桜庭一樹のレビュー一覧

  • GOSICK VII ──ゴシック・薔薇色の人生──

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    佳境というか、ラストにむけていろんな勢力が動き出しつつ、悲しいこととか切ないこととかぐっとくることとか、全部紡ぎあげてくるのがさすが桜庭さんだなと…。久城たのもしくて泣けてくる。ヴィクトリカかわいい。
    あとはわたしは王族エピソードによわいのでこの巻は尚更ずるい。『愚者を代弁せよ』もっかい読みたい。

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    2014年02月11日
  • 少女には向かない職業

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    ネタバレ

    出だしから、人を殺した。なんて興味をそそる書き出しで楽しく読めました。

    第二章の109ページの
    少女と少女の同級生颯太のやり取りがとても印象的でした。

    義父を亡くしたことに落ち込んでいるんじゃない
    殺したことを負い目に感じているから落ち込んでいる

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    2014年02月05日
  • GOSICKs III ──ゴシックエス・秋の花の思い出──

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    ネタバレ

    外伝らしい話の展開で、こういうのも面白いなあと思った!まさかのコルデリア登場にテンション上がりました。お話的には「幻惑」がすきだったなあ。

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    2014年02月01日
  • GOSICK III ──ゴシック・青い薔薇の下で──

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    珍しくベッドルーム探偵となったヴィクトリカと電話なら強くなれる一弥。熱があるからか、調子が狂ってるところ、カワイイ。

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    2014年01月27日
  • GOSICK ──ゴシック──

    Posted by 読むコレ

    本作については、直木賞も取った女性作家、という以外の知識を持たずに臨みました。桜庭さんの本自体、初めてになります。
    ですので、一人で勝手に驚いたり感心したりしながら読みました。
    期待値以上でした。面白かった!
    まず、本作がコテコテのラノベだったことに驚きました。そして、ラノベでありながら、案外ハードな設定のミステリだったことに感心しました。
    ただ、シチュエーションが良かっただけに、肝心な仕掛けの部分が簡単で残念でした。この展開なら、過去と現在の両方を濃くして、上下巻にしても良かったのでは、とも思ったり。
    とはいえ、次巻買います!

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    2014年01月19日
  • 傷痕

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    一人の世界的スターの死を巡るストーリー。
    この話はどこがって言われてもうまく言えないけど好きだな。…このスターのについてスター以外の視点から語られて好印象だったのだと思う。だからこの話が好きって言うよりスターが好きなんだと思う。

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    2014年01月15日
  • 傷痕

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    偉大なポップスターの死を残された人々の視点から描いた作品。
    様々な人物の物語や想いが、最後の、彼の死から2ヶ月後に催された特別なセレモニーのシーンに繋がっていく。
    彼を送るためのセレモニーはとても素敵だった。彼のことを知らない、一読者であるわたしも思わず彼の死を悼み、叫んでいる。そんな想像が頭の中で広がった。本の内容だけでなく、個人的な感情や思い出も押し寄せてきて、ゾクゾクっと背筋に何か走った気がした。GLAYの20万人ライブの熱狂や、小さな劇場で、卒業公演の後の挨拶を行い涙を流す演者を包み込む熱気。ZARDの坂井泉さんの突然の訃報やミスターこと長嶋茂雄が病で倒れたニュースを聞いた時。頑張っ

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    2014年01月13日
  • 少女には向かない職業

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    ネタバレ

    「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」とテーマは通じていて、あちらをちょっとマイルドにして、大人の筆で描きなおしたような感じなのですが、やっぱり面白くて、一気に読めます。
    冒頭からいきなり「中学二年生の一年間で、あたし、大西葵十三歳は、人をふたり殺した」と来る。
    桜庭さんて、ほかの作品もそうなんだけど、最初の一行がすごいうまい。
    もうのっけから引っ張り込まれる。
    (で、中二、というだけでなくこの十三歳という年齢が後からまたすごく意味を持ってきたりして、感服)。

    主人公の女子中学生、義理の父は飲んだくれで暴力的、母はいつも疲れていて不幸をアピールし続けている、かなりつらい家庭環境。
    なの

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    2013年12月03日
  • 製鉄天使

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    何というダサさ!何という荒唐無稽さ
    だがそれがいい、滅茶苦茶熱い青春小説。
    本当にヤンキー漫画をそのまま小説にしたような疾走感と躍動感。
    桜庭さんのライトノベル時代を思い起こすような表現もあってまさに青春、GOSICKとは違う幻想の少女って感じでした。

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    2013年11月23日
  • 赤×ピンク

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    オリジナルは2003年に出版された桜庭一樹の初期作品です。表紙が普通の小説っぽくなって驚きました。しかし、この頃の桜庭作品は好きです。本作は六本木の廃小学校で夜な夜な行われる女性だけの非合法格闘技イベント"ガールズ・ブラッド"に出演するまゆ、ミーコ、皐月の3人の物語です。まゆの物語が引き金になって、その後の2人の進む道が変わるので、連作短編という形式なんでしょうか。"檻"と"手錠"という拘束する道具が印象的に使われ、ちょっと現実離れした話ですが、リアルな男子高校生っぽい武志が出てくると作品が和みます。

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    2013年11月16日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(下) A Lollypop or A Bullet

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     絶望とはいかなるものか。
     子供たちは大人になる。
     子供たちはなんでもできるはずなのに、立ち止まることを≪強要≫され、≪共用≫され、絶望を知る。
     これは小さな物悲しいお話。

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    2013年11月11日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(上) A Lollypop or A Bullet

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     原作に殆ど忠実に沿っていて分かりやすいです。≪サマーウォーズ≫のコミカライズも手掛けている方で安心して読めます。藻屑もなぎさもまるで小説から飛び出してきたような容姿で……。

    「好きって絶望だよね」

     藻屑の儚んだような投げやりなような。生き抜くことを諦めたような。
     おとなになること。

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    2013年11月10日
  • 赤×ピンク

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    闇キャットファイトの世界で生きる女性3人の話。
    ですが、それ自体がメインの話ではなく、3人の風変わりな生き方が書かれています。
    自分には縁の無い世界の話なので、興味深くて面白いです。

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    2013年11月10日
  • 傷痕

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    マイケル・ジャクソンを現代日本で再現したら?という話。
    桜庭一樹は父もしくは母との関係により、少女が健全に生きられないという話が多かった。
    今回はスーパースターに性的いたずらをされた復讐と、彼の娘の傷跡が対照的に描かれている。
    復讐はスーパースターの視界に入るために、また大人たちにのせられて、彼を訴える。けれども、スーパースターは彼女に同情するだけ。一方、傷跡は彼が亡くなっても生きていけるように、自由になるように配慮される。保護される者とそうでない者。持つ者、持たざる者。
    傷跡に対する彼の行動、傷跡が立ち上がる姿は今までの桜庭一樹にはなかったように思う。強い。
    この対比は彼を取り巻く人間にも言

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    2013年10月15日
  • GOSICKs III ─ゴシックエス・秋の花の思い出─(ビーンズ文庫)

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    秋の薫りただよう番外編3巻目。こういう短編集ってやはり読みやすいわー。
    謎解きもほどほどに、それぞれ花にまつわる話が印象的でした。
    そして今回も武田日向イラストギャラリー(?)の出来が素晴らしく、気軽に読める1冊になってます!

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    2013年09月09日
  • GOSICK VIII 上 ──ゴシック・神々の黄昏──

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    桜庭一樹の"GOSICK-ゴシック-"シリーズの第8巻。本巻は上下巻に分かれてます。アニメでは第22話から第24話で放送されてました。ついに始まってしまった二度目の嵐。ついにブロワ侯爵が最後の切り札"オカルト兵器"ことヴィクトリカを学園から連れ出します。"名も無き村"での予言通り、一弥とヴィクトリカは引き離されてしまいました。ヴィクトリカと一弥のそれぞれを思う心やグレヴィールが妹の事をどう思っているか、ブロワ侯爵の仕打ちなど読んでると心が痛くなります。2人は無事に嵐を乗り越えて再会することが出来るのか!?

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    2013年09月05日
  • GOSICKs IV ──ゴシックエス・冬のサクリファイス──

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    "GOSICK-ゴシック-"シリーズの外伝第4巻。明日から冬季休暇というクリスマスの前日、聖マルグリット学園で開催される"リビング・チェス大会"の1日。外の世界では嵐を前にして動きだしていますが、学園にはまだ平和です。グレヴィールとジャクリーヌ、セシルとゾフィ、ヴィクトリカとアブリル、そしてヴィクトリカと一弥の短編とヴィクトリカの幼少時が描かれます。グレヴィールは、本編だとちょっと嫌な奴という印象だけど、ジャクリーヌと一緒に描かれているとなんか応援したくなるという不思議なキャラです。次はついに最終章…。

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    2013年09月04日
  • GOSICK VII ──ゴシック・薔薇色の人生──

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    2011年にアニメ化もされた桜庭一樹の"GOSICK-ゴシック-"シリーズの第7 巻。本シリーズとしては4年ぶりの新刊でした。本巻はアニメでは第19話から第21話で放送されてました。本巻では、ついに、ヴィクトリカがソヴュール国の王妃が王宮内で殺害された歴史上の難事件に挑みます。事件自体の謎解きも面白いのですが、ブロワ公爵やコルデリア、ロスコーなど、今まであまり語られていなかった。それぞれの登場人物の微妙な立ち位置も整理されています。ヴィクトリカと一弥の絆も強くなってきているし、ますます目が離せません。

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    2013年09月04日
  • GOSICKs II ──ゴシックエス・夏から遠ざかる列車──

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    "GOSICK-ゴシック-"シリーズの外伝第2巻。本巻からはアニメ化されてません。錬金術師リヴァイアサンの事件の後、ヴィクトリカが移送される前までの聖マルグリット学園の夏休みが描かれた短編集です。だいぶ本編が重たい雰囲気になってきたので、こういった平和な日常にホッとします。ちょっとアブリルが不憫な気もしますが、生徒のいない学園で一弥とヴィクトリカがイチャイチャしているところをとにかく楽しみましょう。他にもグレヴィールとジャクリーヌ、ゾフィとセシル、瑠璃の話も収録されています。結構、面白かった。

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    2013年08月26日
  • GOSICK V ──ゴシック・ベルゼブブの頭蓋──

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    桜庭一樹の"GOSICK-ゴシック-"シリーズの第5巻。本巻はアニメでは第16話から第18話で放送されました。聖マルグリット学園の夏休みが終わろうとしているある日、学園から姿を消してしまったヴィクトリカを連れ戻すためにベルゼブブの頭蓋に向かう一弥。ブライアン・ロスコー、コルデリア・ギャロ、アルベール・ド・ブロワ侯爵と一気に物語が加速しそうな予感です。ブライアン・ロスコーは敵なのか味方なのか…まだよく分からないですね。今回の一弥は色々とカッコ良かった。これが想いの強さなのか。今回の終わり方は先が気になる!!

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    2013年08月26日