桜庭一樹のレビュー一覧

  • ほんとうの花を見せにきた

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    面白かったです。昔々におすすめしていただいたのを漸く読みました。
    吸血種族であるバンブー、竹なのかな…?と思いましたが細かいことは明かされず、それがまた不思議さを増していて良いです。
    1話目の、かなり治安の悪い町での、それでも安らかな日々が尊いです。舞台は日本のどこかなのですが、マフィアが牛耳る異国のようでした。洋治もムスタァも、洋治は多分生まれつきのバンブーでムスタァは元は人間で後にバンブーになったという違いはあれど、人間を愛していて素敵でした。火は命の輝きで、それを守って繋げていく。
    2話目は変わっていく人間と、変わらないバンブー。最期に咲いた花が切ないです。
    3話目は、類類の過去に切なく

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    2019年08月10日
  • 書店はタイムマシーン

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    初読。相変わらずの読書量には恐れ入る。『赤朽葉家の伝説』で直木賞の受賞を逃したときと、『私の男』で受賞した時の裏話も面白かった。受賞したら本当に慣れないことをいっぱいさせられるんだな。鳥取に帰った時に家族が主に体のことを心配して食べさせたり、お母さんとお祖母さんが着物を買って送って来たり、普通の温かい家族関係があるのが、少し不思議。作家さんの家族って何か普通と違うような先入観があるから(失礼ですよね)。

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    2019年07月31日
  • 少年になり、本を買うのだ

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    ネタバレ

    初読。『少年になり本を買うのだ』を先に読んでしまったので、読書日記第1弾を慌てて入手。とにかく読みまくる桜庭さんが、実際に『私の男』の執筆に入ったときの日記は壮絶。身を削って世界に入り込んでいく様は恐ろしいほどだ。創作活動がお気楽なものだと思っているわけではないが、それでもこの状態の桜庭さんには「死なずに戻ってきて…」と声をかけたくなる。もう字も小さいくて読みづらいので下段の注釈はほとんど読み飛ばしちゃいました。

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    2019年07月27日
  • 製鉄天使

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    ネタバレ

    再読。『赤朽葉家の伝説』のスピンオフと呼んでいいのかな。大筋はわかっているのに、ワクワク読める。中国地方のレディース族の制覇なんて、実は小さな世界かもしれない。それでも世界を制覇したという実感なんてそんなに持てるものじゃない。それを清々しく描き切っているのが面白い。

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    2019年07月27日
  • GOSICKs IV ──ゴシックエス・冬のサクリファイス──

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    冬休み前のたった一日の朝から晩までの出来事。脇を固めるメンバーのことが知れるショートストーリーの最終章。ほのぼのとして楽しいなぁ。学校という狭い空間でのたった一日の出来事でも物語はたくさん隠れているもんだね! レディズメイドのヴィクトリカと過ごした日々の回想に胸を打たれたなぁ。

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    2019年07月14日
  • GOSICKs III ──ゴシックエス・秋の花の思い出──

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    読んでる間、自分の顔が優しくなっている気がするほどホッとする。花を運んでくる男の子とその花を飾る女の子。理想の関係だわね。

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    2019年07月09日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(下) A Lollypop or A Bullet

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    まさか!!藻屑ちゃんが・・・!! 凄く濃いストーリーだったな・・・ なぎさちゃんはもちろん、なぎさちゃんの兄貴が最&高!に良いキャラでした!!

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    2019年06月26日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(上) A Lollypop or A Bullet

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    なぎさちゃん、クールで可愛い。 この世界観、いいですねー。原作は読んでないが・・・ 描写も素敵で、お気に入りだ。 (下巻)も楽しみだ。

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    2019年06月26日
  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵

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    取り付きにくい古典を身近にしてくれる訳者の方に感謝。
    曽根崎心中、女殺油地獄、菅原伝授手習鑑、義経千本桜はストーリーも非常に面白い。

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    2019年05月19日
  • 傷痕

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    GW2冊目
    架空(だけれども世界中の人が1人の人を思い浮かべるだろう)のキング・オブ・ポップの突然の死を契機に、彼の子や兄弟、過去に関わった人たちの視点で彼が描写されていく作品。

    桜庭さんの作品は不思議な世界観のものが多いけれど、読み進めれば読み進めるほどに世界観に引き込まれてあっという間に読み終わります。そして戻るのにしばらく時間がかかります。

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    2019年04月28日
  • 赤×ピンク

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    ネタバレ

    再読。少女の不安定な心情の揺れが懐かしい記憶を揺り動かす。少女は少女とつながり、助けあい、補い合う。苦しくて懐かしい。

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    2019年04月28日
  • GOSICKs II ──ゴシックエス・夏から遠ざかる列車──

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    再読。なんとも初々しいヴィクトリカ。こっちまでお菓子を食べながら読むことに。今回は馬も無事にわかったのでめでたしめでたし。 こんな夏休みを過ごしてみたいもんだなぁ。

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    2019年04月20日
  • 伏 贋作・里見八犬伝

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    犬人間というものが、江戸の街にいたそうな。それを狙う賞金稼ぎの猟師の女の子浜路という十四の少女が主人公。軽い兄思いのアクティブな女の子です。だからなのか、少し物語も軽く飛んでいきそうなのです。里見八犬伝の贋作である贋作里見八犬伝という物語が、この浜路の物語の中に、二重構造のように入り込んでいるのが、この物語の見どころ。本家の里見八犬伝よりも、こちらの方が現代人には好感を持って受け入れられるのではないでしょうか。楽しめました。合格です。

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    2019年04月14日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    ネタバレ

    ヴィクトリカと久城のコンビ2作目。
    この二人のコンビの微笑ましいこと。自然と笑みがこぼれます。
     物語は微笑ましくはいきません。
    今回はヴィクトリカの母の冤罪を晴らすため、ヴィクトリカは小さな村へと行きます。勿論、久城が黙って見送るはずがありません。二人が向かった村は時代に取り残されたような閉鎖的な村で、そこでまた新たな事件が…という話。

     事件については特に驚く展開ではありませんでした。
    が、ツボだったのは村の儀式で久城とヴィクトリカが同じ質問をしたこと。
    素っ気なくみえてヴィクトリカも久城のことを大切に思っているのね。だから久城が落ちそうになった時、必死に手を伸ばして助けようとしたのでし

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    2019年04月12日
  • 伏 贋作・里見八犬伝

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    里見八犬伝は実はこうだったんだよ、と脚色したお話。
    贋作の部分は、そういうのもありだなぁと思ってどんどん読み進められました。原作をもう一度読もうかな。。

    あともう一つのお話。
    14歳の善も悪もまだわからないような、まっすぐな性格が主人公だったのが良かった。だからこそ犬人間を狩る猟師として戦えたのだろうし。
    (最初はもっと人情味のない子かと思ったら、兄に助けを求める年相応なところがでてきて安心しました。)

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    2019年04月05日
  • GOSICK GREEN

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    脱獄した伝説の銀行強盗KIDを追って、セントラルパークを探険。色々な事件がひとつにまとまって、相変わらず人がガヤガヤ騒がしくて、すごく面白かった。お札の語りもユニーク。そしてついにあの人登場!GOSICKといえばこの人がいないとね!って感じ。また来年続きが出るのかな? ますます楽しみになってきましたー。

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    2019年03月05日
  • ほんとうの花を見せにきた

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    生きるって心が動くこと
    儚いものに人は美しさを感じる
    だからこそ人生も美しいとされる
    限りがあるからこそ生まれる尊さ
    死なないわけではないけれど、時が止まったように生き続けなければバンブー
    人間とは対照的のように描かれるバンブー存在のおかげで、人間の愚かさ、無知の恐ろしさ、忘れてしまうことの虚しさが浮き彫りになったと思う
    でも、大切なのは種族の違いなんかじゃなくて、相手を知ろうとする気持ちなのではと感じた

    素敵でした

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    2019年02月19日
  • GOSICK VI ──ゴシック・仮面舞踏会の夜──

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    何年かぶりの再読!
    ベルゼブブからの帰りの出来事
    ミステリーはあっさりめだけど、物語が最後に向かって動き出してる感じがいい

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    2019年01月11日
  • ブルースカイ

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    ネタバレ

    第1部が長くていちばん描写が丁寧で、途中まで、ドイツのマリーが主人公かと勘違いしてしまうほどだった。
    でも読み進めていくとセーラー服の日本人の女の子が出てきて、それが、時空を旅してるヒロインの女の子(青井ソラ)だってことが途中からわかって、おもしろかった。

    マリーの境遇も去ることながら、全体的にずっと憂鬱感があって、物語に勢いのようなものがあるわけではないのに、読むのをやめられないおもしろさがあった

    ケータイもパソコンもなかった中世ドイツから、AIがもっと進歩してる2022年までを通して、「繋がる」がテーマになっていた。
    2022年シンガポールに生きるディッキーが、人との繋がりを実感するこ

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    2018年12月27日
  • ほんとうの花を見せにきた

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    感受性が豊かで、ガラスみたいに透き通って繊細な時期に出会っていたかった、そういう作品。

    私はもう大人で家庭だって持ってて社会人としての経験も人並み…以下かもしれないけどあるわけで、そういう立場の大人が読むと、物足りなさやいわゆる寒さを感じかねない作品ではあった。

    けれどもし私が10代で、傷ついていたあのころに読んでいたなら、この作品はかけがえのない物語となって心に残ったと思う。
    愛とは何か、この作品に教えてもらうことができたのだろう。

    大人なので、このスケールの物語ならもっと長く濃密な形で読みたかったなあと思ってしまった。でももっと年を取る前に読めてよかった。

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    2018年11月26日