桜庭一樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
桜庭一樹の文章は小説であっても、この本のような雑多なエッセイであっても、ち密な計算に基づいたリズムを感じられるから読んでいて気持ち良い。
本書は一応、日々の(膨大な!)読書記録を中心にした作家の日常を描くエッセイということになっているけれども、一冊を通して登場人物の関係性も含めて小説のようにも読めるから面白い。
特に桜庭氏の名コンビとして面白おかしくバカ話をして絡んでくる編集者のK島さんという存在は、この先、単なる作家と編集者という関係だけでなく、そのうち恋愛関係に発展してしまうのではないの?という予感を感じさせる。気のせいか?
ともあれ、紹介される書籍の数々が本当に面白そうに紹介されるので、 -
Posted by ブクログ
GOSICKシリーズの外伝。
ヴィクトリカと久城が出会った当初のお話。GOSICK本編1巻よりも前のお話である。
本編を読んでいる人は読んで損のない作品。まだこのシリーズを読んでない人にはあまり薦めないかな。絶対本編を読んでからのほうが、ヴィクトリカの描写が楽しめると思う。
ヴィクトリカと久城が出会うきっかけとなった事件、アブリルと久城が出会い何故親しくなしているのか、何故久城は金色を好むのか、セシルが久城とヴィクトリカを引き合わせた理由等々、本編ではあまり書かれていなかった部分を補完してくれてる。
一つ一つのお話が短いため、読み応えといった点に関してはあまりないかな。その分、ちょっと -
Posted by ブクログ
「うまく言えないので頭の中が痒い。世界はこんなに広いのに、自分が触れたものでしか例を挙げられなくて、心ばかりが逸る感じがする。」
相変わらず、解説から読むスタイルが解せない。
大人なのに…と思うエピソードが今回も多様。
母親と婆ちゃんからの気にかけられようは、上京したての大学生並み。
自転車を買おうとしたら、事故るからと本気で泣かれて止められるとか、
だ、大丈夫か?
そんな母も変わっている。
『私の男』で直木賞受賞時、電話にて報告すると
「ワー、そんなの信じられないっ!」
ぶち。
大きな声の後、突然電話を切られる。
直木賞受賞時のカメラの向けられように
「こんな数のカメラが、つぎに向けら