桜庭一樹のレビュー一覧

  • 少女を埋める

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    著者の自伝的随筆であるが、朝日新聞での評論家とのトラブルで話題になったものの、小説的にはあまり面白いものではなかった。
    後半はその論争の話に終始して後味の悪いものであった。
    著者の母を守りたいと言う気持ちも分かるが、評論家に痛烈に反発する事によって評論家のプライドも相当傷付けられたと思う。評論家も素直に誤読を謝罪する機会を逸して、後に引けなくて理屈をこねくり回して泥沼化したのでは…。

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    2022年05月28日
  • 少女を埋める

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    日経だかの書評で興味を持って読んでみたんだけど、朝日新聞の文芸時評の筆者との間でこんな問題が起こってた(2篇目の「キメラ」に詳述)なんて事知りませんでした。
    1篇目「少女を埋める」は、都会と田舎、共同体の異分子に対する態度(従え、でなければ出て行け。美し過ぎる少女はその論理で人柱として埋められてしまうエピソード)等、興味深く読んだけど、2篇目の「キメラ」は、朝日に載った「少女を埋める」の的外れな書評によって、地方で暮らす母親が受けるであろう被害を防ぐ為に作者が取った対応、それにより起こったSNS等での論争が、時系列で作者の思考と苦しみと共に詳述されていて、こちらにも引き込まれた。
    それにしても

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    2022年05月26日
  • ばらばら死体の夜

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    2009年、消費者金融全盛のとき。
    ひとりの女とひとりの男が出会ってしまう。ノスタルジアを抱えたソロ同士、似て非なる二人の騙し合い。
    ばらばらになるか、秘密を貫くか。

    仕込まれた伏線が回収されていく後半につれ、物語が加速します。

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    2022年05月11日
  • 少女を埋める

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    自伝的小説。そして、この作品について書評の件でトラブルがあった事が書かれていました。家族の事は家族にしか理解出来ない部分があると思っています。問題になった箇所はインパクトがある言葉で印象に残っていました。ですが、解釈の違いで読み手側がこうも感じ方が変わるのか、と驚いた一冊でもありました。

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    2022年05月08日
  • GOSICK PINK

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    一弥とヴィクトリカが新大陸でじょぶとほーむを手に入れた物語。
    表紙に物語に関係するものが描かれていることに気づく。残り1冊。

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    2022年03月26日
  • 無花果とムーン

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    主人公の女子高生月夜は、もらわれっ子でパープルアイ。紫の瞳の人は、世界人口の2パーセントだと聞くから、本当に希有なシチュエーションです。
    本人を含む兄弟全員がものごころついてからの養子で、容姿の違いがあるから、家でも地域社会でも血縁で結ばれた家族であるふりはできません。
    思い切り共感しずらいシチュエーションの主人公です。
    しかし、自分にとって悲しくてたまらないことを「もう悲しむな」と言われる時のやりきれなさは、多くの人経思い当たることがあるのではないかと思います。
    月夜は喪失の悲しみの他に秘密にも苦しんでいて、ついつい面倒な娘を見守る家族に同情しながら読みました。
    小説を読むのに主人公の気持ち

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    2022年03月06日
  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵

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    能は実際に観た時も分からんかったけど読んでも分からんかった
    狂言は面白かった
    説経説も面白かった
    出家した旦那追いかけ回すなよって思ったけど、私も絶対追いかけ回すタイプ
    浄瑠璃は世話物も時代物も人情味があって面白い
    時代物の戦闘シーンはやっぱり生で観たらさぞ面白いんじゃないかなって思う
    女殺油地獄は胸糞すぎて無理だったでもリズムがすごく良かった

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    2022年02月11日
  • GOSICK ──ゴシック──

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    歴史的に「占い師」は歴代の帝王などが重宝した人材なのかもしれない。頂点に立つ人物ほど孤独で猜疑心があり、誰にも真実を明かそうとしない。そこで信頼できる人材とされたのが「占い師」となっていたのは歴史上史実である。それがこのミステリーを面白く、楽しくしている。人はどこまで信じるのか。

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    2022年01月28日
  • 東京ディストピア日記

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    まだ記憶に新しい2年前。コロナ禍で、日々の報道に釘付けになり、デマ情報に翻弄され、刻々と日常を奪われていく恐怖、不安、不満…。
    あの頃、じんわり感じていた不穏な感情が、作家の言葉で明確になった。
    そうだ、自分があの時感じていた空気は、こんな感じだった、と、冷静に振り返ることができた。
    今はまた第6波がやってきて、収束の目処はたっていない。でも、自分のやるべきことをしっかりやって、人ではなく、ウイルスと戦っていこう、と改めて決意した。

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    2022年01月19日
  • 傷痕

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    ネタバレ

    やっぱりマイケルジャクソンの話なんだ。一気にマイケルジャクソンに興味が湧いたしほんとにこういう人だったのではないかと思わせる。読み始めた頃はほんとのところは児童虐待してたのかとか傷跡の母親は誰とか気にしてたけど、どうでもよかった。スターは自分を写す鏡。

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    2022年01月09日
  • 東京ディストピア日記

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    著者が好きで読んだエッセイ。

    読み終わった今現在、コロナから2年が経とうとしている。

    私が感じるのは出会うはずだった人との機会や大切な時間を奪われてるいる感覚と、政治への頼りなさや弱者切り捨ての政策へのやるせなさ。
    マスクでニキビに悩まされ、せっかく綺麗にお化粧しても見せることもできない。
    若く貴重な時間がぽっかり消える感覚に焦燥する。

    この本を読んでいて改めて滅入るような気持ちにもなった。

    今はしょげててもいいけど、考え前を向ける大人にならなきゃな。

    モモ 読みたい。

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    2021年12月26日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    ネタバレ

    桜庭一樹らしい儚さと暖かさがあった。

    キャラクターの不明瞭さを引き立たせる文章の書き方が、よく機能していて結構好きだった。

    七竈と雪風の関係性や、後輩みすずの掛け合いなどとても良かった。
    言葉の使い方など、どちらかと言えば古風な竹を割ったような性格からか平成っぽさはあまり感じられなかったが、アイドルや恋愛に絡めた女の呪いなどはとても面白いモチーフだなと思った。

    自分はゴージャスの章が1番好き。

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    2021年11月14日
  • 東京ディストピア日記

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    2020年1月から2021年1月の記録。そういえばこうだったなと思い返しながら読む。閉塞感。敵愾心を持って向かってくる人。大きな影響がもたらされた。
    不便さはあったとはいえものすごく大変だったという訳でもない自分の生活を振り返りありがたいなと感じた。寄り添ってくれる人の存在があったことが大きい。感謝。大事なことはなにかをこれからも考えていかなければ。
    文楽の記録が何箇所かあり、羨ましかった。

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    2021年11月04日
  • GOSICK ──ゴシック──

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    再読。
    ほとんど忘れてたから新鮮だったけどw

    これマンガやアニメになってもいいようなキャラクターとストーリーだね。

    シーリーズの12巻まで積読しているから、これを皮切りにスキマ時間で読み進めよう。

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    2021年10月16日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    七竈は、燃えづらい。7回も竈に入れても燃え残ることがあるという。しかし、そうやって7日もかけて作った七竈の炭はたいへん上質なものらしい。
    人間だってそれぐらい念を入れて燃やさなければ、諦めきれない気持ちはある。
    母の優奈は、七竈の炭になりたかった。
    全体的に不思議な雰囲気。文学的というか、お母さんの発想が大胆。
    雪風って素敵な名前。
    2人の気持ちは、透明感のある美しさだと思った。
    お父さんじゃないよね?
    お父さんなの?という伏線も気になり、ドキドキした。

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    2021年09月29日
  • 無花果とムーン

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    大好きなお兄ちゃんが死んだ、貰われっ子のひと夏の話。物語のほとんどが月夜目線で書かれていたが、話し方だけを見ると高校三年生には見えなかった。
    桜庭さんの本は何冊が呼んだことがあるが、この本は他のとは少し違った。青春小説に見えるけど、そうでは無い。遠藤苺苺苺苺苺に笑った。

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    2021年09月03日
  • GOSICK BLUE

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    一弥とヴィクトリカがファミリーヒストリーに巻き込まれる物語。
    NHKのアニメ感を感じられる。なぜ読み始めたのか。

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    2021年08月31日
  • GOSICK BLUE

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    個人用読書メモ


    ・ヴィクトリカは久城家を追い出され、彼女を追うように久城家を飛び出した一弥とともに移民船に乗って、瑠璃の家(場所は知らない)をたよりに、いざニューヨークへ。
    ・ニューヨークに到着早々、事件に巻き込まれてしまう。いかにも二人らしい。
    ・移民一世の女性実業家「ブルーキャンディ」のお話。ニューヨークで大成功を収め、財を成したが、強引な手腕でもって成り上がったために、彼女に怨恨を持つ者も多かった。
    ・ヴィクトリカは、「移民時の入れ替わり」を利用したという根幹を揺るがす事実を指摘し、彼女の成功の最大の謎を解いた。
    ・この活躍は新聞にも大々的に取り上げられ、それを見た瑠璃が気付いて、一

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    2021年08月09日
  • 伏 贋作・里見八犬伝

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    南総里見八犬伝をモチーフにした作品はいろいろとありますよね。書籍を読んだり映像作品を見たりしたことがある方は少くはないのではないでしょうか。本作も八犬伝をモチーフにしているのですが、他の作品以上に、原作を抑えてから本作を読む方がより楽しめると思います。

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    2021年07月24日
  • 桜庭一樹のシネマ桜吹雪

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    読書感想文を書くコツは「本のことではなく自分のことを書く作文」と気づくこととある作家さんが語っているが、映画鑑賞の本作もまさしく映画に引き寄せて桜庭一樹その人を語っている一冊。目次を一覧して分かるのは、シネコンには行かないミニシアター系の映画ファンだなということ。シネコンにかかる作品を中心に批評するページが別にある週刊誌ならではの企画だったわけだ。

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    2021年07月15日