生日に所望された十五の謎は短編集のよう。留学生は祖国へ、ヴィクトリカはブロワ侯爵の元へ連れられ展開が勢い付く。人間扱いされないヴィクトリカがつらく、薬から一時的に正気に戻るのが嬉しく、コルデリアたちの暗躍にときめく。刺青の凄絶な覚悟や遠く近い戦火による不安が苦しい。

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    2018年10月12日
  • ほんとうの花を見せにきた

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    残酷な童話のような作品。胸がきゅっと苦しくなり、切なく悲しい、でも美しく暖かい、なんとも不思議な作品でした。

    短編作品のオムニバスになっていますが、一作目と二作目の繋がりが物凄く好きです。

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    2018年09月24日
  • GOSICKs ──ゴシックエス・春来たる死神──

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    GOSICKシリーズ読むか!!と初読み。そして解説にて外伝的短編集と知る(°_°)やらかしました。。しかし面白かった。次は是非本編読みます!汗
    しかしながら登場人物かわいいなぁ。

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    2018年08月23日
  • 道徳という名の少年

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    大人のための童話・お伽話のような芸術作品。装丁も素敵。
    「道徳という名の少年」だけど、その生い立ちや背景は、道徳とかけ離れた、醜く美しい背徳の世界。

    言葉は少ないのに、的確にテンポよく丁寧に綴られていく。
    非現実的でありながらも、異世界に夢のように違和感なくすっと入り込んでいく感じ。
    そう、これこそが小さな子どもが純粋に絵本に求めるような読書の世界だったことを思い出した。
    久々の桜庭一樹ワールドに短時間だけど、どっぷり浸かってしまった。

    生い立ちの設定であったり、名前の付け方であったり、時代や世界観、言葉ひとつひとつの選び方も、独特でとても真似できない。

    ストーリーに「タブー」「エロス」「残酷さ」「呪いのような血筋」をふんだんに取り入れながらも、拒絶を感じさせずに、しっとりした甘美な愛情や切なさだけをもたらす。

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    2018年08月20日
  • GOSICK PINK

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    「GOSICK PINK」
    NYに到着後、九城の姉・瑠璃の家に身を寄せたヴィクトリカと久城。さっそく外に出てみると、何だか変てこな新大陸の謎たちに遭遇。


    アメリカ到着翌日に、瑠璃の息子と大人気ない喧嘩をし、マンホールに落ち、更に団子を食ってしまい連行されるヴィクトリカ。一方、またもやヴィクトリカを見失い、迷子の記事を出してもらった新聞社の採用試験を強引に受けさせられる久城。そんな記念すべき新大陸1日目は、ボクシング世界戦とクリスマス休戦殺人事件が、ヴィクトリカの好奇心を掻き立てる。


    新大陸到着早々に巻き込まれるヴィクトリカと九城であるが、遂に、九城の就職先とグレイウルフ探偵社設立の経緯が判明します。これでREDで既成事実として語られる大枠は理解できました。よかった、よかった。


    NYのマンハッタンを探検する2人でほのぼのシーンがある程度続くかと思いきや、まさかのヴィクトリカがマンホールに落下でぴったし嵌るという奇跡がすぐさま発生。ヴィクトリカがマンホールに嵌っていることに気付いたのにも関わらず、スルーする親子が登場し、冷た過ぎると思いきや、そこから馬のしっぽに絡んだ草を掴んで、馬が移動する力を利用し、さくっと脱出・・・て、いやいやそれは無理でしょーーーとw。


    この後現れるのが、ヴィクトリカと共に豚箱に閉じ込まれていたエディとエディを膨大な保釈金で閉じ込めたウィリアムの2人。世界戦を戦うボクサーであり、戦争時代、同じ隊に所属し、仲が良かった2人。しかし、クリスマスに起きた休戦で起きたある殺人事件の犯人をお互いで疑いあっている。


    記念すべきグレイウルフ探偵社の依頼第一号の謎解きであるが、新シリーズでは、ヴィクトリカはこういう感じの謎解きをする感じなんだろうか。過去に戻る感じ。こんな力だったっけと。また、真の依頼者とヴィクトリカの関係も注目です。ヴィクトリカは、こういう能力があったのか?と振り返ってみたけど分かんないですが。


    謎が軽めな分、注目は、ジョブ&ホーム。久城は男として拘るが、ヴィクトリカは何故久城が拘るのか分からない。というか、その2つが何か分からない。この関係性が最後まで続くのだが、ヴィクトリカはホームには大切なものを置くのが良いと瑠璃に言われ、久城から貰ったラジオを置こうとするなど、確実にジョブ&ホームを理解していくのだ。そこが微笑ましい。


    新たな門出を迎える2人に幸あれ。

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    2018年05月21日
  • 赤×ピンク

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    ネタバレ

    女の子たちが檻の中でたたかう『ガールズブラッド』が毎晩、廃校になった小学校で行われています。女の子たちはO嬢で、お客さんは女の子たちが心からも体からも流す血を観に集まってくる、つかのまのステファン卿です。

    女の子たちはみんな何かを抱えていながらも、一生懸命生きています。だから、桜庭一樹さんの描く女の子たちは、大好きです。

    まゆ十四歳は、“この場所が、居心地悪い。(p58)”と思うと同時に“ここじゃないと生きていけない。(p59)”とも思います。
    まゆはずっと、檻の中にいて、閉じこめられなくなってからもずっと、心の中にその檻を持っていました。だから檻の中には、“安堵感と、ずっと近くなった死の気配(p61)”があったのです。
    けれどまゆは、自ら、そこから出ていくことを決めました。

    ミーコは、“なにを欲しているのか察して、それに応える(p97)”ように生きてきました。なんにでもなれました。でもミーコにも、“誰が好きかも、どうしたいかも、ぜんぜんわからない、(中略)だけど、やりたい格闘スタイルだけは、ある(p124)”のでした。
    “好きなように生きる(p145)”って、ミーコのようにどういうことなのかわからない人もいるのかもしれません。でもやっぱり、好きに生きて楽しんでいる方が素敵でした。

    皐月は、女の子の裸を見たくないし、見られたくありませんでした。それは“物心ついたときから、男だと思ってた(p239)”からでした。でも、誰にも話せませんでした。
    そして高校二年の終わり頃、母親にエロ本が見つかり、家出しました。けれど、女、千夏のおかげで、“家に帰らなくてはいけない”、“本当のことを話すべきなのだ”(p246)と思います。

    悩んでもがきながらも希望が見えた気がして、よかったです。

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    2018年04月29日
  • GOSICKs ─ゴシックエス・春来たる死神─(ビーンズ文庫)

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    ネタバレ

    久城一弥とヴィクトリカの出会いの部分。
    短編と言うかオムニバス。
    GOSICKの1巻を読んでずいぶん経っていたので、この物語が1巻だと思ってた感じもある。
    多分、アニメ版の影響なんだろうとは思うけど。
    アブリルの出会いの話でもあった訳だけど、アニメ版も見てから結構経っていたので大部分を忘れてて新鮮に読めたかも。
    久城寛とヴィクトリカのパズルの解き合いは全然覚えてなかったので、アニメ版には無かったか、あるいはアニメ版でその部分を見てないのかも。
    まあ、GOSICKは面白いですなあと改めて思った作品でした。

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    2018年04月09日
  • 製鉄天使

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    超名作”赤朽葉家”のスピンオフ。当然、名前もそのままだと思っていたし、あれと同様の重厚感を期待もしていた。その予想は軽く裏切られました。あえて名前も変えられているし、文体もえらく軽い調子にされている。前作二代目の、中でも不良時代を中心に描かれた物語だから、こういう書き方になったのはいわば必然か。気負わずサクサクッと読めてしまうけど、その分、本編と比べて満足度は劣ると思ってしまいました。

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    2018年03月09日
  • GOSICK V ──ゴシック・ベルゼブブの頭蓋──

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    ネタバレ

    突然の別れの悲しさにほろり。
    九城くんの断固とした男らしさにほろり。

    「大切な誰かに逢うため。ただそれだけのために
    生まれたきた」

    純粋な愛への信念は読者の私の心をも溶かし、
    開放するような大きな一言でした。

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    2018年02月25日
  • GOSICK III ──ゴシック・青い薔薇の下で──

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    ネタバレ

    まだまだ読みたい第3弾。

    風邪をひいたヴィクトリカ。
    いつもの町を出て、青い薔薇を求め都会へ出かけた一弥。
    豪奢な巨大デパートに潜む都会の闇に
    飲み込まれてしまうのか。

    ヴィクトリカの可愛さにニヤケます。

    セシル先生が意外と男前でした。

    ヴィクトリカのプライベートが垣間見れて
    得した気分になりました。

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    2018年02月25日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    ネタバレ

    というわけで、すぐさま第2弾にも手を伸ばし、
    イッキに読んで、一弥とヴィクトリカの今後に
    思いを馳せる私でした。

    アニメもちょっと見てみたい。

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    2018年02月25日
  • GOSICKs II ──ゴシックエス・夏から遠ざかる列車──

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    二人だけの夏休みな雰囲気が和やかでいい。

    グレヴィール警部の一途な恋心さえも
    和やかな形を見せていた気がします。

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    2018年02月24日
  • 青年のための読書クラブ(新潮文庫nex)

    購入済み

    青年であるうちに読んだ方が楽しめると思う。

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    2018年02月22日
  • GOSICK III ─ゴシック・青い薔薇の下で─(ビーンズ文庫)

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    ネタバレ

    この辺りから若干うろ覚えだった感じ。
    読み終わってからそう言えばそう言う話だったかとか。
    多分、この次辺りからは見てないような気もするので、
    その辺りも楽しみ。
    でも、その前にGOSICKsが先かな?

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    2018年01月27日
  • GOSICK II ─ゴシック・その罪は名もなき─(ビーンズ文庫)

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    ネタバレ

    そう言えば富士見ミステリーじゃなくて角川ビーンズで読んでいたのであった。
    今回もアニメ版を思い出しつつ読んでいるのだけど、この回のインパクトも凄くて結構細々覚えていたのであった。
    読んだ後でまたアニメ見直しても良いなあと思えるくらい原作もアニメも良かったのだよなあ。
    あまりにもったいなさすぎて、アニメ版はTVの視聴を途中で止めてBDで見ようと思ってたんだけど、BD買ってから見てないのでした。
    原作読み終わったらまたアニメ版に戻ろうっと。

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    2018年01月24日
  • 伏 贋作・里見八犬伝

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    姿は人なのだが犬の血を先祖に持つ者を伏という、その凶悪な伏を狩る猟師の娘と兄のおはなし、途中、伏なる異形者の誕生秘話があり、また伏たちの苦悩する姿があり、里見八犬伝とリンクしているらしいのだが、そちらの詳細をしらなくても楽しめた。

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    2018年01月20日
  • ほんとうの花を見せにきた

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    読んでいて涙が出た。ちょっと切ないファンタジ。桜庭作品は何冊か読んでいるが,こういう作品も描けるのかと驚いた。
    あらすじ(背表紙より)
    中国の山奥からきた吸血種族バンブーは人間そっくりだが若い姿のまま歳を取らない。マフィアによる一家皆殺しから命を救われた少年は、バンブーとその相棒の3人で暮らし始めるも、人間との同居は彼らの掟では大罪だった。禁断の、だが掛けがえのない日々―。郷愁を誘う計3篇からなる大河的青春吸血鬼小説。

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    2018年01月14日
  • ほんとうの花を見せにきた

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    ひさびさに桜庭さんの本を読みました。
    バンブーという吸血鬼と人間の物語。
    とても綺麗でせつなくて、生きることを
    感じる物語でした。

    とりあえずさいこうです。

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    2017年11月15日