桜庭一樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「うまく言えないので頭の中が痒い。世界はこんなに広いのに、自分が触れたものでしか例を挙げられなくて、心ばかりが逸る感じがする。」
相変わらず、解説から読むスタイルが解せない。
大人なのに…と思うエピソードが今回も多様。
母親と婆ちゃんからの気にかけられようは、上京したての大学生並み。
自転車を買おうとしたら、事故るからと本気で泣かれて止められるとか、
だ、大丈夫か?
そんな母も変わっている。
『私の男』で直木賞受賞時、電話にて報告すると
「ワー、そんなの信じられないっ!」
ぶち。
大きな声の後、突然電話を切られる。
直木賞受賞時のカメラの向けられように
「こんな数のカメラが、つぎに向けら -
Posted by ブクログ
退屈を持て余すヴィクトリカに、偶然一つの本が落ちてくる。
同じ頃、久城とアブリルは時計棟で死体を発見するが、それはヴィクトリカに落ちた本に関係のあるものだった。
入院してて、原作も読みたいなぁと思い購入したから、この巻からという微妙な巻からスタート。
アニメを観ていたせいもあって、人物描写は申し分なしというか、アニメが忠実に再現していたんだなぁと思いました。
中身としては、全体を通して考えるとかなり重要な巻です。
ヴィクトリカと久城の約束(?)、ブロア公爵の目的、ブライアンとの出会い等々、今後にかなり影響を与えています。
先にアニメ観ちゃったから、2週目読む気持ちで楽しんで読んでいこう -
Posted by ブクログ
ヴィクトリカが可愛くてたまらないGOSICKの2巻。
1巻と比べると、なんとなく内容はよくなってるし、挿絵は確実に増えてていい感じ。
ヴィクトリカの母であるコルデリア・ギャロの汚名を晴らすため周りから孤立した村にヴィクトリカと久城の2人が行く。
事件部分も1巻と比べるといい感じに斜め上をいけるようになってきて、この先が楽しみ。
この巻の最大のポイントはやはりヴィクトリカが久城を助けるシーン。アニメ見てたけど、改めてこのシーン入った瞬間おぉっ!ってなりましたよ。
久城がヴィクトリカを助けるのはしょっちゅうなだけに、ここのインパクトは大きかった。
ってか久城、君こんな時に余裕ぶって、鬼かねw