道徳という名の少年

道徳という名の少年

506円 (税込)

2pt

愛するその「手」に抱かれてわたしは天国を見る--エロスと魔法と音楽に溢れたファンタジック連作集。榎本正樹によるインタヴュー集大成「桜庭一樹クロニクル2006-2012」も同時収録!!

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道徳という名の少年 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2013年09月28日

    これはがっつり趣味突っ走りの、暗黒童話でした。
    お父さんの話が怖い。全ての女の行きつく先を見せつけられてるようで苦しい、でも読む手が止まらない、清々しいほどの残酷なお話でした。

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    Posted by ブクログ 2013年04月04日

    装丁の美しさは文庫になっても変わらず。
    半分は「道徳という名の少年」、もう半分は桜庭さんのインタビュー集。
    インタビューの内容が今までの作品の背景や書こうと思った理由が詳細に書かれていて面白かった。
    卒論で凄く使えそうと思ってしまったw

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    Posted by ブクログ 2024年04月12日

    少女趣味な文章に秘められた甘美な猛毒。めずらしい雪の降る夜、朝まで鳴り止まない教会の鐘、1、2、3、悠久と名付けられた姉妹……色々な要素が不思議で可愛らしくて、桜庭一樹先生の生み出す世界感を改めて愛おしく感じた。
    「道徳という名の少年」というタイトルでいて内容は不道徳の極みであり、しかし全くいやらし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月21日

    一家系の官能的で甘美な愛の物語集 心に残る作品です

    戦地へ赴くジャンの物語「ぼくの代わりに歌ってくれ」がとてつもなく好きです
    桜庭一樹クロニクル(インタビュー集)も必読

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    Posted by ブクログ 2018年08月20日

    大人のための童話・お伽話のような芸術作品。装丁も素敵。
    「道徳という名の少年」だけど、その生い立ちや背景は、道徳とかけ離れた、醜く美しい背徳の世界。

    言葉は少ないのに、的確にテンポよく丁寧に綴られていく。
    非現実的でありながらも、異世界に夢のように違和感なくすっと入り込んでいく感じ。
    そう、これこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年06月09日

    後半半分は桜庭一樹インタビュー。2006年から2012年、『少女七竈~』から『無花果とムーン』まで、過去作品も含めて、インタビュー形式の自己作品解説みたいになっています。それがめっちゃおもしろい。作家の頭の中。桜庭ファンのみならず、作家志望の方とかにもおすすめかも。

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    Posted by ブクログ 2014年11月16日

    タイトルのとおり、道徳という名前を付けられた少年の周りの人々の話。どす黒い童話のようなお話。

    今まで読んできた桜庭一樹作品が濃縮された感じ。

    不道徳な一族の中で、道徳という少年だけが、名前のとおりだった。

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    Posted by ブクログ 2013年07月07日

    一緒に収録されているインタビューのほうが長くて、少し物足りない感じもしましたがおもしろかったです。
    この静かできれいな文章の雰囲気が好きです。

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    Posted by ブクログ 2013年07月04日

    桜庭さんの短編って珍しい。短編とはいっても、すべての話が続いてるように書かれているから、完全な短編じゃないのかも。不道徳で官能的で美しいです。インタビューは既読の作品についての部分のみ読みました。桜庭さんの生み出す世界の仕組みがほんの少しだけ見られて楽しかったです。

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    Posted by ブクログ 2013年06月24日

    道徳とは何か。不道徳と人々に思われている人は、ある意味ではその人の中では道徳を貫いているのではないだろうか。
    さて、5編の短編集は時空と世代を超えて、それぞれの世界で人々を魅了するほど美しい男子・女子の登場で幕を開けるのだ。しかしその美しさは決して永遠のものではないと知るのは後の話なのだ。

    ファン...続きを読む

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