桜庭一樹のレビュー一覧

  • 道徳という名の少年

    Posted by ブクログ

    道徳とは何か。不道徳と人々に思われている人は、ある意味ではその人の中では道徳を貫いているのではないだろうか。
    さて、5編の短編集は時空と世代を超えて、それぞれの世界で人々を魅了するほど美しい男子・女子の登場で幕を開けるのだ。しかしその美しさは決して永遠のものではないと知るのは後の話なのだ。

    ファンとしては、もう少し読みたかった。インタビューで桜庭氏の世界観に触れるのはもう少しあとでいいかな。

    0
    2013年06月24日
  • 道徳という名の少年

    Posted by ブクログ

    桜庭さんのこれでもかってくらいの筆量とか、ぬめっとした文章の羅列の中毒なので、
    少し物足りないかも。
    でも短編でも桜庭は桜庭さんなんだなぁと。

    0
    2013年06月21日
  • GOSICKs IV ──ゴシックエス・冬のサクリファイス──

    Posted by ブクログ

    クレヴィールがなぜへんてこな髪型になったのか?
    イアンとエバンがなぜ手をつないでいるのか?
    メインストーリーの不思議が紐解かれる。
    クレヴィールとジャクリーヌの話がやっぱり好きだわ!

    0
    2013年05月31日
  • 製鉄天使

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『赤朽葉家の伝説』毛鞠の作中作『あいあん天使!』

    鉄を自在に操る、赤緑豆製鉄のお嬢・赤緑豆小豆のお話。
    命を削りながら青春を駆け抜けて「えいえんの国」を目指す。

    『赤朽葉家の伝説』読んでるのが前提かな。
    兄の件とか

    桜庭さんの描く少女はやっぱりすごい。
    そしてネーミングセンスすごいw

    0
    2013年05月26日
  • 傷痕

    Posted by ブクログ

    面白かった~

    モチーフはこの夜を去ったキング・オブ・ポップ
    彼の娘を中心に彼を取り巻く人々の心情を描いていく物語

    印象的だったのは彼は子ども時代から働いていていて子どもの生活がなく、だからと言って大人になっても心は大人になりきれなかったってところ
    私みたいだなって思ってしまった
    私は働いてはないけど、幼い頃から妙にリアリストで子どもらしくなくて子どものくせに将来に希望なんかなくて、そのくせ大人になった今大人になりきれなかった
    なんだか妙に共感しちゃった
    大人になるのって難しいね
    普通ってレールの上にいれば簡単なんだろうけど普通のレールから脱線しちゃった人はどうすればいいんだろう
    彼みたいに

    0
    2013年05月22日
  • GOSICKs III ──ゴシックエス・秋の花の思い出──

    Posted by ブクログ

    花と書物にまつわる不思議な物語。
    ヴィクトリカと一弥の間のキョリがだんだん縮まっていく感じ。
    二人の幸せで不思議な日常がステキ。
    ずーっと続いて欲しい。

    0
    2013年05月17日
  • ファミリーポートレイト

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    岡崎京子さんの漫画を読んでるような気持ちになりました。
    内容は前半より後半の方が好みです。
    「文字に眠る」の話が好き。
    終わり方も好みでした。

    0
    2013年05月15日
  • 道徳という名の少年

    Posted by ブクログ

    桜庭一樹さんにしては珍しい連作短編集だなぁ…と思いながらも、やっぱり桜庭さんらしい作品だなぁという印象を受ける。歴史を描き続けること、親子との不思議な絆を描くこと、家族という呪縛からの逃亡を描くこと、そして死を描くこと。その書き味というかそういうものが彼女独特だから好きだ。それを再確認させてくれる作品。

    0
    2013年05月12日
  • 道徳という名の少年

    Posted by ブクログ

    購入後に気が付いたのですが、作品よりインタビューのほうが長かったです。
    ですが、作品は期待通り、インタビューは最初に考えていた以上に面白くて、楽しむことが出来ました。
    中でもジャングリン・パパの愛撫の手がすごく面白かった。

    0
    2013年05月19日
  • GOSICKs IV ──ゴシックエス・冬のサクリファイス──

    Posted by ブクログ

    ゴシック、短編集の4冊目。
    嵐の吹き荒れる前、ある冬の日の平穏で長い一日の物語。
    ブロワ警部の報われない恋心や、ヴィクトリカの出生前後の出来ごとなど、本編の合間をつなぐエピソードが四話とチェスを巡る一話。

    0
    2013年05月10日
  • 道徳という名の少年

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『赤朽葉家の伝説』や、『青年のための読書クラブ』等、南米文学を思わせる作品が今までありましたが、これは、一際濃厚に南米の雰囲気を感じます。
    物語の舞台も、明言されてはいないものの、どうやら、南米そのもののようです。

    後半は、2006年から2012年にかけての、桜庭一樹さんへのインタヴューが掲載されています。
    どの作品についてのインタヴューも興味深かったのですが、「山にいる死者は善き死者で、海にいる死者はおそろしい死者」というイメージが、すごくよくわかりました。
    山陰のDNAなのかしら。

    0
    2013年05月09日
  • 道徳という名の少年

    Posted by ブクログ

    インタビューが読みたくて購入。
    「ジャングリンパパの愛撫の手」以外は以前に読んだことがあるけれど、変更されているところがいくつかあるような気がする。
    小説も、インタビューも、面白かった。


    2013.04

    0
    2013年05月09日
  • 製鉄天使

    Posted by ブクログ

    『赤朽葉家の伝説』にノックアウトされた私には必読の書。
    物語の舞台になった時代を私もティーンエイジャーとして生きてきたけど、小豆達みたいな連中とは最も遠くにいて、同じ何かを共有できたとは思えない。なのに、今、この物語にすごーく心惹かれるのはなぜだろう。

    0
    2013年05月05日
  • 道徳という名の少年

    Posted by ブクログ

    桜庭一樹得意の、見知らぬ異国の空気がぷんぷんただよう寓話的な短編。〈呪い〉なのか〈才能〉なのか、とにかくそれに似た何かが親子何世代にもわたって受け継がれて行く…というストーリーも、桜庭一樹っぽい。
    読んでる間に時代の感覚がぐにゃぐにゃした渦の中に吸い込まれ、ぐんぐんお話の中へ吸い込まれてしまった。おもしろい。

    0
    2013年04月30日
  • GOSICK V ──ゴシック・ベルゼブブの頭蓋──

    Posted by ブクログ

    ヴィクトリカが学園から姿をけした。
    つれさらわれたヴィクトリカを救うため、一人旅立つ一弥。
    ヴィクトリカと一弥の絆が深くなってきてるな~。

    0
    2013年04月29日
  • 道徳という名の少年

    Posted by ブクログ

    ジャングリン・パパの愛撫の手がとても好き。
    桜庭節というか、桜庭一樹さんの作品を読む時はいつもそういう期待がある。今回の作品でもその期待は裏切られませんでした。満たされました。

    インタビューは、最初は「インタビューのが長いよ!」と思ったけれど、冷静に、落ち着いて読むと、とても素敵なインタビューだった。
    彼女の作品でまだ読めていないものもたくさんあるし、ちゃんと読んでいきたい。そしてこれからも満たされたいです。

    0
    2013年04月27日
  • GOSICKs II ──ゴシックエス・夏から遠ざかる列車──

    Posted by ブクログ

    ジャクリーヌとブロワ警部の話が好き。
    いつまでも、ジャクリーヌへの密かな想いを抱くブロワ警部がジャクリーヌに関しては全開で働く。
    けど報われないだよな~。
    切ないわ。

    0
    2013年04月27日
  • GOSICK VIII 下 ──ゴシック・神々の黄昏──

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ゴシックシリーズの完結編。
    離れ離れになる久城とヴィクトリカ。
    他の登場人物もそれぞれの道を進んで行きます。
    毎回、謎解きが面白いのですが、今回は謎解きはなくドラマ的な展開です。
    終わり方も素敵で大好き。

    0
    2013年04月27日
  • GOSICKs IV ──ゴシックエス・冬のサクリファイス──

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    うっかり「神々の黄昏」の上巻を読み終わってから、あわててこちらを読み始めました。
    マルグリット学園の平和な冬の一日の出来事なのですが、今後の展開を知っていて読むと切ないです。。。

    0
    2013年04月27日
  • GOSICKs II ──ゴシックエス・夏から遠ざかる列車──

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    夏休みの聖マルグリット学園。
    瑠璃さんの話が面白かったです。
    いつもは手紙か回想でしか登場しないお姉さん。
    まさかこんなにも美しい方だとは!

    0
    2013年04月20日