桜庭一樹のレビュー一覧

  • ばらばら死体の夜

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    私の男以来の桜庭さんでした。

    描く世界観と、男と女の関係、性描写、どれをとっても一級品です。しかし、好みは分かれるかなと。私はとても好きです。このどうしようもない人間感が。

    消費者金融を題材にはしてますが、根幹にあるのは人間の底知れぬ哀愁。人はこんなにも落ちぶれるし、生きるのはこんなにも大変なのだということ。砂漠の人生は哀しすぎますね…。

    解の殺人の動機が語られないのがまた我々読者の想像を駆り立て、人の心の闇を感じさせますね。狂っているのに、狂ってる描写はない。あくまで裕福な妻をもらい、その箱庭に閉じ込められている解の心情だけ。人を殺すということに対して強く焦点を当てないのが、個人的には

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    2018年07月09日
  • GOSICK PINK

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    表紙がかわいかったので読んでみることに。事前に何も調べなかったのがいけなかったのだが、途中でシリーズ物だと気づく。、物語としては少し物足らなかったけど、新世界の情景描写のいい意味でのちょうどよいわかりづらさが、町並みを想像したくさせてくれて、その点は非常に楽しかった。

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    2018年05月17日
  • 荒野

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    鎌倉が舞台の本ということで手に取り、荒野を取り巻く環境が、もうめちゃくちゃ気になって、この後どうなる?っていうドキドキを最後までキープして読めました。その後の荒野と悠也どうなるの!?あえて言わないところが、逆にいい。いろいろ想像します。

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    2018年01月28日
  • GOSICK GREEN

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    題名色予想から気になっていた!なるほどお札の色、そしてセントラルパークの色か。予想外れたけど、納得出来た。
    お札たちの断篇がそれぞれ個性あっておもしろい。そういう風に見えてるのかも。
    そして何よりもヴィクトリカと一弥の仲の良さ。ニコとの初めての仕事っていうのもあり、なんかREDのラスト思い出したら余計切なくなるじゃないですか。階段を登るところで、旧大陸の頃の2人の話をするのが印象的。特に、ヴィクトリカが一弥の足音を待ってたっていうのが。いつも階段で登ってたもんね。

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    2018年01月12日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

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    初桜庭作品。最近流行っている嫌ミスというのがどうも苦手です。物語はハッピーエンドじゃないと。この物語は、後味が悪いけど、嫌ミスではなく、そんなに嫌いでもない。早く実弾を撃ちたい主人公、山田なぎさと、何の効果もない砂糖菓子の弾丸を撃ちまくる変わった転校生、海野藻屑の友情の始まりと終わりの物語。人は強いのか弱いのか。それを考えさせられる。他の桜庭作品も読んでみよう。

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    2026年01月12日
  • ほんとうの花を見せにきた

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    竹から生まれた吸血鬼バンブーに救われた少年。
    心優しきバンブーとの楽しくも奇妙な
    共同生活が始まるが、バンブーにとって、
    人間との交流は何より大罪で…。郷愁を誘う
    計3篇からなる大河的青春吸血鬼小説。

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    2017年12月14日
  • ほんとうの花を見せにきた

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    金原瑞人いわく、ニール・ゲイマン「墓場の少年」、キプリング「ジャングル・ブック」。
    人ならざる者に成長を助けられた少年が、社会に戻るという話型。
    萩尾望都「ポーの一族」あるいはアン・ライス「夜明けのヴァンパイア」すなわち「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」。
    出だしだけはリュック・ベッソン「レオン」。
    バディのイメージとしては吉田秋生「バナナフィッシュ」くらいの青年。
    (ちなみに後日談「ほんとうの花を見せにきた」は映画「ロリータ」を連想するところあり。)

    そもそも「パンパイア」→「パンブー」という、語感の連想の発想の勝利。

    バンブーは冷たい。生者は熱い、火を持っている。
    バンブーは掟によ

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    2017年11月23日
  • 推定少女

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    これを読んで、アラサー主婦はきんぴらごぼうを作るためにしぶしぶ千切りを始めるのであった。
    家出少女の奇想天外で不思議な体験を描いたハイスピードでポップでちょぴりダークな雰囲気が漂った小説。今の生き方に失望している少年少女たちの逃亡劇。ファンタジー展開に振り回されながら着地するエンディングは3種類。
    思春期の溢れんばかりのキモチが表現されていて、懐かしく思う反面、もっとやりようがあったと思うのは完全に大人側の視点によるものですね。
    エンディング2,3のような現実的な収まりはハッピーエンドであることは間違いないのだけど、エンディング1のように少女たちが子どものままでいるエンドが小説として美しく心に

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    2017年10月15日
  • GOSICK V ─ゴシック・ベルゼブブの頭蓋─(ビーンズ文庫)

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    ヴィクトリカの母親・コルデリアが登場。えっと、この人は死んだのでは無かったのだね。話自体は6巻に続く。

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    2017年09月29日
  • 青年のための読書クラブ(新潮文庫nex)

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    私にとっては少し読みにくく、読んでいると寝てしまってなかなか進まなかったけど、物語的には面白かったです。読書クラブっていうのがなんとも魅力的で、あれこれ想像しながら読めました。読書クラブ史をもっと読んでみたいなと思うくらい。そして、モデルになったというブロードウェイの喫茶店もとても気になります。そんな居場所を得たいと思います。

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    2017年08月20日
  • このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集

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    短編集。「モコ&猫」「冬の牡丹」が好きでした。男女の歪なようにも見える濃い関係を描かせるとピカイチな作家さんだなと改めて実感する作品集でした。

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    2017年07月04日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    GOSICKシリーズの2作目。
    ヴィクトリカの過去が語られる。

    「灰色狼」と呼ばれる母親の過去の汚名を晴らすため、旧態前とした村起きた新たな殺人事件を解決するため2人が奮闘する。
    暗く思い雰囲気は変わらないが少しずつ一弥との距離が近づく感じと掛け合いは結構好き。

    超テレビっ子な自分は、こんな何もない村にいたらすぐに脱走するだろうな(笑)

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    2017年05月04日
  • 青年のための読書クラブ(新潮文庫nex)

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    おー、今頃文庫になるんだ。
    桜庭一樹の中で一番好きな1冊。
    しかも志村貴子が表紙を描くとは・・・。
    青い花とちょっと似てるからかしらん。舞台だけ。

    コミカライズも出来が良かった。

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    2017年04月28日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    美少女でツンデレのヴィクトリカと極東の島国から来た留学生の久城一弥の探偵譚の第2話は、ヴィクトリカの母コルネリアの故郷での事件。母の無実を証明するため、ヴィクトリカが謎を解く。

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    2017年04月23日
  • ばらばら死体の夜

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    吉野がずっと隠し続けてきた心の中にある深淵。
    誰にも理解されず、誰にも知られないように、ひっそりと闇と向き合ってきた吉野だったが、同じような境遇の砂漠と知り合ったことから何かが動き出す。
    自分自身の境遇を憎みながら、必死に這い出そうとする人間がいる。
    流されるままに金を使い、なくなれば安易に消費者金融で借金をし、ついには多重債務者となった人間もいる。
    似て非なる者たち・・・。
    吉野の闇は死ぬまで誰にも理解されないだろうし、吉野もまた理解されたいとは思っていないだろう。
    誰かが何とかしてくれる・・・そんな考え方しか出来ない人間には、結局生き残ることなんて無理だったのかも?という気もする。
    でも、

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    2017年03月17日
  • GOSICK BLUE

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     舞台がアメリカということで、コミックだの成金だの結構アメリカらしいものが出てきた話だった。
     ゴシックはソヴュールの頃から「お涙頂戴ありません」的な犯人が多かったが、そういう所は変わっていないと思う。ただコミカルさというか、明るい雰囲気が増えた。暗ーい、タイトルの通りゴシックっぽい雰囲気が好きだったので少し残念。
     ヴィクトリカにはもう少し偏屈なままでいて欲しい。新章に入ってからいい子になってきている気がする。

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    2017年03月10日
  • 伏 贋作・里見八犬伝

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    「南総里見八犬伝」のことをほとんど知らない。
    ざっくりと、ドラマや映画になったものを見たくらいで、はたしてその中にあったストーリーが正しいものなのかどうかさえわからない。
    だから、この「伏」がそのまま里見八犬伝だと言われたとしてもまったく違和感がない。
    本家の「南総里見八犬伝」を知る人にとってはとんでもないことだろうが、ライトノベルを読むような感覚で物語を楽しんだ。
    伏姫と八房をめぐる物語は、時を越えて江戸の町へと続いていく。
    何ものにも染まっていない浜路は、猟師の嗅覚で次々と伏たちに遭遇していく。
    そして伏のひとり・信乃から聞かされた運命ともいえる彼らの生き様を知る。
    世の中を生き抜いていく

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    2017年03月06日
  • GOSICKs II ──ゴシックエス・夏から遠ざかる列車──

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    久城家の次兄とヴィクトリカの手紙による推理対決や、避暑地に行っているアブリルに起きた幽霊騒動、セシル先生の過去、一弥の姉に起きた不思議な出来事。
    今まで名前くらいしか出てこなかった久城家の人達が描かれていた。
    帝国軍人一家と言っている割にみんなの性格はユニークで面白い。

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    2017年03月05日
  • GOSICK III ──ゴシック・青い薔薇の下で──

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    ヴィクトリカのかわいいシーンが多かった。
    この話で少しブロワ警部が嫌いになった。もともと、ヴィクトリカの助言を得て手柄を横取りをして、威張っている様子が好きではなかったけれど、一弥に対する物言いが今回は特にきつくて。
    それにしても、変な髪形は自発的にやっているのではなかったのね。
    ルイジの記憶力には驚き。その頭の良さを生かせそうな機会を得られて良かった。

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    2017年02月19日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    ネタバレ

    背がこれ以上伸びないと知って落ち込んでいる(これはこれでかわいい)のかと思いきや、一弥と同じ質問をしていたヴィクトリカがかわいかった。

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    2017年02月19日