桜庭一樹のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ去年の3月から1年間の日記をまとめたもの。新型コロナが流行りだし、様々な混乱と自粛の中で生きている普段の生活。いつかこれが歴史的価値のあるものに変わっていくんだろうな。
こういう日記を今までは追体験をする側として読むことが多かったけど、今回は自分ゴトとして読んでいた。自分がリアルタイムで生きていてそれを体験していたからってのが大きいかも。そして自分も経験していたのに、すごく不安になって先に進めなくなってしまう時もあった。急激な感染拡大なんて今の方がずっとヤバいけど、後半読んでいくうちに怖くなった。そこにはキーワードとなっていた<分断>もあるのかも。
そんな不安な中でも、なんとかしようとしたり、大丈夫だよって支えてくれたりする人もいて。この本が「大変なこともあったけど、こっちは大丈夫だよって伝えられたらいいな」って思える未来が来るように今出来ることを出来る分生きようと思う。 -
Posted by ブクログ
私は実は、桜庭一樹さんのファンで、一時期、読み漁ったことがある。ただ、どこが好きなのかうまく説明出来ないし、何の作品が印象的かと聞かれても答えられないかもしれない。
その、不思議な感じが、この本の目次から伝わってきた。知らない映画だらけなのである。にもかかわらず、一つ一つ、気になる。気になったタイトルをスマホにメモしていたが、途中から諦めた。もう、これは全部見るべきなのかも(見ませんが)。誰かに勧められて出会う本や映画もいいけど、やっぱ、なーんにも考えずに出会う本や映画だって、魅力的だったりしますよね。たくさんの映画紹介を読んで、結局そんな感想になりましたとさ。
おすすめ! -
Posted by ブクログ
私の男など数々の著書を出されてきた桜庭さんのコロナ下での12ヶ月の記録。
これは今読みたい。自分が抱えている心の中のもやもやがなんなんだろう。桜庭さんのフィルターを通したコロナの世界を見てみたいといういろんな気持ちから購入しました。
淡々と世界中のコロナに関する事実が書かれているとともに、緩やかだけれども日常が終わりを告げて、少しずつ周囲の人、そして桜庭さん自身の変化が描かれていました。大きい世界と小さい世界。
自分はコロナ関係のニュースを見ると少し疲れてしまうのであまり意識的に見ないようにしてきたけれど、世界では各国様々なことが起きていました。それを知ることができただけでもよかった。
そして、最近オリンピックの聖火リレーと緊急事態宣言のニュースが並列されている猛烈な違和感を に対し、おかしいと思って良いんだよなと認識できました。
また、自分も困難な中だけれど互いに寄り添い、おかしいと思うことはきちんと思考停止せず考え、優しくありたいと強く思いました。
偶然にも今日読んだ2冊の本にミヒャエルエンデのモモに対する描写がありました。これは何かの縁を感じたので、小学生以来にモモを読み返してみようと思います。
今、読んでよかった。
淡々と進むので、合わない人には合わないかもです。。。