桜庭一樹のレビュー一覧

  • ばらばら死体の夜

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    吉野がずっと隠し続けてきた心の中にある深淵。
    誰にも理解されず、誰にも知られないように、ひっそりと闇と向き合ってきた吉野だったが、同じような境遇の砂漠と知り合ったことから何かが動き出す。
    自分自身の境遇を憎みながら、必死に這い出そうとする人間がいる。
    流されるままに金を使い、なくなれば安易に消費者金融で借金をし、ついには多重債務者となった人間もいる。
    似て非なる者たち・・・。
    吉野の闇は死ぬまで誰にも理解されないだろうし、吉野もまた理解されたいとは思っていないだろう。
    誰かが何とかしてくれる・・・そんな考え方しか出来ない人間には、結局生き残ることなんて無理だったのかも?という気もする。
    でも、

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    2017年03月17日
  • GOSICK BLUE

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     舞台がアメリカということで、コミックだの成金だの結構アメリカらしいものが出てきた話だった。
     ゴシックはソヴュールの頃から「お涙頂戴ありません」的な犯人が多かったが、そういう所は変わっていないと思う。ただコミカルさというか、明るい雰囲気が増えた。暗ーい、タイトルの通りゴシックっぽい雰囲気が好きだったので少し残念。
     ヴィクトリカにはもう少し偏屈なままでいて欲しい。新章に入ってからいい子になってきている気がする。

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    2017年03月10日
  • 伏 贋作・里見八犬伝

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    「南総里見八犬伝」のことをほとんど知らない。
    ざっくりと、ドラマや映画になったものを見たくらいで、はたしてその中にあったストーリーが正しいものなのかどうかさえわからない。
    だから、この「伏」がそのまま里見八犬伝だと言われたとしてもまったく違和感がない。
    本家の「南総里見八犬伝」を知る人にとってはとんでもないことだろうが、ライトノベルを読むような感覚で物語を楽しんだ。
    伏姫と八房をめぐる物語は、時を越えて江戸の町へと続いていく。
    何ものにも染まっていない浜路は、猟師の嗅覚で次々と伏たちに遭遇していく。
    そして伏のひとり・信乃から聞かされた運命ともいえる彼らの生き様を知る。
    世の中を生き抜いていく

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    2017年03月06日
  • GOSICKs II ──ゴシックエス・夏から遠ざかる列車──

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    ネタバレ

    久城家の次兄とヴィクトリカの手紙による推理対決や、避暑地に行っているアブリルに起きた幽霊騒動、セシル先生の過去、一弥の姉に起きた不思議な出来事。
    今まで名前くらいしか出てこなかった久城家の人達が描かれていた。
    帝国軍人一家と言っている割にみんなの性格はユニークで面白い。

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    2017年03月05日
  • GOSICK III ──ゴシック・青い薔薇の下で──

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    ネタバレ

    ヴィクトリカのかわいいシーンが多かった。
    この話で少しブロワ警部が嫌いになった。もともと、ヴィクトリカの助言を得て手柄を横取りをして、威張っている様子が好きではなかったけれど、一弥に対する物言いが今回は特にきつくて。
    それにしても、変な髪形は自発的にやっているのではなかったのね。
    ルイジの記憶力には驚き。その頭の良さを生かせそうな機会を得られて良かった。

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    2017年02月19日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    ネタバレ

    背がこれ以上伸びないと知って落ち込んでいる(これはこれでかわいい)のかと思いきや、一弥と同じ質問をしていたヴィクトリカがかわいかった。

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    2017年02月19日
  • 傷痕

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    変わった題材だったなあ。
    日本の話に置き換えられていたけど、ほぼほぼ、MJを思い浮かべながら、読みました。
    結局、傷跡って、名前で呼ばれてるのは、なんで?で、終わってしまいました。

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    2017年02月11日
  • このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集

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    2016年、9冊目はラノベ脱却期の『少女には向かない職業』以来、おそらく、十数年振りの、桜庭一樹。その短編集、6編収録。

    モコ&猫:大学生時代の憧れと、恋愛の狭間のようなイビツな想いの回顧譚。いやぁ、自分が、いかにミステリ脳で読んでいたか、というコトを反省させられた。冒頭で気付かされて良かったよ。

    このたびはとんだことで:表題作。既に別れた若い浮気相手と正妻の修羅場に居合わせる男の話。コレは展開の予想はつきました。しかし、大オチは上手いと唸ってしまった。

    青春のための推理クラブ:ミステリ仕立て。そこで感じた違和感は、その後……。自分のような、桜庭一樹初心者と、フリークとでは感想異なるんだ

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    2017年02月11日
  • GOSICKs ──ゴシックエス・春来たる死神──

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    本編の穴埋め的短編集。そういえば、九条とヴィクトリカと出会いが描かれてなかったな…。
    事件は解決するけど、動機は分からず仕舞いなことが多くて、ちょっともやっと。

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    2017年02月05日
  • GOSICKs IV ──ゴシックエス・冬のサクリファイス──

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    短編集もこれで終わってしまった…。九条とヴィクトリカ、普通に仲良しじゃん!!
    ブロワ伯爵は好きになれないけど。

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    2017年02月05日
  • GOSICK GREEN

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    イエモン復活したからYELLOWかとばかり。違った。
    惰性で読んでますが、変な髪型のお兄さんが出てくるならまた楽しい。

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    2017年01月23日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    早い段階で、ヴィクトリカの母親の話が出たなぁ…。最後まで展開が読めず、飽きなかった。久城はいい人だと思うけど、たまにイライラする笑

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    2017年01月08日
  • 赤×ピンク

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    ネタバレ

    廃校になった校舎で行われる女性のレスリング。登場人物の三人はそれぞれに悩みを抱えている。女性を愛せない女性、高校生から娼婦になりSMクラブで働く、年齢を詐称する女性。女流作家ならではだろうか。女性の視点を重視しており、私にとっては新鮮さを感じる。惜しいのは、結末が短すぎることだろう。最後に各々のエピローグを用意して欲しかった。

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    2016年12月31日
  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵

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    我が家から五十メートルばかし行ったところに「口の芝居跡」という碑が立っている。その昔、京・大阪の芝居小屋にかける前、全国から伊勢参りに来る旅人目当てに、ここで演じて評判が良ければ大受けまちがいなしとして、試演される芝居小屋だったと聞く。有名な歌舞伎役者もこの芝居小屋の舞台に立ったこともあって、古市は歌舞伎とは縁が深い。『伊勢音頭恋寝刃』の舞台となった油屋跡では町の若い衆によって小屋掛けの地芝居も演じられた。父は坂東庄雀という名を持つ立女形で、「伊勢音頭」ならお紺、七段目ならお軽というのが役どころだった。

    芸事の好きな人も多かったのだろう、歌舞伎衣装や大道具小道具を扱う道具方や浄瑠璃、義太夫を

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    2016年11月21日
  • GOSICK RED

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    Gosickの新シリーズ。
    ようやく文庫に。
    ヴィクトリカと一弥のコンビが相変わらず微笑ましい。女王様と従者感が存分に溢れてる(笑)
    ミステリ部分は正直先が読める展開。
    ただ、新大陸を舞台にまた大きな嵐に巻き込まれていきそうで、今後の二人の関係と共に気になるところ。

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    2016年10月20日
  • 伏 贋作・里見八犬伝

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    映画を先に観たため、読後、あれ?恋愛要素薄っ!っと感じた。
    本当の里見八剣伝をオマージュしたからか、若干のホラー要素含む、信乃の昔語りが半分を占めて、小説というよりは伝記や昔語りのような感じがした。

    この本自体にあまり感情移入はできないが、本当の里見八剣伝に興味が湧く。

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    2016年07月29日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    毎度のことながら、このシリーズはヴィクトリカと久城くんのコンビがとても微笑ましくて可愛い!久城くん、日本男児らしくて、とても素敵です。勇敢って、恐怖があっても何かを守るためにそれを我慢して立ち向かうことなのだなあと思いました。他の桜庭さん作品とは全く違う雰囲気ですが、好きです。

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    2016年07月22日
  • 赤×ピンク

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    ネタバレ

    普通に面白かった
    それぞれが内面的なものを抱えつつ、関わって戦ってという話し
    見ているものや感じているもの、他人や自分に対してのそれが全然異なる辺りが実にっぽい
    舞台や設定はフィクション臭がパないけどね
    (観ている人を満足させる様な試合を毎日続けるのは無茶やろう…流石に)
    とはいえ、駆け足で3人の話が語られた、その速度はとても良いペースだった

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    2016年06月20日
  • GOSICK BLUE

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    なんか読むのに時間がかかった…

    クードグラースが可哀想過ぎないかなぁ
    でもクードグラースが一樹らしい気がする
    どこかダークな感じが一樹だ

    一弥は本当に格好いい
    こんなに一途に一生懸命思ってくれるナイトがいたらどんなにいいか
    ヴィクトリカが羨ましいなぁ

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    2016年06月05日
  • このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集

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    「モコ&猫」 ふうがわりな恋。
    「このたびはとんだことで」 浮気、特殊な語り手、奇譚。
    「青年のための推理クラブ」 ヴァーチャルな友情。
    「冬の牡丹」 娘と(仮想的な)父。本書一番の力作か。
    「五月雨」 伝奇。Vハンター。
    「赤い犬花」 夏休みの少年たち、その背後にあるのはマチズモに潰された少女。ジュブナイル。

    わが生涯ベストに入る「青年のための読書クラブ」のプロトタイプはもちろんのこと、
    作者の多様さが感じられる短編集。どれもよい。

    単行本「桜庭一樹短編集」とは並びが異なっている。
    並びが違うだけで随分印象が変わるなと驚く。
    あと、単行本の会田誠の絵もいいけど、文庫のカバーも素敵。

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    2016年05月09日