桜庭一樹のレビュー一覧

  • 彼女が言わなかったすべてのこと

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    3.8/5.0

    病気を経験し、他の人に比べて「死」を近いものに感じている女性のお話。生きていることと、死んでいくことの価値とは何か。劇的でドラマチックな何かが起こるわけではない、地道にコツコツ踏ん張りながら生きている全ての人に捧ぐレクイエム。

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    2025年03月15日
  • 読まれる覚悟

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    ネタバレ

    小説に限らずあらゆるエンタメ、あるいはクリエイティブな活動をしている人の発信を自分はどう受け取っているか考えさせられた。解釈の自由と偏見をはき違えた無自覚な加害者ではないか。「自分が間違っていたと理解する」アップデートを忘れずにいなくては。

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    2025年03月09日
  • 読まれる覚悟

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    人間は皆同じような感性を持っているんだなぁ。作家、プロ野球選手、画家、etc、世の中に凄く才能があると認められている人間でも、噂や風評を気にかけるんだ。私みたいな単なる凡人と同様以上に、そんな感性が敏感なんだ、と感じた。そんな批判を受けて、より強く立ち上がるのがプロで、めげるのが一般人なのかも。 この本から桜庭さんの本を大量に購入して読み出しています(笑) 参考文献の購入にも繋がっています、ひょっとしてこの本は、蟻地獄的な一冊だったかも(≧∀≦)

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    2025年03月05日
  • ばらばら死体の夜

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    貧しさの中で育った吉野ずっと裕福に生きてきた由乃の対比が最後で際立ったと思う、

    前者→由乃と結婚して好きな仕事を選べて、好きに趣味に打ち込ることがてきるけど、ストーリー内での行為そのものだったり、その後の老いた人生だったりして、結局貧しさから逃げられない


    後者→吉野とは対照的にずっと若々しく描写されている。ペットが亡くなった時に人間にするように葬式をするなど

    また、裕福に育った沙漠も貧乏の中で育った由乃も共通して借金という日常のどこにでも潜んでいる落とし穴にかかってしまう恐ろしさを感じた。

    しかし、他の作品にも言えることではあるが少し読みにくい文章なので3にした。

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    2025年03月04日
  • 名探偵の有害性

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    名探偵が活躍した世界、という微ファンタジー。
    他はほぼ現実世界。
    警察のしくみや名探偵の位置づけがふわっとしているので、いまいち入り込みづらい。
    ジェンダーバイアスの部分には若干感心した。四天王に女は2人いらない、と、男女ペアがいたら助手が女、ってところ。
    エンタメ性も低く、なんか言いたいことだけ言って終わる話な印象。

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    2025年02月26日
  • 読まれる覚悟

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    作者と読者、批評家、書評家、ファンダムなどとの関係について、困ったこと腹がたったこと誤解や誤読について述べていて、こうありたいという願いも込めて書かれていて、作家さんも大変だと思った。

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    2025年02月18日
  • 読まれる覚悟

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    “先日あるアイドルのファンの方が、アイドルの発信するものを〝供給〟ということに抵抗が生まれてきたとお話されていました。
    わたしも誰かのファンであるので、どきっとしました。
    生きている人間のパフォーマンスなのに、楽しむあまり、相手を物のように扱ってしまうときがあると気づきました。”(p.151-152)


    “そしてこの数年、さまざまな価値観が一新されつつあることをひしひしと感じています。
    きっと大勢の人がいま体感しているであろう、小説を読むことと読まれることをめぐるあるおおきな変化について、なんとか言語化しようとして書いたのがこの本です。
    わかってはいるけれど、まだ名前がついていないものに名付

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    2025年02月16日
  • 彼女が言わなかったすべてのこと

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    ネタバレ

    桜庭一樹さんが作り出す残酷で美しい世界観が大好きだが、この作品は淡々と話が進んで行き、引っかかる部分が少なかった。
    ただ、文章が綺麗でどんどん読み進めることができる点や、独特の台詞回しは健在で良かった。

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    2025年02月08日
  • いつか、アジアの街角で

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    好きな感じの短編集だった。
    特に好きだなと思ったのは、宮下奈都の「石を拾う」と角田光代の「猫はじっとしていない」だった。
    心の底から突き上げてくる怒りをマグマと表現していたり、喪失感からくる寂しさを埋める旅をしてみたり、心の模様を石や猫をモチーフにして上手に描いているところが良かった。
    好きになった作者の他の作品も読んでみたいと思った。

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    2025年02月07日
  • 推定少女

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    ネタバレ

    巣篭カナ
    十五歳の女の子。過失致死もしくは過失致死未遂でパトカーに追われている。逃走中にの白雪」を拾う。

    白雪
    カナがダストシュートに逃げ込んだ時にいた先客。雪のように真っ白な体。白雪という名前はカナの命名した。

    カナの母

    カナの義父

    カナのゲーセン仲間のお兄ちゃん

    水前寺千晴
    カナと白雪が東京で出会った銃器マニアの中学生。一人っ子で、都内の有名な私立中学校の三年生。

    綾小路麗々子
    誘拐された女の子。

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    2025年01月31日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    あぁ、人が死ななくてよかった。
    まずそれが私の一言目で。他の作品と比べるとちょっとだけ読みにくいかもしれない。長旅の電車の中1/2ほど読んだせいだろうか、話の内容はあやふやで。
    見た目というのがこの本のどちらかと言うとメインの話で、「大変遺憾ながら、美しく生まれてしまった」そして鉄道好きである七竃、同様の容姿と鉄道好きである共通点持つ雪風。その他七人の可哀想な大人たちの話。本当にタイトル通り。
    雪風と七竃が名前を呼び合う文章。そして
    「母をゆるさないことだけが、わたしの純情です。雪風」→「それなら僕は父をゆるさないことにする。」
    このセリフが私の中で印象に残った。
    優奈に関しては話の内容的にだ

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    2025年02月01日
  • 名探偵の有害性

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    現実とはちょっと違う、過去に探偵が活躍していた時期がある世界線の物語。でも、内容はかなり現実的。きれいごとじゃない、スッキリ割り切れない、ごちゃごちゃでうやむや…な感じ。
    読みやすかったけど、主人公のドタバタっぷりがちょっと辛かった。隣の芝生は青いってことかな。

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    2025年01月23日
  • 桜庭一樹のシネマ桜吹雪

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    いろいろな作品が紹介されているが、アマプラでは追加料金が発生するのもあるし、そもそもラインナップにないのも困ったものだ。

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    2025年01月18日
  • 名探偵の有害性

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    謎解きや舞台設定はおもしろかったけど、名探偵の助手だった主人公の心のつぶやきが多く(小さい「ぇ」が多用されている)、さらにその主人公の煮え切らない考えにイライラしちゃって、ずっとそっちが気になってしまいました。

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    2025年01月16日
  • ばらばら死体の夜

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    金が人をどん底に突き落とすのは他人事とは思えず、ドキドキ(悪い意味で)しながら読みました。
    ヒタヒタと寂しい時にお金を使いたくなる気持ちもよく分かります。その時のやりきれない孤独感の描写が怖いけど、綺麗さもありました。

    ただ、解の行為はどうだったのかな?と思いました。

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    2025年01月09日
  • いつか、アジアの街角で

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    *あの街の空気が呼びおこす遠い記憶と、かすかな希望、そして――
    人気女性作家6人による、心に染みる珠玉のアジア・アンソロジー*

    どの作家さんのお話もそれぞれの特徴が良く出てるけど、
    全編一様にアジア調の空気が漂っているので統一感もありつつ、
    独特な浮遊感も楽しめる不思議な短編集。

    特に良かったのは、中島京子さんの「隣に座るという運命について」。
    ふわふわと柔らかくて、キュートな登場人物たちと優しい読後感が好き。

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    2025年01月06日
  • 名探偵の有害性

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    私も生きてきた平成時代と、今現在を生きる令和時代の、特に若者の感覚はすでに大きく違っていることを、著者自身が深く受け止めているように感じる場面が多いです。

    『赤朽葉家の伝説』『私の男』と著者の作品を読んできたけれど、この作品は方向性が違う、著者にとっての新たな分野の作品に思えました。

    読み進めているときは、時折挫折しそうにもなりましたが、こういう時こそと頑張って読み上げました。そういう読書もありかもと自賛しています。

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    2025年01月01日
  • 名探偵の有害性

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    昔の事件を振り返る名探偵と助手。名探偵って勝手なことしてるから有害性はわからなくもない。関係ないけど「おいでぃぷす」がいちいち「おいでやす」に見えて困った。

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    2024年12月29日
  • いつか、アジアの街角で

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    6人の作家さんによるアンソロジー
    アンソロジーは買ったことがなかったのですが装丁のマンゴーかき氷に心奪われて手に取りました。

    「停止する春」心に刺さる。また読み返したい
    「チャーチャンテン」読んでいてワクワクした
    「猫はじっとしていない」蜃気楼のような空気感のある話

    私はこの3つがとても好みでした。台湾、香港旅行好きな方におすすめです。
    なんとなく敬遠していたアンソロジーでしたが読んだことのない作家さんの魅力を知るきっかけになってたまにはこうやって新しく本を開拓していくのもいいなと思いました。

    台湾で食べたマンゴーかき氷はほんとうにおいしかった。。また行きたいなぁ

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    2025年01月28日
  • いつか、アジアの街角で

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    6作家の短編集。

    どの作品も作家さんならではの内容でした。

    大島真寿美のチャーチャンテンがいちばんテーマにも合って良かったな。著者作、最近見かけないな、そろそろかしら。

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    2024年12月18日