桜庭一樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読み終わったよーーーーー!!!!キャラクターがみんなだいすきになった…ブロワ侯爵でさえも。悲しいなって。シリーズの感想語り出すときりがないんですが、いろんな本をたくさん読んできたひとだからこそ書ける物語だなあと思った。とても深みがある。たとえるなら、おもちゃ箱…宝石箱…って考えてたんだけど、要素がこれでもかと並んでるわけじゃなくて、あちこちに散りばめられて、全体の要素を崩さずに魅力を増してるから、宝石があちこち散りばめられた、うつくしい、ビスクドールかな。
ヴィクトリカをまるで人形のように描くときの毎回の描写すきなんだけど、まさにそれ。見惚れるほどうつくしくて、可愛らしくて、こわくて、知性と -
Posted by ブクログ
偉大なポップスターの死を残された人々の視点から描いた作品。
様々な人物の物語や想いが、最後の、彼の死から2ヶ月後に催された特別なセレモニーのシーンに繋がっていく。
彼を送るためのセレモニーはとても素敵だった。彼のことを知らない、一読者であるわたしも思わず彼の死を悼み、叫んでいる。そんな想像が頭の中で広がった。本の内容だけでなく、個人的な感情や思い出も押し寄せてきて、ゾクゾクっと背筋に何か走った気がした。GLAYの20万人ライブの熱狂や、小さな劇場で、卒業公演の後の挨拶を行い涙を流す演者を包み込む熱気。ZARDの坂井泉さんの突然の訃報やミスターこと長嶋茂雄が病で倒れたニュースを聞いた時。頑張っ -
Posted by ブクログ
ネタバレ「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」とテーマは通じていて、あちらをちょっとマイルドにして、大人の筆で描きなおしたような感じなのですが、やっぱり面白くて、一気に読めます。
冒頭からいきなり「中学二年生の一年間で、あたし、大西葵十三歳は、人をふたり殺した」と来る。
桜庭さんて、ほかの作品もそうなんだけど、最初の一行がすごいうまい。
もうのっけから引っ張り込まれる。
(で、中二、というだけでなくこの十三歳という年齢が後からまたすごく意味を持ってきたりして、感服)。
主人公の女子中学生、義理の父は飲んだくれで暴力的、母はいつも疲れていて不幸をアピールし続けている、かなりつらい家庭環境。
なの