桜庭一樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「モコ&猫」 ふうがわりな恋。
「このたびはとんだことで」 浮気、特殊な語り手、奇譚。
「青年のための推理クラブ」 ヴァーチャルな友情。
「冬の牡丹」 娘と(仮想的な)父。本書一番の力作か。
「五月雨」 伝奇。Vハンター。
「赤い犬花」 夏休みの少年たち、その背後にあるのはマチズモに潰された少女。ジュブナイル。
わが生涯ベストに入る「青年のための読書クラブ」のプロトタイプはもちろんのこと、
作者の多様さが感じられる短編集。どれもよい。
単行本「桜庭一樹短編集」とは並びが異なっている。
並びが違うだけで随分印象が変わるなと驚く。
あと、単行本の会田誠の絵もいいけど、文庫のカバーも素敵。 -
Posted by ブクログ
世界は新たな戦争に向かって進み始め、ヴィクトリカは一弥との別れの時が近づいているのを悟ります。クリスマス当日、彼女は一弥に15個の謎を持ってくるように告げますが、あと1つの謎を残して、一弥は母国へと連れ帰られてしまいます。しかしヴィクトリカは、一弥が思いがけずも彼女に残した最後の1つの謎に、小さな心を惑わせます。
そしてヴィクトリカ自身も、ブロワ侯爵のもとに連れ去られてしまうことになります。オカルト省のトップに立つ侯爵は、科学アカデミーを抑えてルパート陛下の信頼を勝ち取るため、実の娘であるヴィクトリカを監獄「黒い太陽」に幽閉し、戦争の帰趨の予測に彼女の頭脳を酷使します。
しかし、そんな侯爵