桜庭一樹のレビュー一覧

  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵

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    我が家から五十メートルばかし行ったところに「口の芝居跡」という碑が立っている。その昔、京・大阪の芝居小屋にかける前、全国から伊勢参りに来る旅人目当てに、ここで演じて評判が良ければ大受けまちがいなしとして、試演される芝居小屋だったと聞く。有名な歌舞伎役者もこの芝居小屋の舞台に立ったこともあって、古市は歌舞伎とは縁が深い。『伊勢音頭恋寝刃』の舞台となった油屋跡では町の若い衆によって小屋掛けの地芝居も演じられた。父は坂東庄雀という名を持つ立女形で、「伊勢音頭」ならお紺、七段目ならお軽というのが役どころだった。

    芸事の好きな人も多かったのだろう、歌舞伎衣装や大道具小道具を扱う道具方や浄瑠璃、義太夫を

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    2016年11月21日
  • GOSICK RED

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    Gosickの新シリーズ。
    ようやく文庫に。
    ヴィクトリカと一弥のコンビが相変わらず微笑ましい。女王様と従者感が存分に溢れてる(笑)
    ミステリ部分は正直先が読める展開。
    ただ、新大陸を舞台にまた大きな嵐に巻き込まれていきそうで、今後の二人の関係と共に気になるところ。

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    2016年10月20日
  • 伏 贋作・里見八犬伝

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    映画を先に観たため、読後、あれ?恋愛要素薄っ!っと感じた。
    本当の里見八剣伝をオマージュしたからか、若干のホラー要素含む、信乃の昔語りが半分を占めて、小説というよりは伝記や昔語りのような感じがした。

    この本自体にあまり感情移入はできないが、本当の里見八剣伝に興味が湧く。

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    2016年07月29日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    毎度のことながら、このシリーズはヴィクトリカと久城くんのコンビがとても微笑ましくて可愛い!久城くん、日本男児らしくて、とても素敵です。勇敢って、恐怖があっても何かを守るためにそれを我慢して立ち向かうことなのだなあと思いました。他の桜庭さん作品とは全く違う雰囲気ですが、好きです。

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    2016年07月22日
  • 赤×ピンク

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    ネタバレ

    普通に面白かった
    それぞれが内面的なものを抱えつつ、関わって戦ってという話し
    見ているものや感じているもの、他人や自分に対してのそれが全然異なる辺りが実にっぽい
    舞台や設定はフィクション臭がパないけどね
    (観ている人を満足させる様な試合を毎日続けるのは無茶やろう…流石に)
    とはいえ、駆け足で3人の話が語られた、その速度はとても良いペースだった

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    2016年06月20日
  • GOSICK BLUE

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    なんか読むのに時間がかかった…

    クードグラースが可哀想過ぎないかなぁ
    でもクードグラースが一樹らしい気がする
    どこかダークな感じが一樹だ

    一弥は本当に格好いい
    こんなに一途に一生懸命思ってくれるナイトがいたらどんなにいいか
    ヴィクトリカが羨ましいなぁ

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    2016年06月05日
  • このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集

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    「モコ&猫」 ふうがわりな恋。
    「このたびはとんだことで」 浮気、特殊な語り手、奇譚。
    「青年のための推理クラブ」 ヴァーチャルな友情。
    「冬の牡丹」 娘と(仮想的な)父。本書一番の力作か。
    「五月雨」 伝奇。Vハンター。
    「赤い犬花」 夏休みの少年たち、その背後にあるのはマチズモに潰された少女。ジュブナイル。

    わが生涯ベストに入る「青年のための読書クラブ」のプロトタイプはもちろんのこと、
    作者の多様さが感じられる短編集。どれもよい。

    単行本「桜庭一樹短編集」とは並びが異なっている。
    並びが違うだけで随分印象が変わるなと驚く。
    あと、単行本の会田誠の絵もいいけど、文庫のカバーも素敵。

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    2016年05月09日
  • このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集

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    桜庭一樹の短編集。
    じわじわ面白い。
    誰かが幸せになったり、誰かが不幸になる話はないのだけど、人間臭さが溢れて面白い。

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    2016年05月08日
  • GOSICK PINK

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    時間軸でいうとblueの後、redの前で久城とヴィクトリカが家と仕事を見つけるお話。

    ちょっと文章がごちゃごちゃしている印象あり。
    謎解き要素は薄く、慌ただしさだけが残る。

    次はredの後で別の事件のストーリーだといいなぁ。あと、お兄ちゃんでてこないかしら。。。

    2016.5.2

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    2016年05月02日
  • GOSICK VIII 上 ──ゴシック・神々の黄昏──

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    12冊目で長編8巻目。

    二人きりの年明け~2度目の嵐により引き裂かれる二人。

    ヴィクトリカの謎解きはこれで終わりかと思うと少し寂しくなるな。
    ヴィクトリカの覚悟が痛々しかったです。

    久城は日本へ送還された後、赤紙が来て戦争へ参加へ。
    ヴィクトリカは薬で意識をもうろうとさせられたうえで、ブロワ公爵に戦争のための道具として使われていた中、母親コルデリアの手で脱出。
    二人は再び出会うことができるのか、コルデリアとブライアンvsブロワ公爵の結末はどうなるのか、については下巻へ。

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    2016年04月17日
  • このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集

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    一人の男をめぐる妻と愛人の執念の争いから、読書クラブの高校生の日常ミステリー、ひと夏の少年の冒険まで。桜庭一樹の切れ味鋭い小説世界を味わえる魅力的な全6編を収録した短編集

    桜庭一樹の奇譚集というので期待は大きかったが、2013年に出版された「桜庭一樹短編集」の文庫化だった。まんまと再読させられたが、「奇譚」というほどではなかったというのが正直な感想。ところどころに作者らしさは感じたけれど。
    (C)

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    2016年04月15日
  • GOSICK PINK

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    ネタバレ

    新シリーズ第3弾。NYに移住したヴィクトリカと一弥。そこで様々な人と出会い、住む場所と新しいことを始めるまでの話が中心。新シリーズになってからはヴィクトリカたちの生活の話が中心で冒険的要素は少ない印象。劇中、ヴィクトリカの母親と父親が回想に出てきてヴィクトリカを苦しめるのだけどこれは今後の話の伏線なのか?。旧シリーズを読んでいたがその辺の結末を忘れてしまったので今度復習のつもりでアニメを見返してみようかと思う。感想はこんなところです。

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    2016年04月14日
  • 伏 贋作・里見八犬伝

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    伏、という犬人間と、人間のお話。
    実は里見八犬伝を読んでないので、そっちに興味が湧きました。
    異種ものって、どちらにも正義がある書き口が多いけれど、意外にもこの作品は、伏側には立たない。事実を述べるのみ、だった。
    アニメに少し興味あり。

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    2016年03月30日
  • GOSICK VIII 上 ──ゴシック・神々の黄昏──

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    とうとう戦争がはじまった!
    一弥も日本に帰ってしまったしヴィクトリカは一人きりで可哀想

    ヴィクトリカは可愛いなぁ
    セシルも可愛い
    みんなお菓子みたいに可愛いな
    可愛い可愛い物語が終焉に向かう一冊

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    2016年03月28日
  • GOSICK VII ──ゴシック・薔薇色の人生──

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    懐かしいなぁ
    ゴシックはこの作品の途中で読むのやめたんだ
    昔は飽きちゃったんだよな

    今は内容はちょっと眠たいけど描写が綺麗だ
    普通の一樹作品とはまた違う
    それが可愛らしいイメージを強く印象づける
    よくこんなたくさんの表現が思いつくなぁと感心する

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    2016年03月28日
  • GOSICK V ──ゴシック・ベルゼブブの頭蓋──

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    ネタバレ

    6冊目で本編5巻目。
    ヴィクトリアが父の手で"ベルゼブブの頭蓋"という場所に幽閉されてしまうも、弱り始めたという理由で久城が迎えに行く話。

    「時間はかかるけど必ず探しに行くよ」と行っていたのに
    一週間の間心配しつつ何も行動しなかったっていうのが少し残念だったなー。

    久城の発言の所々に独占欲とでも言うような言葉が出てきてて読んでてニマニマできました。
    ヴィクトリカは愛を知らないと言われてた気がしたけど、ずっと昔から、そして現在進行形で愛され続けていたのね。

    さて、まさかの話は続くらしく次は学園に戻るまでに起こる殺人事件の話。

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    2016年03月27日
  • GOSICKs ──ゴシックエス・春来たる死神──

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    ネタバレ

    5冊目で短編集1冊目。
    時系列的には1巻よりも前の話でヴィクトリカ・久城・アブリルが学園の着た話と、久城が巻き込まれヴィクトリアが解決していった話。

    刊行順に読んでたからアブリルの違和感がすごかったけど
    時系列順に読んでたら一体どこで気づけていたことか。

    二人の馴れ初めはてっきり久城が一方的に想いを寄せているのかと思ったけど、
    ヴィクトリカの方も一目見て気になっていたってことが知れたのは良かったです。

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    2016年03月25日
  • 推定少女

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    読み終わった当初、その時の状況にも依存していたのかもしれないけど鬱蒼とした気分になった。
    こういった絶望系の小説に慣れていないせいなのかもしれない。
    人によっては絶望系ではないと言うかもしれないが、雰囲気が始終暗いというのはあると思う。
    終わり方が三種類あって、ゲームのマルチEDのようだが、
    あくまでも自分はどの終わりかたも納得できなかった。

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    2016年03月23日
  • GOSICK IV ──ゴシック・愚者を代弁せよ──

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    ネタバレ

    4冊目。

    今回はかつて錬金術により金を生み出して国の中枢に関わったというリヴァイアサンと、学園内で発生した変死事件の謎に挑む話。
    解決する謎も少しずつ規模が大きくなっていき、そこかしこに散りばめられる伏線も増えてく感じ。

    ついつい外に向けて足が動いてしまったヴィクトリアの描写は少し寂しいものだった。

    そして初の角川版でのゴシック。
    挿絵とあとがきがないのは物凄く寂しいものだなあ。

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    2016年03月22日
  • GOSICKs IV ──ゴシックエス・冬のサクリファイス──

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    ゴシックス短編集、最終巻。グレヴィールとジャクリーヌ、片想いどうしな感じが可愛らしかったなぁ。お互い不器用でくすぐったい感じでした。一弥がヴィクトリカに対して愛情をもって子供をあやす感じもこれまたいい。2人の情景を思い浮かべて読むと楽しいものです。続きの新刊も気になります。

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    2016年03月14日