桜庭一樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
貧しさの中で育った吉野ずっと裕福に生きてきた由乃の対比が最後で際立ったと思う、
前者→由乃と結婚して好きな仕事を選べて、好きに趣味に打ち込ることがてきるけど、ストーリー内での行為そのものだったり、その後の老いた人生だったりして、結局貧しさから逃げられない
後者→吉野とは対照的にずっと若々しく描写されている。ペットが亡くなった時に人間にするように葬式をするなど
また、裕福に育った沙漠も貧乏の中で育った由乃も共通して借金という日常のどこにでも潜んでいる落とし穴にかかってしまう恐ろしさを感じた。
しかし、他の作品にも言えることではあるが少し読みにくい文章なので3にした。 -
Posted by ブクログ
“先日あるアイドルのファンの方が、アイドルの発信するものを〝供給〟ということに抵抗が生まれてきたとお話されていました。
わたしも誰かのファンであるので、どきっとしました。
生きている人間のパフォーマンスなのに、楽しむあまり、相手を物のように扱ってしまうときがあると気づきました。”(p.151-152)
“そしてこの数年、さまざまな価値観が一新されつつあることをひしひしと感じています。
きっと大勢の人がいま体感しているであろう、小説を読むことと読まれることをめぐるあるおおきな変化について、なんとか言語化しようとして書いたのがこの本です。
わかってはいるけれど、まだ名前がついていないものに名付 -
Posted by ブクログ
あぁ、人が死ななくてよかった。
まずそれが私の一言目で。他の作品と比べるとちょっとだけ読みにくいかもしれない。長旅の電車の中1/2ほど読んだせいだろうか、話の内容はあやふやで。
見た目というのがこの本のどちらかと言うとメインの話で、「大変遺憾ながら、美しく生まれてしまった」そして鉄道好きである七竃、同様の容姿と鉄道好きである共通点持つ雪風。その他七人の可哀想な大人たちの話。本当にタイトル通り。
雪風と七竃が名前を呼び合う文章。そして
「母をゆるさないことだけが、わたしの純情です。雪風」→「それなら僕は父をゆるさないことにする。」
このセリフが私の中で印象に残った。
優奈に関しては話の内容的にだ -
Posted by ブクログ
6人の作家さんによるアンソロジー
アンソロジーは買ったことがなかったのですが装丁のマンゴーかき氷に心奪われて手に取りました。
「停止する春」心に刺さる。また読み返したい
「チャーチャンテン」読んでいてワクワクした
「猫はじっとしていない」蜃気楼のような空気感のある話
私はこの3つがとても好みでした。台湾、香港旅行好きな方におすすめです。
なんとなく敬遠していたアンソロジーでしたが読んだことのない作家さんの魅力を知るきっかけになってたまにはこうやって新しく本を開拓していくのもいいなと思いました。
台湾で食べたマンゴーかき氷はほんとうにおいしかった。。また行きたいなぁ