桜庭一樹のレビュー一覧

  • 少女を埋める

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    少女を埋めるは面白かった。
    あとのキメラと夏の終わりは、うーん。
    他人事だった。

    母と確執がないひとなんているのかな???

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    2024年04月05日
  • GOSICK III ──ゴシック・青い薔薇の下で──

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    ネタバレ

    人間消失の噂が流れる怪しいデパートの謎解き。ラノベ故にミステリとしては軽めだし話もよくある流れかもだけどキャラ達の掛け合いもあって面白かった。
    そしてヴィクトリカのツンデレっぷりが可愛い〜!
    風邪引いて弱ってるせいでいつもよりデレ多め(1人の時に限り笑)でその可愛さに癒される。

    隠し部屋いくら人目につかないようにしてるとは言え鍵もかけてないのは笑っちゃったな。普通に開いてるんかい^^;

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    2024年03月27日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    ネタバレ

    野兎走りの次に覚えてた話。
    トリックとか動機とかミステリとしては緩いけど、ヴィクトリカが可愛いしサクッと読む分には丁度良い^^
    いつもは開いてるけどシオドアの気分次第で時々閉まる程度の鍵なら到底密室とは呼べないのに、視野が狭い上に頭が固くて前時代的なセルジウスが結論を出すのが性急過ぎたせいでコルデリアが無実の罪で追放されたなんて遣る瀬無いな。

    同じ我が儘でもヴィクトリカのは可愛いと思えるのにアブリルのは何か無理…
    それに人の郵便物勝手に開けたり生垣の枝鉈でへし折ったり色々有り得なくて嫌い…そういうキャラも必要なのはわかるけど(ー ー;)

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    2024年03月24日
  • GOSICK ──ゴシック──

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    アニメから入りだいぶ昔に原作も読んだGOSICKを久しぶりに再読。
    他の話がうろ覚えなせいもあるけど野兎走りの話がなんだかんだ1番好きだった記憶。
    またアニメ1話から見返したいなぁ。

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    2024年03月22日
  • 赤×ピンク

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    友達からのオススメとして桜庭さんを聞いたのとジャケ買い

    本作は非合法の闘技場にいる3人の女性のそれぞれの視点での物語で構成されている
    悩みはそれぞれだが、皆等しく悩み闘い答えを探し苦しんでいる
    しかし闘う方法であったり、答えを見つけた後の行動も十人十色で良いんだよなと思えた

    今後悲しい事があったら酒ではなくコーラを飲もう

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    2024年01月30日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    美しく生まれてしまった少女『七竈』
    同様な容姿の幼馴染みの友『雪風』
    孤高の2人の青春を可愛そうな大人達が惑星の如く干渉してくる。
    雪の街旭川を舞台に繰り広げられる痛切でやさしい愛の物語
    17歳から18歳のあいだになにが起こる?
    本文中に出てくるこの言葉にその時期にタイムスリップした様な気がした。
    夢があってもなくても、美しくてもそうでなくても、非凡でも平凡でも・・・
    「とくべつな自分と。とくべつすぎる自分と。みんな、そういう自分とむきあって~怒涛のように変化していく季節なのだ」本文中
    自分もそんな季節を過ごしたのだと、遠い昔の事の様な、昨日の事の様な、思いになりました。
    主人公の少女『七竈』

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    2023年11月11日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    安易にラブコメ的に発展しないのが良い。
    一弥が、古き良き男性像から、距離を置いた
    キャラクター造形なのも良い。
    アンチラブコメ、アンチ男らしさ
    とかっていうと言い過ぎかもしれないけど。

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    2023年11月05日
  • 少女を埋める

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    「東京ディストピア日記」を読んでからの「私小説」。時系列がつながっているので、切り替えがうまくできなくて、「少女〜」も日記のように読んでしまい、さらに「キメラ」で戸惑いをおぼえた。立つ場所によって見え方は違う、ということを考える。
    お父さまが亡くなられるまでとその後やお母さまとの関係を物語った「少女〜」は、親と子の関係や、地方の閉鎖性、残り続ける家父長制の枷を、桜庭さんはこう感じているのだな、と他人の視線を借りる興味深さ。桜庭さんの危機感とのズレがある、文芸時評を書かれた鴻巣友季子さんや掲載紙である朝日新聞とのやり取りも、同じように。

    「記憶というものは、どこをどう覚えているか、人によってひ

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    2023年11月05日
  • GOSICK ──ゴシック──

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    映像化を意識した登場人物なのは分かるけど、一部の人物はあまりにも鼻につく感じで好きになれなかった。
    主人公の2人の掛け合いについても、もう少しTPOをわきまえてやれば良かったとも思う。正直、ウリのはずな掛け合いがドスベリして、その状況をぶち壊している場面もあった。
    続編があったら読むかというと、ちょっとどうかなという感じ。

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    2023年10月26日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    ネタバレ

    語り手がどんどん変わっていく形式。
    自分が美しいがゆえに物心がついた時から
    周囲の人から視線を集めている。
    高校生ながら、自分を見て消費するな
    って台詞がでるのはずーっと見られてきた
    からこそでる台詞なのかなと思った。
    高校生で考える言葉ではないよなあ。

    唯一、心を開いている雪風も、
    成長するにつれて自分と顔が似ている…
    つまり、血がつながっているということ。
    自分の母親と雪風の父親と何があったのか
    想像するのは簡単ということになる。

    そんな雪風のことを好きだったのか
    そういう直接的なことは書かれていなかったけど
    お互い見つめあって、名前を呼び合っていたのを
    見て、そういう気持ちがあったの

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    2023年10月25日
  • GOSICK VII ──ゴシック・薔薇色の人生──

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    物語も終盤って感じ
    初めはダークではありながらほわほわした雰囲気だったのにだいぶ重たくなってきた…
    ラストのどんでん返し?真相?には驚かされた

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    2023年10月20日
  • 少女を埋める

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    出ていかないし、従わない

    「少女を埋める」も「キメラ」も、わかりあえないものと無理に分かりあう必要はないということ、誰にも何にも従う必要はなく、自分で自分のいる場所を決めることの大事さを伝えてくれた わたしたちはいつのまにか少女を埋める側かもしれないし埋められる側かもしれない

    「少女を埋める」論争について読み進めるうちうっすら記憶が蘇ってきた 「自伝的随想のような、不思議な中編」だからこそこの話が作者の体験を描いたものだと思われてしまう確率は高いはず
    読書において、誰にでも「読みはひらかれている」し、「その解釈は読者による」が、あくまでその解釈は自身の範囲にとどめておくべきだと思う きちん

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    2023年10月05日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    ネタバレ

    旅のお共として。少女シリーズ3作目。狭い旭川の地で、美しい七竈と雪風、その周りの大人とビショップの話。急に変わっていく高校の時期。田舎から上京する人間とずっと東京で過ごしている人間とは何か違っているような気がする。何か少女感が強くて、読むのがしんどかった。若い頃に読んでたらまた違った感じ方をしたんだろうなぁ。かんばせ、が度々出てくるけど、意味分からなくて調べたよ。メジャーな言葉なのか?やっぱ美人に生まれなくて良かったと思う。

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    2023年10月04日
  • GOSICKs ─ゴシックエス・春来たる死神─(ビーンズ文庫)

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    2巻読む前に、ゴシックS読んでおいて良かった。
    ヴィクトリカと久城一弥の出会いや、セシル先生、アブリルのことも少しわかって、面白くなりそう。

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    2023年09月25日
  • GOSICK ──ゴシック──

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    『私の男』の桜庭一樹さんの作品だと思って読んだら、あまりの違いに驚かされた。いや、何でも書けるんですね。相変わらずの文章の上手さ。細かな設定と少し緩い謎解きもこの世界観にピッタリだ。
    表紙のイラストの影響で、ヴィクトリカの容姿がゴスロリに誘導される。ずいぶん前にアニメ化もされてるそうで、「まるで老人のようなしわがれて低い声」と記されているヴィクトリカの声も聞いてみたい気もする。不思議な魅力のある作品。

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    2023年09月08日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    ネタバレ

    旭川に住む25歳教師は思う。いんらんになろうと。そして子供を授かった。七竈と名付けた。七竈は祖父のもと、すくすく美しく育つ。なぜならば、相手の男は美しいかんばせだったから。
    ファンタジー。親の業。北海道(寒い地域)の閉鎖性。みんな知り合い。
    作者、北海道出身の方なのかな。寒さゆえ、寒さが身に染みる、そんなファンタジー書くね。
    七竈、雪風。美しいかんばせで幸せになってね。

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    2023年09月05日
  • じごくゆきっ

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    かわいくておばかな由美子ちゃんセンセ。かわいそうでかわいい皆の愛玩動物。そんな由美子ちゃんと、わたしは退屈な放課後から逃げ出した。二人きりの駆け落ち。向かう先はじごくゆきっ。(表題作)


    『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』の後日談を含む7編を収録した短編集。……との事ですが、『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』を読んだのがかなり前でしたので、どの話がどう繋がっていたのか申し訳ないですがよく分かりませんでした。とりあえず、そちらを読んでいなくても物語的には問題ないと思います。

    桜庭一樹さんは、思春期の潔癖さ、頑なさを書くのがとてもお上手だと思っていて、この本でもそれが表れています。若いキラキラした

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    2023年09月05日
  • 彼女が言わなかったすべてのこと

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    齢を重ねるに連れ、他人を理解できたと思うことがどんどん減ってきた。
    人と同じ物を見ても感じることは
    こんなにも違うのか
    同じ言葉を受け取っても全く別の意味にとらえることもあるのかと
    経験を積めば積むほどその違いの大きさに呆然としてしまうのだ。
    だから自ずと、口に出して言わないことも増えている気がする。
    言わなかったことの方に、本当に大切だと思うことがあったとしても。
    私の周りにもパラレルワールドがあるといいな。
    そこの世界ではもう会えなくなってしまった人も
    元気で生きていて
    一緒に旅行に行ったりお散歩したりしてるのかな。
    そう思ったら嬉しくて泣けてきたわ。。。

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    2023年08月20日
  • 少女を埋める

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    少女を埋める∶ナチュラルかつ根強い差別意識。こういう意識の場所も未だたくさんあるんだろね。ネットとかも発達してるのに。
    キメラ∶話の通じない人、読解力のない人は実は結構いる。いるのは構わないが、問題なのは人目に触れる場所に書き散らしたり、公共の電波にのったりする事。
    何か、お疲れ様でした。

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    2023年08月06日
  • 彼女が言わなかったすべてのこと

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    パラレルワールドのお話。
    私たちが経験したコロナ禍の中川くんの世界と、主人公波間の通常の世界が交錯する。
    どのように終わるのかと続きが気になって、このパラレルワールドに答えがあるのかとぐんぐん読んだけど、答えはなく、私的にはすごい中途半端に終わってしまった気がする。
    コロナ禍こーだったなと、ちょっと懐かしく思いつつも後半ちょっとキツかった。
    主人公が癌に侵されており、その独白も考えさせられてちょっときつかった。

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    2023年08月04日