桜庭一樹のレビュー一覧

  • 彼女が言わなかったすべてのこと

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    波間の独白が、なぜか深く心に重しとなって入り込んできた。同じ病気になったわけでもなし、彼女のような思想?に近いわけでもないのに、何かが蠢いていて、苦しかったが、その意味は未だにわからない。

    けれど、パラレルワールドを人生と考えると、少し楽に生きれるようになるのかもと一筋の灯りも。

    折しも「シュタインズゲート」が出てくる、懐かしい。
    もういちど、視点を変えて観てみたい。

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    2023年07月10日
  • じごくゆきっ

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    制服は女の子の戦闘服というような話が好き。
    表題の「じごくゆきっ」で着るのは制服でこそないもののロリータ服もまた武装のようで好き。
    どの話も常に嫌な空気が満ちていて良かったです。

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    2023年06月27日
  • 赤×ピンク

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    帰りたい場所がある人に刺さりそう。少なくとも俺には刺さった。人は自分にしかわからない苦しさを抱えてるものだし(特に思春期は)、それが蓄積されて現実から逃げ出したくなる気持ちも痛いほどわかる。けど逃げ出して終わりじゃ良くない。勇気を持って帰れる強さを持ちたい。

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    2023年06月07日
  • 少女には向かない職業

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    一気に読み終えてしまった。
    そして、自分の魂がこの離島の夏の海と山の間にある通学路あたりにまだ浮遊してる気分。(終わりは冬ですが)

    中学2年の少女。
    大西葵は学校ではおちゃらけたりして、友だちに囲まれてる。幼馴染の田中颯太とは、ゲーム仲間。
    でも家に帰ると、ママが飼ってるペット・・心臓と足が悪くてアル中の義父がいて、
    ママにも義父にもちゃんと話すことさえできない。

    そんな時クラスで地味な図書委員の宮ノ下静香を学校外で見かけた。彼女は学校と違って、まさしくゴスロリ(葵がゴスロリという言葉を知ってだかどうかは分からないが)だった。
    「いいもの見せてあげる」
    「いいものって?」
    「死体」

    接点

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    2023年05月15日
  • GOSICK VIII 下 ──ゴシック・神々の黄昏──

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    もはやミステリでもなんでもないのだけれど、シリーズの完結編としては完璧なのではないかと思う。
    ド直球の戦争モノになっていたが結局どことどこが戦ったのかに関しては、巧みに?はぐらかされている感はあった。沈む旧大陸と勝利する新大陸・たぶん戦火を免れているパリ・でもドイツのポーランド侵攻が戦火のはじまり…
    ただ、あくまで主題は戦争と少年少女なのだから、別にそこはどうでもいいのであると思う。

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    2023年05月06日
  • GOSICK VIII 上 ──ゴシック・神々の黄昏──

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    久城が学園を離脱してからヴィクトリカも連れ去られるまでの展開の臨場感たるや。ここまで読んできてよかったと思いましたよ。

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    2023年05月06日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    「辻斬りのように男遊びをしたいな、と思った。ある朝とつぜんに。そして五月雨に打たれるように濡れそぼってこころのかたちを変えてしまいたいな。」
    この冒頭に心掴まれた。桜庭一樹の独特な文章とキャラクター造形はなんか中毒性がある。

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    2023年04月22日
  • 荒野

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    ネタバレ

    1人の女の子が大人の女になっていくお話。
    懐かしいく感じる部分もあったり、親の立場として寂しく感じる部分もあり、不思議でリアルなお話でした。

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    2023年03月21日
  • 荒野

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    良かったーーーー!青春の甘酸っぱさを追体験できて、非常に良かった。読みやすいし面白かった。桜庭一樹さんの本、思い出補正も込みで、大好き!❤︎

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    2023年03月18日
  • GOSICK ──ゴシック──

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    表紙は可愛らしいが、中身はどうしてなかなかグロい。時代設定だったり情景描写がしっかりしているから、トンデモ設定だけど想像しやすかった。

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    2023年02月19日
  • GOSICKs II ──ゴシックエス・夏から遠ざかる列車──

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    古典的な安楽椅子探偵的なエピソードだが、久城がヴィクトリカに手紙を読んであげる甲斐甲斐しさもあって、ほのぼのとした読後感があった。

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    2023年02月13日
  • GOSICK VI ──ゴシック・仮面舞踏会の夜──

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    メインの謎やトリックは真新しいものではないけれど、後半の、容疑者たちの証言を聞いて検討していくパートは面白かった。
    シリーズ的にはクライマックスへむけた準備の感があり、王国のオカルトvs科学の内部対立が具体的に見えてきはじめた。

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    2023年02月13日
  • 道徳という名の少年

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    一家系の官能的で甘美な愛の物語集 心に残る作品です

    戦地へ赴くジャンの物語「ぼくの代わりに歌ってくれ」がとてつもなく好きです
    桜庭一樹クロニクル(インタビュー集)も必読

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    2023年01月21日
  • GOSICK BLUE

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    しんどいシーンもさらりと書きこなすのが、さすがGOSICK。伏線の張り方も、さすがGOSICK。
    メアリの存在、別に無くても・・・

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    2023年01月20日
  • 推定少女

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    とらえどころのない話だなあと思って読み進めた。
    男なのか女なのか、宇宙人なのか、異常者なのか、主要登場人物たちのキャラクターをつかめないまま話が進んでいく。
    挙げ句、結末すら曖昧というか読者に解釈を任せるような感じだ。
    と思ったが、なるほど、このとらえどころのなさは、登場人物たちの思春期の不安定さ、危うさ、自我のゆらぎ、そういったモヤモヤそのものなのだと捉えると、少しスッキリした。
    あっと驚くどんでん返しを期待したり、伏線回収を期待したり、大団円を期待したり、そういう小説の読み方は「大人」なのであって、そういうカッチリした流れのストーリーを期待してしまう読者はこの小説に登場する大人そのものなの

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    2022年11月01日
  • 伏 贋作・里見八犬伝

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    信乃の、そして伏の悲しき背景を知っても、みずからの仕事に徹する浜路。すべてに凌駕する使命感がかっこいい。伏姫と浜路の二人のヒロインを軸に話はスピーディーに進み、どんどんページが捲られていく。面白かった。
    この後、アニメも見てみたが100分に収めるため、だいぶ端折ったり、設定を替えていたが男女の恋愛をメインに置いてて、こちらも楽しめた。

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    2022年10月29日
  • 無花果とムーン

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    ありがちなストーリーも、謎の世界観やら、不思議な語り口やら、妙なキャラクター設定やら、で新しい感じになるんだから不思議だ。
    いやまぁ言うほど目新しいわけでもないんだけど、身近な人の死を乗り越えるのに時間がかかってやっと死に向き合って周りの人たちも死を忘れようとしていたけどそれじゃダメなんだと気がついて新しい旅立ちである。
    と、略し過ぎだけど、一番辛いのはなみちゃんで、頑張って無理して話しかけたけど酷い扱いを受けて、でもって主人公はまぁ友達を傷つけたけどしょうがないかー、的な。いやこれはなみちゃんの将来が危ぶまれるが、しょせんはメガネの地味な子なのでこの扱いもやむなし。なにしろ美男美女ばかりでて

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    2022年10月08日
  • 少女を埋める

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    ネタバレ

    なぜ自分がこの作家が好きだったのかよく分かった作品。少女を埋めるでは、考え方や思想が驚くくらい同じでびっくりした。

    家父長制に違和感を感じ、従順できずにもがいた女性の話。「女性だからこうあるべき」っていうのに従う方が楽なこともたくさんあると思うけど、そうやって生きることが苦しい生物学的に女である人もいる。
    ジェンダーギャップ指数の順位が低い日本の、女性の幸福度は高いときく。男の人に稼いでもらって、奢られたり守られたり、仕事で重い責任を負うより専業主婦が希望って女性も多いだろうから、それを希望する女性にとっては、その生き方はかしこく正しいと思う。でもその生き方を希望しない女性は、煙たがられて排

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    2022年10月01日
  • 少女を埋める

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    ここは森の中だろうか?
    穴の中にうずくまる動物がいる。裏表紙を開くと小さな赤ちゃんもいてびっくりした。『少女を埋める』は淡いピンク色の本で、厚さや手触りはまるで"日記"のようだ。

    『私の男』で著者を知り、上手い作家さんだと思っていたら、第138回直木賞を受賞された。
    本書には、著者初の自伝的小説「少女を埋める」と、論争の経緯を綴った「キメラ」、書き下ろし「夏の終わり」の3篇が収録されている。

    父の危篤を母より知らされ、7年ぶりにコロナ禍の鳥取に帰省した「わたし」
    同じく地方に実家があり、父を看取る経験をした私には、読むのが辛くなる話だった。
    「田舎特有の閉塞感、親からの

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    2022年09月22日
  • 紅だ!

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    このタイトル、X‐JAPANを想像するのは難くない。そして久しぶりの桜庭さん。装丁にちょっと違和感を感じる。面白いのかなぁと。

    元チキン屋の居抜き物件で道明寺探偵屋を営む橡と紅。元々は葉さんが2人を雇っていたのだがその葉さんは亡くなり、橡と紅は絶妙な関係でその跡を継いでいたのだった。紅は何者かに追われ命を狙われている不思議な少女をボディーガードすることになった。そして橡は元いた職場、警視庁の先輩の依頼で偽札事件を追うことに。物語は進んで行き2人は交錯する。

    まぁまぁ面白かった。なんだか伊坂さんの伏線回収に似ていた。

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    2022年09月15日