桜庭一樹のレビュー一覧

  • GOSICKs III ──ゴシックエス・秋の花の思い出──

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    花にまつわる短編集。一弥がチョイスしてくる本の中の不思議なお話がどれも面白い。第三話「幻惑」が一番好きだなあ。モンゴル、中国が舞台の西方の血が入った女武将の話がわくわくする。入れ子になっている作中作を一冊で読んでみたいと思ってしまった。「男子厨房に入らず」を守ってきたはずの一弥がささっとにんじんのグラッセを作ってしまうあたり、すごい。どれだけ器用なんだか。

    0
    2011年04月21日
  • GOSICKs III ──ゴシックエス・秋の花の思い出──

    Posted by ブクログ

    花にまつわる物語がテーマの短篇集。本編とは違う落ち着いた雰囲気が短篇集の魅力。ヴィクトリカによって明かされた真実について一弥の感じた想いが、少しだけ寂しくて、でもきれいな後味を残してくれていました。二人の何気ないやり取りも微笑ましいです。またアブリル視点の物語も彼女の可愛らしさが出ていて好みでした。それと最後に一つ、登場人物リストとタイトルって重要ですね。

    0
    2011年04月15日
  • GOSICK ─ゴシック─(ビーンズ文庫)

    Posted by ブクログ

    遂に待ちに待った復刻版GOSICK。

    角川文庫版と違って富士見ミステリー文庫時代の武田日向さんのイラストやあらすじも収録されているとのこと。

    さて内容はアニメで大体予想ついてたけど薄いねw
    事件を解決するけど、読者側が推理するようなところは無くとにかくヴィクトリカを愛でるための小説です。はい。

    0
    2011年04月14日
  • GOSICK ─ゴシック─(ビーンズ文庫)

    Posted by ブクログ

    富士見ミステリー文庫がなくなったため廃版になってしまったライトノベル版GOSICKが、ビーンズ文庫で復活です。
    基本的に、ミステリー文庫版と内容は表紙イラストも含めて同じ。角川文庫版との違いも、挿絵の有無とあとがきが付いているかどうかです。
    ただ、初回にはキャラクターの学生証カードが付くようです。
    そういうわけで、ミステリー文庫版を持っている人が無理に購入するようなものではないですが、武田 日向さんの描くヴィクトリカがとても愛らく、他のキャラクターも魅力的なので、これからGOSICKを購入する人や、角川文庫版しか持っていない人にはお勧めしたいアイテムである。

    内容としては、元々ライト

    0
    2011年04月04日
  • GOSICK―ゴシック― 1巻

    Posted by ブクログ

    ヴィクトリカかわいいです
    毎回衣装も変わっていい!

    けれどなんで先にアブリル編をやったのだろう…
    あとグレヴィールがすごく爽やかになってます

    0
    2011年03月28日
  • 書店はタイムマシーン

    Posted by ブクログ

    文庫化したので再読。このシリーズを読むたびに感じるのですが、桜庭さんの読書量は半端ないです。単行本を読んだ時に較べてこの本で紹介されている中で読んだのは10冊以下。でもその少し増えただけでも楽しめるものがありました。冒頭の「佐々木丸美音読会」は実施されたのか気になります。それにしてもオツボメンに薙刀二段と個性的な編集者の方に恵まれてますね。さあ、次の本を読もう。

    0
    2011年03月15日
  • 少年になり、本を買うのだ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    三食昼寝をするように本を読む人。

    直木賞受賞作『私の男』執筆時の日記の暗さが人間くさい。

    解説を熟読してから本編に入るのは私にはない読書観ダ。
    自分の知らない面白い本がいっぱいあることへの恐怖と
    いい本を読んだ後、本棚のいいところに本を置くところに共感。

    海外文学や古典を読まねば、と思う。
    読みたくなって実際購入した本もいくつか。
    読書熱あがる。

    2巻も文庫化してほしい

    0
    2011年08月13日
  • 少女には向かない職業

    Posted by ブクログ

    主人公の大西葵(13歳)は2人の人間を殺してしまう。
    夏休みに1人(義理の父親)。
    まぁ、コレは故意のような過失のような感じなんやけど、、、。
    その時、葵のそばにいたのは宮乃下静香。
    その静香に頼まれて(?)、冬休みに、もぉ1人。
    静香の従兄弟の浩一郎さん。
    こっちは、故意。
    しかも、浩一郎さんも静香に殺意を持ってたり、、、( ̄□ ̄;)

    初めて、桜庭一樹さんの作品を読んだんやけど、、、

    嫌な感じじゃないザワザワした感じが読んでいくウチに広がっていくよ。

    『次は?次は?』って夢中になって読んでしまった( ´艸`)

    前々から気になってる『赤朽葉家の伝説』も読んでみようかなぁ?

    0
    2011年02月09日
  • 少女には向かない職業

    Posted by ブクログ

    主人公の中学生の葵が、2人の人を殺してしまう過程を描いた本。
    共犯の同級生のミステリアスさや、他の女友達、隣のクラスの人気になりつつある男子との交流も、結構リアルに表現されています。

    0
    2011年02月08日
  • 少年になり、本を買うのだ

    Posted by ブクログ

    本の好みはまったく合わない〜。わたしは幻想とか奇妙な話とかがものすごく苦手なので。最初の引用部分を読んでも、こんなの読みたくないーと思うのばっかり(笑)。それでも! 日記部分がすごくおもしろいんだなー。つねに日常に本があって本を読んで生きてる本さえ読めればいい、みたいな感じがすごく好き。桜庭さんのおちゃめなかわいらしい雰囲気がうかがえるのもいいし。続編も買うかどうか迷う〜。

    0
    2011年09月18日
  • 書店はタイムマシーン

    Posted by ブクログ

    再読。有名所からマイナーな作品まで様々紹介しているのが嬉しいところ。海外文学率が高いので、好みが合えばブックガイドに最適!

    0
    2012年04月30日
  • 少年になり、本を買うのだ

    Posted by ブクログ

    読書料がすさまじい!
    ほんとうに、わたしももっともっと
    本を読みたい、買いたい!
    という気にさせてくれる。

    「私の男」執筆中の描写が、
    つらそうで、しんどそうで、涙が出た。
    このしんどさの結果が、あの物語なのだなあと思うと。

    0
    2019年01月16日
  • 少女には向かない職業

    Posted by ブクログ

    泣ける本、というより、泣きそうになる表現ばっかりの本。平気なんかじゃない、けど逃げる場所なんてない。
    心をすり減らさずに生きることって、無理なんだ、きっと。
    絶望だけじゃないけど、だからこそ生きるのは苦しい。

    0
    2011年07月17日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(下) A Lollypop or A Bullet

    Posted by ブクログ

    上下巻読み終わったので感想を。
    小説のコミカライズはうまくいかない物が多い中、上下巻できれいに纏められていて、読みやすかった。
    漫画の杉基イクラさんの絵柄は前から見てみて好きだなぁと思っていたらサマーウォーズの人でした‥。

    0
    2010年06月19日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(上) A Lollypop or A Bullet

    Posted by ブクログ

    漫画版で入りました。なんとも言えないお話だったと思います。好きですけどうまい表現はできなかったです。

    0
    2010年03月29日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(上) A Lollypop or A Bullet

    Posted by ブクログ

    小説を読み終わったあとに購入、読みました。絵はあまり好みではなかったのですが、小説の雰囲気を壊してはおらず、むしろきちんと丁寧に描写されていました。

    0
    2010年03月03日
  • 少女には向かない職業

    Posted by ブクログ

    葵が静香にここまで従うのが釈然としない。確かに、義父が死んだことが脅しになるかもしれないが、状況的に難しい。やはり、葵のおかれた周りの影響からの、心の揺れなのだろうか。中学生という、心身共に成長する微妙な心理をよく描いているのだろう.

    0
    2011年07月17日
  • GOSICK―ゴシック― 1巻

    Posted by ブクログ

    桜庭一樹さんの原作だったんだ…。(今気づいた)
    日本人の主人公、久城とビスクドールみたいに可愛い女の子のヴィクトリカのミステリー。
    天乃さんの絵は細部まで綺麗で好きです。

    0
    2009年12月19日
  • GOSICK―ゴシック― 1巻

    Posted by ブクログ

    これは意外に面白い! 何となく原作小説に興味があり、とりあえず試しに漫画版から読んでみようか、と購入に踏み切ってみたワケなのですが。…なんででしょう、読んでて結構わくわくしました。言うなればこれは、現実感の希薄な推理物、ってカンジ? 主人公の留学生が出会った、お人形のような美少女が、さしずめ、安楽椅子探偵、ってな役どころでしょうか。主人公の話す事件の謎を彼女が悩みもせず解決していく様は…探偵にしても出来すぎ? とは思うものの、一方で痛快でもあることには違いなく。あらゆる意味で、先が楽しみになりました。また、物語の舞台は、一昔前のヨーロッパの小国、ということですが、それにしては、というべきか、だ

    0
    2009年10月11日
  • 推定少女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    家出少女が逃亡中に不思議な女の子を見つけて……。
    話の筋はすごく不可思議なものだけど、その中で繰り広げられる子供たちの心理描写は心にとてもきました。
    10代の少年少女に読んでもらいたい。

    最後があっさり解決してしまうため、クライマックスからいきなり完結してしまう感がありました。
    ラストが分岐しており、3通りの結末があるけど、白雪が結局何者であったかは読者の判断に委ねられているので、もやもやっとした気持ちで終わるかもしれない。

    作中に出てくる人物の行動が頭の中で再生できるくらいわかりやすいのは、さすが桜庭一樹!

    0
    2014年10月01日