桜庭一樹のレビュー一覧

  • 私の男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    腐野淳悟
    ひょろりと痩せて、背ばかり高い。どうしようもない無職の男。花の養父。紋別では海上保安官だった。東京てはバイク便ライダーの仕事をしている。

    腐野花
    淳悟の養子。小学四年生で震災により家族をなくし、遠縁の淳悟に引き取られた。短大卒業後派遣社員になる。派遣先の社員である美郎と結婚する。時間にはルーズ。

    尾崎美郎
    花の婚約者。親が重役として働いている子会社で働いている。

    大塩小町
    ふるくからの知り合い。東京に逃げてくる前の花と淳悟のことを、唯一、よく知っている。北海道拓殖銀行の紋別支店に勤めていた。淳悟の元恋人。花のことを嫌っている。

    安田玲子
    美郎の上司。課長。美郎の七つ上。

    菜穂子
    美郎と大学時代からつきあっている。

    田岡
    紋別警察署の刑事。ずんぐりした体格で、額に黒子がある。

    章子
    花の友人。家は酪農家。

    大塩暁
    花の男友達で、大塩の孫。

    大塩
    紋別の辺りだけではなく、札幌の方でも土地持ちの裕福な一家。札幌と旭川に飲食店をいくつも持っていたが、北海道柘植銀行の破綻で北海道全体が活気をなくしたころに、お店を全部手放した。

    0
    2025年11月23日
  • 道徳という名の少年

    Posted by ブクログ

    インタビューが読みたくて借りたけど、桜庭さんも官能的なの書くんだ、そしてめちゃ好みで驚いた。
    インタビューに登場した作品、どれも読みたい

    0
    2025年11月07日
  • 推定少女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結局、白雪は宇宙人だったのか、はたまた精神病棟の患者だったのかという可能性を残しつつ、答えは曖昧なまま終わる。スライムとか倒してるから、きっと彼女は宇宙人だったんだろうと思う。
    大人になりたくないカナは、義父を矢で射ってしまい、宇宙人から逃げ回る冒険。
    彼女の正体はなんなのか気になって、結局読む手が止まらなかった。
    電脳戦士も宇宙人だったようだ。
    でも、ここでいう宇宙人って、もしかしたら誰の心にもいるフレンズ的なものなのかしらね。
    理不尽なことも、誰かを失うことも、家族との関係性も、みんなそれぞれ色々あるけどそれを乗り越えて大人になっているんだと、、、

    0
    2025年10月29日
  • 女殺油地獄

    Posted by ブクログ

    いつかは読みたいと思っていた近松門左衛門。人気作家の現代語訳ということで、ハードルも低くスラスラと読み終えた。
    原作が面白いのか訳者の力量か、登場人物や当時の大阪の賑やかさが生き生きと感じられ、読後感も良かった。私は与兵衛はいまいち好きになれないが、昔からこういうキャラって人気なんだ…、と妙に感心したり。
    ところで、大阪が舞台なのに、登場人物のセリフが標準語なのが気になって仕方がなかったのだが、それは原作に忠実な表現なのだろうか?

    0
    2025年10月14日
  • 私の男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2人の傍から見ると歪な関係にゾワッとしたり、花にイラッとしたり最後にもモヤッとが残る話でした。
    淳悟と花それぞれが埋まらなかった家族の愛をお互いに埋めていく感じがした。
    花は幼いながら変わった形の愛を受け取ったことで、少し世間からズレていっている。。
    大人になって結婚した相手ができた時はびっくりしたし、父としてのケジメを淳悟がもったことにも驚いた。
    大塩さんや田岡さんをしなせてでも守る秘密と絆が重くて苦しい。
    きっとこの先も見えない深い繋がりが続いていきそう。

    0
    2025年10月02日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

    Posted by ブクログ

    ヴィクトリカかわいいよ。2作目もレトロさと不気味さのバランスが良い。古めの時代の雰囲気からしか得られない栄養があり、手軽にサラリと摂取できるのがありがたい。

    0
    2025年09月26日
  • 彼女が言わなかったすべてのこと

    Posted by ブクログ

    アフターコロナの小説か…
    なんだろう…、桜庭一樹さん自身のこと?
    ショートカットになってたし…
    最初短編集かと思ってたら、一冊一人の主人公の話だった。
    とりとめもなく終わった。
    でも、コロナの時のこと忘れかけてると気づいた。もう遠い話のような…

    0
    2025年09月22日
  • いつか、アジアの街角で

    Posted by ブクログ

    豪華作家たちのアジアにまつわるアンソロジー
    『アジア』とタイトルにある割には台湾と香港しか出てこないけど 笑

    人は香りや味や音や言葉や、そして一瞬の風景でふっと過去の記憶の中に連れていかれることがある
    どのストーリーもそんな郷愁に誘われる

    若い頃、香港にハマっていた奈美子
    当時のパーティで妊婦さんのお腹を生まれて初めて撫でた
    その時のお腹の中の子、ケリーが日本で勤め始めたと聞く
    『友達になってあげて』と古い友人に頼まれたけれど…
    奈美子が知っている香港の熱い情熱と勢いと自由
    それは25歳も年の離れたケリーが育ってきた香港の環境とはかけ離れていた
    ぎこちない2人
    でも2人の中にはそれぞれ、愛する香港を想う揺るぎのない気持ちがあって…

    読んだことのなかった大島真寿美さんの『チャーチャンテン』が1番刺さりました

    私は台湾に行ったことがなく、表紙のマンゴーかき氷のイラストにとりあえずそそられる~
    台湾のかき氷にはこんなに角切りマンゴーがてんこ盛りなのかな??

    0
    2025年08月11日
  • 女殺油地獄

    Posted by ブクログ

    近松門左衛門の人気作品『女殺油地獄』の現代語訳。訳者は稀代の書き手、桜庭一樹先生。
    実際に起きた事件を、見てきたかのような臨場感と流れるような名調子で再現する近松劇場。桜庭先生がどう捌くのか興味津々で読みました。

    桜庭版は近松に敬意を表してか、現代文に名調子の地の文を散りばめるスタイルでした。興味深かったのは主人公与兵衛の人物設定。元々、行き詰った若者が急にキレて人を殺すという現代的な事件なのですが、少し精神医学的解釈を加えているようで、納得感が増しました。

    歌舞伎や映画、ドラマなど何度も取り上げられ人気が高いのは、与兵衛に色気や愛嬌を持ち込んだ演者の魅力が所以であって、素の与兵衛にはさほど魅力はないと思うのですがいかがでしょう。

    0
    2025年08月08日
  • 読まれる覚悟

    Posted by ブクログ

    穏やかな語り口で、とてもわかりやすく、批評することとその時に問題になりうる点について、批評する側とされる側の両方の立場から、丁寧に書かれている印象。
    SNSやこの感想も、感想という体の批評であり、作品は消費物ではない、という視点を持つべきだし、責任ある批評、感想とはどんなものか、発言する前に考えようよ、と言ってくれる本だと思った。
    また、ここ数年でいろいろなことが大きく変わっているようだ、との指摘も興味深い。
    コンプライアンスガチガチで色々なコンテンツがつまらなくなっているとか言っている人もいるようだけど、自分は今の方がずっと好きだ。

    たくさんの人たちに読んでほしい。若い人だけでなく、自分は間違えなんかするはずないと思ってるベテランの人たちにも。「アップデート」しよう。

    0
    2025年08月03日
  • GOSICK GREEN

    Posted by ブクログ

    探偵社を始めたヴィクトリカと新聞記者になった久城が、新たな事件に挑む。それは、脱獄した伝説の銀行強盗KIDが、新たな銀行強盗を行うのを阻止するというものだ。セントラルパークの謎とあわせて、ヴィクトリカと久城の冒険が始まる。そして、この新たなGOSICK新大陸編は、このグリーンの巻で中断している。早く継ぎを書いてほしい。

    0
    2025年07月30日
  • GOSICK PINK

    Posted by ブクログ

    アメリカに来た翌日、ヴィクトリアと久城は新たな事件に巻き込まれる。がボクシングの試合が橋の上で興業されるのを前に、試合で戦う二人から依頼を受けたのだ。二人が仲違いをする原因になった、世界大戦でのクリスマスの出来事の謎を解いてほしいという。ヴィクトリアは見事に事件を解決し、二人は「グレイウルフ探偵社」を始めることにする。

    0
    2025年07月30日
  • GOSICK ──ゴシック──

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    友達におすすめされて読んだ本。
    シニカルなヴィクトリカと真面目な久城のやり取りが面白い!
    こういう男女の関係いいよなぁ!

    久城君、アブリルとヴィクトリカどっちなんだい!?

    0
    2025年07月26日
  • GOSICK ──ゴシック──

    Posted by ブクログ

    20年ぶりに再読。ヴィクトリカかわいいよ。
    ミステリーはレトロ(ポアロの時代)でイージー(古典的)。ティーンズ向けですが、ホラー(オカルト?)周りもレトロにまとめられ、そこも良い。

    0
    2025年07月02日
  • GOSICK BLUE

    Posted by ブクログ

    新大陸に渡ったヴィクトリアと久城の活躍を描く新シリーズの第2巻。ここでは、二人が新大陸に渡って最初に巻き込まれた事件が語られる。しかも、現地で人気の「ワンダーガール」というマンガとパラレルに物語は進むという工夫が凝らされている。ワンダーガールそっくりと新しいビルの落成記念パーティーに招かれたヴィクトリアと久城。しかし、会場には爆弾が仕掛けられていた。パニック映画のような舞台設定の中、ヴィクトリアの推理が冴え渡る。

    0
    2025年06月28日
  • いつか、アジアの街角で

    Posted by ブクログ

    台湾と香港をテーマにした短編アンソロジー。
    東京の大久保や江戸川橋近辺など、ノスタルジックな雰囲気の街も登場する。
    ルーローハンや大根餅を調理する場面もあって、なんだかホッとする。
    日本と比べて異文化だけども、どこか懐かしさを感じる街に出かけて、
    思い出の人やペットとの巡り合いに期待しながら、ぶらついてみたい。
    ぶらついている間に、忘れかけていた思い出や過去の辛い体験が、
    人生の再発見に繋がる形で昇華されるのかもしれない。

    0
    2025年06月15日
  • いつか、アジアの街角で

    Posted by ブクログ

    想像とは違い不思議なお話が多かったけど、
    桜庭一樹さんの「月下老人」
    島本理生さんの「停止する春」
    大島真寿美さんの「チャーチャンテン」
    が好みでした。

    「月下老人」は続きが気になる。

    0
    2025年06月08日
  • GOSICK GREEN

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ヴィクトリカ、丸くなって……!

    てんやわんや感が戻ってきた懐かしさやら、新天地で楽しくやっているようで嬉しいやら……。
    最後にグレヴィールに手紙を書くヴィクトリカもかわいすぎます。

    0
    2025年05月26日
  • GOSICK IV ──ゴシック・愚者を代弁せよ──

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    お久しぶりのGOSICK4巻。
    今作は学園内での事件だから野兎走りや人狼村とかと比べるとシチュエーションとしてはパッとせず印象は薄め。
    でも伝説の錬金術師リヴァイアサンの謎が解かれたりヴィクトリカがついに教室に来たりと色々と進展が感じられた。

    相も変わらず可愛いツンデレヴィクトリカに比べてやっぱりアブリルが本当に無理すぎる…‼︎
    封鎖されたドア無理矢理蹴破った挙句一弥のせいにするわ教室来たばかりのヴィクトリカにいの1番に悪口言うわスカート踏ん付けて転ばせるわ……それで「悪気はなくて」とか頭イカれてんのか(ー ー;)
    悪気なくそういうことできる方がサイコパスだよ…
    でもドア蹴破ったのアブリルだってことセシル先生がちゃんとわかってたり、喧嘩しつつも一弥がヴィクトリカ第一にしてくれたりすることで溜飲が下がる。
    それにアブリルがいることでヴィクトリカがより一層可愛く思えるから対比として必要…なんでしょうね…読んでてイライラする気持ちは抑えられないけど^^;笑

    0
    2025年05月23日
  • 道徳という名の少年

    Posted by ブクログ

    前半が小説、後半が著者インタビュー。

    美しい女性が4人の美しい娘を産んだ後に町を出てやがて戻って来る。戦争が始まると女性は太り狂って朽ちていく。娘たちは娼婦となり、末っ子の娘は美しい弟と結婚する。歌い手の美少年は人気者となるが、その手に抱くのはプラスチック玩具。
    美しい人が朽ちたり欠陥を持っていたりして、エロさと退廃さの連鎖がいい。

    インタビューもまたいい。
    ラノベを原点として少女を描き続け、また故郷の鳥取を何度も小説の舞台とした背景などが語られていて、ファンには興味深い内容。

    0
    2025年05月21日