桜庭一樹のレビュー一覧

  • GOSICK VII ──ゴシック・薔薇色の人生──

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    GOSICK7
    クリスマス直前。ヴィクトリカは父ブロワ侯爵により、首都ソヴレムへ連れていかれる。過去の王妃ココ・ローズの首なし殺人事件の真相を明らかにせよ、と。
    母コルデリアの踊り子時代と、その後の幽閉。
    知恵の泉で明らかにはなったのだが、父には語らないヴィクトリカ。
    久城は、ヴィクトリカと離れないと決意。

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    2020年09月22日
  • GOSICKs III ──ゴシックエス・秋の花の思い出──

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    GOSICKS3
    次なる嵐の予感をはらみつつも、今、このとき、世界は確かに美しい
    ぐじゃっと風邪をひいたヴィクトリカ。お見舞いにお花と本を持っていく久城。
    久城が語る男女にまつわる物語をきいて推理し言語化するヴィクトリカ。ふたりの関係が密ってくる気配。
    最後の章のみ、母コルデリアと赤毛のブライアンが出てくる。不穏な前途が見える。
    ちなみにコルデリアは娘と違って身体能力が高い。

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    2020年09月20日
  • GOSICK VI ──ゴシック・仮面舞踏会の夜──

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    GOSICK6
    大陸を横断して疾走する豪華列車内のコンパートメントで起きた毒殺事件。
    自己紹介は、孤児、公妃、木こり、死神。
    灰狼と家来のみわかる。
    ヴィクトリカのパパはオカルト省なんだね。
    ヴィクトリカ兄は今回は事件解決とはいかない。
    野兎、逃げろ! ヴィクトリカと久城は離れない。
    ・・・時代の流れに転がされる感が。

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    2020年09月17日
  • GOSICKs ──ゴシックエス・春来たる死神──

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    GOSICKS 1
    春は出会い。久城とヴィクトリカの出会い。ヴィクトリカ、人見知りなんだね。かわいー。 書物、お菓子、フリルの3つが必要。
    アヴリルとの出会いも。最初のはニセモノだったんだね
    久城は金色が好き。
    二人は世界を変えるの? この世界では第二次世界大戦が史実より10年前なのは知ってるけど・・・

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    2020年09月17日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    個人用読書メモ



    ・名もなき村「セイルーン王国」の事件の話。灰色狼と呼ばれる人々が暮らす村。
    ・ヴィクトリカの出自がこの村であることが明らかになる。
    ・ヴィクトリカの母・コルデリアは殺人の冤罪でこの村を追い出される。
    ・母親の無実を証明した。

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    2020年10月14日
  • GOSICK III ─ゴシック・青い薔薇の下で─(ビーンズ文庫)

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    gosick3
    賑やかな首都に立つ高級デパートの舞台裏に潜む闇と連続人間消失事件。
    ヴィクトリアは、寝間着に久城からもらった浴衣を着て腹出して寝たため、風邪ひき中。かわいくないくしゃみが、かわいいんだ。
    久城は首都のデパートにかいものに行き、事件に巻き込まれる。電話でヴィクトリアと連絡をとり、解決に至る。

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    2020年09月12日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    Gosick2
    ヴィクトリカのママの冤罪をはらすべく、山奥の村へ。そこでは、時代を止めた村人が細々と生活していた。
    ママ、コルデリアは、そこで村長のメイドをしていたが、村長殺しで追い出されたよう。
    <灰色狼>伝説のもととなったと言われる隠れ里、<名もなき村>で起きた密室殺人。

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    2020年08月29日
  • 伏 贋作・里見八犬伝

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    滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』のオマージュ。
    作中作で『南総里見八犬伝』と『贋作・里見八犬伝』が交わる。
    本家の伏姫とは大分、性格が異なるが、物語が進むにつれ、贋作の味が滲み出る。
    実に多角的な一冊でした。
    八犬伝ものの作品は割とあるけど、現代に通じるものを非常によく感じさせられる作品でした。
    現代の若人はこういう心持ちで生きているのやもしれん。

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    2020年08月27日
  • GOSICK ──ゴシック──

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    貴族階級が残りつつも昔過ぎない時代設定
    ヨーロッパの小国
    人形のように小さくて美しいヒロイン
    ダークな雰囲気のミステリー
    実に 私好みでした
    イラストがついているのもありましたが
    私は 表紙がヴィクトリカの影絵になっている方が好きです

    今の段階では久城とヴィクトリカの関係は探偵と助手という感じですが 今後 どう変化していくかも興味がありますね




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    2020年08月19日
  • じごくゆきっ

    購入済み

    トラウマよみがえりには注意

    ほぼ毒親&機能不全家族集です。思い当たる人は気が滅入ります。

    特に「ゴッドレス」は暴力被害者の成れの果てで最悪な気分。

    しかし同じ毒親でも「ロボトミー」は秀作に仕上がってます。

    ところで、作者、キリスト教を書くのなら、カトリックとプロテスタントの違いくらい理解してほしかった。

    ミサはカトリック、賛美歌はプロテスタントです。ごっちゃにしてるから私は集中できませんでした。

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    2020年07月23日
  • GOSICK ──ゴシック──

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     結構期待していたので、正直肩透かしを食らった気分。面白く読めたは読めたけども。
     具体的には、展開やトリックに既視感があり、またそう捻ったものでもない(と感じた)ために、結構先が読めてしまうのが大きかった。犯人は誰か、という嫌疑を一人一人晴らしていく面白さも、緻密なトリックを暴いていく魅力にも、やや欠けていると感じた。風情ある活劇として楽しむのが正解かなぁ。
     文体はライトノベルやキャラクター文芸テイストで、読みやすい。色んな要素を散りばめて、それを上手く風呂敷の中に収めきる手腕は見事だった。


    (もう少し踏み込んだ内容は、コメントにて補足)

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    2020年07月12日
  • 傷痕

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    読み始めてすぐにマイケル・ジャクソンをイメージして書かれていると気づく。
    章ごとに語り部が変わり、最後まで登場することのないキング・オブ・ポップの存在が、愛情や憎悪をもって肉付けされ形作られていく。
    彼の姉である孔雀の言葉が全てを表していて読んでとてもしっくり来た。
    「人というのは、自分を基準にして物事を判断するものよ。あの子のことだってそうだわ。善良な人は、あの子の優しさや善意をまっすぐ信じる。そして不幸には同情してくれる。一方、心の奥に悲しみや怒りを多く溜めている人は、あの子の姿に自分の翳を投影して、あれこそが悪だと糾弾しようとする。」

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    2020年06月06日
  • GOSICK ──ゴシック──

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    時代設定とか話の流れとかは面白い。キャラも魅力的でミステリアスな所も……

    ただ、"ファンタジー"というか、そういうラノベとして読めば楽しめたんだろうけど、"ミステリー"として読んだら犯人もすぐに予想がつく話だったからあまり楽しめなかった。

    なので、ミステリー好きには物足りない話ではあるものの、物語が楽しめればそれでいいという人には楽しめる作品かと…

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    2020年06月04日
  • ファミリーポートレイト

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    幸福から立ち直らなきゃいけない

    マコとコマコのどうしようもなく幸せだった時間から
    立ち直れないでいることは
    普通に生きてきた私からしたら
    とんでもなくおかしいのに

    おかしいからこそコマコのように生きれるし。

    現実味があるようでファンタジーな世界観。

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    2020年03月14日
  • ブルースカイ

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    初めて読んだ著者の『本当の花を見せにきた』を読んで、それがなかなか良かったので、桜庭さんの初期の傑作長編と言われている本書を読んでみた。

    結論的にいうと、すごく物語の雰囲気や文章は良いのだが、最終的に何が言いたかったのか解らなかった。

    『中二病』にかかった女子高生が現実逃避するように時空を超えていろいろな世界に飛んでいき、最終的に行きつくところに行き着いたという話なのか?

    「SF的」というか「夢落ち」というか「走馬灯をみている」というか、ちょっと表現が難しい。
    たぶん、リアルな女子高生や女子中学生が読んだら、この思春期女子特有の気持ちなのかどうかよくわからないが、共感できる部分がたくさん

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    2020年01月11日
  • 少女には向かない職業

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    読みやすくて一気に読めた。夏の日差しや蝉の声で息苦しさや焦燥感が。空と海の色が暗く沈んでいき境目が滲んでいく様子で、葵の気持ちが暗く落ち善悪がわからなくなる様が伝わる。
    ただまあ臨場感があって楽しめるけど、それだけって気もする。

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    2019年12月07日
  • ファミリーポートレイト

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    大人になりきれない母親と、そんな母親にすがって生きて行くことしか出来なかった娘が、不憫だ。
    負の連鎖を感じる。
    そんな母だけど、娘のことは愛しているんだろうな。重い話でした。

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    2019年11月29日
  • GOSICK VII ──ゴシック・薔薇色の人生──

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    再読。危険を予知し久城を遠ざけようとするヴィクトリカと、決してそばを離れないと宣言する久城。二人の絆はますます強くなるが、明るい未来が待っているとよいのだが…。

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    2019年11月17日
  • GOSICKs III ──ゴシックエス・秋の花の思い出──

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    再読。ちょっと変わった趣向です。久城が花と本を手にヴィクトリカを訪ねて読み聞かせ、ヴィクトリカが謎を解く。花の贈り物をこっそりと大切そうにするヴィクトリカが可愛らしい。

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    2019年11月11日
  • GOSICKs II ──ゴシックエス・夏から遠ざかる列車──

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    再読。生徒がバカンスに出かけていなくなった夏休みの学園で、ヴィクトリカと久城が楽しく(?)過ごしてます。二人以外の話がメインだけど。

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    2019年11月11日