桜庭一樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【本の内容】
東京・六本木、廃校になった小学校で夜毎繰り広げられる非合法ガールファイト、集う奇妙な客たち、どこか壊れた、でも真摯で純な女の子たち。
体の痛みを心の筋肉に変えて、どこよりも高く跳び、誰よりも速い拳を、何もかも粉砕する一撃を―彷徨のはて、都会の異空間に迷い込んだ3人の女性たち、そのサバイバルと成長と、恋を描いた、最も挑発的でロマンティックな青春小説。
[ 目次 ]
[ POP ]
ミステリは殺人や謎解きばかりと思って敬遠していませんか?
でも、実際には起こり得ない状況を設定しつつも、読後、「どこかで本当にあるかも」と思わせてしまう話も立派にミステリだと私は思います。
直 -
私は大好きです
なんとも言えない寂しさが物語全体を通して伝わってきて、むしろ心地よいです。タブーと知りつつも、流されてしまう人間の哀しさですかね?因みに私は3回読み返しました。
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Posted by ブクログ
短編集四作目は、冬のリビング・チェスの日に思い返される、様々な昔の経緯である。
ここに来てまとめに入っている感は否めないが、話に出ていながら詳しくは説明されなかったグレヴィール関連の話や、以前ちょろっと顔を出したレディズメイドが再び顔を出す話など、過去にあった出来事を詳らかにしている。
その中で書き下ろしの五章は異色だが、これはどう解すればいいのだろうか? 個人的には、やや遊びが過ぎるかな、という気もする。ミステリーは簡潔をもって良しとするものだと思うので、この部分は(たとえばこれからの争いを暗示するものだったとしても)冗長に感じられた。
結末前の箸休めといったところだろうか。ただ、次