桜庭一樹のレビュー一覧

  • 青年のための読書クラブ(新潮文庫nex)

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    私にとっては少し読みにくく、読んでいると寝てしまってなかなか進まなかったけど、物語的には面白かったです。読書クラブっていうのがなんとも魅力的で、あれこれ想像しながら読めました。読書クラブ史をもっと読んでみたいなと思うくらい。そして、モデルになったというブロードウェイの喫茶店もとても気になります。そんな居場所を得たいと思います。

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    2017年08月20日
  • このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集

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    短編集。「モコ&猫」「冬の牡丹」が好きでした。男女の歪なようにも見える濃い関係を描かせるとピカイチな作家さんだなと改めて実感する作品集でした。

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    2017年07月04日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    ネタバレ

    GOSICKシリーズの2作目。
    ヴィクトリカの過去が語られる。

    「灰色狼」と呼ばれる母親の過去の汚名を晴らすため、旧態前とした村起きた新たな殺人事件を解決するため2人が奮闘する。
    暗く思い雰囲気は変わらないが少しずつ一弥との距離が近づく感じと掛け合いは結構好き。

    超テレビっ子な自分は、こんな何もない村にいたらすぐに脱走するだろうな(笑)

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    2017年05月04日
  • 青年のための読書クラブ(新潮文庫nex)

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    おー、今頃文庫になるんだ。
    桜庭一樹の中で一番好きな1冊。
    しかも志村貴子が表紙を描くとは・・・。
    青い花とちょっと似てるからかしらん。舞台だけ。

    コミカライズも出来が良かった。

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    2017年04月28日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    美少女でツンデレのヴィクトリカと極東の島国から来た留学生の久城一弥の探偵譚の第2話は、ヴィクトリカの母コルネリアの故郷での事件。母の無実を証明するため、ヴィクトリカが謎を解く。

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    2017年04月23日
  • ばらばら死体の夜

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    吉野がずっと隠し続けてきた心の中にある深淵。
    誰にも理解されず、誰にも知られないように、ひっそりと闇と向き合ってきた吉野だったが、同じような境遇の砂漠と知り合ったことから何かが動き出す。
    自分自身の境遇を憎みながら、必死に這い出そうとする人間がいる。
    流されるままに金を使い、なくなれば安易に消費者金融で借金をし、ついには多重債務者となった人間もいる。
    似て非なる者たち・・・。
    吉野の闇は死ぬまで誰にも理解されないだろうし、吉野もまた理解されたいとは思っていないだろう。
    誰かが何とかしてくれる・・・そんな考え方しか出来ない人間には、結局生き残ることなんて無理だったのかも?という気もする。
    でも、

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    2017年03月17日
  • GOSICK BLUE

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     舞台がアメリカということで、コミックだの成金だの結構アメリカらしいものが出てきた話だった。
     ゴシックはソヴュールの頃から「お涙頂戴ありません」的な犯人が多かったが、そういう所は変わっていないと思う。ただコミカルさというか、明るい雰囲気が増えた。暗ーい、タイトルの通りゴシックっぽい雰囲気が好きだったので少し残念。
     ヴィクトリカにはもう少し偏屈なままでいて欲しい。新章に入ってからいい子になってきている気がする。

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    2017年03月10日
  • 伏 贋作・里見八犬伝

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    「南総里見八犬伝」のことをほとんど知らない。
    ざっくりと、ドラマや映画になったものを見たくらいで、はたしてその中にあったストーリーが正しいものなのかどうかさえわからない。
    だから、この「伏」がそのまま里見八犬伝だと言われたとしてもまったく違和感がない。
    本家の「南総里見八犬伝」を知る人にとってはとんでもないことだろうが、ライトノベルを読むような感覚で物語を楽しんだ。
    伏姫と八房をめぐる物語は、時を越えて江戸の町へと続いていく。
    何ものにも染まっていない浜路は、猟師の嗅覚で次々と伏たちに遭遇していく。
    そして伏のひとり・信乃から聞かされた運命ともいえる彼らの生き様を知る。
    世の中を生き抜いていく

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    2017年03月06日
  • GOSICKs II ──ゴシックエス・夏から遠ざかる列車──

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    ネタバレ

    久城家の次兄とヴィクトリカの手紙による推理対決や、避暑地に行っているアブリルに起きた幽霊騒動、セシル先生の過去、一弥の姉に起きた不思議な出来事。
    今まで名前くらいしか出てこなかった久城家の人達が描かれていた。
    帝国軍人一家と言っている割にみんなの性格はユニークで面白い。

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    2017年03月05日
  • GOSICK III ──ゴシック・青い薔薇の下で──

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    ネタバレ

    ヴィクトリカのかわいいシーンが多かった。
    この話で少しブロワ警部が嫌いになった。もともと、ヴィクトリカの助言を得て手柄を横取りをして、威張っている様子が好きではなかったけれど、一弥に対する物言いが今回は特にきつくて。
    それにしても、変な髪形は自発的にやっているのではなかったのね。
    ルイジの記憶力には驚き。その頭の良さを生かせそうな機会を得られて良かった。

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    2017年02月19日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    ネタバレ

    背がこれ以上伸びないと知って落ち込んでいる(これはこれでかわいい)のかと思いきや、一弥と同じ質問をしていたヴィクトリカがかわいかった。

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    2017年02月19日
  • GOSICK GREEN

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    アメリカ大陸に渡ってからまだ一週間も経ってないんじゃない? なのに事件に巻き込まれ過ぎ。二人に安穏とした生活は無理なのか? もっと健やかで穏やかな時間を楽しむ二人が見たいけど、それだとタイクツだとヴィクトリカが騒ぎそうだし無理か。
    何にしても、せっかくヴィクトリカがデレてるんだから、一弥は少しは気付けよ!! この朴念仁が!!!

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    2017年02月14日
  • 傷痕

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    変わった題材だったなあ。
    日本の話に置き換えられていたけど、ほぼほぼ、MJを思い浮かべながら、読みました。
    結局、傷跡って、名前で呼ばれてるのは、なんで?で、終わってしまいました。

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    2017年02月11日
  • このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集

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    2016年、9冊目はラノベ脱却期の『少女には向かない職業』以来、おそらく、十数年振りの、桜庭一樹。その短編集、6編収録。

    モコ&猫:大学生時代の憧れと、恋愛の狭間のようなイビツな想いの回顧譚。いやぁ、自分が、いかにミステリ脳で読んでいたか、というコトを反省させられた。冒頭で気付かされて良かったよ。

    このたびはとんだことで:表題作。既に別れた若い浮気相手と正妻の修羅場に居合わせる男の話。コレは展開の予想はつきました。しかし、大オチは上手いと唸ってしまった。

    青春のための推理クラブ:ミステリ仕立て。そこで感じた違和感は、その後……。自分のような、桜庭一樹初心者と、フリークとでは感想異なるんだ

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    2017年02月11日
  • GOSICKs ──ゴシックエス・春来たる死神──

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    本編の穴埋め的短編集。そういえば、九条とヴィクトリカと出会いが描かれてなかったな…。
    事件は解決するけど、動機は分からず仕舞いなことが多くて、ちょっともやっと。

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    2017年02月05日
  • GOSICKs IV ──ゴシックエス・冬のサクリファイス──

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    短編集もこれで終わってしまった…。九条とヴィクトリカ、普通に仲良しじゃん!!
    ブロワ伯爵は好きになれないけど。

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    2017年02月05日
  • GOSICK PINK

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    この巻を読むまで忘れていたけど、ヴィクトリカは一時、戦局を占う兵器として惨い目に会っていたんだった。そんなヴィクトリカが活気溢れる街で一弥と楽しげに暮らしている姿を拝めるなんて、それだけで十分幸せな気分になれます。
    今回の物語の軸となるクリスマス休戦殺人事の真相も、悲しみよりも優しさに溢れていて、なんだかこのシリーズの方向性を示しているような気がします。
    今後もシリーズが続く限り、二人の幸せな姿を見守って行きたいと思います。

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    2017年02月02日
  • GOSICK GREEN

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    イエモン復活したからYELLOWかとばかり。違った。
    惰性で読んでますが、変な髪型のお兄さんが出てくるならまた楽しい。

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    2017年01月23日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    早い段階で、ヴィクトリカの母親の話が出たなぁ…。最後まで展開が読めず、飽きなかった。久城はいい人だと思うけど、たまにイライラする笑

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    2017年01月08日
  • 赤×ピンク

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    ネタバレ

    廃校になった校舎で行われる女性のレスリング。登場人物の三人はそれぞれに悩みを抱えている。女性を愛せない女性、高校生から娼婦になりSMクラブで働く、年齢を詐称する女性。女流作家ならではだろうか。女性の視点を重視しており、私にとっては新鮮さを感じる。惜しいのは、結末が短すぎることだろう。最後に各々のエピローグを用意して欲しかった。

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    2016年12月31日