桜庭一樹のレビュー一覧

  • GOSICK VII ──ゴシック・薔薇色の人生──

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    ネタバレ

    ブロワ侯爵に呼び出され、ソヴュール王国王妃ココ・ローズ殺人事件の謎を解くことになるヴィクトリカ。
    二人一役は早くから分かった…と思いきや最後の最後でどんでん返しだった。
    舞台に沿って謎が明かされる推理ショーのシーンは結構好き。
    コルデリアの過去も明らかに。
    ママンは苦労人だな…。
    何が何でもヴィクトリカを守ろうという久城の気概も感じられてよかった。

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    2015年09月07日
  • GOSICK VI ──ゴシック・仮面舞踏会の夜──

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    ネタバレ

    個人的に結構好きな巻。
    やっぱり列車ミステリーは読んでて楽しい。
    事件のトリック自体は意外性はなかったけど、乗客の「孤児」「木こり」「公妃」「死者」のそれぞれの背景がどれも独特で良かった。

    暴走した汽車を止めるシーンは陳腐なアクション映画よろしくな感じだったけど、それを差し引いても面白かった。

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    2015年09月06日
  • GOSICK V ──ゴシック・ベルゼブブの頭蓋──

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    ネタバレ

    いつもの聖マルグリット学園から修道院、ベルゼブブの頭蓋に移送されてしまうヴィクトリカ。
    ブロワ侯爵の想像以上に弱ってしまったヴィクトリカを久城が迎えに行く話。
    国よりも一人の男として一人の女の子を守りたいという久城の決意が感じられる巻。

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    2015年09月06日
  • 伏 贋作・里見八犬伝

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    里見八犬伝に想を得た伝奇ロマン。妖の生き物の物哀しさが、ユーモアを含むからりとした文体で書かれている。八犬伝があまりにも長大なだけに、もう少し、広がりを持たせられたならとも思う。

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    2015年08月10日
  • GOSICK V ──ゴシック・ベルゼブブの頭蓋──

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    いよいよ動き始めたストーリー。4巻目まではミステリー中編の面影でしたが、この本から大きく話が動き始めました。

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    2015年08月07日
  • GOSICK BLUE

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    REDと8の合間の話。

    移民船に乗ってアメリカ地来た時のこと。
    アメリカに着いた早々事件に巻き込まれる。

    華やかさが前のシリーズと違うんだけど、どこかでまだ過去の雰囲気を持っている感じ。

    ワンダーガールのとこはすべて読み飛ばしましたが、十分に伝わりました。

    一弥がみんなの思いを背負って頑張るところがいいな。

    最初に読んだREDをもいちど読みたい。

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    2015年07月25日
  • ファミリーポートレイト

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    直木賞を受賞した『私の男』の次の作品に当たるのですね。

    第一部は母子の旅、第二部は自立を余儀なくされた娘のその後。圧巻の大部。
    これを書き上げるのはどれほど苦しい作業だったろうか、と思わずにいられない。
    読者としても、第二部を読み通すのはとても苦しかった。
    いっぽう第一部の、日常と異世界の境を軽々飛び越える母子のめくるめく旅は最高だった。本当に最高だった。
    とにかく、お疲れさまでした。

    以下は余分な話。
    個人的にこの著者の"小さな母音"の使いかたが苦手です。
    「すこぅし」「だるぅく」「おとうさぁん」
    文体からはみ出しているのを見つけるたびにぎょっとして、物語から醒めてし

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    2015年07月16日
  • GOSICK V ──ゴシック・ベルゼブブの頭蓋──

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    全体のストーリーは可もなく不可もなくなんですが、ヴィクトリカのお母さんがでてきたり、舞台が学園から変わったり、何より一弥のヴィクトリカに対する生きる意味の答えが素敵すぎて、それだけで価値がある一冊です。

    一人の女の子のために、
    一人の男の子のために、
    世界のために生きるのもいいけど、
    誰かのために生きるのも悪くないはず、
    とこの時代に言い切れる一弥が素敵なんです。

    それにしてもこれを飛ばして6を読まなくて良かった。

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    2015年07月14日
  • GOSICK IV ──ゴシック・愚者を代弁せよ──

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    アブリルとヴィクトリカがご対面!
    ちょっと複雑な気分。
    ヤキモチ焼くヴィクトリカかわゆす。

    今回の事件は悲しい歴史が背景にありました。
    奴隷、ゴールドラッシュ、欲によって抹殺された人々。過去の錬金術士からの挑戦状に隠された悲劇。

    なかなか楽しめました。
    相変わらず憎めないグレヴィール。

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    2015年07月08日
  • 少年になり、本を買うのだ

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    日記仕立ての読書記録、書評。書評と聞くだけで躊躇してしまう人にはぜひ。これほど楽しく読めて気安く良本も山ほど紹介されている書評本を他に知らない。次巻を読みたくなる事うけあい。

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    2015年06月28日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    おどろおどろしいゴシックミステリーと感じそうなものなのだけれどもそこはやはり桜庭一樹ワールドが溢れる世界で二冊目も一気に読み終わりました。

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    2015年06月17日
  • 道徳という名の少年

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    後半半分は桜庭一樹インタビュー。2006年から2012年、『少女七竈~』から『無花果とムーン』まで、過去作品も含めて、インタビュー形式の自己作品解説みたいになっています。それがめっちゃおもしろい。作家の頭の中。桜庭ファンのみならず、作家志望の方とかにもおすすめかも。

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    2015年06月09日
  • ブルースカイ

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    GOSICKのように、外国について独特の雰囲気で書き現わす桜庭一樹で、さらに「少女」というカテゴリを書いたらピカイチだと思う。
    全てに出てくる少女達は不十分ながらも魅力に溢れてる(それが昔の時代の女の子でも、今時の女の子でも)。
    なんでブルースカイ?と思ってたけど、最後まで読んで納得。更に、最初の話には「?」だったけどこれも最後まで読んで納得。
    傑作とまでは言わないけど、十分に刺激のある本です。

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    2015年05月31日
  • GOSICK BLUE

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    GOSICK-REDの時系列からすこし前のお話。
    新大陸アメリカに到着した二人の経緯、到着してからの巨大な事件に巻き込まれる二人の物語。
    GOSICK-REDにくらべて必須項目でないにせよ、グレート・ウォーを生き抜いた一弥とヴィクトリカの愛をより深く知ることができる巻数だ。

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    2015年05月31日
  • 少年になり、本を買うのだ

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    次に何読もうかなあ、と思ったらこの本を読めば良い。
    わたしも数々の傑作の前を素通りしているのだなあ、、
    そして桜庭さん、とっても可愛いです。

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    2015年04月19日
  • GOSICK BLUE

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    ニューヨークに着いたとたんに事件に巻き込まれるなんて、一弥とヴィクトリカらしいなぁ(^o^;)一弥がヴィクトリカを助けに行くところや、最後のコイントスの場面はドキドキして手に汗かいた(--;)最後は上手く収まり、一弥の姉の瑠璃にも会えて、良かった(^^)♪二人がニューヨークに渡った話をもう少し詳しく知りたいなぁ(ノ´∀`*)

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    2015年03月17日
  • GOSICKs IV ──ゴシックエス・冬のサクリファイス──

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    ガーデンチェスを楽しみ、そして皆はクリスマス休暇の為帰っていく。その後ヴィクトリカはいよいよ・・・というのをGOSICKシリーズで知っているため、切なすぎてもう。この後自分が無事ではいられない、と知りつつも久城くんの「僕はクリスマスもお正月もずっといるよ」の言葉に「そうか」と答えるヴィクトリカに目頭が熱くなりました。グレヴィールの片思いも随分長い間なんですね。妹に頼らず事件を解決できていればあるいは結果は違ったかもしれないのに。いっそこのままGOSICKの8(上下)に行かなければいい、と思った読後でした。

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    2015年02月23日
  • GOSICK VIII 下 ──ゴシック・神々の黄昏──

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    世界大戦のさなか、ヴィクトリカも九城くんも自分の運命と戦い、ただお互いにまた会える事だけを願い、生き抜いた巻でした。コルデリアの愛と最後の言葉はヴィクトリカにも確実に届いた事でしょう。最後まで見送り死を選んだブライアンもまた愛の人。アルベールは出来ればもう少し悲惨な報いを受けて欲しかったかも・・・。グレヴィールの優しく、滑稽な妹愛に癒やされつつ、ラストでようやく再会が叶い愛を口にする2人に思わず目頭が熱くなりました。でもって・・・「僕の妻なんだけどね」ってそうですが、そうなりましたか。RED読まなきゃ!

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    2015年02月23日
  • GOSICK VIII 上 ──ゴシック・神々の黄昏──

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    ついにヴィクトリカと九城くんが離ればなれに…しかも相当な距離で。2回目の嵐を前にアルベールの狂気はほんと恐ろしい。コルデリアも登場して母がどうヴィクトリカを守っていくのか下巻が楽しみでしかたありません。白い肌に針で九城くんのメッセージを写したヴィクトリカ。大好きなヴィクトリカと咆哮する九城くん。15番目の九城くんがヴィクトリカに持ってきた謎の答えは私でも分かります♪心だけは離れまいよ、君…その言葉が守られますように。グレヴィールもそろそろ妹を守る兄貴に変身したらいいのになぁ。

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    2015年02月23日
  • GOSICK VII ──ゴシック・薔薇色の人生──

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    皆さんも仰っていますが、物語が核心に近づいてきた気がします。コルデリアの出産、ココ=ローズとニコル=ルルーの生死を巡る謎。手を下したのは名を呼んではいけない、この国の最高権力者?彼はココ=ローズを愛していたのか…とても不思議です。分からないこともあるのだ!と宣言しながら全てを見通していたヴィクトリカは本当に流石です。不器用だけど九城くんを巻き込むまいとするヴィクトリカと、離れないと言い切る九城くんはもう思いきりイチャイチャしてください、って感じです(笑)ジンジャーとコルデリアの再会が感動的でした♪

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    2015年02月23日